サボテンの育て方を正しくご存知ですか?水は必要?室内に置いておいても大丈夫?可愛いミニサボテンを買ってきて気がついたら枯らせてしまっていたという方も多いですね。でも、サボテンの飾る場所に合わせた正しい育て方を知っていれば大丈夫です!ぜひ挑戦してみてください。
植物の育成は土で変わる!
サボテンに適した土の作り方
出典: a-t-g.jp
サボテンを育てるのに必要な土の条件として、通気性や水はけがよく、土の粒が小さく大きさが揃っていることが挙げられます。
またサボテンは水分をよく吸い上げますので、土の保水力も必要です。
ホームセンターで土を購入する際には、土の粒が細かすぎないか、カビなどが生えていないか、根腐れ防止剤や肥料成分が入っているか、PH調整剤が入っているかを確認しましょう。
きれいな花を咲かせよう♪
サボテンには意外と美しい花が!
出典: www.solxsol.com
サボテンの花をご覧になったことはありますか?サボテンの成長時期に合わせて正しく手間をかけてあげると、こんなにかわいい花を咲かせてくれるんですよ。
具体的には、まずサボテンをしっかりと日光をあててあげることと、逆に冬眠のように休む時期を作ってあげることが大切です。休眠期は水やりを控え、そっとしておきます。
困った!トラブル対処法
サボテンの不調は見た目ではわかりにくいですよね。トラブルの見つけ方と対処法をご紹介します。
グラグラ・ブヨブヨする
サボテンがグラグラ安定しないとき、触ってみてブヨブヨした感触だったときには、根腐れしてしまった可能性があります。
残念ながら見た目ではわからないので、根に近いところから胴を水平に切ってみるしかありません。写真のように茶色くなってしまっているところが腐ってしまっています。
少しずつ上に向かって胴を切っていって、上部に健康な部分が残っていれば挿し木で生き延びられるかもしれません。
枯れた色になった
肌が茶色くなってしまったのは、日焼けしたせいかもしれません。春や秋であっても、一日中直射日光があたる場所に置くと日焼けを起こしてしまうので注意です。
日焼け部分は残念ながら元に戻らないので、見つけたら出来るだけ早くレースのカーテン越しの窓辺などに避難させましょう。
大きくなりすぎちゃった!
写真のように数年かけて普通に大きくなってしまう種類もあります。しかし、サボテンが妙に伸びてしまったり、曲がっていったりする場合には、日光が足りないことが多いです。
置き場所を変えてみるといいです。
サボテンの元気がなくなったら…
ぐんにゃりと曲がってしまったサボテンは難しいですが、ちょっと色が悪くなったり、花があまり咲かなかった場合には、植え替えをする方法もあります。
1年に1回春か秋に植え替えをすると、より元気に長持ちするのでおすすめです。
気になる部分は切ってしまってもいいの?
テラリウムなど、小さい空間で育てているとはみ出してしまうことがありますよね。子株ができたり、本体が大きくなったり。
そんな時には、植木の剪定と同じく切ってしまって大丈夫です。子株を切り離して新しい鉢に挿し木していくと、どんどん増やすことができます。
水やりのタイミングは?量は?
サボテンが元気に育つには、雨季と乾季を意識してあげるといいです。普通の鉢植え植物より水やり回数は断然少ないので、覚えてしまえば楽に育てられます!
春秋はたっぷり
ざっくり言うと与える水の量は、春と秋>夏>冬・梅雨 です。春と秋は、サボテンが育つ時期なので水も多く必要になります。
水の量の目安は、鉢底の穴から水が漏れるくらいです。夏には成長が少なくなるためほんの少し湿る程度、冬は成長が休止するので断水に近い状態にします。
タイミングは土が完全に乾いてから
水やりタイミングが大事です。春と秋は、土が乾いてから2、3日経つまで待ちます!!
