縦長に広がるリビング&ダイニングはマンションでも人気の間取りです。横幅が狭いのですが奥行きがあるので使い勝手のいいレイアウトなんです。ここでは、縦長リビングを広く使うレイアウトのポイントと実際のお部屋のインテリア事例をご紹介します。
縦長リビングの長所と短所
縦長リビングとは、リビングが窓に面し、リビングとダイニングが縦につながっている間取りの事を言います。
家具が配置しやすい
縦長リビングは窓の面積は小さいですが壁が多いので家具の配置がしやすい間取りです。サイドボードなどの収納家具も縦長リビングでは配置しやすいので家具が多くても部屋をすっきり見せることができます。
隣の和室(洋室)とも一体化しやすい
隣の部屋との壁を取り払えば大きなリビングダイニングルームとして使うこともできます。例えば12畳の縦長リビングに隣の部屋6畳を拡張すると、18畳の広間になります。最近のマンションではリビングを広げやすいように部屋との間の壁が取り外し可能な仕切りや引き戸、和室の場合は壁全体がふすまになっている場合が多いです。
光が部屋の奥まで届きにくい
縦長リビングは窓から遠いキッチンやダイニングゾーンがどうしても暗くなりがちです。暗いのでキッチンだけは日中でも明かりをつけるという人も多いです。
レイアウトのポイント
縦長レイアウトはどうしても横幅が狭くなりがちですが、ポイントを押さえれば広く有効的に使うことができるんです。
2つの空間にわける
縦長リビングはどうしてもリビングとダイニングの境目がぼやけがちなので、リビングゾーンとダイニングゾーンを明確に仕切ってみましょう。リビングにはラグを敷いたりソファや机を置くと室内にメリハリが生まれます。
家具や小物を統一する
家具や小物の色や素材を統一すると部屋全体がまとまり、広く見える効果が生まれます。こちらの部屋は床の色と家具が同系色、または小物の色と同系色でまとめられているので広く感じ、また落ち着いた雰囲気になっています。
家具の向きを統一する
家具の向きを統一すると一定の方向に整ったイメージになります。縦長リビングの場合は縦方向にそろえると奥行きが深く感じられより広く見せる効果があります。
ソファの配置を工夫しよう
大型家具のソファの配置は悩ましいものです。ソファの配置次第で部屋の印象もがらっと変わりますので、用途に合わせて配置を工夫してみましょう。
壁際に配置
壁際にソファ、反対の壁にテレビというのはもっともポピュラーな配置ですね。ベランダに出る動線も確保できますし、リビングには広いスペースを作ることができます。
窓側に配置
こちらは思い切って窓側にソファを配置しています。ベランダに出るためのスペースが小さくはなりますが、リビングをより広く使うことができます。
L字型ソファで仕切る
大きな縦長リビングでしたら、L字型ソファでリビングとダイニングを明確に仕切ってみてはどうでしょうか。家族が多いという場合にもおすすめです。ダイニングに人がいてもソファで仕切られている分リビングでもゆっくりと過ごすことができます。部屋全体は圧迫感が生まれてしまいますが、リビング、ダイニングの独立性は高くなります。
12畳の間取りでのレイアウト例
縦長リビングの間取りでは12畳程度の広さが一般的です。12畳にソファとダイニングテーブルを置くだけで部屋がいっぱいになってしまいそうなイメージですが、ちょっと工夫するだけでとても広々と使うことができるんですよ。
全体的にコンパクトな家具を配置
一人暮らしやご夫婦のみのご家庭であれば、大型家具を置かず全体的にコンパクトな家具にしてみてはどうでしょうか?家具を小さくすることでスペースにゆとりが生まれます。
テレビを小さく
大きなテレビは圧迫感があります。テレビボードも場所を取りますよね。テレビをそんなに使わないという方は、いっそテレビを小さくしてみてはどうでしょうか。壁掛けにするとテレビボードが不要になるのでさらに部屋が広く使えます。
