私たちが暮らしている部屋の多くは、平らな天井になっています。それが当たり前のようになっているために、特に気にしたことはないかもしれませんが、天井をはがしてみると、その奥にある家の骨組みは、実は、平らではありません。平らにするために普段は天井裏に捨ててしまっている空間を、無駄なく活用している例を紹介したいと思います。
天井の高さを変えて、「場所」をつくりだす!
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
天井は、必ずしも、同じ高さで平らに張らなければならない、というわけではありません。
それぞれの場所で、天井の高さを変えることで、ワンルームのような一繋がりの空間であっても、その下に、それぞれの特徴を持った場所をつくり出すことができます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
オープンキッチンとその先のダイニングとに、部屋としての一体感を持たせたい時には、天井の高さをあわせることで、そうした演出をすることができます。
また、天井の段差となる部分は、間接照明のスペースとして活用することができます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
部屋全体は、広々と感じられるように、屋外と屋内が床の段差無しで連続した、一繋がりのワンルームになっています。
ただその中には、リビング・ダイニング・キッチン・和室などの、特徴を持った場所が、天井の高さの違いによって、つくり出されています。
天井裏を有効に活用して、その高さを工夫することで、広々とした空間としても、それぞれの小さな空間としても、どちらとしても使うことができるようになっています。
天井によって、動線をスッキリとわかりやすく!
出典: www.ac.auone-net.jp / 仲摩邦彦建築設計事務所
天井を使って、部屋をスッキリと変身させることもできます。
ある店舗併用住宅のリフォームの例。
リフォーム前には、このような状況でした。
出典: www.ac.auone-net.jp / 仲摩邦彦建築設計事務所
リフォーム後には、お店の陳列棚を整理して、客が歩く場所を、天井の高さを変えることで、わかりやすく指し示しています。
陳列棚の上の天井も高さを変えて、間接照明を設置することで、様々なディスプレイが出来るようになっています。
出典: www.ac.auone-net.jp / 仲摩邦彦建築設計事務所
渦巻き状の客の動線が、天井の高さや間接照明によって表されています。
天井が高い部分も低い部分も、同じように白く塗られているので、消灯している時には、天井の高さの違いは気にならず、ほとんど一体の天井に見えます。
しかし照明を付けると、鮮やかに変身して、動線をわかりやすく示すようになっています。
これは店舗の例ですが、もちろん普通の住宅でも、それぞれに応用が出来るはずです。
天井を使って、屋外を屋内に採り込む!
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
窓をはさんで、屋内の天井と、屋外の軒天井とを連続させています。
素材も同じ木材を張って、連続感を演出することで、屋内の床と段差無しで連続しているウッドデッキのテラスが、まるで部屋の一部のようになりました。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
屋内に入ると、天井の高さを変えて、材料も変えています。
また、天井の高い部分と低い部分との段差を利用して、間接照明を設置しています。
天井の色と高さを変えることで、高い部分の天井全体が、照明のように光っています。
まるで、木の天井を刳り貫いたら、光る天井が出てきた、といったような雰囲気です。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
実は、この天井の部分は、箱のような外観の1階部分になっています。
外から見るとちょうど、木の箱の底を刳り貫いたら、光る部分が出てきた、といった感じです。
外観のたたずまいとインテリアとが、無関係になるのではなく、互いに深く関連し合って、全体として美しい家になるようにと気を配っています。
天井の高さを変えて、「場所」をつくりだす!
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
天井は、必ずしも、同じ高さで平らに張らなければならない、というわけではありません。
それぞれの場所で、天井の高さを変えることで、ワンルームのような一繋がりの空間であっても、その下に、それぞれの特徴を持った場所をつくり出すことができます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
オープンキッチンとその先のダイニングとに、部屋としての一体感を持たせたい時には、天井の高さをあわせることで、そうした演出をすることができます。
また、天井の段差となる部分は、間接照明のスペースとして活用することができます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
部屋全体は、広々と感じられるように、屋外と屋内が床の段差無しで連続した、一繋がりのワンルームになっています。
ただその中には、リビング・ダイニング・キッチン・和室などの、特徴を持った場所が、天井の高さの違いによって、つくり出されています。
天井裏を有効に活用して、その高さを工夫することで、広々とした空間としても、それぞれの小さな空間としても、どちらとしても使うことができるようになっています。
天井によって、動線をスッキリとわかりやすく!
出典: www.ac.auone-net.jp / 仲摩邦彦建築設計事務所
天井を使って、部屋をスッキリと変身させることもできます。
ある店舗併用住宅のリフォームの例。
リフォーム前には、このような状況でした。
出典: www.ac.auone-net.jp / 仲摩邦彦建築設計事務所
リフォーム後には、お店の陳列棚を整理して、客が歩く場所を、天井の高さを変えることで、わかりやすく指し示しています。
陳列棚の上の天井も高さを変えて、間接照明を設置することで、様々なディスプレイが出来るようになっています。
出典: www.ac.auone-net.jp / 仲摩邦彦建築設計事務所
渦巻き状の客の動線が、天井の高さや間接照明によって表されています。
天井が高い部分も低い部分も、同じように白く塗られているので、消灯している時には、天井の高さの違いは気にならず、ほとんど一体の天井に見えます。
しかし照明を付けると、鮮やかに変身して、動線をわかりやすく示すようになっています。
これは店舗の例ですが、もちろん普通の住宅でも、それぞれに応用が出来るはずです。
天井を使って、屋外を屋内に採り込む!
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
窓をはさんで、屋内の天井と、屋外の軒天井とを連続させています。
素材も同じ木材を張って、連続感を演出することで、屋内の床と段差無しで連続しているウッドデッキのテラスが、まるで部屋の一部のようになりました。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
屋内に入ると、天井の高さを変えて、材料も変えています。
また、天井の高い部分と低い部分との段差を利用して、間接照明を設置しています。
天井の色と高さを変えることで、高い部分の天井全体が、照明のように光っています。
まるで、木の天井を刳り貫いたら、光る天井が出てきた、といったような雰囲気です。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
実は、この天井の部分は、箱のような外観の1階部分になっています。
外から見るとちょうど、木の箱の底を刳り貫いたら、光る部分が出てきた、といった感じです。
外観のたたずまいとインテリアとが、無関係になるのではなく、互いに深く関連し合って、全体として美しい家になるようにと気を配っています。
コツ・ポイント
家の中には、通常当たり前のように、使わずに捨ててしまっている部分がたくさんあります。
そして、こうした部分を上手に活用する方法もまた、実はたくさんあります。
限られたスペースであっても、そうしたアイデアを活かせば、快適な空間をつくることが出来ると思います!