ナチュラルガーデニングの作り方。参考にしたいブログや実例もご紹介

ナチュラルガーデニングの共通したポイントは「やさしい風合い」ではないでしょうか。家族が朝出かける時の「いってらっしゃい」、帰ってきた時の「おかえり」の温かい声のようなお庭、そしてお客さまには穏やかな空間そのものがおもてなしになるはずです。

パートごとにポイントを押さえて、やさしくて心地良いお庭を作ってくださいね。

玄関はお家の顔。最初に目に入りお庭全体のイメージを作る大切な場所ですから、お気に入りの植物や雑貨で飾ってあなたらしさを印象づけたいですね。

ポイント：玄関アプローチ素材
玄関アプローチはとびらへ向かう小道。ナチュラルガーデンに合わせるにはレンガやヴィンテージの枕木、また温かみのあるストーンを使うとやわらかいイメージになります。

玄関先にヴィンテージポストはいかがでしょう。年季ものには新しいものにはないやさしさがあります。ナチュラルガーデンをより自然に彩ってくれるはずです。

花壇の大きさや形もさまざまですね。お庭のまんなか、おうちの窓の下や駐車スペース横など場所や方角、日当たりによって植える植物も変わってきます。

ポイント：日当たり
せっかく植えた植物が日かげになって見えない、あるいは育ちにくくなってしまうなんてざんねん。日かげに強いお花やグリーンを選びましょう。

ナチュラルガーデンの花壇をどう仕切っていますか。ポピュラーなレンガなどは私たちの目にもなじみやすく暖かい印象。でももうひとつ個性が、というなら、ガーデンボーダーにチャイナ（陶器）プレートを使ってみませんか。

海外の家々ではふつうにみられるチャイナプレートのガーデンボーダー。手間いらずで色やデザインを自由に選べます。また見た目もとてもかわいく、手作り感100パーセント。

お庭全体の雰囲気や植物の色に合わせて絵皿を集めるのも楽しいですよね。

ナチュラルガーデンの空間作りでの大前提は、自然体で「いい気持ち」です。

ポイント1：自然体
人にも植物にも自然で心地良いお庭であることが大切ですね。

ポイント2：陽だまり・木漏れ日
いつもお日さまが降り注いでいたり、木の葉の間から差し込んで重なり合う日の光はナチュラルガーデンをよりやさしく見せてくれます。陽だまり、木漏れ日のあるお庭をつくりたいものです。

木漏れ日をデザインするなら、お庭にシンボルツリーを植えましょう。葉があまりわさわさ育ってしまうとかえって陰りができてしまうので、家全体の景観をそこなわない、大きく育ち過ぎないものがよいでしょう。

ナチュラルガーデンづくりに取りかかる前に、自然とやさしさのナチュラルガーデンであっても植物を伸ばし放題にしておくのではなく、お手入れが必要だということを心にとめておいてくださいね。庭作りは手間がかかります。

では、ナチュラルガーデンにぴったりな植物をご紹介しましょう。

＊シンボルツリー
家やエクステリアを引き立ててくれる木をシンボルツリーといいます。家の中や外、どこから見ても存在感がありながらさりげない。すてきなシンボルツリーを見つけてくださいね。

シンボルツリーにぴったりな庭木：ヒメシャラ・ソヨゴ・シマトネリコ・クロガネモチ・ミモザアカシア・ハイノキ・オリーブなど

＊グランドカバー・プランツ
黒い地面を覆い隠してくれる植物をグランドカバー・プランツと言います。背丈が低く、地面を這うもの、または壁を伝うものも適しています。

グランドカバー・プランツにぴったりな植物：リュウノヒゲ（常緑）・ワイヤープラント・アジュガ・グレコマ・ヘデラ・タイム・ローズマリー・ヤブランなど

＊花
お花は好みとお住まいの気候に合わせて選びましょう。イングリッシュガーデンが流行してから、お花の育ちにくい環境で無理に植栽しても開花する前に枯れてしまうこともあります。

