100均でも手に入ってしまうお手軽インテリアグリーン、サンスベリア。「高マイナスイオン放出」と話題になると一気に観葉植物のトップスターに躍り出ました。空気をきれいにしてくれるだけでなく風水効果も期待できるというサンスベリアの魅力をご紹介します。
サンスベリア・人気の種類
観葉植物の中でもよく目にする人気者がこのサンスベリア。「生きる空気清浄機」としてご存じの方も多いことでしょう。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の25年もの月日をかけた研究結果により、エコプラント(空気清浄植物)の中でもサンスベリアは「空気の浄化能力が特に高い植物」と認められたのです。
日本国内では2002年TV番組で紹介されると一大ブームとなり、以来サンスベリアと言えば「空気をきれいにしてくれる植物」というイメージが定着しましたよね。
そんな優秀なサンスベリア、原産は主にアフリカや東南アジアの熱帯地域で、代表種9種類、希少種31種とも全70種類とも言われており、実に種類が豊富です。
代表的な種類はホームセンターや園芸店、もっと身近なところでは100均で手に入ってしまうほどポピュラーですが、残念ながら希少種は日本で見かけることができないようです。
代表種9つ:
1.ローレンティー
2.スタッキー
3.ゼラニカ
4.シルバーハニー
5.パテンス
6.ゴールデンハニー
7.キリンドリカ
8.ミカド
9.バンテルス・センセーション
この中から人気の3つを選んでご紹介します。
ローレンティー
出典: item.rakuten.co.jp
私たちにとってもっともなじみのあるサンスベリアがこのローレンティーです。濃淡のグリーンにイエローのエッジが明るい印象。ホームセンターや園芸店、町の至るところでみかけますよね。「トラノオ」「チトセラン」という別名も持っています。
「トラノオ」は、ローレンティーの葉の模様がトラのしっぽに似ていることから名付けられたと言われています。
ローレンティーの葉は肉厚で120cmほどまで大きくなります。「ローレンティー・コンパクト」と呼ばれる類似品種はコンパクトという名だけに葉は最長で40cm程度だそうです。
スタッキー
出典: www.saisyokukenbi.jp
葉が円筒型でちょっとネギのようなイメージのスタッキー。スッと伸びたスタイルが個性的なインテリアプラントです。
葉は内側に巻き込んだような棒状で、大きくなると1m近くまで伸びます。
日照不足が続いたり過剰な水やりではせっかくのスマートなフォルムをくずしてしまう原因になりますから注意してあげましょう。
ミカド
出典: item.rakuten.co.jp
細くスッと伸びた棒状の葉がスタッキー似のミカド。バキュラリス・ミカドとも言います。
ミカドは希少種のひとつですが、最近ではよく見かけられ通販などでも手に入るようになりました。
スタッキーやこのミカドを含む「バキュラリス」という種類は鋭く細長い円錐形の葉が美しいですから、このスリムなラインを生かした飾り方を楽しみたいですね。
ロリダ
出典: greensnap.jp
愛らしい名前のロリダはサンスベリア希少種31種の中のひとつで肉厚で硬い葉と成長が遅い点が特徴的。サンスベリアはリーズナブルで手軽な観葉植物ですが、このロリダは「キング・オブ・サンスベリア」とのニックネームを持ち大変高価です。
育て方
サンスベリアはとても丈夫で乾燥に強く、また病気も少ないので日常的なお手入れなどは特にありませんから、「毎日忙しくて水やりを忘れてしまいそう」という人にも「ダメにしちゃいそうで観葉植物は苦手」という人にも、ほんの少しの手間で心配なく育てることができます。
簡単なお手入れとしては、水やりのほかに時々葉の上のほこりなどを水で濡らしたティッシュなどで拭いてあげるといいですね。