土の中に割り箸を指してみて、湿っていないくらいまで乾いているとベストです。夏は、成長が少なくなるため月に一回くらいの水やりで大丈夫です。
一度にあげる量も少なめに、夕方ちょっと土を湿らせる程度にします。小さなサボテンの場合には、すぐ乾いてしまうのでもう少し頻繁にあげても大丈夫です。
サボテンにプチ雨季と乾季を体験させてあげましょう。
霧吹きだけの時期も
梅雨と冬の時期は、土に水をやらず断水します。
夏と冬には、乾いた感じの時に葉や幹に霧吹きで水を吹きかけてあげるといいです。
土より清潔!ハイドロカルチャーでお手軽に
ハイドロカルチャーとは?
出典: www1.tcn-catv.ne.jp
ハイドロカルチャーとは、土や肥料の代わりに、ハイドロボールという粘土でできた特殊な粒を入れて、水だけで植物を栽培する方法です。
ハイドロボールに水を加えとマイナスイオンが発生するため、植物の生長が活性化します。
害虫駆除や栄養剤を必要とせず、部屋を汚さないばかりかマイナスイオンの効果でかえって部屋の中が綺麗になります。
これさえ知っておけば冬でも安心!
栽培の注意点
出典: sodatekata.net
気をつけるべき点は、サボテンの置き場所と水やりの時期を知っておくことです。
サボテンの置き場所は日当たりがよく、雨が当たらない場所がよいです。
水やりの時期はサボテンの種類によって異なりますので、どのようなタイプなのかを知ることです。夏に休眠する種類と冬に休眠する種類があります。
また、植え替えをするときには水のやりすぎによる根腐れを防ぐため、あまり大きすぎない器を選ぶのもコツです。
ウチワサボテンの増やし方
ウチワサボテンとは?
出典: www.sekichu.sakura.ne.jp
ウチワサボテンはサボテンのなかでも根が強く成長が早いタイプのサボテンです。
一部の種類では食用として育てられているものもあります。
ウチワサボテンを増やす場合は、そのままいくつかに切り分けて、用土に寝かせます。切り分ける際にサボテンの表と裏にそれぞれトゲが最低1つ以上ついている状態で分けることが必要です。
基本の育て方
どんな飾り方であっても、まず気をつけることは「水」と「日光」と「湿気」です。砂漠で育つ植物とはいえ、予想以上に水が必要です。
そして、日本と砂漠との大きな違いは「湿気」!水のやり方と置き場所の工夫で湿気をやり過ごします。詳しい方法をご紹介します。
どこに置けばいいの?
窓辺がおすすめだけど…
砂漠の植物ですが、ずっと直射日光にさらされると茶色く日焼けしてしまうことがあります。レースのカーテン越しに日光が当たるくらいがベストです。
日焼けした部分は元に戻らないので、要注意です。窓辺でも、結露してジメジメは厳禁!窓を開けたりして風通し良くしておきましょう。
室内に床置きする
あまり日当たりのよくない部屋の場合は、天気のいい日にちょっと外へ出してあげると元気になります。でも、置きっぱなしにして夕立にあたったりしないように気をつけましょう。
雨は大敵です。
サボテン栽培のバリエーション
サボテンの植え方にはいろいろ種類があります。人気のある植え方をご紹介します。
シンプルに鉢植え
一番シンプルなのが、普通の鉢に一種類だけ植える方法です。大きな鉢どっしりと置くのも素敵ですし、ミニサボテンがミニミニの鉢に植えられているのもかわいいですよね。
サボテンはたくさんの種類があります。形や色など、自分の好みで組み合わせて寄せ植えするのも素敵ですね。
サボテンが育って窮屈になったら植え替えましょう。
壁に飾っても素敵
棚に並べて飾ってもかわいいです。日当たりのいい壁ならよりいいです。
暗い場所に置いてしまうと、光の方向に向かって曲がって育っていくので注意です。
器に凝ってみる
出典: item.rakuten.co.jp
テーブルの上に飾るなら、話題性のある器にしたいですよね。かわいいサボテンを見ながら会話もはずみそうです。
夏は涼しげな水耕栽培がおすすめ
乾いた場所を好みそうなサボテン。びっくりですが、水耕栽培できるんです!!
