キルティング生地でDIY。人気の柄とおすすめグッズの作り方を紹介

まずはキルティングがどんな生地なのかを知りましょう。たとえば、綿や絹、高級シルクなど布には種類がありますが、キルティングは防寒・保温などに最適な布素材です。元々ベッドカバーや何かのカバーとして使われていた生地ですが、今では小学生の塾用バッグ、ポーチなどの小物としても活躍しています。2枚の布の間に羽毛や綿が敷き詰められており、ステッチを施して仕上げているキルティング生地を、誰もが一度は見たことがあるでしょう。布製品で行うDIYは本来、1枚の布で行いますが、キルティングはそもそもの素材が厚手のため、様々な作品を作ることができる点が最大の特徴です。

ベッドカバーやソファーカバーには最適な生地です。厚手で防寒・保温効果が期待できますし、冬には重宝することでしょう。保温を目的とした用途に使用されることが多く、冬場にはランチバッグとして使用される方もいらっしゃいます。防寒・保温面を考えると向いている作品は限られてきますが、デザイン性の良さからポーチやバッグ、クッションなど暴漢に関係のないものも作られています。2枚の布をステッチで縫い合わせていますがそのステッチのデザインも様々で、バッグにするととても可愛いデザインや、アレンジしやすい生地が多いことも、いろんな作品へと使用されている理由の一つです。

やはり男の子に一番人気のデザインと言えば、カラフルで原色が目立つデザインの柄です。たとえば、妖怪ウォッチやポケットモンスターなど様々なキャラクターが登場し、カラーバリエーションが豊富なデザインは目立ちます。そういったカラフルなデザインを男の子は好みます。キャラクターが決まっていなくても、モンスターや恐竜などのデザインは小さな男の子が大好きな柄です。
他にも、宇宙や惑星、銀河など未知なるものや空間が描かれているデザインは男の子に定評があります。「嫌いだ」という子は少ないでしょう。異空間の柄で想像力が働き、見ていて飽きないデザインが人気です。
最後に、男の子といえばやっぱり「乗り物」はたらくくるまや飛行機、戦闘機、電車などの柄は小さな男の子に大人気のデザインです。SLなど乳児向けアニメ「アンパンマン」にも登場しますし、機関車トーマスが大好きな子にも、時代を問わずに電車のプリントは人気です。

女の子は常に「かわいい」を求めています。2才の「カタコト」を覚える年頃にもなれば、「かわいい」という言葉を理解しています。お花やくだもの、ちょっと淡いカラーでピンクやイエローなど女の子らしいカラーでプリントされているデザインはとても人気です。アクセントとしてブルーやグリーンを入れ、さわやかなイメージになっているものが多いですね。
キュートなデザインの次におすすめなのは、ガーリーなデザインです。ガーリーチックなプリントは年齢問わず女性に人気ですよね。更にガーリーとハートマークや星のデザインで、女の子の心をくすぐります。
常に「可愛い」を意識している女の子はやはり「小さい物」が大好きです。キャラクターもそうですが、丸っこくて小さいものが好きな女の子は多いでしょう。ロボットのように角がとがっているものではなく、真ん丸でやわらかい印象のモチーフが小さく描かれているデザインが人気。男の子と同じでカラフルな目を引くデザインも、いつの時代でも人気の柄ですね。

ボタニカル風のプリントや、全体にマトリョーシカが描かれた単調なデザイン、不揃いなチェックや縞模様などは大人にも人気の柄です。実はキルティング生地は、直腸を生かし上手く活用しているデザインもあります。キルティング生地はそもそも2枚の布をステッチで縫い合わせていますから、裏表のデザインが異なるという商品も多数あります。そこで、シンプルなデザインで紺色と白色がベースになっており、リバーシブルで楽しめる生地もありますし、和風なデザインで決して同じ柄がないという正方形が並んだデザインも人気です。
ベッドカバーは、子供でも大人でも使うものです。しかも、暖房・保温効果があると寒い季節には特に嬉しい存在です。キルティング生地は大人から子供まで使用できる幅広いデザインがあるので、好きなデザインや自分が目を惹いたデザインのキルティング生地を用意して、初心者でもできるDIYへと進みましょう。

キルティング生地といえばやっぱり「おけいこバッグ」です。小学生になっても使っている子はたくさんいます。保育園や幼稚園は専用の通学カバンがあるでしょう。ですが、その他にもたくさんの持ち物があったり、お道具箱の中身やノート、筆記用具などを入れるには丁度良く、厚みがあるから頑丈で、子供が振り回すことがあっても壊れないところが魅力です。
そして、幼稚園児といえば靴を脱ぎ、室内シューズを履きます。保育園でも同じですし、幼稚園児といえばダンスやスポーツなどの習い事に通い始める子も多いでしょう。そんな「シューズを入れるバッグ」として、キルティング生地が最適です。そう簡単には破れない、そしてミニポケットなどをつけると収納性抜群なシューズバッグの完成です。シューズバッグはおけいこバッグよりも少しコンパクトで、アレンジが自由自在に効きます。さらに、キルティング生地にはアイロンで貼れるネームシールやワッペンが貼りやすいので、子供たちのお気に入りのバッグが完成します。
最後に、キルティング素材を生かしてお弁当ケースもいいですが、ここは少し大きめに「リュック風のバッグ」はいかがでしょうか。ベーシックなバッグで、最近では小学校の家庭かで作るところも多いですよね。長い紐を取付けると、楽に背負えて子供たちが荷物を持ち運びしやすいバッグを作ることができます。