置き場所
サンスベリアは日当たりのよい場所を好むので、耐陰性はありますがなるべく明るい場所で育てましょう。ただ、夏の日差しは刺激が強過ぎるので、午前中のまだ照りつける前の日光に当てるか、レースカーテンを引いた室内に置いてあげてください。
寒さには少し弱いので、冬は10°C以上の室内で育てるようにしてくださいね。
◆ポイント◆
・5月から10月上旬:明るい室内か屋外
・真夏の直射日光は避ける
・10月中旬から4月:日当たりのよい室内
・冬の間は10°C以上で
・10°C以下では暗室で越冬させる
水やり
サンスベリアは乾燥に強い植物ですので水をあげ過ぎると根腐りしてしまいます。春から秋にかけての発育期と冬の間では水やりの方法に違いがあるので注意してあげてください。
■春から秋にかけての水やり
5月以降最低気温が15度以上の期間は、土の表面が乾いて白っぽくなったら十分に水を与えてください。このとき、受け皿に水を残してしまうと根腐りの原因になるので水は流し切ってくださいね。
■冬の水やり
冬の間は、室内最低気温15°C以上を保てる場合は春から秋にかけての生育期より水やりの回数を減らしますが、一般的には、冬の間は水やりをする必要はありません。
冬期にいったん水やりを中止することで休眠状態(冬眠)となり、かえって耐寒性が増すことになります。水やりは春が来たら再開します。
◆ポイント◆
=春から秋=
・最低気温15度以上の間は乾燥時十分に。
=冬=
・通常水やりは不要。
・室内温度15度以上なら回数を減らして。
・水やりを中止すると休眠し耐寒性を増す。
肥料
◇写真はサンスベリアの花。ごくまれに咲くことがあります。
肥料の選び方も園芸に精通していなければ難しいですよね。サンスベリアに与える肥料は、緩効性(ゆっくりと効いてくる)の固形肥料(マグァンプKや花工場粒状置き肥)を選び、あらかじめ土に混ぜ込んでおきましょう。
そのあとは、5月から9月までの生育期、20日に1度程度液体肥料を与えましょう。特に夏場しっかり肥料をあげておくと株が丈夫になり耐寒性も強くなります。冬の間は水やりと同様に肥料は必要ありません。
◆ポイント◆
=春から秋=
・最初に固形肥料を土に混ぜ込んでおく
・肥料はマグァンプKや花工場粒状置き肥
・生育期は20日に1度程度液体肥料を
=冬=
・冬場は肥料を与えないでOK
植え替え
サンスベリアはとても発育がよく、根も強く大きくなりますから2年に一度くらいは植え替えをしてあげましょう。放っておくと、プラスチックの鉢だと株が抜けなくなったり、陶器の鉢だと割れてしまうこともあります。
植え替えする場合、土のブレンドは、
赤玉土(小粒)5:腐葉土4:川砂1
の割合で混ぜましょう。
植え替えは、春から夏の暑い時期に株よりふた周りくらい大きな鉢で行うとよいでしょう。
大きくしたくない場合は、株数が増えても問題ない場合は株分けで小さくしましょう。
◆ポイント◆
・植え替え時期は春から夏の高温期
・赤玉土(小粒)5:腐葉土4:川砂1
・鉢は株よりふた周りほど大きく
・大きくしたくない場合は株分けを。
増やし方
サンスベリアは育てやすくとても丈夫な観葉植物。鉢の中でどんどん成長します。葉元から小さな子株が出てきたら、ぜひ株分けをしてあげてください。
株分けをしない状態で放置すると栄養分が行き渡らず生育しにくくなってしまいます。
サンスベリアの株を増やす場合は植え替え時期と同じ5月から8月に行いましょう。増やし方は2通りです。
株分け
サンスベリアの鉢に子株を見つけたら、株分けすることができます。小分けにして小さな鉢に植え替えるとかわいいインテリアグリーンが増えますね。
◆株分け・手順◆
1.株を鉢から抜き土をよく落とす
2.根茎を3つから4つくらいに切り分ける
