住宅だけでなく、商業施設、オフィスの緑化が、いま旬です。緑の使い方や目的としては、観葉植物としてだけでなく、クリーンな空気感やリフレッシュ空間を作るための工夫に移行してきています。
素朴なグリーンが円の中の光を包む。
照明から降り注ぐような緑の存在が、おしゃれな空間を演出します。アクセントになりすぎないよう、繊細な素材を使っていることも一つのポイント。人の目が疲れない、あくまで癒やしを表現したグリーンの使い方。
壁面緑化のみずみずしい空間。フェルトを使った植え込みなので、いきいきとした植物が維持できるほか、レイアウトが多様に楽しめるようになっています。季節ならではの楽しみ方もでき、豊かなボリューム感のある緑は、まるでオアシスのよう。
オフィスの緑化がいまブームです。緑の揺らぎを感じるスペースで、ほっと一息。また、作業中の目先、手元にも、緑のゆるやかな空気を感じることで、思考が漲ります。
グリーンを使った、光と影も愉しみ方。
緑ではなく、白い壁を照らす間接照明の工夫と、暖簾のような植物のしだれ感が、絶妙なバランスです。
緑の天井が涼しげな空間を作るだけなく、しずくのようなクリスタルのデコレーションが、みずみずしさを与えます。
光に照らされたデコレーションが、幻想的です。
オフィスの顔、受付のインターホン周りには明るめグリーンを。
受話器をとる手元をスッキリと見せるほか、訪問者を心地よくさせます。
コツ・ポイント
グリーンは、かつては観葉植物としてお部屋に置いて楽しむのが主流でした。
しかし、近年では、緑の演出する「癒やし」の空気感を利用して、オフィスや施設のインテリアとして幅広い使い方ができます。
素朴で採り入れやすい緑から、斬新に壁をモチーフにしたものまで、緑化のバラエティは大変豊かです。街のあらゆるところで、緑の癒やしの恩恵を受けることができる世の中ですね。