改築工事に伴う緑豊かな庭園再構築

以前のお庭は敷地も広く数多くの植木が配植されていました、すべて先代のご主人様から大切にされてきていた樹々です。
庭園再構築に際しての条件はその樹々を新たな庭園に配植すること！
しかしながらこの度は敷地が半分になってしまうため泣く泣く選抜をさせていただきました。
そして大きな樹々にとってはお引越しは大変な負担ですので事前に根回しをし準備を施してからのお引越しとなりました。

事前に大きな樹々達はお引越しをいたしました。

建物が完了し、敷地の境にブロック塀が組積みされてから庭園の再構築がスタートです。

このピンク色のお花は枝垂れ桃です。
こちらの枝垂れ桃は先代のご主人様より大切にされてきた大切な樹々の一つです。

事前に根回しが施され万全の状況で新たな庭園のシンボルツリーとして配植されました。

和室からの景は自然豊かで趣のある庭園にするべく大きめの甲州鞍馬石を使い蹲を作成いたしました。

アプローチは大きな石の飛石と小さな石を使い石畳みと小川を感じさせる石組を施しました

小さなお孫さんもいてご家族でＢＢＱも楽しまれたいとのご要望でしたのでウッドデッキの前には耐火煉瓦をランダムに敷き少し広めのスペースを庭園から取り分けました。

煉瓦の固定には趣を考えモルタルではなく茶色が美しい真砂土にて目地詰めをしました。

蹲の水鉢には以前のお庭にあったものを再利用し竹にて筧を設置しました。

また、数多くの宿根草も配し成長したさいに嫌味なく緑豊かになるように心掛けました。

和室と洋室の分かれ目も自然石の石畳と耐火レンガの敷き込みが混在しぼやけるように心掛けました。

また照明も設置し夜もお庭がふんわりと存在感を出しお楽しみいただけるようにしました。