土の乾き具合を気にしたり、季節に合わせて水やりの量を迷ったりする必要がないのが嬉しいですね。夏や、室内に土を置きたくない方にもおすすめの栽培方法です。
サボテンの根をみることはなかなかないので、ちょっとびっくりですね。水耕栽培でもちゃんと大きくなります。
海をただようクラゲのようなユーモラスな姿。専用の水耕栽培容器もありますし、茶こしとグラスでDIYすることも可能です。
サボテンを水耕栽培にする方法は次のバリエーションごとの育て方で詳しく説明します。
花を咲かせる
植物を育てているなら挑戦してみたいですね。グリーンのみの姿も素敵ですが、鮮やかな色合いの花を付けた姿も華やかでおすすめです。
サボテンの種類もおおいので、花も多種多様です。中南米の陽気で賑やかな雰囲気でお部屋が明るくなった感じがしますね。
ぜひ挑戦してみてください。
月下美人のように夜ひっそりと咲いて朝にはしぼんでしまう、美しくも短命な花もあります。開花に合わせてパーティーをしたり、SNSに投稿したり。
話題性抜群です。
おしゃれにテラリウム
透明なガラス容器に植物を入れて飾ったものをテラリウムといいます。箱庭のように、楽しく世界観を表現してみましょう。
テラリウムに最適な、かわいらしいミニサボテンがたくさん売っています。最近では100均でも見かけますね。
自分好みのサボテンを自由に組み合わせてみましょう。
テラリウムにミニカーと小石を入れて、ミニ砂漠の出来上がりです。
植物を置くスペースがなくても大丈夫。吊り下げ型のテラリウムなら簡単にインテリアに加えられます。
花瓶に生花を飾るとその後が大変ですよね。テラリウムはちょっとした食卓のアクセントにピッタリです。
必要ないときには、窓辺などへ簡単に移動できるのも嬉しいですね。
接ぎ木でオリジナルサボテン
接ぎ木という技術があります。ふたつのサボテン同士をくっつけてひとつのサボテンとして育てるものです。
きれいな赤や黄色のサボテンを上に載せたり、変わった形を作ったり。ユニークな自分だけのサボテンを楽しめます。
こんなに小さくても、ちゃんと生きています。接ぎ木するサボテンにも相性がありますが、写真は定番の安定した組み合わせです。
写真のようにユーモラスなサボテンを作ることも可能です。下になったサボテンから栄養をもらうので、上のサボテンがよく育ったり花が咲きやすくなるメリットもあります。
接ぎ木の仕方は、次のバリエーション毎の育て方で説明します。
バリエーション毎の育て方
鉢植えは基本通り
鉢植えは基本の育て方通りで大丈夫です。
窓辺において
開けられないタイプの窓や結露しやすい窓辺の場合は、扇風機で風を送ってあげるといいです。
植え替えすると長持ち
可愛い容器や砂を使ってデコレーションされたサボテンも多く売っていますね。しかし、色のついた砂で表面を固めてしまっているような場合には、普通の土に植えられているよりも持ちが悪くなってしまいます。
切り花感覚でちょっと飾るには最適ですが、長く育ててみたい場合には新しい土に植え替えてあげるといいです。
水耕栽培に挑戦!
土栽培から水耕栽培へ。サボテンにとってはビックリな変化ですが、難しい作業はないので挑戦してみましょう!
