世界には無数に排出されていくデザイナーと名の付く職業。デザイナーと呼ばれ後世に名を残せる人は一握り。そして残された名に負けぬ作品たちが遺されていく。一体何が違うのだろうと思う人もいるでしょう。でもやっぱり違います。一度触れてみると何もかもが違うことがわかります。それぞれのデザイナーさんの細やかな感性が伝わります。今回は現役のデザイナーさんも含め世界でも愛され続ける作品をご紹介したいと思います。
ヨーゼフ・ホフマン:クーブス ソファ
KUBUS(クーブス)の座り心地は最高に極楽です。インテリアの中の存在感だけでなく部屋全体にハイセンスな空気を漂わせてくれます。大きな会社の会長室などにも使用されるなど気品を大切に優雅に寛げるソファです。そして、このヨーゼフ・ホフマンの傑作ソファであることでも有名です。
ジョージネルソン:マシュマロソファ
ジョージネルソンのこのソファはデザイナーさん達の間でも高い評価を得ているソファです。斬新に洗練された美的センスで座り心地の良いソファを創りだしてしまったのです。インテリアオブジェとしてこの存在感は大きな影響を与えてくれると思います。
ジョージネルソン: ココナッツチェア
座ったら立つことが難しそうなチェア。ところが座ってみると身動きしやすいその見た目とのギャップにびっくり。さすがネルソンだなと誰もが思うのではないでしょうか。
イサム・ノグチ:ノグチテーブル
ある日突然目の前に現れ一目惚れしてしまったこのテーブルは、なんと日本人デザイナーのイサム・ノグチさん。世界のデザイナーズ家具で日本人が引けをとらずに堂々と君臨しているのはこのデザイナーさんだけのような気がします。実際このテーブルは世界のイサム・ノグチという地位を築いたと言っても過言ではないと思います。
イームズ:ウォールナットスツール
これは何?という疑問は誰でも持つのでしょう。紹介をされるときにいつもこのフレーズはどこかしらに見られます。これはイームズが考えた多目的に多方面で使用できるツールなんだそうです。確かに椅子としても置物としても花瓶置きとしてもミニテーブルとしても使用できそうですよね。あなたなら何に使用しますか?
イームズ:エリプティカル テーブル
通称サーフボードテーブルと呼ばれるこのテーブルはとっても使用しやすいテーブル。ローテーブルでもなく絶妙な高さのバランスの良いデザインです。深めのソファでもローソファでも座椅子でもマッチしてしまう。ほっと一息時間が増えちゃいそう♪
イームズ:ソファ コンパクト
イームズ夫妻も寛ぎの時間を過ごしたというこのソファ。実はご自分たちで使用したい物として企画した物だったそう。確かに座り心地の良さそうな高さであったり背面の角度であったりと細かな点が創意工夫されているなと感じますよね。ぐっすりお昼寝をしてしまうかも。
コツ・ポイント
実際にご家庭に購入するのは困難でも展示会などを開くことがあります。実際に触れてみると伝わることが沢山あります。そこにはデザイナーさんと触った本人の二人の世界が生まれると言ってもいいくらい「不思議なちから」が働きます。機会があったらお試しになってみてください。