3.半日から数日間日陰で切り口を乾かし用土を敷いた鉢に入れる
葉挿し
サンスベリアはなんと生きる力の強い植物なんでしょう。葉から育てることもできるのです。大きくなった葉を1枚根に近いところで切り取って、さらに数枚に切り分け植え替えると、数か月後には根と子株が出てきますよ。
◆葉挿しのしかた◆
1.1枚の葉を横に(葉に対して垂直に)3~4つに切り分けます。
2.日陰干しで切り口を乾燥させます。
3.切り口を川砂に挿します。
やがて根が生えてかわいい新芽が顔を出します。
ただ、もしも葉挿しをするサンスベリアに黄色いふちどりや模様があった場合、新芽は模様のないオールグリーンになってしまうので、もしも模様を残したい場合は株分けをおすすめします。
風水効果
サンスベリアは「風水グリーン」としても知られているのをご存じでしたか。観葉植物には葉の形や伸びていく向きなどそれぞれの特徴に、風水から見た意味があるのです。
風水から見ると、サンスベリアには魔除け・厄除けの効果があるとされています。サンスベリアの葉は先がとがっていますよね。この特徴が邪気を払い家の気を浄化すると言われています。
玄関や水回りなど、おうちの中にある「注意すべき場所」に置くことで、サンスベリアは風水的に大活躍してくれます。
サンスベリアは丈夫な植物ですが、風水では植物を枯らしてはいけないことになっています。水やりのタイミングを把握して、葉の上のほこりは時々水に濡らしたティッシュなどで拭いてあげてくださいね。
おうちの中の空気をきれいにしてくれるだけじゃない、風水効果まであるサンスベリアを置いて運気を上昇気流に乗せましょう!
玄関に
玄関は「家の顔」であるとともに、風水では気を迎える場所としても重要視されていて、玄関から入った「気」が家の中を循環するため玄関は家運をつかさどる大切なスポットと言えます。
サンスベリアは玄関でその力を発揮します。悪い気を浄化して幸運を呼び込んでくれるサンスベリアをぜひ玄関に置きましょう。
ただ玄関のサンスベリアは、玄関の広さにマッチしたものを選びましょう。サンスベリアが大き過ぎると良い気までブロックしてしまうのだそう。
リビングに
リビングルームは家族みんなが集まる場所。風水でも「家族運を左右する場所」とされています。インテリアグリーンとしても大人気のサンスベリアですが、飾って楽しむだけでなくそこにいる家族みんなの持つ陰の気を陽に変え、幸せをもたらしてくれる働きをしてくれます。
窓は外からさまざまな気が入ってきますから、良い気だけを取り込むためにサンスベリアを窓辺に置くのも効果的です。
またサンスベリアの厚みのある鋭い葉は集中力を高めると言われ、リビングで読書をするときなどに最適。おうちで仕事をするなら、書斎にも置きたいですね。
寝室に
ベッドルームは風水上、総合運、仕事運に大きく影響する場所なのだそう。そして疲れたからだと心を休める場所。ここに気を浄化するパワーを持つサンスベリアを置けば、悪い運を浄化し、ストレスやパソコン操作で浴びた電磁波までも取り払ってくれます。
一日のうちにからだにまとった疲れやストレス、邪気を寝ている間に「陽」に変えてくれるサンスベリアは、新しい朝をフレッシュな気持ちで幸せに迎えさせてくれるパートナーと言えますね。
トイレに
「ご不浄」と名のつくトイレは、風水上家の中で最も「陰」の気が強い場所と言われ普段から清潔にしておくことが大切ですが、サンスベリアはトイレにある陰の気を浄化し、代わってきれいな気を生み出してくれますから、悪い気を溜めておかないようにぜひトイレに置きたいものですね。
また、トイレは財運と密接な関係があり、まずはお掃除を怠らずいつも清潔にしておくことは基本ですね。さらに財運アップには緑色が効果的なのだとか。つまりトイレに陰を陽に変えるグリーンのサンスベリアを置くことが金運に恵まれるためのワンステップになると言えそうです。
