システムキッチンのランキング！購入前見るべきメーカーや商品

キッチンには大きく分けて2つの種類があります。まず、「セクショナルキッチン」という一般的なキッチン。洗い台、コンロ、棚、調理台などの部品を並べて配置するもので、つなぎ目には汚れが溜まりやすいことがデメリット。コンロなどの取り換えが簡単なことが特徴です。
そして、システムキッチンです。システムキッチンとは調理台、シンク、水栓、レンジ、コンロ、換気扇、収納棚などのパーツをそれぞれ組み合わせて、天板と呼ばれる板を一枚乗せて一体化させたキッチンです。リフォームしやすく、食洗器や浄水器を組み込んだオプションシステムキッチンなどもあります。

システムキッチンを種類で分けるとしたら、キッチンのカタチで分けることとなります。大きく分けると5つに分けることができますが、もしオプションを付けたりサイズを変えるとしたら、システムキッチンには1つたりとも同じ製品はありません。家に合わせたキッチンを作ることができて、その原型となる種類が5種類あるのです。

・システムキッチンI型
最も一般的なシステムキッチンのカタチです。壁側に置いたり、部屋の中央に近づけて対面型にすることも可能。使い方が自由に決められるタイプです。無駄なく収納スペースを設け、左右に動くだけ、もしくは振り返るだけで自由に作業ができる上に、比較的費用が安いことが特徴です。間口は250センチから300センチが主流です。それ以上長くなると、人によっては使いにくさを感じます。

・システムキッチンL型
台所の隅にシンクやグリルがあり、L字に配置したタイプのキッチンです。動く範囲が少なく、無駄のないレイアウトです。一人で調理するには問題ないですが、もし複数人で作業するとなると近すぎて調理がしにくいということも。洗い物をしながら鍋の火をチェックしたり導線が短いことが一番の特徴です。

・システムキッチン対面型
壁と反対側に、並行するように配置されたシステムキッチンです。左右の動きと回転で効率よく作業出来ます。作業する間の感覚は90センチから120センチが主流です。狭いスペースでは非常にレイアウトが悪く、逆に広いリビングに向かって作業ができるので新築では対面型を選ばれる方が多いでしょう。

・システムキッチンU型
広い作業台が取れ、効率よく作業することができます。独立型のキッチンとして人気で、収納も複数個所に設けることができます。インテリア性に優れたシステムキッチンなので、こだわりがある方にはぴったり。

・システムキッチンアイランド型
キッチンとして独立し、壁に接している面積がないことが特徴です。360度ぐるりとキッチンを囲むことができて、友人たちと調理を楽しむことができます。部屋が広くなければできませんが、レイアウト性には優れています。シンクを別で設ける方が多いですが、作業台としても使えます。

位置でもシステムキッチンを種類に分けることができます。大きく分けて3つ。まずは一般的な、壁に密着しているタイプ。そして片方だけ密着しているタイプ。最後に、独立しているタイプです。

L型やU型、対面式キッチンなどは、片側だけ密着しているキッチンとなります。独立しているタイプは、アイランド型のキッチンです。そして従来からある、壁に面してあるI型キッチンが、密着しているタイプです。

「どういう風に作業がしたいか？」と考えると、3つのうちどの種類が良いか決めることができるでしょう。システムキッチン選びに迷っている方は、まずキッチンの位置、そして部屋の広さとレイアウトを兼ね備えた選び方をされてみてはいかがでしょうか。

【クリナップ】
・人気の理由
全部ステンレスを使用して、汚れにくさと傷つきにくさを実現。長くキレイに使えるシステムキッチンで、見えないところまでこだわりのステンレスを使用しています。木製キッチンもありますが、扉カラーなどのインテリア性が高いところが人気。

・おすすめキッチン
木製のラクエラ、そしてクリンレディやハイグレードなS.S.が人気です。

【リクシル】
・人気の理由
収納力に優れたキッチンが多く、お手入れも楽でバランスと相性が良い製品。軽くて開きやすい、収納扉。排水口のお手入れがとても簡単な「くるりん排水口」が使いやすいと人気です。

・おすすめキッチン
特に人気のシエラは、ステンレス製で使いやすいキャビネットはスライド式。人工大理石を使用したサンヴェリエ、そしてハイグレードのウエルライフもおすすめ。

【タカラ】
・人気の理由
高品位ホーローを使用したキッチンが豊富にあります。熱や湿気に強く、掃除が簡単です。キッチンは毎日使うものですから、主婦に大人気。しかも低価格でバリエーションも豊富です。
・おすすめキッチン
P型フラット、A型フラット、ロイヤルフラット、すべてステンレス製で収納棚の多い広々としたキッチンです。

【パナソニック】
・人気の理由
スタイリッシュなデザイン性が人気。独自の横に並んだ3つ口コンロは調理がしやすいと人気です。シンクとカウンターにはつなぎ目がありませんから、お掃除も楽々。

・おすすめキッチン
シンプルなリビングステーション、そしてハイグレードなリビングステーションL-classが人気です。

【TOTO】
・人気の理由
水回りの機能が充実していて、作業がとても楽です。特に水を使う作業を楽にすることを考え、更には節水をも実現させています。これぞ「主婦の味方」といえるシステムキッチンです。

・おすすめキッチン
ミッテはL型、対面型があり広い作業台と使い勝手の良いすべり台シンクが人気。更にハイグレードなクラッソも登場しています。

システムキッチンといえばやっぱり「クリナップ」怒涛の一番人気を誇るタイプは、「ラクエラ」というシステムキッチンです。オプションなしで15万円から販売されています。値段の割に、見た目も良く収納性も抜群。