準備
サボテンを土から出して、根についた土もきれいに洗ってしまいます。土の中で伸びた根は、1cm位を残して切ってしまいます。
そしてそのまま日陰で2日間ほど乾燥させます。
器を用意しよう
サボテンの根の先1/3程度が水に浸かる状態にできるような器を用意します。コップの上に穴をあけた茶こしなどを置いただけでも十分ですが、水耕栽培用の器も売っています。
完成!
根の先端のみが水に浸かる水位になるようにして、サボテンをセットします。数か月で根が伸びて、幻想的な趣きがでます。
あとは、週に一度くらい水をかえます。はじめのうちは根も短く、根が届かないほど水位が下がると大変ですので、こまめに様子をみましょう。
花をさかせるには
急激に伸びることもなく、変化の少ないサボテン。花が咲くと嬉しくて愛着がわいちゃいますね。
実は、特別な肥料や剪定など難しいことは必要ないんです!基本の育て方通り
1.水 2.日光 3.休眠
が適切なら花を咲かせてくれます。
休眠をチェック!
水やりと日光は忘れないようにしていると思いますが、意外と休眠は忘れがち。冬眠中の動物がエサを食べないように、サボテンも夏や冬は水をひかえます。
サボテンは酷暑の砂漠に生活していますが、砂漠の夜は冷えます。寒い夜の間体力を回復して昼間の暑さに耐えています。
日本の熱帯夜でへとへとに疲れてしまっている可能性も。花を咲かせたいサボテンは、夜は除湿の効いた寝室で一緒に休ませてあげるのもおすすめです。
花が咲く種類?
サボテンは、全てが花をつけるわけではないので注意です。花の咲くサボテンは「花サボテン」とも呼ばれています。
写真のオレンジの花は、代表的な花サボテンのアイロステラです。ひとつ前の白い花はエキノプシス。
他にも大輪が魅力のロビビアや、丸いボディがかわいらしい赤い小花のパロディアなども人気があります。
テラリウムにもお世話が必要?
テラリウムの中を触っていいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。容器に入っているので、鉢植えよりも水やりの頻度は落ちますが、水も日光も必要です。
もちろん日光は必要
一日数時間、日光に当てると元気に育ちます。カバンにストラップとしてつけて歩いている場合は、自然と日を浴びるので特に意識しなくても大丈夫です。
室内に置いてあるテラリウムも、ときどき移動してみるとよいかもしれません。
入り口が開いていないタイプ
入り口がないタイプのテラリウムは、中の水分が循環するのであまり水を必要としません。あまりに密閉された状態だと酸素が足りなくなったり湿気が籠ったりするので、たまに開けてみて土の乾き具合を確認します。
鉢植えと同じ乾き方のタイミングで水をやりますが、水分が籠るので少なめにした方がいいです。梅雨時など、内側に結露している場合にはすぐにふき取りましょう。
ビーカーに入ったサボテン
取り出せるものは、ときどき出して乾燥具合を見たり通気させると安心です。テラリウムは冬に乾燥した室内でも乾きにくいですが、反面、梅雨時には蒸れやすいので注意です。
成功する接ぎ木テク
接ぎ木に挑戦してみましょう。春や秋の晴天が続く季節がおすすめです。
相性のいいサボテン同士を使うこと、接ぎ木した直後は4、5日半日陰で乾燥させることが成功のカギです。
相性のいい組み合わせは?
まずは下になる台木を選びます。大抵のサボテンと相性のいい竜神木や三角柱などがよく使われています。
写真の台木は三角柱です。バリエーションの説明で紹介した接ぎ木ミニミニサボテンのストラップで使用しているのが竜神木です。
切ってのせる
まず、台木を水平に切り、周りや肩をお野菜の面取りのように斜めに切ります。上にのせるサボテンは根を切り落とします。
いよいよ接着してみます。上に載せるときには、切断面の中央にある維管束がピッタリ合うように重ねます。
上に載せたサボテンが動かないように、紐やゴムで固定します。1~2週間で定着するので、その後紐を取り外して完成です!!