観葉植物の中でもよく目にする人気者がこのサンスベリア。「生きる空気清浄機」としてご存じの方も多いことでしょう。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の25年もの月日をかけた研究結果により、エコプラント(空気清浄植物)の中でもサンスベリアは「空気の浄化能力が特に高い植物」と認められたのです。
日本国内では2002年TV番組で紹介されると一大ブームとなり、以来サンスベリアと言えば「空気をきれいにしてくれる植物」というイメージが定着しましたよね。
そんな優秀なサンスベリア、原産は主にアフリカや東南アジアの熱帯地域で、代表種9種類、希少種31種とも全70種類とも言われており、実に種類が豊富です。
代表的な種類はホームセンターや園芸店、もっと身近なところでは100均で手に入ってしまうほどポピュラーですが、残念ながら希少種は日本で見かけることができないようです。
代表種9つ:
1.ローレンティー
2.スタッキー
3.ゼラニカ
4.シルバーハニー
5.パテンス
6.ゴールデンハニー
7.キリンドリカ
8.ミカド
9.バンテルス・センセーション
この中から人気の3つを選んでご紹介します。
出典: item.rakuten.co.jp
私たちにとってもっともなじみのあるサンスベリアがこのローレンティーです。濃淡のグリーンにイエローのエッジが明るい印象。ホームセンターや園芸店、町の至るところでみかけますよね。「トラノオ」「チトセラン」という別名も持っています。
「トラノオ」は、ローレンティーの葉の模様がトラのしっぽに似ていることから名付けられたと言われています。
ローレンティーの葉は肉厚で120cmほどまで大きくなります。「ローレンティー・コンパクト」と呼ばれる類似品種はコンパクトという名だけに葉は最長で40cm程度だそうです。
出典: www.saisyokukenbi.jp
葉が円筒型でちょっとネギのようなイメージのスタッキー。スッと伸びたスタイルが個性的なインテリアプラントです。
葉は内側に巻き込んだような棒状で、大きくなると1m近くまで伸びます。
日照不足が続いたり過剰な水やりではせっかくのスマートなフォルムをくずしてしまう原因になりますから注意してあげましょう。
出典: item.rakuten.co.jp
細くスッと伸びた棒状の葉がスタッキー似のミカド。バキュラリス・ミカドとも言います。
ミカドは希少種のひとつですが、最近ではよく見かけられ通販などでも手に入るようになりました。
スタッキーやこのミカドを含む「バキュラリス」という種類は鋭く細長い円錐形の葉が美しいですから、このスリムなラインを生かした飾り方を楽しみたいですね。
出典: greensnap.jp
愛らしい名前のロリダはサンスベリア希少種31種の中のひとつで肉厚で硬い葉と成長が遅い点が特徴的。サンスベリアはリーズナブルで手軽な観葉植物ですが、このロリダは「キング・オブ・サンスベリア」とのニックネームを持ち大変高価です。
サンスベリアはとても丈夫で乾燥に強く、また病気も少ないので日常的なお手入れなどは特にありませんから、「毎日忙しくて水やりを忘れてしまいそう」という人にも「ダメにしちゃいそうで観葉植物は苦手」という人にも、ほんの少しの手間で心配なく育てることができます。
簡単なお手入れとしては、水やりのほかに時々葉の上のほこりなどを水で濡らしたティッシュなどで拭いてあげるといいですね。
サンスベリアは日当たりのよい場所を好むので、耐陰性はありますがなるべく明るい場所で育てましょう。ただ、夏の日差しは刺激が強過ぎるので、午前中のまだ照りつける前の日光に当てるか、レースカーテンを引いた室内に置いてあげてください。