ダイニングテーブルをコンパクトに
ソファを大きくするかわりにダイニングテーブルを小さくしてもいいですね。写真のダイニングテーブルは半円形になっているので省スペースながら3人ゆったりと座れるようになっています。
ダイニングテーブルをキッチンの横に
キッチン横のスペースにゆとりがある場合は、キッチン横に小さいダイニングテーブルを置いてみてはどうでしょうか。部屋全体の間取りにかなり余裕ができますので、大きなキッズスペースやPCスペースなども作れます。
ソファーをダイニングテーブルと兼用にする
こちらではリビングのソファとダイニングテーブルを兼用にしています。テーブルとソファは大き目になってしまいますが、部屋全体にはかなりのゆとりが生まれます。
ベランダをリビングと一体化する
ベランダをウッドデッキやタイル張りにすることで、リビングが部屋の外まで広がっているように見えるんです。最近はこのようなリビングダイニングとベランダを一体化する手法が流行っています。ベランダ用のタイルも室内のタイルと見間違え得るような製品がたくさん販売されているんですよ。ベランダにも椅子やテーブルを置けば立派なダイニングとして活躍します。
こちらはベランダに机、ソファ、小物を置いた例ですが正にベランダが部屋になっていますね。こんなベランダなら一日中楽しく過ごせそうです。屋外にソファを置いて室内はソファを置かないというのもやり方のひとつですね。
こたつを使いたい場合
冬はこたつでゆっくりしたい!でもどうやって配置しよう……と検討はしたものの、こたつを諦めた方も多いのではないでしょうか。夏と冬で使い分ければこたつも縦長リビングで十分活躍します。
夏のレイアウト例
夏場はリビング用のローテーブルとして活用してはどうでしょうか。ふとんを外せばこたつと思えないようなデザインのこたつを選べばソファとも違和感なく使うことができますよ。
冬のレイアウト例
冬場はこたつが部屋のメインになります。 部屋全体の余裕はなくなりますが、あまり横に広がらないタイプのふとんにすれば大き目のこたつでも幅を取りません。また、こたつを思い切って壁際に寄せて配置すればベランダへの動線やフリースペースも広く確保できます。
縦長リビングとは、リビングが窓に面し、リビングとダイニングが縦につながっている間取りの事を言います。
縦長リビングは窓の面積は小さいですが壁が多いので家具の配置がしやすい間取りです。サイドボードなどの収納家具も縦長リビングでは配置しやすいので家具が多くても部屋をすっきり見せることができます。
隣の部屋との壁を取り払えば大きなリビングダイニングルームとして使うこともできます。例えば12畳の縦長リビングに隣の部屋6畳を拡張すると、18畳の広間になります。最近のマンションではリビングを広げやすいように部屋との間の壁が取り外し可能な仕切りや引き戸、和室の場合は壁全体がふすまになっている場合が多いです。
縦長リビングは窓から遠いキッチンやダイニングゾーンがどうしても暗くなりがちです。暗いのでキッチンだけは日中でも明かりをつけるという人も多いです。
縦長レイアウトはどうしても横幅が狭くなりがちですが、ポイントを押さえれば広く有効的に使うことができるんです。
縦長リビングはどうしてもリビングとダイニングの境目がぼやけがちなので、リビングゾーンとダイニングゾーンを明確に仕切ってみましょう。リビングにはラグを敷いたりソファや机を置くと室内にメリハリが生まれます。
家具や小物の色や素材を統一すると部屋全体がまとまり、広く見える効果が生まれます。こちらの部屋は床の色と家具が同系色、または小物の色と同系色でまとめられているので広く感じ、また落ち着いた雰囲気になっています。
家具の向きを統一すると一定の方向に整ったイメージになります。縦長リビングの場合は縦方向にそろえると奥行きが深く感じられより広く見せる効果があります。
