白や黒を基調として、シンプルにきれいにまとめたコーディネートを、モノトーンインテリアといいます。モダンでクールな印象をもつ白黒コンビですが、このコンビを最大限にかっこよく見せるアイディアがあります。モノトーンをこよなく愛する人にも、また、お部屋にモノトーンを取り入れてみようかなという人に、ぜひ参考にしていただきたいアイディアをまとめました。
■中和色を使う
グレートーンにまとめる
モノトーンは、白と黒が中心のコーディネートですが、どちらかといえば白系、黒系、といったお好みもあると思います。そんな時、アイテムを中和させる色を取り入れてみましょう。
たとえば・・・
白をメインにしたお部屋には、白が圧倒的に大きな面積を占めるので、急に黒を取り入れると浮いてしまいます。そのため、ベースカラーとしてもうひとつ、グレーを取り入れてみます。すると、お部屋にメリハリができ、他の色を取り入れても“ブレない”コーディネートができます。
■全体のトーンをおさえる
寝食空間のトーンをおさえる
白と黒をメインとしたお部屋は、生活感を感じないクールな空間になります。ダイニングやベッドなど毎日の寝食を過ごす場所は、生活感が出やすい場所。そんな場所をクールに演出してみましょう。モノトーンを極めている人が上手にトーンを落としているのは、こうした場所だったりします。
■アートワークで変化をつける
寂しさを感じないために
超シンプルを極めるのであれば、静的で、アイテムの少ないモノトーンを作ってみるのがおすすめです。しかし、白黒だけのコーディネートは、ちょっぴり寂しい雰囲気にもなりかねません。ごちゃごちゃと色々な物を置くのではなく、こんなアートワークでしっとりと場を和ませてはいかがでしょうか。
サイズを変えて楽しむ
大小それぞれのアートワークを、そのアートの種類も変えて楽しむ上級アイディア。置く場所の幅に合わせて、事前にサイズを測ってからチョイスしましょう。
大判アートでインパクトを
アートは、そのものに大きなインパクトがありますが、さらにサイズを大きくし、まるで壁に装飾をほどこしたような存在感を与えます。一気にお部屋がアーティスティックな場所になり、暗く重い雰囲気の空間も動きがでます。
ファブリックと合わせる
クッションのデザイン、数、大きさと合わせたアートワークのコーディネート。
■デザインで取り入れる
フロアや壁にほどこす
キッチン自体は色を変えることが難しい場合は、壁や床にブリックタイルなどでデザインをほどこしましょう。これだけでも、モノトーンエリアができ、スタイリッシュになりますよね。
リネンで取り入れる
真っ白なリネンに、絵の具を落とすかのように、ブランケットや布団のデザインでモノトーンを取り入れるアイディア。替えがきくアイテムなので、インテリアの気分転換が気軽にできます。
ボーダーで取り入れる
壁にボーダーを取り入れています。ボーダーは、白黒の王道パターンが多く、太さを変えて楽しむのが◎。壁などに取り入れるのであれば、細いストライプよりも太いボーダーでインパクトづくりをするのが吉。
ファブリックのデザインで楽しみます。白の上に黒を、黒の上に白といったように、互い違いに組み合わせて楽しむアイディアも素敵です。
■色そのものを強調する
クールなブラックを全体に取り入れて
デザインや家具のフォルムに影響されない、色そのものを最大に引き立たせたインテリア。特にブラックは、それ以上に強い色がないといっていいほど、強調されるカラーなので、漆黒の重厚な雰囲気を楽しみたい人には、全体を色で支配してしまうのもいいでしょう。
合わせた小物が引き立つメリットも感じられるでしょう。
クールな小物を強調したい時は、ブラックを背景にするのが吉。
棚と板は揃える
この場合、シェルフとワークトップの板が同じ黒でまとめられています。壁は白なので、どちらかが白でもいいですが、この2つの場所を色で合わせることで視線に残る印象が異なります。同じ色が視界にまとまって入る方が、かっこいいと感じます。
一点投入タイプ
また、こうした一点投入タイプも色を活かした取り入れ方です。白のチェアの中に、一点黒のチェアを取り入れています。この絶妙な組み合わせは、モノトーンをかっこよく魅せるアイディアのひとつ。
■キャメルを混ぜる
一点家具で取り入れる
白黒と相性のいい色は、いろいろあります。そのひとつは、キャメルなどのブラウン系。同じく中和色であるグレーとは異なり、自然の色なのであたたかみをプラスします。
フレームで取り入れる
チェアのフレームなど、家具にごく自然に取り入れられている素材で楽しむアイディア。セット家具の中に取り入れられていると、このダイニングセットがメインで存在しするかのように感じられますよね。モノトーン配色が家具を引き立たせる、とも言えそうです。
ブラウン系でまとめた空間を作る
モノトーンを周囲に取り入れて、家具そのものはブラウン系でまとめるアイディア。あたたかい木目の集団に、ほっこりした空間ができます。