最近再び注目を集めている“パッチワーク・キルト”。北欧風インテリアとも相性が良く、家中のさまざまなシーンで活躍すると話題です。ハマる人続出のパッチワーク・キルトの魅力と活用法を、人気のパターンとともにご紹介します。
パッチワークとは
布をつなぎ合わせるハンドクラフト
出典: www.maggieandsparrow.blogspot.jp
パッチワークとは、さまざまなデザイン、カラー、サイズの布片をつなぎ合わせて、思い思いのパターンを作り出すハンドクラフトのこと。また、その作品自体も意味します。
布片をつなぎ合わせて1枚の大きな布を作ることを「つぎはぎ」と言いますが、これにファッション性をプラスしておしゃれな作品に仕上げるようなイメージです。
アメリカの伝統工芸
出典: helenphilipps.blogspot.jp
パッチ(Patch)とは英語で「つぎはぎ用のあて布」のこと。ワーク(Work)と組み合わせることで 「布片を縫い合わせること」を意味します。
パッチワークの発祥は諸説ありますが、現代主流になっている“patch work”が生まれたのは17世紀初頭、開拓時代のアメリカです。
ヨーロッパから移住してきた女性達が、少ない布片をつなぎ合わせてリサイクルしたのがはじまり。
出典: trc-leiden.nl
その後生活が豊かになるにつれこのハンドクラフトは徐々に姿を消していきます。1970年代に入りアメリカ建国200周年を迎えたとき、この手芸が自国の文化であることが強く意識され、再びパッチワーク・キルト作りが広まります。
そして「アメリカの伝統工芸」として認識されるようになったのです。
キルトってなに?
キルトには芯がある
出典: nuno1000.net
パッチワークは布をつなぎ合わせたもののことですが、キルト(Quilt)には、表布と裏布の間に芯と呼ばれる中綿が存在します。表布・綿・裏布の三層を針で縫い合わせたものがキルト。
中綿を入れて厚みを出すことで耐久性と保温性が高まり、寝具や敷物としても使えるアイテムとなります。
そしてこの二つを合わせたものが「パッチワーク・キルト」です。
独特のふっくら感
出典: www.rosiebuttons.com
パッチワーク・キルトは、布片をつなぎ合わせて1枚の布にしたものを表布とし、裏布との間に芯を重ねて縫い合わせて作ります。3層を縫い合わせることをキルティングと言い、ステッチで模様を浮き上がらせることも可能になります。
芯を入れることで丈夫さが増し、ふっくらとした弾力性や保温性も高まることから現代はこれが主流に。芯の入ったパッチワーク・キルトは「キルト」と一言で表現されることも多くあります。
魅力がいっぱい
好きな色柄で自由に作れる
出典: helenphilipps.blogspot.jp
まず最大の魅力は、自分の好きな色柄で自由にデザインできるということ。同じパターンでも、布や糸の素材によって表情がガラッと変わります。
最近人気がある北欧風デザインからロマンチックで女性らしいもの、クールでスタイリッシュなものまで自分好みに仕上げることが可能。誰ともかぶらない、オリジナルのテキスタイルを楽しむことができます。
インテリアがおしゃれに
出典: weloveperth.net.au
大きなマルチカバーからコースターなどの小物まで、さまざまな物に応用できるのがこのハンドクラフトの良いところ。同系色で統一感を出したり、反対カラーでアクセントにしたり、自分好みに作ることでインテリアをもっと楽しめるようになります。
ストレス発散
出典: www.maggieandsparrow.blogspot.jp
布片を縫い合わせる作業には集中力が必要。軽い気持ちで縫い始めたら、気付かぬうちに夢中になっていたという人も多くいます。
一つのことに没頭することで、抱えている悩みや問題を忘れることができ、これがストレスの発散につながると言われています。また、できあがった作品や途中経過を見ることで達成感を感じ、ポジティブな気持ちになりやすいそう。
ストレス発散には夢中になれる趣味を持つことが一番良いと言われるのはこのため。
愛着がわく
出典: seekatesew.com
自分で作ったキルトは市販のものに比べて大切に扱う気持ちが強くなります。キルト作りが上達すると友人や家族から制作を頼まれることがあるそうですが、できあがったら「手放すのが惜しいな…」と思うほど愛着がわくのだとか。
思い入れが強い分長く丁寧に扱うようになり、物を大切にする心を養う素敵なキッカケになりそうですね。
キルト教室で腕前UP
出典: helenphilipps.blogspot.jp
キルトは日本でも多くの人が楽しむメジャーなハンドクラフト。そのため、全国各地に数多くのキルト教室が存在します。習いたいと思ったらすぐに始められるのも嬉しいポイントです。
