緑の中に、積み重ねるようにして置かれた、2つの木箱。
その中には・・・。
広々としたリビングが、中庭のようなウッドデッキのテラスが、庭に面した長い長い縁側が・・・。
希望のすべてが収められた、まるでオモチャ箱のような木箱。
そんなE-House のストーリーです。
緑の中の、木箱のような家
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
積み重ねるようにして置かれた、
2つの木箱。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
その木箱は、
緑の中に置かれています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の必要な場所には、
孔が開いています。
南側の最も大きな孔は、
木箱の中に、光や眺望などを導き入れます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱は、
南側に大きな孔が開いているだけではなく、
その反対側の一部も、
大きく削り取られています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の一部を削り取った部分は、
玄関と駐車スペースになっています。
つまり、
孔を開けたり、削り取ったりした部分が、
木箱の中と外との、接点になっています。
木箱の中へ
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
玄関ドアを開けると、
片面すべてが、
宙に浮いているような収納の壁になっていて、
上下に間接照明が付いています。
もう片面は、
一枚の大きな鏡の壁になっていて、
その映り込みが、空間を広く見せています。
写真真ん中の右側辺りにある照明のスイッチは、
鏡の壁に直接付いているため、
宙に浮かんでいるように見えます。
鏡の裏側には引き戸が隠れていて、
必要に応じて、
玄関とその他の場所を仕切ります。
屋内も屋外も連続した、大きなワンルーム
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の中には、
ウッドデッキのテラスのような屋外空間も、
その他の部屋と一緒に入っています。
テラスは、
部屋の床と段差無しでつながっています。
つまり、木箱の中は、
屋内と屋外が連続した、
大きなワンルームのようになっています。
しかしそれと同時に、
ガラスや可動間仕切り、階段や天井などによって、
それぞれの場所が、
なんとなく、分かれてもいます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
ウッドデッキのテラスは、
木箱の奥の方まで入り込んでいて、
外の空気を、家の奥まで運びます。
木箱の中は、床に段差もなく、
一見、
大きなワンルームのようになっていますが、
このウッドデッキのテラスによって、
なんとなく、それぞれの場所に分けられています。
通常は、壁をつくることで、
小さな部屋に分割するわけですが、
ここでは、壁の代わりに、屋外の空気によって、
間仕切りをしているというわけです。
ワンルームの中にも、それぞれの場所
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の中は、
大きなワンルームのようになっていますが、
その一方で、天井の高さによって、
それぞれの場所が、なんとなく分かれてもいます。
また、屋外と屋内は、
ガラスによって隔てられていますが、
その一方で、
段差の無い床と、上に抜けた天井は、連続しています。
木箱の中には、
屋外と屋内が区別なく収められていて、
それぞれの場所を、その時々で、
自由に使うことができるようになっているのです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
方向性を持った天井は、
キッチンとダイニングを、一体の空間にしています。
天井が低い部分は、
そのまま、まっすぐに玄関の方へと延びて、
動線を指し示しています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
複数の間接照明によって、
それぞれの天井を浮かび上がらせることで、
その下に、それぞれの場所をつくり出しています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
和室は、リビングと一体になっていますが、
2階への階段によって、
何となく分かれてもいます。
また必要に応じて、可動間仕切で、
それぞれを別々の部屋に仕切ることもできます。
一方、窓を大きく開け放つと、
周囲の緑までを含めた、大きな一体の空間になります。
こうなるともう、
どこまでが内で、どこまでが外か、
わからないぐらいです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
蛇行するガラスに囲われた室内と、
中庭のように奥深くまで入り込んだウッドデッキのテラス、
そして、長さおよそ10メートルにもなる縁側。
それらのすべてが、
床の段差無しの、一つながりの空間として、
木箱の中に収まっています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
天井の、いくつかの場所には、
四角い孔が刳り貫かれていて、
その下に、それぞれの場所をつくり出しています。
その孔のうちの一つが、
2階への入口になっています。
2階へ行くには、
部屋の真ん中にある、宙に浮かんだような階段をつたって、
天井の孔へと消えていくような感じです。
階段の先には、さらにもう一つの孔があります。
光を採り入れ、熱を逃がすための、トップライトです。
1階と2階も連続した空間
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
2階は、寝室になっています。
室内と床の段差無しでつながった、
ウッドデッキのテラスの先には、
川沿いの美しい風景が広がっています。
1階リビングの、
天井が高くなった部分の上を利用して、
ウッドデッキのテラスに、
同じ材料で、ベンチをつくりました。
景色を眺めながら、昼寝が出来そうなぐらい、
大きなベンチです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
2階寝室前には、
ウッドデッキのテラスが、
部屋からそのまま、床の段差無しで続いています。
そしてそのテラスは、部屋の前から延びて、
1階にあるウッドデッキのテラスと、
吹き抜けを介して、上下につながっています。
上下に積まれた2つの木箱は、
それぞれ別々の場所になっているのですが、
また一方で、
一つにつながった、一体の空間にもなっています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