お花の種類は数限りなくありますが、ここでは定番のお花を3つご紹介しますね。

手づくりのナチュラルガーデンにはハンドメイドの雑貨がぴったり。思ったとおりの雰囲気を創り上げるためにちょっとひと手間。

これであなただけのナチュラルガーデンのできあがりです。

上の写真：人気のメイソンジャーをキャンドルホルダーに。ガーデンパーティに最適。

理想のナチュラルガーデンとはどんなもの？思いのままにお庭を作ろうと思っても、はじめからカンペキにはいかないものです。

そこで、実際のガーデンをいくつかご紹介します。樹木やお花の使い方、エクステリア、インテリアの見せ方など参考にしてみてください。

上の写真は人気のある土壁とナチュラルガーデンにはこれ！白いウッドウォールを組み合わせ木々に囲まれるようにつくってある、とてもおしゃれなお庭です。

スウェーデンやデンマーク、フィンランド。北欧はシンプル&ナチュラルの代表格。日本でナチュラルガーデンを作るときの参考にも大いに役立ってくれます。

北欧テイストを取り入れるならあくまでも自然体で、そして牧歌的な雰囲気が少しあると本格的になりますよね。

よく見るガーデンアーチはバラやアイビーがゴージャスにからまったもの。でもナチュラルガーデンの場合はさりげなく見せるアーチが似合うのではないでしょうか。

色合いもソフトにしてお庭全体に溶け込むようなイメージのアーチを作りましょう。

ベランダという限られたスペースでのガーデニングも楽しいですよね。集合住宅の場合は周りに気づかいながら水やりなどの楽な植物を選びたいものです。

ナチュラルガーデニング・ベランダ編は、背の高い木を植えたりすることができない分、ラティスやパレットなどを使って植物をハンギングスタイルにしてガーデンの雰囲気をつくりましょう。

ガーデンづくりの楽しみのひとつが雑貨選び。あれも置こう、これも飾ろうと心が躍りますよね。

ナチュラルガーデンですから、より自然にすっきりと見せたいものです。インパクトのある雑貨を植物とコラボさせてワンポイント、ワンコーナーにすると上品な華やかさが生まれます。

ナチュラルガーデンの基本は「自然体」ですから、ガーデンをおしゃれに彩る雑貨の質感もナチュラルなものがいいですね。

ナチュラルガーデンに、ターコイズブルーのワンポイントの雑貨やガーデンファニチャーを置くことが多いですよね。

ターコイズブルーには邪気を払う力があると言われ、ネイティブアメリカンの住居などでは扉や窓枠にターコイズブルーをペイントします。

そして何より、青空や海を思わせる美しい青はナチュラルガーデンにはぴったりです。

ナチュラルガーデンには清潔なイメージ。ですから植物やガーデン・ファニチャー、雑貨をホワイトで統一するお庭が少なくないのかもしれません。

植えるお花も、お庭をナチュラルガーデンにしようと思った時、ホワイトは外せませんよね。

白は一番合わせやすい色ですし季節も選びませんから、美しいだけでなく便利とも言えるんですね。

ご存知の方も多いでしょう、ブログ内で紹介されているお花の写真がまるで待受画像のように美しい、ブルーミンさんこと家庭園芸家いとうゆうこさんのブログです。

こんな時どうしよう、このお花はどんなふうに植えてるの？ナチュラルガーデナー初心者ならきっと持つ疑問。ブルーミンさんのブログにおじゃますれば解決することがたくさんあるはず。

「私らしい」ナチュラルガーデンを作る上でも、きっと相談に乗ってくれる先生のようなブログです。リーフプランツの寄せ植え販売もしています。

2010年にお引っ越しされた一軒家の、和洋折衷のお庭をイングリッシュ・ナチュラルガーデンに生まれ変わらせるべく日々ガーデニングされているerinさんのブログはお庭の様子やお花の記事がいっぱい。

お花の種類ごとに記事が分かれていて百科事典のよう！きっとお庭作りの参考になってくれますよ。

思わずくすくすっと笑ってしまうエピソードもあったりして愛らしいお人柄が読み取れるerinさんのお庭完成を見届けたくなるブログです。

うっこちゃんのナチュラルガーデンは、おじゃますると心がほっこりするガーデンブログです。とってもおしゃれなガーデニングはお花や樹木のみならず、お野菜までお庭で作っているガーデンの魔術師！

ちなみに「うっこちゃん」はブログ管理人さんかと思ったら、ガーデン管理人？ウコッケイのうっこちゃん、でした♪