数日乾燥させる
水やりは接ぎ木してから4~5日はひかえます。水やりを開始するときは継ぎ目に水をかけないように注意です。
ユニークな形に凝ってみる
相性さえ合えば、こんなおもしろい形も作れちゃいます。台木はウチワサボテン。
ウチワサボテンは相性の良し悪しがはっきりしているので、購入するときに植木屋さんに相性を確認したほうがよいです。
サボテンに適した土の作り方
出典: a-t-g.jp
サボテンを育てるのに必要な土の条件として、通気性や水はけがよく、土の粒が小さく大きさが揃っていることが挙げられます。
またサボテンは水分をよく吸い上げますので、土の保水力も必要です。
ホームセンターで土を購入する際には、土の粒が細かすぎないか、カビなどが生えていないか、根腐れ防止剤や肥料成分が入っているか、PH調整剤が入っているかを確認しましょう。
サボテンには意外と美しい花が!
出典: www.solxsol.com
サボテンの花をご覧になったことはありますか?サボテンの成長時期に合わせて正しく手間をかけてあげると、こんなにかわいい花を咲かせてくれるんですよ。
具体的には、まずサボテンをしっかりと日光をあててあげることと、逆に冬眠のように休む時期を作ってあげることが大切です。休眠期は水やりを控え、そっとしておきます。
サボテンの不調は見た目ではわかりにくいですよね。トラブルの見つけ方と対処法をご紹介します。
グラグラ・ブヨブヨする
サボテンがグラグラ安定しないとき、触ってみてブヨブヨした感触だったときには、根腐れしてしまった可能性があります。
残念ながら見た目ではわからないので、根に近いところから胴を水平に切ってみるしかありません。写真のように茶色くなってしまっているところが腐ってしまっています。
少しずつ上に向かって胴を切っていって、上部に健康な部分が残っていれば挿し木で生き延びられるかもしれません。
枯れた色になった
肌が茶色くなってしまったのは、日焼けしたせいかもしれません。春や秋であっても、一日中直射日光があたる場所に置くと日焼けを起こしてしまうので注意です。
日焼け部分は残念ながら元に戻らないので、見つけたら出来るだけ早くレースのカーテン越しの窓辺などに避難させましょう。
大きくなりすぎちゃった!
写真のように数年かけて普通に大きくなってしまう種類もあります。しかし、サボテンが妙に伸びてしまったり、曲がっていったりする場合には、日光が足りないことが多いです。
置き場所を変えてみるといいです。
ぐんにゃりと曲がってしまったサボテンは難しいですが、ちょっと色が悪くなったり、花があまり咲かなかった場合には、植え替えをする方法もあります。
1年に1回春か秋に植え替えをすると、より元気に長持ちするのでおすすめです。
気になる部分は切ってしまってもいいの?
テラリウムなど、小さい空間で育てているとはみ出してしまうことがありますよね。子株ができたり、本体が大きくなったり。
そんな時には、植木の剪定と同じく切ってしまって大丈夫です。子株を切り離して新しい鉢に挿し木していくと、どんどん増やすことができます。
サボテンが元気に育つには、雨季と乾季を意識してあげるといいです。普通の鉢植え植物より水やり回数は断然少ないので、覚えてしまえば楽に育てられます!
春秋はたっぷり
ざっくり言うと与える水の量は、春と秋>夏>冬・梅雨 です。春と秋は、サボテンが育つ時期なので水も多く必要になります。
水の量の目安は、鉢底の穴から水が漏れるくらいです。夏には成長が少なくなるためほんの少し湿る程度、冬は成長が休止するので断水に近い状態にします。
タイミングは土が完全に乾いてから
水やりタイミングが大事です。春と秋は、土が乾いてから2、3日経つまで待ちます!!
