「リノベ団地」という言葉を最近よく耳にします。数十年前に建設された団地をリノベーションで現代の暮らしに合った物件にするもので、団地の敷地の広さや立地のよさなどが人気の秘密。今回はMUJI×URなどの魅力的な「リノベ団地」をまとめてみました。
MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト
MUJI×UR団地プロジェクトは賃貸住宅の新しい試みとしてスタートしました。とても人気が高くほとんどのお部屋が既に入居されているようです。MUJIらしいシンプルでナチュラルな部屋作りでは白を基本色として使っているため、どのお部屋も明るくすがすがしい雰囲気です。柱や梁は既存のものを生かしています。
リバーサイドしろきた(大阪市都島区)
「リノベ団地」が脚光を浴びた原動力の一つが、無印良品とUR(旧公団住宅)西日本支社が2012年にスタートさせた「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」です。それまでは、どこか古臭かったり一昔前のイメージが強かった団地が、オシャレで魅力的な住居に変わったことが注目されました。こちらは56.69m²の広さの団地をMUJIらしいシンプルで開放的な空間にリノベーションしている一室です。
リバーサイドしろきた・その2
こちらはキッチンとの境にあったシェルフのしきりをはずした画像です。もともとは和室が二部屋あったところをつないでいます。こちらの画像のようにしきりをはずして広々としたLDKとしても使えますし、キッチンを仕切ってリビングを独立した空間のように使うこともできます。
リバーサイドしろきた・その3
ベッドルームも元は四畳半の和室だったところです。つくりは和室のままですが壁を真っ白にして押入れのふすまをはずしています。ふすまの替わりに白いカーテンで目隠しを。スモールスペースでも落ち着ける空間にしています。
泉北茶山台二丁団地(堺市南区)
こちらは46.68m²の団地の一室です。独立していたスモールスペースのキッチンと和室を一体化して広いLDKを作っています。キッチンの壁はMUJIのシェルフで壁面収納スタイルに。すっきりとした明るい空間になっていますね。
泉北茶山台二丁団地・その2
寝室は元和室。押入れを引き戸式のクローゼットにしています。ドアも引き戸なので開けてもすっきりして見えますね。入り口の奥がリビングになっています。ベッドルームの床は「麦わらパネル」を使っています。素足にも気持ちの良い天然素材だそうです。
アーバニア千代田(名古屋市中区)
こちらは名古屋市の物件です。広さは54.94m²。玄関から入るとバスルーム、ダイニングキッチン、リビングと縦のラインで続いている間取りです。リビングと向かい合うようにベッドルームがあります。また、こちらのお部屋にはユーティリティスペースも設けられています。ここはお洗濯物を干したりアイロン掛けをしたりできるスペースです。
アーバニア千代田・その2
この画像はリビングからダイニングキッチンを見ています。真っ白な壁と天井がスモールスペースの圧迫感を消し、団地の古さを感じさせません。
EcoDecoのリノベ団地
EcoDecoは、「中古物件探しからリノベーションまでのトータルコーディネートサービス」を手がけています。設計者は自由に選ぶことができ、施工業者はコンペで決定するそうです。物件探しから始められるので、立地条件や団地全体の雰囲気などを自分の好みに合わせて決めることができます。
東京都江東区東陽町の団地
60㎡の団地をリノベーションしています。こちらのダイニングキッチンはキッチンカウンターと一体化したカウンターテーブルが魅力的です。アンティーク風の床材のつややかなコクが落ち着いた空間を作り出しています。
東京都江東区東陽町の団地・その2
隣接しているリビングにはご主人の希望で壁一面にボックスシェルフが作られています。圧巻の本棚です!
