建築家Edward Ogostaが名付けた、「4つの目の家」。砂漠で家族の週末を過ごすことをコンセプトにした建築です。4つの窓からは、大自然の風景を支配したかのような、壮大な景色が味わえます。
4つの風景を観るために作られた窓
その方角は、それぞれ。
各塔の一番上には、睡眠の部屋があり、街の様子、空、砂漠の広がり、それぞれの窓に映る景観が体験できるようになっています。
それぞれが塔のように高さを変えているワケ。それも、最高の風景を描くために、高さを調整したからにほかなりません。
砂漠を臨む窓
まずは共有部分から。
無限に広がる広原を映した大きめの窓です。
横長の全窓なので、地平線まで楽しめそうな設計。
家の中心部には大きな窓
片方だけではなく、両面を窓にすることで、砂漠の中にいる実感がひとしおです。
夜の様子
自然の暗い影さえも、美しい。
庭には照明付きのプールを設けて、暗さを照らすことで、いっそうコントラストが美しく見えます。
街の明かりを見る窓
スクリーンに映し出された光景を、静寂なベッドルームから眺めながら、眠りにつく。なんとも贅沢なひととき。
オーバーヘッドを楽しむ窓
星空を、心をからっぽにして眺めるそのひとときで、毎日をリセット。周囲の自然だけでなく、無限に広がる空さえも、インテリアにしてしまう発想。
室内も、ミニマルにおさめる
ミニマリストの現代建築家といわれるEdward Ogostaが考えだす室内は、最低限の作りのなかに細かい遊び心や使いやすさをきちんと考えているつくりはさすが。
コツ・ポイント
4つの異なる景観を楽しむことが出来る上に、朝日、夕日、夜の光景をそれぞれの場所で楽しめます。人間の「目」が見えているそのままの風景を楽しめる、贅沢なデザイナーズハウスは、昨年アメリカのAIA Small Project Award 2013を受賞しています。