土の中に割り箸を指してみて、湿っていないくらいまで乾いているとベストです。夏は、成長が少なくなるため月に一回くらいの水やりで大丈夫です。
一度にあげる量も少なめに、夕方ちょっと土を湿らせる程度にします。小さなサボテンの場合には、すぐ乾いてしまうのでもう少し頻繁にあげても大丈夫です。
サボテンにプチ雨季と乾季を体験させてあげましょう。
霧吹きだけの時期も
梅雨と冬の時期は、土に水をやらず断水します。
夏と冬には、乾いた感じの時に葉や幹に霧吹きで水を吹きかけてあげるといいです。
ハイドロカルチャーとは?
出典: www1.tcn-catv.ne.jp
ハイドロカルチャーとは、土や肥料の代わりに、ハイドロボールという粘土でできた特殊な粒を入れて、水だけで植物を栽培する方法です。
ハイドロボールに水を加えとマイナスイオンが発生するため、植物の生長が活性化します。
害虫駆除や栄養剤を必要とせず、部屋を汚さないばかりかマイナスイオンの効果でかえって部屋の中が綺麗になります。
栽培の注意点
出典: sodatekata.net
気をつけるべき点は、サボテンの置き場所と水やりの時期を知っておくことです。
サボテンの置き場所は日当たりがよく、雨が当たらない場所がよいです。
水やりの時期はサボテンの種類によって異なりますので、どのようなタイプなのかを知ることです。夏に休眠する種類と冬に休眠する種類があります。
また、植え替えをするときには水のやりすぎによる根腐れを防ぐため、あまり大きすぎない器を選ぶのもコツです。
ウチワサボテンとは?
出典: www.sekichu.sakura.ne.jp
ウチワサボテンはサボテンのなかでも根が強く成長が早いタイプのサボテンです。
一部の種類では食用として育てられているものもあります。
ウチワサボテンを増やす場合は、そのままいくつかに切り分けて、用土に寝かせます。切り分ける際にサボテンの表と裏にそれぞれトゲが最低1つ以上ついている状態で分けることが必要です。
どんな飾り方であっても、まず気をつけることは「水」と「日光」と「湿気」です。砂漠で育つ植物とはいえ、予想以上に水が必要です。
そして、日本と砂漠との大きな違いは「湿気」!水のやり方と置き場所の工夫で湿気をやり過ごします。詳しい方法をご紹介します。
窓辺がおすすめだけど…
砂漠の植物ですが、ずっと直射日光にさらされると茶色く日焼けしてしまうことがあります。レースのカーテン越しに日光が当たるくらいがベストです。
日焼けした部分は元に戻らないので、要注意です。窓辺でも、結露してジメジメは厳禁!窓を開けたりして風通し良くしておきましょう。
室内に床置きする
あまり日当たりのよくない部屋の場合は、天気のいい日にちょっと外へ出してあげると元気になります。でも、置きっぱなしにして夕立にあたったりしないように気をつけましょう。
雨は大敵です。
サボテンの植え方にはいろいろ種類があります。人気のある植え方をご紹介します。
一番シンプルなのが、普通の鉢に一種類だけ植える方法です。大きな鉢どっしりと置くのも素敵ですし、ミニサボテンがミニミニの鉢に植えられているのもかわいいですよね。
サボテンはたくさんの種類があります。形や色など、自分の好みで組み合わせて寄せ植えするのも素敵ですね。
サボテンが育って窮屈になったら植え替えましょう。
壁に飾っても素敵
棚に並べて飾ってもかわいいです。日当たりのいい壁ならよりいいです。
暗い場所に置いてしまうと、光の方向に向かって曲がって育っていくので注意です。
器に凝ってみる
出典: item.rakuten.co.jp
テーブルの上に飾るなら、話題性のある器にしたいですよね。かわいいサボテンを見ながら会話もはずみそうです。
乾いた場所を好みそうなサボテン。びっくりですが、水耕栽培できるんです!!