東京都江東区東陽町の団地・その3
このユニークな物体は「子ども部屋」です。ワンルームにリノベーションした空間に、独立した個室ではなく移動もできる家具調の「子ども部屋」を作りました。丸くくり抜かれた窓も可愛いですね。
むくむくはうすのリノベ団地
むくむくはうすは「自然素材で家を建てること」にこだわりを持っています。環境に配慮した家作りがむくむくはうすの手がける「リノベ団地」にも生かされています。
たまプラーザ団地(横浜市青葉区)
56.3㎡の3LDKの団地を2DKにリノベーションしています。無垢材の床に白い壁と白い天井が開放感いっぱいです。
たまプラーザ団地・その2
ラスティックな風合いの木製のカウンターが印象的なキッチンです。ヴィンテージのキッチン雑貨がしっくりと似合っています。天然素材のバスケットを活かして可愛らしい収納を。
たまプラーザ団地・その3
団地の玄関スペースも、奥まで続く廊下の明るい無垢材と白い壁と天井が明るい空間にしてくれていますね。たたきの部分は土間のようなつくりになっています。
鵜野森団地(相模原市)
こちらは55㎡の3DKを2LDKにリノベーションしたお部屋です。リビングを壁で仕切ってその奥に書斎を設けています。無垢材の床になじむオリーブ色のしきり壁がヨーロッパの雰囲気です。
鵜野森団地・その2
こちらが仕切り壁の向こうの書斎スペースです。黒いイスがシックですね。
鵜野森団地・その3
リビングと続いているダイニングキッチンもウッドテーブルでナチュラルに。テレビ台も同じテイストで揃えています。さりげなくテレビにファブリックを掛けて。床に使われているのは唐松だそうです。
鵜野森団地・その4
キッチンのバックスプラッシュにはデザインタイルを使って。温かみのある木とリネンのナチュラルな雰囲気でお部屋全体を統一しています。
キーワードは広々とした開放感
ソファでゆるやかにゾーニング
55㎡の団地を開放感のあるお部屋にリノベーションしています。広々とした空間を2つのソファでゆるやかなゾーニングをしています。手前にあるソファの後ろにキッチンがあります。
むき出しの天井が開放感を
こちらはあえてむき出しのままの天井がスタイリッシュなリノベ団地です。奥にあるキッチンはモルタル作り。ゆるやかなカーブで続くカウンターはワークスペースになっています。
梁をいかした天井
こちらも広々としたリビングの空間に最小限の家具を置いて。梁をダークブラウンに塗装して素敵なアクセントにいかしていますね。
リノベ団地で実現する好きなモノのある暮らし
スタイリッシュなバー
こちらはお部屋の中にバーを作ったリノベ団地です。まさに趣味の世界!です。築40年の団地とは思えないスタイリッシュさですね。
黒板ウォール
こちらはウォーキングクローゼットの壁を黒板にしているリノベ団地です。大きな黒板なので子どもたちも思い切りお絵かきが楽しめますね。
レトロなカフェスタイル
レトロな雰囲気がたっぷりのリノベ団地です。カフェのような落ち着きもある空間ですね。おうちカフェ気分を満喫できそうです。
ヨーロッパ風キッチン
ヨーロッパ風の可愛いキッチンです。壁をくり抜いた棚がほっこり気分を盛り上げますね。
ブルックリンスタイルのキッチン
キッチンのシンク周りに好きなものを詰め込んで。バックスプラッシュに味のあるレンガタイルを使ってブルックリンスタイルに。シンクの蛇口はアンティーク調のゴールドでエレガントに。
細かいところまでリノベして
テラコッタタイル
団地の玄関はスモールスペースの場合が多いですね。明るいテラコッタタイルを敷き詰めて南仏プロヴァンスの雰囲気に。
北欧風市松模様
イエローとブルーのポップな玄関です。大きな鏡を置いて広く見せる工夫を。
モザイクタイル
洗面所のシンクまわりに小さなモザイクタイルを貼ってアクセントを作っています。
カラフルなドア
ドアの色を変えるだけで雰囲気ががらりと変わりますね。
MUJI×UR団地プロジェクトは賃貸住宅の新しい試みとしてスタートしました。とても人気が高くほとんどのお部屋が既に入居されているようです。MUJIらしいシンプルでナチュラルな部屋作りでは白を基本色として使っているため、どのお部屋も明るくすがすがしい雰囲気です。柱や梁は既存のものを生かしています。
リバーサイドしろきた(大阪市都島区)
「リノベ団地」が脚光を浴びた原動力の一つが、無印良品とUR(旧公団住宅)西日本支社が2012年にスタートさせた「MUJI×UR団地リノベーションプロジェクト」です。それまでは、どこか古臭かったり一昔前のイメージが強かった団地が、オシャレで魅力的な住居に変わったことが注目されました。こちらは56.69m²の広さの団地をMUJIらしいシンプルで開放的な空間にリノベーションしている一室です。
リバーサイドしろきた・その2
こちらはキッチンとの境にあったシェルフのしきりをはずした画像です。もともとは和室が二部屋あったところをつないでいます。こちらの画像のようにしきりをはずして広々としたLDKとしても使えますし、キッチンを仕切ってリビングを独立した空間のように使うこともできます。
リバーサイドしろきた・その3
ベッドルームも元は四畳半の和室だったところです。つくりは和室のままですが壁を真っ白にして押入れのふすまをはずしています。ふすまの替わりに白いカーテンで目隠しを。スモールスペースでも落ち着ける空間にしています。
泉北茶山台二丁団地(堺市南区)
こちらは46.68m²の団地の一室です。独立していたスモールスペースのキッチンと和室を一体化して広いLDKを作っています。キッチンの壁はMUJIのシェルフで壁面収納スタイルに。すっきりとした明るい空間になっていますね。
泉北茶山台二丁団地・その2
寝室は元和室。押入れを引き戸式のクローゼットにしています。ドアも引き戸なので開けてもすっきりして見えますね。入り口の奥がリビングになっています。ベッドルームの床は「麦わらパネル」を使っています。素足にも気持ちの良い天然素材だそうです。
アーバニア千代田(名古屋市中区)
こちらは名古屋市の物件です。広さは54.94m²。玄関から入るとバスルーム、ダイニングキッチン、リビングと縦のラインで続いている間取りです。リビングと向かい合うようにベッドルームがあります。また、こちらのお部屋にはユーティリティスペースも設けられています。ここはお洗濯物を干したりアイロン掛けをしたりできるスペースです。
アーバニア千代田・その2
この画像はリビングからダイニングキッチンを見ています。真っ白な壁と天井がスモールスペースの圧迫感を消し、団地の古さを感じさせません。
EcoDecoは、「中古物件探しからリノベーションまでのトータルコーディネートサービス」を手がけています。設計者は自由に選ぶことができ、施工業者はコンペで決定するそうです。物件探しから始められるので、立地条件や団地全体の雰囲気などを自分の好みに合わせて決めることができます。
東京都江東区東陽町の団地
60㎡の団地をリノベーションしています。こちらのダイニングキッチンはキッチンカウンターと一体化したカウンターテーブルが魅力的です。アンティーク風の床材のつややかなコクが落ち着いた空間を作り出しています。
東京都江東区東陽町の団地・その2
隣接しているリビングにはご主人の希望で壁一面にボックスシェルフが作られています。圧巻の本棚です!