「まずは体験レッスンを受けてみたい」という初心者から「もっと腕を上げたい」という上級者まで、レベルに合ったクラスも豊富。教室で出会った仲間と情報交換をしたり、作品を披露し合って刺激を受けることで、キルトの腕前だけでなく、新たな知識や人脈も広がることでしょう。
参考にしたい♪素敵なパターンと色使い
パッチワーク・キルトで重要なのは「パターン」と呼ばれる模様。縫い始める前にきちんと決めておかないと、途中でつながらなくなったり、模様がきれいに仕上がらなくなってしまいます。また、同じパターンを使っても色柄やサイズ、素材によって雰囲気が大きく変わります。
そこで、素敵なパターンと色柄のコーディネートアイデアをまとめました。ぜひ次回の作品の参考にしてみてください♪
ナインパッチ
出典: naopipo.exblog.jp
数多くあるデザインの中で最もシンプルなのが「四角つなぎ」。四角い布をつないで作るこのデザインはパッチワークの原点とも言えます。
四角つなぎを使ったパターンの「ナインパッチ」は、濃淡を交互に配置した正方形9枚の布をつないで作ります。初心者はまずこのパターンからはじめるとよいかもしれません。
花柄だけじゃない
キルトと聞くと花柄を思い浮かべる方も多いと思います。でも最近はインテリアに合わせたスタイリッシュなデザインも人気。
こちらは、初心者でも挑戦しやすい「トライアングル」のパターンを使ったもの。パステルカラーのブルーとベージュは意外な組み合わせですが、トーンが同じなのでとても馴染んで優しい雰囲気に。水玉模様で可愛らしさもプラスされています。
ガーランド風
出典: www.etsy.com
こちらはガーランド風のパターンをカラフルな色柄で仕上げた華やかな作品。お部屋がパッと明るい雰囲気になりそう。ベッド上に飾られた本物のガーランドとのコーディネートも参考になります。
北欧風
出典: www.bloglovin.com
「×」のような形のこちらは「モザイク」という名前がつけられたパターン。画像のように柄を抑えてシンプルな色で統一すれば北欧風インテリアにピッタリ。
ホワイト+グレー+ブラックを使ったこちらの作品はスタイリッシュな印象を与え、男女問わず愛用できるデザインに仕上がっています。北欧風だけでなく男前インテリアとも相性が良い色使いです。
出典: icon-shopify-theme2.myshopify.com
アロー(弓矢)のような模様のこちらも、北欧インテリアにマッチしやすいデザイン。
モノトーンで統一したお部屋に合わせた色使いもGOOD。他の色と同じトーンのピンクが程よい差し色になって、お部屋が暗くならず絶妙な暖かみを加えています。
出典: theinteriorsaddict.com
ホワイトとグレーのシンプルな組み合わせは、どんなインテリアとも相性◎。パターンは「稲光り」をアレンジしたものでしょうか。枕に使われているイエローがアクセントになっていて、センスの良さを感じます。
さまざまなパターンをMIX
出典: prettylittlequilts.blogspot.jp
こちらは種類の違うパターンをMIXしたアイデア。組み合わせによってネイティブ風、北欧風、POP、モダンなどさまざまなテイストが可能になります。
マルチカバーのような大きいものだと上級者向けとなりますが、クッションカバーやひざ掛けくらいのサイズだと初心者もチャレンジしやすくなるのでおすすめ。
サイズMIX
出典: www.hawthornethreads.com
異なるサイズのトライアングルを組み合わせたレベルの高い作品。大胆な色使いが若々しさとエネルギッシュな雰囲気を感じさせます。
色で個性を演出
出典: www.etsy.com
こちらの作品は、色柄使いによって弓矢にも羽にも見える素敵なパターン。この色使いだと弓矢に見えるので、ネイティブっぽいテイストを加えたいときにもおすすめ。
このように、一つのパターンでも色の組み合わせ方次第で全く違ったものに変身します。
パッチワーク・キルト活用法
パッチワーク・キルトは家中のさまざまなシーンで活躍します。インテリアを彩る素敵な活用法をまとめました。
カーテン
キルティングを施していないパッチワークは、カーテンにすると透け感がとてもきれいでロマンチック。画像のようにくすんだ色合いを使えばノスタルジックな雰囲気を演出します。
出典: beachvintage.blogspot.com.au
カラフルなパッチワークなら、お部屋が色とりどりの光で照らさせてPOPで明るい空間に。カーテンは面積が広いので存在感が抜群。お部屋のイメージチェンジに最適の活用法です。
クッションカバー
出典: www.myscandinavianhome.blogspot.se
季節や気分によって取り変えたいクッションカバー。何枚あっても困りませんよね。パッチワークで数種類のカバーを作っておけば、いつでも気が向いたときに模様替えが楽しめます。
