庭木の選び方とおすすめ6選！

マイホームの庭木、何を植えるか悩みますよね。先々の事を考えて、お手入れが比較的簡単で、お庭やおうちの雰囲気に合ったものが良いですね。四季を通じて家族を楽しませてくれる庭木、長い付き合いになるので、お気に入りを見つけましょう。人気の庭木も要チェックです！

庭木とは？選び方とポイントを解説

庭木とは？

出典: www.s-gardening.com

庭木とは、樹木のなかでも、人が庭で楽しむために小さく作られたものです。
庭で育てられることを目的とし、庭に合わせて育てることができる樹木のことを言います。

公園や街路樹などに植えられている大きな樹木は、家庭の庭には不釣り合いですね。

また、あまり手間がかかりすぎるものも、現実的ではありません。

種類を選ぶ際は、自宅に合った、良く植えられている庭木を検討しましょう。

庭木の特徴、種類、役割など

庭木に適した樹木の種類としては、大きく分けて
冬でも葉が落ちない【常緑樹】
冬になると葉を落とす【落葉樹】
葉や樹形のキレイな【針葉樹】
があります。

役割としては、シンボルツリーや生垣・目隠し、木陰作りなどがあります。
日向に向く樹木、日陰に向く樹木がありますので、植える場所なども考慮して選ぶことが必要です。

次に、人気のある庭木の一部を見てみましょう！

シンボルツリーにピッタリな木

出典: natex.jp

【オリーブ】常緑樹
オリーブの実が有名ですが、庭木としても、さわやかで異国情緒あふれる雰囲気が人気です。
小スペースからシンボルツリーまで幅広く植えられています。
5～6月に白い小花をたくさんつけ、10月頃に実をつけます。
日照を好みますが、半日陰でも生育します。

【常緑ヤマボウシ】常緑広葉樹
春から初夏にかけて白い花が咲いて、秋には赤い実をつけます。花も実もかわいらしいので、シンボルツリーにもピッタリです。
成長は遅め。

出典: hadazouen.jp

【ソヨゴ】常緑樹
葉が軽く、サラサラと風になびいて清涼感たっぷり。
半日陰でも生育しますが、鉢植えには不向きです。
成長が遅く、剪定などであまり手がかからない、育てやすい樹木です。
先見の明という花言葉も、素敵です。

【エゴノキ】落葉広葉樹
和風・洋風どちらにもマッチする、丈夫な木です。
5～6月に短い枝に1～4個の白く可愛い5弁の花を咲かせます。
8～9月には実をつけます。

出典: www.j-green.info

【シマトネリコ】常緑樹
シンボルツリーの定番と言われる、人気の樹木。
自然樹形が美しい樹木ですが、大きく育ちますので大きさのコントロールが必要です。
5月に白くて香りのある小さな花を咲かせます。
葉も花も繊細な雰囲気が楽しめます。

【シャラ】落葉高木
別名ナツツバキ。
6月から7月頃に直径5～7センチの椿に似た白い花が楽しめます。
光沢のある幹肌も美しく、洋風ガーデンにも良く合います。

紅葉で四季の移り変わりも楽しむ

出典: blog.goo.ne.jp

【ハナミズキ】落葉樹
花の美しさと赤い実の愛らしさ、更に紅葉も楽しめる樹木です。
普通種は白花ですが、淡いピンク色の品種も有ります。
シンボルツリーとしても人気。

【モミジ・カエデ】落葉高木樹
言わずと知れた紅葉の美しい木。
モミジとカエデは同じものを指すそうです。
夏の新緑も美しく、一年を通じて楽しめます。
和風庭園にも、洋風にもマッチしますよ。

お花も実も楽しめる！

出典: www.pocket-house.com

【ジューンベリー】落葉広葉樹
4～5月頃に白い花を咲かせ、6月には美味しい実が実ります。
秋には紅葉も楽しめ、1年を通じて楽しめる樹木として人気が高いです。
害虫被害も少なく、育てやすい樹木です。