使用するアイテムは、キルティング生地50センチと薄手の綿テープ110センチ程度。そして持ち手用の綿テープ80センチです。先に記事を40×50で2枚に切っておきます。持ち手をつける部分には上部を1.5センチほど折り、アイロンをかけておきます。持ち手を36センチ×2本切っておきます。中央部分は12センチほど開けておき、仮縫いをします。仮縫いができたら、生地2枚を表同士で合わせて、下部分を両端縫い代1.5センチで縫い合わせます。両サイドも同じように縫い代1.5センチで縫います。上部を1.5センチ折り、布テープをつけます。少し内側くらいにあてて、ぐるりと一周巻くように。持ち手部分を縫いますが、最初は返し縫をして塗っていきましょう。キルティング生地は厚みがありますから、からまないようゆっくり縫い合わせます。綿テープはしっかり合わせて、余すところなく縫い合わせます。端は、とんがりを作り2センチほど塗って丸みをつくります。裏返したら、完成です。

基本的には、上下生地が同じ厚さのものを使用します。キルティング生地を用意します。本体1枚として幅25センチ、高さ21.5センチ程度に切っておき、余りを1センチ残しておきます。最初に生地の下処理を行います。生地の周りにジグザグ縫い、またはロックミシンをかけておきます。更に10センチ×25センチの布を2枚用意します。これを切替布として、本体布につなぎ合わせます。本体と切替布は、中表にして縫い合わせます。縫い代は1センチです。本体を中表にして切替部分のラインを合わせ、両端を縫い合わせます。脇の縫い代をわって折り、アイロンをしっかりかけて開き、マチを作ります。バッグの口を縫いますが、まずは0.5センチ幅ステッチと0.2幅ステッチをぐるりと縫って、テープの上に×印にステッチをかけます。厚みがある部分はゆっくりと縫いましょう。縫い終わりは少し重ねて縫います。シューズバッグの完成です。

材料はキルティング生地と平テープ、丸ひもですがサイズはお好みで大丈夫です。丸ひもは最低でも140センチ程度を2本用意しておきましょう。最初に、生地の端の処理をしておきます。生地のまわりにジグザグ縫いをしておき、タブを2つ造ります。本体の内側、舌から2センチ程度のところにタブを挟み縫い込みます。そして両脇を塗ったらあいた部分にステッチをかけます。袋口を作り、丸ひも通し部分を縫います。持ち手の平テープはしっかり挟んで縫っておきます。ひもを通せば、完成です。かなり簡単ですので、小学生の家庭かで取り入れられる理由がよくわかりますよね。

実は一概に「キルティング生地」と言っても、様々な種類があります。キルティングは生地と生地の間に綿が詰めてありますが、その間の綿の量によって保温性が変わります。たとえば、使用用途が防寒・保温目的であるのなら生地が厚めのもの、綿がしっかり挟み込まれているものがおすすめです。ここで注意点ですが、生地が厚いとそれだけ加工もしにくくなるので注意が必要です。用途関係なく選ぶのであれば、初心者の方はなるべく薄い素材から始められることをおすすめします。

一概に柄だけで選ぶと、失敗するケースも多々あります。生地を丸々1枚使って完成する作品なら良いですが、同じデザインでも複数枚合わせると全体の柄が違うということもあります。ネット通販などで購入すると多少は違うものの、同じ柄のものを複数購入することが可能です。柄で選ばれる場合は、使用量に注意しましょう。

キルティングはステッチの方法やかけ方も全く異なります。縦横にバランスよくステッチされているものから、網目のようなもの、マス目が大きいものもあります。ますめが大きいと、保温性が高い商品もありますし、綿をたくさん入れ込みステッチを細かくすることで保温性を高めている商品もあります。一概に見ただけでは判断がつかないかもしれませんので、ステッチや厚みで選ばれる方は、サイズ、重さ、厚さなどを目で見て、手で触って購入されることをおすすめします。

いざ買ったは良いけど、実際にどんなDIYをすれば良いのかわからない。そんな勿体ないはじめ方をされた方はたくさんいます。そこで、キルティングDIYについてしっかりと知識をつけてから生地を購入されることをおすすめします。選びたい生地、使用目的などが決まったら、いざ生地屋さんへ行ってみましょう。最近ではデパートの一角店舗として手芸屋さんがあったり、商店街の地元の手芸屋さんでもきっとキルティング生地が置いてあるでしょう。
触ってみるとわかると思いますがキルティング生地は肌触りが独特です。手芸屋さんへ行って一度、その手触りとどんなデザインがあるのか。どれくらいの大きさが、どれくらいの値段なのかをチェックしてみましょう。
東京は代官山には、生地を取り扱う有名なショップがあります。「cocc」というショップで、シンプルながら質の良い布商品を取り扱っております。キルティング生地もナチュラルなものが多く、商品の通信販売も行っているショップです。

京都カナリヤ手芸店は手芸用品を扱う通販サイトです。手芸用のアイテムを合計1万点以上取り扱っています。キルティング生地の種類や柄も豊富にあり、キャラクターから大人が使えるカジュアルなものもあります。種類が豊富すぎて迷うなんてこともあるほど、たくさんのキルティング生地があります。初心者の方はまず試しに買ってみて、ちょっとしたバッグを作ってみてはいかがでしょうか。

つばめやは、布生地を中心に扱う通販サイトです。キルティング生地はかなり豊富にあります。人気のキャラクターからシンプルなものもあり、厚みや質感も様々です。京都カナリヤ手芸店やつばめやもそうですが、楽天通販サイトと提携しているので、購入時にはポイントが溜まりますし、支払い方法もたくさんあり便利に使えそうな通販サイトです。店舗で購入したい方、通販で購入したい方。それぞれメリットやデメリットがあるかもしれませんが、把握しきれないほど様々なキルティング生地が販売されているので、一度造り出すととまらなくなってしまうかもしれませんね。