寒さには少し弱いので、冬は10°C以上の室内で育てるようにしてくださいね。
◆ポイント◆
・5月から10月上旬:明るい室内か屋外
・真夏の直射日光は避ける
・10月中旬から4月:日当たりのよい室内
・冬の間は10°C以上で
・10°C以下では暗室で越冬させる
サンスベリアは乾燥に強い植物ですので水をあげ過ぎると根腐りしてしまいます。春から秋にかけての発育期と冬の間では水やりの方法に違いがあるので注意してあげてください。
■春から秋にかけての水やり
5月以降最低気温が15度以上の期間は、土の表面が乾いて白っぽくなったら十分に水を与えてください。このとき、受け皿に水を残してしまうと根腐りの原因になるので水は流し切ってくださいね。
■冬の水やり
冬の間は、室内最低気温15°C以上を保てる場合は春から秋にかけての生育期より水やりの回数を減らしますが、一般的には、冬の間は水やりをする必要はありません。
冬期にいったん水やりを中止することで休眠状態(冬眠)となり、かえって耐寒性が増すことになります。水やりは春が来たら再開します。
◆ポイント◆
=春から秋=
・最低気温15度以上の間は乾燥時十分に。
=冬=
・通常水やりは不要。
・室内温度15度以上なら回数を減らして。
・水やりを中止すると休眠し耐寒性を増す。
◇写真はサンスベリアの花。ごくまれに咲くことがあります。
肥料の選び方も園芸に精通していなければ難しいですよね。サンスベリアに与える肥料は、緩効性(ゆっくりと効いてくる)の固形肥料(マグァンプKや花工場粒状置き肥)を選び、あらかじめ土に混ぜ込んでおきましょう。
そのあとは、5月から9月までの生育期、20日に1度程度液体肥料を与えましょう。特に夏場しっかり肥料をあげておくと株が丈夫になり耐寒性も強くなります。冬の間は水やりと同様に肥料は必要ありません。
◆ポイント◆
=春から秋=
・最初に固形肥料を土に混ぜ込んでおく
・肥料はマグァンプKや花工場粒状置き肥
・生育期は20日に1度程度液体肥料を
=冬=
・冬場は肥料を与えないでOK
サンスベリアはとても発育がよく、根も強く大きくなりますから2年に一度くらいは植え替えをしてあげましょう。放っておくと、プラスチックの鉢だと株が抜けなくなったり、陶器の鉢だと割れてしまうこともあります。
植え替えする場合、土のブレンドは、
赤玉土(小粒)5:腐葉土4:川砂1
の割合で混ぜましょう。
植え替えは、春から夏の暑い時期に株よりふた周りくらい大きな鉢で行うとよいでしょう。
大きくしたくない場合は、株数が増えても問題ない場合は株分けで小さくしましょう。
◆ポイント◆
・植え替え時期は春から夏の高温期
・赤玉土(小粒)5:腐葉土4:川砂1
・鉢は株よりふた周りほど大きく
・大きくしたくない場合は株分けを。
サンスベリアは育てやすくとても丈夫な観葉植物。鉢の中でどんどん成長します。葉元から小さな子株が出てきたら、ぜひ株分けをしてあげてください。
株分けをしない状態で放置すると栄養分が行き渡らず生育しにくくなってしまいます。
サンスベリアの株を増やす場合は植え替え時期と同じ5月から8月に行いましょう。増やし方は2通りです。
サンスベリアの鉢に子株を見つけたら、株分けすることができます。小分けにして小さな鉢に植え替えるとかわいいインテリアグリーンが増えますね。
◆株分け・手順◆
1.株を鉢から抜き土をよく落とす
2.根茎を3つから4つくらいに切り分ける
3.半日から数日間日陰で切り口を乾かし用土を敷いた鉢に入れる
サンスベリアはなんと生きる力の強い植物なんでしょう。葉から育てることもできるのです。大きくなった葉を1枚根に近いところで切り取って、さらに数枚に切り分け植え替えると、数か月後には根と子株が出てきますよ。
◆葉挿しのしかた◆
1.1枚の葉を横に(葉に対して垂直に)3~4つに切り分けます。