積み重ねるようにして置かれた、
2つの木箱。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
その木箱は、
緑の中に置かれています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の必要な場所には、
孔が開いています。
南側の最も大きな孔は、
木箱の中に、光や眺望などを導き入れます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱は、
南側に大きな孔が開いているだけではなく、
その反対側の一部も、
大きく削り取られています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の一部を削り取った部分は、
玄関と駐車スペースになっています。
つまり、
孔を開けたり、削り取ったりした部分が、
木箱の中と外との、接点になっています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
玄関ドアを開けると、
片面すべてが、
宙に浮いているような収納の壁になっていて、
上下に間接照明が付いています。
もう片面は、
一枚の大きな鏡の壁になっていて、
その映り込みが、空間を広く見せています。
写真真ん中の右側辺りにある照明のスイッチは、
鏡の壁に直接付いているため、
宙に浮かんでいるように見えます。
鏡の裏側には引き戸が隠れていて、
必要に応じて、
玄関とその他の場所を仕切ります。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の中には、
ウッドデッキのテラスのような屋外空間も、
その他の部屋と一緒に入っています。
テラスは、
部屋の床と段差無しでつながっています。
つまり、木箱の中は、
屋内と屋外が連続した、
大きなワンルームのようになっています。
しかしそれと同時に、
ガラスや可動間仕切り、階段や天井などによって、
それぞれの場所が、
なんとなく、分かれてもいます。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
ウッドデッキのテラスは、
木箱の奥の方まで入り込んでいて、
外の空気を、家の奥まで運びます。
木箱の中は、床に段差もなく、
一見、
大きなワンルームのようになっていますが、
このウッドデッキのテラスによって、
なんとなく、それぞれの場所に分けられています。
通常は、壁をつくることで、
小さな部屋に分割するわけですが、
ここでは、壁の代わりに、屋外の空気によって、
間仕切りをしているというわけです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
木箱の中は、
大きなワンルームのようになっていますが、
その一方で、天井の高さによって、
それぞれの場所が、なんとなく分かれてもいます。
また、屋外と屋内は、
ガラスによって隔てられていますが、
その一方で、
段差の無い床と、上に抜けた天井は、連続しています。
木箱の中には、
屋外と屋内が区別なく収められていて、
それぞれの場所を、その時々で、
自由に使うことができるようになっているのです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
方向性を持った天井は、
キッチンとダイニングを、一体の空間にしています。
天井が低い部分は、
そのまま、まっすぐに玄関の方へと延びて、
動線を指し示しています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
複数の間接照明によって、
それぞれの天井を浮かび上がらせることで、
その下に、それぞれの場所をつくり出しています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
和室は、リビングと一体になっていますが、
2階への階段によって、
何となく分かれてもいます。
また必要に応じて、可動間仕切で、
それぞれを別々の部屋に仕切ることもできます。
一方、窓を大きく開け放つと、
周囲の緑までを含めた、大きな一体の空間になります。
こうなるともう、
どこまでが内で、どこまでが外か、
わからないぐらいです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
蛇行するガラスに囲われた室内と、
中庭のように奥深くまで入り込んだウッドデッキのテラス、
そして、長さおよそ10メートルにもなる縁側。
それらのすべてが、
床の段差無しの、一つながりの空間として、
木箱の中に収まっています。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
天井の、いくつかの場所には、
四角い孔が刳り貫かれていて、
その下に、それぞれの場所をつくり出しています。
その孔のうちの一つが、
2階への入口になっています。
2階へ行くには、
部屋の真ん中にある、宙に浮かんだような階段をつたって、
天井の孔へと消えていくような感じです。
階段の先には、さらにもう一つの孔があります。
光を採り入れ、熱を逃がすための、トップライトです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
2階は、寝室になっています。
室内と床の段差無しでつながった、
ウッドデッキのテラスの先には、
川沿いの美しい風景が広がっています。
1階リビングの、
天井が高くなった部分の上を利用して、
ウッドデッキのテラスに、
同じ材料で、ベンチをつくりました。
景色を眺めながら、昼寝が出来そうなぐらい、
大きなベンチです。
出典: www.ac.auone-net.jp / Nakama Kunihiko Architects
2階寝室前には、
ウッドデッキのテラスが、
部屋からそのまま、床の段差無しで続いています。
そしてそのテラスは、部屋の前から延びて、
1階にあるウッドデッキのテラスと、
吹き抜けを介して、上下につながっています。
上下に積まれた2つの木箱は、
それぞれ別々の場所になっているのですが、
また一方で、
一つにつながった、一体の空間にもなっています。
コツ・ポイント
家づくりには、もともと、様々な希望があるはずです。
それなのに、そうした希望の多くは、予算や敷地、法律などの様々な制約から、結局、諦められてしまうことが多いように思います。
しかし、それらを簡単に諦めることなく、なんとか実現しようと、試行錯誤する中から、本当に自分たちらしい家ができるのではないでしょうか。
「これしかない」と納得できるようなものを目指し、そこでしか出来ない個性的なものを実現するために、ひとつひとつ丁寧に取り組んでいきたい、と考えています。