土の乾き具合を気にしたり、季節に合わせて水やりの量を迷ったりする必要がないのが嬉しいですね。夏や、室内に土を置きたくない方にもおすすめの栽培方法です。
サボテンの根をみることはなかなかないので、ちょっとびっくりですね。水耕栽培でもちゃんと大きくなります。
海をただようクラゲのようなユーモラスな姿。専用の水耕栽培容器もありますし、茶こしとグラスでDIYすることも可能です。
サボテンを水耕栽培にする方法は次のバリエーションごとの育て方で詳しく説明します。
植物を育てているなら挑戦してみたいですね。グリーンのみの姿も素敵ですが、鮮やかな色合いの花を付けた姿も華やかでおすすめです。
サボテンの種類もおおいので、花も多種多様です。中南米の陽気で賑やかな雰囲気でお部屋が明るくなった感じがしますね。
ぜひ挑戦してみてください。
月下美人のように夜ひっそりと咲いて朝にはしぼんでしまう、美しくも短命な花もあります。開花に合わせてパーティーをしたり、SNSに投稿したり。
話題性抜群です。
透明なガラス容器に植物を入れて飾ったものをテラリウムといいます。箱庭のように、楽しく世界観を表現してみましょう。
テラリウムに最適な、かわいらしいミニサボテンがたくさん売っています。最近では100均でも見かけますね。
自分好みのサボテンを自由に組み合わせてみましょう。
テラリウムにミニカーと小石を入れて、ミニ砂漠の出来上がりです。
植物を置くスペースがなくても大丈夫。吊り下げ型のテラリウムなら簡単にインテリアに加えられます。
花瓶に生花を飾るとその後が大変ですよね。テラリウムはちょっとした食卓のアクセントにピッタリです。
必要ないときには、窓辺などへ簡単に移動できるのも嬉しいですね。
接ぎ木という技術があります。ふたつのサボテン同士をくっつけてひとつのサボテンとして育てるものです。
きれいな赤や黄色のサボテンを上に載せたり、変わった形を作ったり。ユニークな自分だけのサボテンを楽しめます。
こんなに小さくても、ちゃんと生きています。接ぎ木するサボテンにも相性がありますが、写真は定番の安定した組み合わせです。
写真のようにユーモラスなサボテンを作ることも可能です。下になったサボテンから栄養をもらうので、上のサボテンがよく育ったり花が咲きやすくなるメリットもあります。
接ぎ木の仕方は、次のバリエーション毎の育て方で説明します。
鉢植えは基本の育て方通りで大丈夫です。
窓辺において
開けられないタイプの窓や結露しやすい窓辺の場合は、扇風機で風を送ってあげるといいです。
植え替えすると長持ち
可愛い容器や砂を使ってデコレーションされたサボテンも多く売っていますね。しかし、色のついた砂で表面を固めてしまっているような場合には、普通の土に植えられているよりも持ちが悪くなってしまいます。
切り花感覚でちょっと飾るには最適ですが、長く育ててみたい場合には新しい土に植え替えてあげるといいです。
土栽培から水耕栽培へ。サボテンにとってはビックリな変化ですが、難しい作業はないので挑戦してみましょう!
準備
サボテンを土から出して、根についた土もきれいに洗ってしまいます。土の中で伸びた根は、1cm位を残して切ってしまいます。
そしてそのまま日陰で2日間ほど乾燥させます。
器を用意しよう
サボテンの根の先1/3程度が水に浸かる状態にできるような器を用意します。コップの上に穴をあけた茶こしなどを置いただけでも十分ですが、水耕栽培用の器も売っています。
完成!
根の先端のみが水に浸かる水位になるようにして、サボテンをセットします。数か月で根が伸びて、幻想的な趣きがでます。
あとは、週に一度くらい水をかえます。はじめのうちは根も短く、根が届かないほど水位が下がると大変ですので、こまめに様子をみましょう。
急激に伸びることもなく、変化の少ないサボテン。花が咲くと嬉しくて愛着がわいちゃいますね。
実は、特別な肥料や剪定など難しいことは必要ないんです!基本の育て方通り
1.水 2.日光 3.休眠
が適切なら花を咲かせてくれます。
休眠をチェック!
