浴室はなぜカビるのかを考えてみましょう。
カビの最大にして唯一の原因は水と水蒸気です。住宅の中で唯一水と水蒸気を発生させる部屋だから、浴室はカビが発生するのです。
だから根本的な誤解のひとつが、浴室の壁がプラスチックか木材なのかという素材の違いが原因ではなうということです。
まず、このような浴室のカビに対する誤解を解いてください。
出典: 永田
浴室はユニットバス以外でも、自由な内装で造る事ができます。
写真のようにバスコートを愉しみながら、好きな音楽を聞きながらバスタイムを過ごす。
そんな上質な暮らしのために、浴室を考える事は重要です。
その際、やっぱり気になるのはカビの事ではないでしょうか?
でも誤解しないでください、カビの発生のメカニズムに内装は関係ありません。
しっかりとした水と水蒸気を管理する事でカビない浴室は実現できるのです。
『正しく造られた風呂、浴室はカビません。』
どうすればカビない浴室を造ることが出来るのでしょうか?
出典: 永田
では、どうすればカビない浴室を造ることが出来るのでしょうか?
それには、とにかく使用後に速やかに水と水蒸気を排出する構造にする事だけなのです。
「あら、私は毎晩使い終わると同時に換気扇を回しているわ。」という声が聞こえそうですが、これこそが皆さんがお持ちの大いなる誤解なのです。
『水は高きより低きに流る』当たり前の事ですが、これが水蒸気にも言えます。
だからいくら使用直後に浴室の天井に付いている換気扇を回したところで、床下近くのものまでは排出できないし、ましてや窓の無いユニットバスだとすれば吸気できない換気扇はむなしくプロペラだけが回っているだけでいっこうに水蒸気の排出などしていないのです。
かくして浴室は、数ヶ月でプラスチックの壁であってもむなしくカビてしまうのです。
在来浴室であれば、借景用の大きな低い窓がカビ撃退の決め手です。
出典: 永田
在来浴室の場合ここで有効なのが、坪庭の風景を楽しむために造る低い位置での大きな窓です。
具体的には、浴槽や洗い場の高さいっぱいの低い位置に大きな開口が設置されることで、そこが水蒸気や湿気の排出口になります。
機械の弱い力で引っ張るのではなく自然の通風によって排出されてしまうのです。
具体的には浴室や風呂の使用後に出入り口と窓を空けておいていただくだけです。
具体的に在来浴槽とはどんなお風呂?
出典: 永田
在来で造る風呂や浴室の第一の特徴は、内装が自由である事です。
ユニットバスやシステムバスのほとんどがFRP(プラスチック)の壁と床と天井に囲まれた箱であるのに対して、在来浴室は床にタイルや石を使ったり壁に桧の無垢板を使ったり、その選択は実に様々で希望する浴室を洋風にも和風にも造る事が可能です。
洋風を希望されるなら大理石の床と壁でバスコートを見ながら海外に旅行しているように、和風をお好みなら桧の無垢板に黒御影石の床で老舗旅館の風呂に入るように、日常の入浴を非日常に演出する事が出来るのです。
出典: 永田
浴室はユニットバス以外でも、自由な内装で造る事ができます。
写真のようにバスコートを愉しみながら、好きな音楽を聞きながらバスタイムを過ごす。
そんな上質な暮らしのために、浴室を考える事は重要です。
その際、やっぱり気になるのはカビの事ではないでしょうか?
でも誤解しないでください、カビの発生のメカニズムに内装は関係ありません。
しっかりとした水と水蒸気を管理する事でカビない浴室は実現できるのです。
どうすればカビない浴室を造ることが出来るのでしょうか?
出典: 永田
では、どうすればカビない浴室を造ることが出来るのでしょうか?
それには、とにかく使用後に速やかに水と水蒸気を排出する構造にする事だけなのです。
「あら、私は毎晩使い終わると同時に換気扇を回しているわ。」という声が聞こえそうですが、これこそが皆さんがお持ちの大いなる誤解なのです。
『水は高きより低きに流る』当たり前の事ですが、これが水蒸気にも言えます。
だからいくら使用直後に浴室の天井に付いている換気扇を回したところで、床下近くのものまでは排出できないし、ましてや窓の無いユニットバスだとすれば吸気できない換気扇はむなしくプロペラだけが回っているだけでいっこうに水蒸気の排出などしていないのです。
かくして浴室は、数ヶ月でプラスチックの壁であってもむなしくカビてしまうのです。
在来浴室であれば、借景用の大きな低い窓がカビ撃退の決め手です。
出典: 永田
在来浴室の場合ここで有効なのが、坪庭の風景を楽しむために造る低い位置での大きな窓です。
具体的には、浴槽や洗い場の高さいっぱいの低い位置に大きな開口が設置されることで、そこが水蒸気や湿気の排出口になります。
機械の弱い力で引っ張るのではなく自然の通風によって排出されてしまうのです。
具体的には浴室や風呂の使用後に出入り口と窓を空けておいていただくだけです。
具体的に在来浴槽とはどんなお風呂?
出典: 永田
在来で造る風呂や浴室の第一の特徴は、内装が自由である事です。
ユニットバスやシステムバスのほとんどがFRP(プラスチック)の壁と床と天井に囲まれた箱であるのに対して、在来浴室は床にタイルや石を使ったり壁に桧の無垢板を使ったり、その選択は実に様々で希望する浴室を洋風にも和風にも造る事が可能です。
洋風を希望されるなら大理石の床と壁でバスコートを見ながら海外に旅行しているように、和風をお好みなら桧の無垢板に黒御影石の床で老舗旅館の風呂に入るように、日常の入浴を非日常に演出する事が出来るのです。
コツ・ポイント
風呂や浴室を在来にする最大の目的は、外部に坪庭などを造りそれを眺めながら入浴できるような浴室を造る事です。
このように表の景色を内部に取り込む工夫を「借景」(つまり、景色を借りてくるという意味です。)と言います。
ではユニットバスで借景を愉しむ事は出来ないのでしょうか?
答えは、不可能ではないけれど完璧ではない、というところでしょうか。
ユニットバスはパネルで6面を構成して、一つの箱を形成しています。 その特性から壁一面を端から端まで開口するような窓が付けられません。
また浴槽からも立上り部分が無いと窓が付けられません。
この特徴から借景できるような大きさの窓を適した位置に設置する事がほとんど不可能なのです。
何せマンションのように窓を付けない前提で開発された商品なのです。
大きな窓を設置する事には適した商品ではありません。
つまりはカビない浴室を実現するためには、実は昔ながらのカビだらけの寒いイメージしかない在来浴室を、近代的に水蒸気排出を最優先して造る事で実現できるのです。
どうか、プラスチックのユニットバスがカビず、在来浴室や木の壁はカビる、という間違った常識を取り除いてください。
在来浴室でもカビない浴室は可能です。いや、むしろカビない浴室造りのためには在来浴室のほうがてきしてい