2015年にかけて、巨大施設「セントラルエンバシー」がバンコクにオープンします。そのいびつな建造物がいま、世界で注目の的です。こんな大きなショッピング施設は、唯一無二といわれるほどの壮大さ。もうすぐバンコクの動脈になる日が近づいている、すごいアーキテクトをご紹介します。
バンコクの象徴的なランドマーク「セントラルエンバシー」
7階までは、主に商業施設、そこから直立構造に伸びる高層階は、ホテルやレセプション、ラウンジなどの、国際的な活動が盛んに行われる市内随一のグローバル施設になる予定。
世界的有名ブランドが構えます
高級ブランドが立ち並ぶ地上付近は、セレブリティが格好と歩く場所として相応しい品のある設計に。
アルミ材のタイル張りが特徴
建物の内外部には、輝きの美しいアルミの押し出し材のタイルが使われており、行き交う人を照らします。
ここは人が行き交うバンコクの中心部
2010年、ここに街の輝きを映し出す、巨大な鏡のような建物を作ろうと、イタリアとタイの建築家による巨大プロジェクトが始まりました。
敷地面積、35000平方メートルと、圧倒的な広さを誇ります。
完成は2015年!もうすぐそこです。
着工してから、約4年。大使館部分は完成しており、一部商業施設が来月完成。
そして最後に、2015年にホテルが完成予定です。
上空からのユニークな姿
タイの若者の間では、ショッピング施設の劇的変化への期待が高まっています。
人が集まる場所を、一同に先進的なスタイルにしていこうとする原動力は、そういった若者を発端としていたようです。
夜景もしっかり計算しています
上層階までつながる過程に、緩やかなカーブを用いていることから、光を点した建物の姿までしっかり設計されています。
夜の静けさに、エレガントに光る建物の明かりは、昼とは違った顔を見せます。
ランドマークらしい、ユニークなフォルム
単なる高層ビルではなく、ランドマークにするために設計にこだわったポイントとは、いびつな曲がり方をしたこの個性。
アルミ材の輝きは、夜いっそう美しく。
曲線や角に、素材感が活されています。夜は、しっとりとしたアルミの輝きが、贅沢な空気を演出。
近未来的な内装にも工夫が
現代的な建築というだけではなく、道行く人が、足を止めてみてしまいそうなアーティスティックな表現も一流。
明るいガラスに、人が集まる空間に。
日常的に利用できる、人々の憧れのランドマークになっていきます。上空からみると圧倒される建造物でも、地上を行き交う人が利用しやすい施設を目指します。
コツ・ポイント
タイのグローバル・コアとして、今年5月この施設がオープンします。
大使館をはじめ、小売り、レジャー、ホテルなどのサービスが複合したこの施設、アジアのグローバル化に、さらに拍車をかけてくれそうです。