【ブルーベリー】半落葉広葉樹　
秋紅葉して美しく、実がおいしくいただけて、花もかわいい品種なので人気があります。
日照を好みます。
4～6月に花を咲かせ、6～9月に実をつけます。
1本の樹では実付きが良くありませんので、実なりを楽しむには、2本以上を近くに植えると良いですよ。

生垣や目隠しにはこちら

出典: item.rakuten.co.jp

【キンメツゲ】常緑樹
色合いが鮮やかな黄緑で、生垣・目隠しに使われることが多いです。
病気や日陰にも比較的強いため、育てやすいです。

【ウバメガシ】常緑樹
葉を密に付けて小枝が多く張るので、丸く刈りこんで仕立てたり、生垣にもされます。
丈夫で排ガスなどにもよく耐えるので、街路樹や、公園にもよく植えられています。

グランドカバー(低め・足元)におすすめ

出典: happamisaki.jp-o.net

足元を飾る、低めな植物があると、お庭がグンとグレードアップしますよ。

【アオキ】常緑樹

斑があるものや、葉色も種類豊富で雰囲気をいろいろと変えることができます。
病害虫はあまり心配なく、基本的に丈夫です。

【アベリア】常緑低木

春から秋まで、白や淡いピンク色の花を咲かせます。
生垣に使われることも多いです。
こちらも病害虫や乾燥に強く、丈夫で育てやすいです。

選ぶときのポイントは？

【環境に合った庭木を選ぶ】
木にも個性があります。
気候や風土に合った庭木を植えましょう。
それを知るためには、おうちの周りにどんな木が植えられているかを見てみると参考になりますよ！
また、日照を好むもの、半日陰を好むものなどスペースに合った庭木を選びましょうね。

【お庭や家とのバランスを考える】
狭いスペースに大きな庭木では、やはりバランスが悪いですよね。
家の外壁や門扉、雰囲気などにピッタリ合う色味や高さを選ぶと、統一感を出すことができます。
また、既に他に庭木があるのなら、それらへの影響も考えましょう。
センスの見せ所ですね♪

【成長後の大きさを予想する】
庭木の成長は、種類によっても異なります。
大きく成長する木は、根も伸びていきます。
敷地の広さによっては、家の土台に影響を及ぼすことも。
成長後の大きさが、高さと横への広がりがどのくらいになるかを予測して、周囲に充分なスペースを確保しておきましょう。

【手間と責任を考える】
大きな庭木を植える場合は、枝の剪定や落葉があるかを確認しましょう。
背の高い木の剪定にはそれなりの道具が必要になります。
また、ご近所さんとの良い関係を保つためには、しっかり庭木の手入れや落葉の片づけをすることは大事です。

【目的に合わせて決める】
シンボルツリーなら、見て楽しめる、通年美しいものがおすすめです。
目隠しや生垣には、枝葉が密生するタイプがピッタリ。成長が遅いものを選ぶと、お手入れも楽になります。
木陰作りには、冬に落葉して陽が入る落葉樹が良いかもしれません。

【お花や葉色などの好みで決める】
庭木には、花はもちろん、葉も色や模様の種類がたくさんあります。
落ち着いた色や元気な色など、選ぶもので雰囲気はまったく変わりますよ。

いま、どういうタイプが人気の傾向にあるか？

最近は男性も女性も仕事などで忙しく、庭のお手入れの時間をなかなか持つことができませんね。
そこで人気になるのは、手間がかからず美しさを保てる庭木です。
常緑樹のシマトネリコは、シンボルツリーとして一番人気です。
さらさらした美しい葉も人気の理由ですが、病害虫も非常に少なく剪定の手間もなく、枯れることがあまりありません。

また、最近では和風よりも洋風のスタイリッシュでおしゃれなおうちが増えています。
洋風の家に合ったテイストの庭木が人気のようです。

時代によって、人気の庭木も変わって行くのでしょうね。