ラクエラのコンセプトは、「キッチン家具と考える」ことです。扉のカラーは38種類あり、取っ手に関しても扉に合わせてタイプを選ぶことができます。木製のキャビネットですが。傷がつきにくい素材を使い、加工を施しています。

タカラからはスタンダードエーデルをおすすめします。約20万円前後で購入でき、定価は安いものの品質は最高です。値段と使いやすさを追求したホーローキッチンなので、満足すること間違いなし。食洗器などのオプションもついています。

基本のセットは開き戸になっています。スライドタイプにも変更可能で、扉カラーは7色あります。ワークトップは、大理石またはステンレスから選ぶことができます。タカラのステンレスといえば、石目エンボス加工がしてあるので汚れにくくお手入れが簡単だと人気です。

また、タカラのホーローキッチンパネルは表面がガラス質でできています。油汚れがはねてしまってもサっと拭くだけ。キッチンパネルのベース部分は金属なので、磁石もくっつき好きな場所に収納スペースを確保することができます。

クリナップからはもう1つ、定番人気の商品を。「クリンレディ」という商品で、ミドルからハイクラス級です。オールステンレスキッチンで、カビやにおいがつきにくく清潔感を保つことができます。水汚れやさび、におい、熱にも強いので、お手入れもとっても楽。

ステンレスは表面にバリアのような膜をはる機能があります。もし、傷がついてしまっても自ら再生する性質を持っている優れた素材。更には、自動洗浄をしてくれるレンジフードを取付けることもできますから、主婦の味方！ともいえるシステムキッチンです。少し高額ですが、余裕がある方は絶対にこちらにしたほうが良いですね。

TOTOといえば便器をイメージされる方が多いでしょう。ですが、バスやキッチンなども手掛けるメーカーです。TOTOのシステムキッチンと言えばやっぱり「ミッテ」

使いやすさと見た目の美しさを兼ね備え、さらに低価格が人気のキッチンです。使いたいものを、楽な姿勢で取ることができるずば抜けた収納力を持っています。エアインシャワーがついているので、水道代の節約にも。フロアキャビネットには調味料やスパイスなどを楽々収納できます。

他メーカーでは別オプションとしてつけなければいけない「ソフトクローズ」も、標準装備されています。とびらが静かに開閉するソフトクローズ機能は、絶対にあったら嬉しいと感じる機能です。

NORITZから2015年春に登場したスムーズでスマートなキッチン。調理の導線にこだわり、無駄のない動きで下ごしらえから片付けまでできる、スマートなシステムキッチンです。

TOTO株式会社から2015年夏に登場した「クラッソ」は、扉20色を新たに追加。使いやすさや収納性だけではなく、インテリア空間に馴染むシステムキッチンを開発しました。

TOTOの「クラッソ」も人気キッチンの一つ。他メーカーのキッチンはどれも豪華ですが、TOTOはシンプルかつ美しいシステムキッチンを目指しています。カウンターはクリスタルカラーで、全7色あります。エポキシ樹脂という素材を使っており、丈夫で擦り傷も磨いて落とせる、お手入れが楽なキッチンです。

クラッソは、水ほうき水栓がタッチ式になっています。更に節約を意識した機能で、つま先らく押し水栓オプションもあります。シンクキャビネットにはパックンポケットがついており、調理器具が収納できてとても便利です。

パナソニックからは「ラクシーナ」をおすすめします。ラクエラやエーデルと比べたらちょっと高額なので、ランキングでも中間以下の順位になってしまいました。見た目も抜群によく、クッキングコンセントなど便利な機能がついています。

空間の広さを感じさせる奥行きの浅いフラットな印象が人気。調理の作業に合わせて、自由に使えるシンクはスキマレスシンクムーブラックタイプと言います。対面キッチンとしてかなりデザイン性が良く、空間に溶け込むようなデザイン性を持っています。機能性をウリにしていますがラクシーナの一番の魅力はこのデザイン性だという声がたくさんあがっています。

トクラスのシステムキッチン特徴は、「家や暮らしに合わせたプラン」料理も掃除も効率よくできる、使いやすくお手入れが簡単で、連動イン引き出し付きの収納がついたプランから、手元を隠せるステップ対面、カウンターはミリ単位のオーダーが可能。

Bbシリーズも人気ですが、トクラスは家に合わせたシステムキッチンが選べるところが人気ですよね。壁付けタイプ、対面タイプ。ライフスタイルに合わせたシステムキッチンを提供しています。

ウッドワンには無垢キッチンがあります。特に「スイージー」というキッチンが女性に根強い人気を誇っています。見た目のかわいらしさ、そして愛着が持てるデザイン性が人気の秘密でしょう。

最大の特徴は見た目、そして経年美化です。家全体を自然のイメージで統一している方にはぴったり。同じくウッドワンからは無垢の洗面台やユニットバスなども登場しているので、家全体に統一感を出したいという方から支持を得ています。

ハウステックのシステムキッチン「ラヴィー」は、自分だけの選べるキッチンだと人気。ワンプライスで、78パターンもの中から扉や取っ手を選び、1センチ刻みでサイズも自由に変えることができます。

そして何より、収納量と使いやすさをアップさせ、ライフスタイルの変化に応じた形態を選べます。洗い物がしやすくお手入れが簡単な「手間らくシンク」そして豊富なサイズバリエーション。トップレベルともいえる収納力。一升瓶も入る、隅々まで使いやすいシステムキッチンです。