2.日陰干しで切り口を乾燥させます。
3.切り口を川砂に挿します。
やがて根が生えてかわいい新芽が顔を出します。
ただ、もしも葉挿しをするサンスベリアに黄色いふちどりや模様があった場合、新芽は模様のないオールグリーンになってしまうので、もしも模様を残したい場合は株分けをおすすめします。
サンスベリアは「風水グリーン」としても知られているのをご存じでしたか。観葉植物には葉の形や伸びていく向きなどそれぞれの特徴に、風水から見た意味があるのです。
風水から見ると、サンスベリアには魔除け・厄除けの効果があるとされています。サンスベリアの葉は先がとがっていますよね。この特徴が邪気を払い家の気を浄化すると言われています。
玄関や水回りなど、おうちの中にある「注意すべき場所」に置くことで、サンスベリアは風水的に大活躍してくれます。
サンスベリアは丈夫な植物ですが、風水では植物を枯らしてはいけないことになっています。水やりのタイミングを把握して、葉の上のほこりは時々水に濡らしたティッシュなどで拭いてあげてくださいね。
おうちの中の空気をきれいにしてくれるだけじゃない、風水効果まであるサンスベリアを置いて運気を上昇気流に乗せましょう!
玄関は「家の顔」であるとともに、風水では気を迎える場所としても重要視されていて、玄関から入った「気」が家の中を循環するため玄関は家運をつかさどる大切なスポットと言えます。
サンスベリアは玄関でその力を発揮します。悪い気を浄化して幸運を呼び込んでくれるサンスベリアをぜひ玄関に置きましょう。
ただ玄関のサンスベリアは、玄関の広さにマッチしたものを選びましょう。サンスベリアが大き過ぎると良い気までブロックしてしまうのだそう。
リビングルームは家族みんなが集まる場所。風水でも「家族運を左右する場所」とされています。インテリアグリーンとしても大人気のサンスベリアですが、飾って楽しむだけでなくそこにいる家族みんなの持つ陰の気を陽に変え、幸せをもたらしてくれる働きをしてくれます。
窓は外からさまざまな気が入ってきますから、良い気だけを取り込むためにサンスベリアを窓辺に置くのも効果的です。
またサンスベリアの厚みのある鋭い葉は集中力を高めると言われ、リビングで読書をするときなどに最適。おうちで仕事をするなら、書斎にも置きたいですね。
ベッドルームは風水上、総合運、仕事運に大きく影響する場所なのだそう。そして疲れたからだと心を休める場所。ここに気を浄化するパワーを持つサンスベリアを置けば、悪い運を浄化し、ストレスやパソコン操作で浴びた電磁波までも取り払ってくれます。
一日のうちにからだにまとった疲れやストレス、邪気を寝ている間に「陽」に変えてくれるサンスベリアは、新しい朝をフレッシュな気持ちで幸せに迎えさせてくれるパートナーと言えますね。
「ご不浄」と名のつくトイレは、風水上家の中で最も「陰」の気が強い場所と言われ普段から清潔にしておくことが大切ですが、サンスベリアはトイレにある陰の気を浄化し、代わってきれいな気を生み出してくれますから、悪い気を溜めておかないようにぜひトイレに置きたいものですね。
また、トイレは財運と密接な関係があり、まずはお掃除を怠らずいつも清潔にしておくことは基本ですね。さらに財運アップには緑色が効果的なのだとか。つまりトイレに陰を陽に変えるグリーンのサンスベリアを置くことが金運に恵まれるためのワンステップになると言えそうです。
コツ・ポイント
いかがでしたか。お手入れも楽で空気だけでなく家の中にある「気」まで浄化してくれる、インテリアの領域を超えたサンスベリア。マイナスイオンに包まれて運気もアップ!感謝の気持ちをこめて大切に育ててあげてくださいね。するとサンスベリアは、あなたのために小さくて白い、良い香りの花を咲かせてくれるかも知れません。