水やりと日光は忘れないようにしていると思いますが、意外と休眠は忘れがち。冬眠中の動物がエサを食べないように、サボテンも夏や冬は水をひかえます。
サボテンは酷暑の砂漠に生活していますが、砂漠の夜は冷えます。寒い夜の間体力を回復して昼間の暑さに耐えています。
日本の熱帯夜でへとへとに疲れてしまっている可能性も。花を咲かせたいサボテンは、夜は除湿の効いた寝室で一緒に休ませてあげるのもおすすめです。
花が咲く種類?
サボテンは、全てが花をつけるわけではないので注意です。花の咲くサボテンは「花サボテン」とも呼ばれています。
写真のオレンジの花は、代表的な花サボテンのアイロステラです。ひとつ前の白い花はエキノプシス。
他にも大輪が魅力のロビビアや、丸いボディがかわいらしい赤い小花のパロディアなども人気があります。
テラリウムの中を触っていいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。容器に入っているので、鉢植えよりも水やりの頻度は落ちますが、水も日光も必要です。
もちろん日光は必要
一日数時間、日光に当てると元気に育ちます。カバンにストラップとしてつけて歩いている場合は、自然と日を浴びるので特に意識しなくても大丈夫です。
室内に置いてあるテラリウムも、ときどき移動してみるとよいかもしれません。
入り口が開いていないタイプ
入り口がないタイプのテラリウムは、中の水分が循環するのであまり水を必要としません。あまりに密閉された状態だと酸素が足りなくなったり湿気が籠ったりするので、たまに開けてみて土の乾き具合を確認します。
鉢植えと同じ乾き方のタイミングで水をやりますが、水分が籠るので少なめにした方がいいです。梅雨時など、内側に結露している場合にはすぐにふき取りましょう。
ビーカーに入ったサボテン
取り出せるものは、ときどき出して乾燥具合を見たり通気させると安心です。テラリウムは冬に乾燥した室内でも乾きにくいですが、反面、梅雨時には蒸れやすいので注意です。
接ぎ木に挑戦してみましょう。春や秋の晴天が続く季節がおすすめです。
相性のいいサボテン同士を使うこと、接ぎ木した直後は4、5日半日陰で乾燥させることが成功のカギです。
相性のいい組み合わせは?
まずは下になる台木を選びます。大抵のサボテンと相性のいい竜神木や三角柱などがよく使われています。
写真の台木は三角柱です。バリエーションの説明で紹介した接ぎ木ミニミニサボテンのストラップで使用しているのが竜神木です。
切ってのせる
まず、台木を水平に切り、周りや肩をお野菜の面取りのように斜めに切ります。上にのせるサボテンは根を切り落とします。
いよいよ接着してみます。上に載せるときには、切断面の中央にある維管束がピッタリ合うように重ねます。
上に載せたサボテンが動かないように、紐やゴムで固定します。1~2週間で定着するので、その後紐を取り外して完成です!!
数日乾燥させる
水やりは接ぎ木してから4~5日はひかえます。水やりを開始するときは継ぎ目に水をかけないように注意です。
ユニークな形に凝ってみる
相性さえ合えば、こんなおもしろい形も作れちゃいます。台木はウチワサボテン。
ウチワサボテンは相性の良し悪しがはっきりしているので、購入するときに植木屋さんに相性を確認したほうがよいです。
コツ・ポイント
簡単そうで難しいサボテン。クセを理解してしまえば、普通の鉢植えより断然手がかからず楽しめます。種類も飾り方も多様でユーモラスなサボテンは、インテリアにピッタリです。かわいいサボテンでお部屋に話題性をプラスしてみましょう。