東京都江東区東陽町の団地・その3
このユニークな物体は「子ども部屋」です。ワンルームにリノベーションした空間に、独立した個室ではなく移動もできる家具調の「子ども部屋」を作りました。丸くくり抜かれた窓も可愛いですね。
むくむくはうすは「自然素材で家を建てること」にこだわりを持っています。環境に配慮した家作りがむくむくはうすの手がける「リノベ団地」にも生かされています。
たまプラーザ団地(横浜市青葉区)
56.3㎡の3LDKの団地を2DKにリノベーションしています。無垢材の床に白い壁と白い天井が開放感いっぱいです。
たまプラーザ団地・その2
ラスティックな風合いの木製のカウンターが印象的なキッチンです。ヴィンテージのキッチン雑貨がしっくりと似合っています。天然素材のバスケットを活かして可愛らしい収納を。
たまプラーザ団地・その3
団地の玄関スペースも、奥まで続く廊下の明るい無垢材と白い壁と天井が明るい空間にしてくれていますね。たたきの部分は土間のようなつくりになっています。
鵜野森団地(相模原市)
こちらは55㎡の3DKを2LDKにリノベーションしたお部屋です。リビングを壁で仕切ってその奥に書斎を設けています。無垢材の床になじむオリーブ色のしきり壁がヨーロッパの雰囲気です。
鵜野森団地・その2
こちらが仕切り壁の向こうの書斎スペースです。黒いイスがシックですね。
鵜野森団地・その3
リビングと続いているダイニングキッチンもウッドテーブルでナチュラルに。テレビ台も同じテイストで揃えています。さりげなくテレビにファブリックを掛けて。床に使われているのは唐松だそうです。
鵜野森団地・その4
キッチンのバックスプラッシュにはデザインタイルを使って。温かみのある木とリネンのナチュラルな雰囲気でお部屋全体を統一しています。
ソファでゆるやかにゾーニング
55㎡の団地を開放感のあるお部屋にリノベーションしています。広々とした空間を2つのソファでゆるやかなゾーニングをしています。手前にあるソファの後ろにキッチンがあります。
むき出しの天井が開放感を
こちらはあえてむき出しのままの天井がスタイリッシュなリノベ団地です。奥にあるキッチンはモルタル作り。ゆるやかなカーブで続くカウンターはワークスペースになっています。
梁をいかした天井
こちらも広々としたリビングの空間に最小限の家具を置いて。梁をダークブラウンに塗装して素敵なアクセントにいかしていますね。
スタイリッシュなバー
こちらはお部屋の中にバーを作ったリノベ団地です。まさに趣味の世界!です。築40年の団地とは思えないスタイリッシュさですね。
黒板ウォール
こちらはウォーキングクローゼットの壁を黒板にしているリノベ団地です。大きな黒板なので子どもたちも思い切りお絵かきが楽しめますね。
レトロなカフェスタイル
レトロな雰囲気がたっぷりのリノベ団地です。カフェのような落ち着きもある空間ですね。おうちカフェ気分を満喫できそうです。
ヨーロッパ風キッチン
ヨーロッパ風の可愛いキッチンです。壁をくり抜いた棚がほっこり気分を盛り上げますね。
ブルックリンスタイルのキッチン
キッチンのシンク周りに好きなものを詰め込んで。バックスプラッシュに味のあるレンガタイルを使ってブルックリンスタイルに。シンクの蛇口はアンティーク調のゴールドでエレガントに。
テラコッタタイル
団地の玄関はスモールスペースの場合が多いですね。明るいテラコッタタイルを敷き詰めて南仏プロヴァンスの雰囲気に。
北欧風市松模様
イエローとブルーのポップな玄関です。大きな鏡を置いて広く見せる工夫を。
モザイクタイル
洗面所のシンクまわりに小さなモザイクタイルを貼ってアクセントを作っています。
カラフルなドア
ドアの色を変えるだけで雰囲気ががらりと変わりますね。
コツ・ポイント
いかがでしたでしょうか。
MUJI×UR団地プロジェクトは賃貸住宅としての「リノベ団地」です。そのほかの例は団地の一室を分譲してからリノベーションを行っている「リノベ団地」です。これまでの団地のイメージを変える、素敵な空間が広がっていましたね。「リノベ団地」はこれからますます増えていきそうです。