家族だんらんに欠かせないのがテーブルです。いつかは大きな無垢板のテーブルを…!と憧れている方も多いのではないでしょうか。高価ですが一度買ったらずっと家族と一緒に過ごすことができる無垢板テーブル、一生ものですからじっくり選びたいですよね。そんなときに、こちらの5つのポイントをぜひ参考にしてください。
[①天板]耳つき一枚板テーブルは一期一会です
伐採した木材を切ったそのままをテーブルにした、一枚板のテーブルは世界に同じものは二つとない希少なものです。これだけで存在感が大きいものですが、意外に部屋になじみます。これはトチの木です。
集成材も迫力充分
集成材とは、ある一定の幅の無垢の木を必要な幅に接着した材です。サイズやデザインが思い通りになり、比較的くるいにくいです。一枚板に負けず劣らず迫力充分です。1点ものではないので、買い足しなどもしやすいです。
[②カラー]北欧風、シンプル、ナチュラルがお好みなら
まずはめざすインテリアや、お部屋の建具の色をもとに、色調で木を選んでみましょう。
メープルやバーチ、パイン、タモ、ナラといったものが明るい色調の代表的な材です。お部屋全体が明るい雰囲気になります。
どんなお部屋にもなじみやすいチェリー
チェリーはどんな色の床にもなじみやすい色調です。木目もあまり主張しすぎない、プレーンできれいな木目なので、合わせやすいです。
シックな色がお好みなら
ウォールナットは独特の木目と落ち着いたチョコレート色を持ちます。この他にも、ブラックチェリーもシックな色味を持ちます。明るい色味の床にも合わせやすいです。
[③表面の硬さ]針葉樹はやわらかで優しい質感
針葉樹は、木目が広葉樹のように詰まっておらずはっきり個性的な模様が出ます。また、表面もやわらかく、感触がやわらかく優しいです。写真は、パイン材に古材風オイル塗装をしたテーブルです。
広葉樹は細かい木目で丈夫
広葉樹の天板は、木目が細かくなっており、表面が比較的硬いのでキズに強いのが特徴です。ただし、木目が詰まっているので重くなります。写真はトチの天板です。
[④脚]脚はしっかりしたものを
無垢板の天板はとても重いので、しっかりとした構造になっているものが安心です。木製の脚はいずれもがっしりしたものがほとんどですが、デザインのバリエーションが豊富です。
スチールの脚でスマートに
無垢のテーブルの脚は、天板が重いため丈夫なものになりますが、スチール脚にすると、スマートでモダンな印象になります。実は木とスチールの相性は抜群。写真はウォールナットの無垢テーブルです。
[⑤塗装]オイル塗装は木の感触そのまま
オイル塗装は、表面にオイルを浸透させるような塗装で、木の感触をそのまま味わうことができます。天然原料が多く、お子様にも安心です。しかし、水などをこぼしたものをすぐに拭き取れないと、シミになることがあります。塗り直しは簡単でDIYでも可能です。
[塗装]ウレタン塗装は頻繁に汚れてもOK
ウレタン塗装は表面にウレタンの膜をはるような塗装で、頻繁に水をこぼすような場所でも気軽に使えます。色のバリエーションは豊富なので好みの色に近づけられやすいです。ただし、塗り直しのコストは高価です。
コツ・ポイント
色々な木の種類がありますが、まずは色で選んでみて、木目や質感を確かめみて、好きな木を見つけてみてください。
ダイニングなど食器を頻繁に置くテーブルは硬い広葉樹で、くつろぎ空間には針葉樹のやわらかい質感を、と使い分けても素敵です。同じ部屋で違う種類の木を使っていても、無垢の木は意外にお互いなじみます。
オーダーで制作してくれる工房も多いので、相談してみるのもおすすめです。
ぜひ、家族の中心に、無垢板テーブルのぬくもりを加えてみてくださいね。