大型家具のソファの配置は悩ましいものです。ソファの配置次第で部屋の印象もがらっと変わりますので、用途に合わせて配置を工夫してみましょう。
壁際にソファ、反対の壁にテレビというのはもっともポピュラーな配置ですね。ベランダに出る動線も確保できますし、リビングには広いスペースを作ることができます。
こちらは思い切って窓側にソファを配置しています。ベランダに出るためのスペースが小さくはなりますが、リビングをより広く使うことができます。
大きな縦長リビングでしたら、L字型ソファでリビングとダイニングを明確に仕切ってみてはどうでしょうか。家族が多いという場合にもおすすめです。ダイニングに人がいてもソファで仕切られている分リビングでもゆっくりと過ごすことができます。部屋全体は圧迫感が生まれてしまいますが、リビング、ダイニングの独立性は高くなります。
縦長リビングの間取りでは12畳程度の広さが一般的です。12畳にソファとダイニングテーブルを置くだけで部屋がいっぱいになってしまいそうなイメージですが、ちょっと工夫するだけでとても広々と使うことができるんですよ。
一人暮らしやご夫婦のみのご家庭であれば、大型家具を置かず全体的にコンパクトな家具にしてみてはどうでしょうか?家具を小さくすることでスペースにゆとりが生まれます。
大きなテレビは圧迫感があります。テレビボードも場所を取りますよね。テレビをそんなに使わないという方は、いっそテレビを小さくしてみてはどうでしょうか。壁掛けにするとテレビボードが不要になるのでさらに部屋が広く使えます。
ソファを大きくするかわりにダイニングテーブルを小さくしてもいいですね。写真のダイニングテーブルは半円形になっているので省スペースながら3人ゆったりと座れるようになっています。
キッチン横のスペースにゆとりがある場合は、キッチン横に小さいダイニングテーブルを置いてみてはどうでしょうか。部屋全体の間取りにかなり余裕ができますので、大きなキッズスペースやPCスペースなども作れます。
こちらではリビングのソファとダイニングテーブルを兼用にしています。テーブルとソファは大き目になってしまいますが、部屋全体にはかなりのゆとりが生まれます。
ベランダをウッドデッキやタイル張りにすることで、リビングが部屋の外まで広がっているように見えるんです。最近はこのようなリビングダイニングとベランダを一体化する手法が流行っています。ベランダ用のタイルも室内のタイルと見間違え得るような製品がたくさん販売されているんですよ。ベランダにも椅子やテーブルを置けば立派なダイニングとして活躍します。
こちらはベランダに机、ソファ、小物を置いた例ですが正にベランダが部屋になっていますね。こんなベランダなら一日中楽しく過ごせそうです。屋外にソファを置いて室内はソファを置かないというのもやり方のひとつですね。
冬はこたつでゆっくりしたい!でもどうやって配置しよう……と検討はしたものの、こたつを諦めた方も多いのではないでしょうか。夏と冬で使い分ければこたつも縦長リビングで十分活躍します。
夏場はリビング用のローテーブルとして活用してはどうでしょうか。ふとんを外せばこたつと思えないようなデザインのこたつを選べばソファとも違和感なく使うことができますよ。
冬場はこたつが部屋のメインになります。 部屋全体の余裕はなくなりますが、あまり横に広がらないタイプのふとんにすれば大き目のこたつでも幅を取りません。また、こたつを思い切って壁際に寄せて配置すればベランダへの動線やフリースペースも広く確保できます。
コツ・ポイント
縦長リビングは圧迫感があるので狭いと考えがちですが、家具のレイアウト次第でスペースを広く使うことができます。隣の部屋やベランダもつなげればさらに大きな間取りにもなりますので、無限の可能性がある間取りです。足が細い家具を選ぶと部屋がよりすっきり見えます。インテリアを工夫してよりくつろげる部屋作りをしてみませんか?