一枚の布が劇的にその場を変えてしまう。
その瞬間は、まるで魔法を見るよう。
今日の献立を頭に浮かべて、料理を盛り付ける食器を選ぶ。
料理と食器のイメージが描けたら、それに合うテーブルクロスを。
ダイニングテーブルにフワッとクロスをかけたら、部屋のカラーまで変わったように思える。
私の料理の腕前の不足分まで、この小物たちはカバーしてくれちゃうのだ。
ぼってりとした感のあるテーブルに、さらっと、ただ切っただけのようなリネン素材のセンターをしいて、テーブルとのバランスをとっています。
このテーブルランナーの使い方は最高。
リネンファブリックは何枚か持っているといろんなシーンに使えますね。
ファブリック特有の柔らかさを前面に出した演出。添える植物ももちろん、それに合わせます。
部屋全体のシンプルさの中に、少しだけ、その存在を主張するかのように、赤のストライプのクッションが置いてあります。
素朴さとキュートを上手に組み合わせているのですね。
色の濃いクロスを使うのは高度なコーディネートテクニックが必要になりますよね。部屋全体の重厚な雰囲気が、オレンジの暴走をおさえているのですね。
使い込んだ感のあるクロスは、なんでこんなにやさしく食卓を包んでくれるのでしょう。
いつまでもこのまま食事をしながら、ふんわりとした時間を過ごしたくなる、そんな気分にしてくれるファブリックです。
コツ・ポイント
やさしさを感じられるファブリックが大好きです。
布が持つ曲線が、家具を無機質なモノから温かみのあるインテリアに変えてくれます。
食事の時間は、毎日の生活の中でとても重要な時間。
それは栄養を補給するということだけではなくて、家族が、恋人同士が、友達同士が、心を温められる大切な時間なのです。
そんな時間をやさしく演出してくれるファブリックたち。
だから、私はファブリックが大好きなのです。