赤は、アクセントとしてインテリアに使う人が多いと思います。そんな赤は、カラーチャートの中でも周辺のオレンジ、黄色、ピンク、茶系などとグラデーションを作ると、アクセントではなく全体的なカラーコーディネートの中で映える色になるんです。
まろやかな赤系で揃えたリビング。トーンを落として大人リビングに仕立てるために、赤にちょっとだけ白を混ぜたコーディネートを意識しています。クッションの淡さも加わって、全体的にほんわかしたインテリアです。
暖色をふんだんにつかったベッドリネン。太陽を表現したエスニックな素材が、程よく熱を持っています。オレンジなど同系色で揃えたうえに、アクセントとしてパープルをオン。
ダイニングにも暖色を取り入れて、冬っぽさを出します。季節の野菜を置いてみるのもムードアップのポイント。赤系のリネンを揃え、食器で色に動きを出して。
「これってグラデーション?」て思うかもしれませんが、色のチャートを上手に使ったコーディネートなんです。ピンク、オレンジ、黄色、すべて赤の同系色。柄を使っているからグラデーションには見えませんが、全体のテイストは、こうした色の系統で決まる!
切り替えカラーが美しいシンプルな寝室。カーテンなど動きのあるリネンでグラデーションを作っています。ベッドリネンなどで、横に取り入れるグラデも素敵だけど、縦のラインで楽しむグラデも新鮮ですね。
モロッカンな独特の作りの内装の中で赤が映えます。オレンジや黄色を混ぜているので、反対色の室内の中でも調和がいいんです。暖色でまとめたリネンは、冬にオススメ!
コツ・ポイント
ファブリック、リネンのトーンを揃えるために小物でグラデーションを作るテクニック。グラデーションにもいろんな形がありますが、共通しているのは、同系色を上手に使うこと。柄やちょっとテイストが違っても、色の統一感で目がグラデーションを自然に受け入れてくれるので、まとまりをだしたい人にはおすすめです。