シートクッション
出典: www.prettyprudent.com
中綿を厚めに入れたキルティングで、もこもこ感を強調するのもおすすめ。椅子のシートクッションとして使えば、適度なフワフワ感で快適に過ごせます。
ウォールデコレーション
出典: blog.freepeople.com
基本的にはどんな素材を使ってもOKなのがパッチワークの魅力。デニムやスパンコールなど異素材を組み合わせておしゃれなデザインを作り上げたら、壁に飾ってウォールデコレーションにしてみるのもおすすめです。
出典: materialgirlquilts.wordpress.com
賃貸だと気軽に壁紙を変えられませんよね。そんなときはこうしてオリジナルのキルト作品を壁に飾れば、壁の模様替えが簡単に楽しめます。
古いセーターでブランケットに
出典: hsschulte.hubpages.com
使い終わった古いセーターをパッチワークすれば、キルティングなしでも保温性の高いブランケットが作れます。セーターのふわっとした素材感が生かせるイチオシの方法。
テーブルクロス
出典: www.bystephanielynn.com
汚れやすいテーブルクロスやランナーは、洗濯機で丸洗いできる綿素材で作ると便利です。なかなか自分好みのクロスが見つからないなら、DIYした方が早いかもしれません。
画像のようにハンカチを繋げるだけの簡単なパッチワークでも素敵に仕上がります。
ランチョンマット
出典: www.bystephanielynn.com
おしゃれなテーブルに欠かせないランチョンマット。
食事のときはランチョンマットに目がいくので、新しい作品を作ったときに家族に気付いてもらいやすいアイテムでもあります。
出典: purrfectstitchers.tumblr.com
ランチョンマットはサイズが小さいので初心者でも気軽に挑戦できます。上級者は凝ったアレンジを加えてオリジナリティを高めるとGOOD。
鍋敷き
出典: tashahorsley.typepad.com
短時間でかわいい作品を作るなら、ランチョンマットよりもさらに小さい鍋敷きやコースターもおすすめ。実用的でいくつあっても困りません。ナインパッチや新しいパターンの練習としてもピッタリです。
マルチカバー
出典: vibekedesign.blogspot.jp
たくさんの布片をつなぎ合わせて大きなマルチカバーを作ると、ソファやベッドのカバー、敷物、赤ちゃんのおくるみなどさまざまな用途で活躍します。
芯を入れてキルトにすれば、ブランケットとしても重宝します。
ピクニック
出典: blovelyevents.com
大きめサイズなら、家の中だけでなくアウトドアの敷物としても活躍します。
パッチワーク・キルトを敷くと海外のピクニック気分が味わえて雰囲気満点。洗える素材で作れば汚れも気になりません。
スポーツ観戦時はベンチの座面に敷いて座り心地を調整する役割も。
始めるなら今!基本のグッズをGET
いちばんよくわかる パッチワークの基礎
まずはパッチワークがどんなものか知りたい!という方には、基礎知識を分かりやすく解説してくれる本がおすすめ。簡単なアイテムを作ってみて、続けられるかどうか判断してみるとよいかもしれません。
¥1,080 (税込)
はじめてのパッチワークキルト (レディブティックシリーズno.4060)
芯を入れる作業が加わるパッチワーク・キルトの本も充実しています。教室に通う前に基礎知識を身につけておくとスムーズに学べそう。
¥1,080 (税込)
カットクロス 花柄 生地 ハギレ
24cm×24cm 12枚組 (ピンク)
女性らしいピンク系ハギレのセット。小物を作るのに十分なボリュームです。一気に12種類が揃うので、デザインの違う布を1枚ずつ集める手間が省けてお得な商品。
¥1,590 (税込)
カットクロス 生地 ハギレ
50×50cm 7色セット (ダークブルー)
こちらはブルー系のハギレセット。ドットやチェック、ストライプなど定番で使いやすいデザインばかりです。西海岸風のインテリアにもピッタリ。
¥1,600 (税込)
インド綿パッチワーク
サイズ:95×180cm
素材:インド綿100%
人気の高いインド綿を使ったマルチカバー。落ち着いた色合いと控えめな柄のこちらはどんなインテリアとも相性◎。なかなか手作りしにくい大きなパッチワークは、完成品を使って気軽に取り入れましょう。
¥4,212 (税込)
布をつなぎ合わせるハンドクラフト
出典: www.maggieandsparrow.blogspot.jp
パッチワークとは、さまざまなデザイン、カラー、サイズの布片をつなぎ合わせて、思い思いのパターンを作り出すハンドクラフトのこと。また、その作品自体も意味します。
布片をつなぎ合わせて1枚の大きな布を作ることを「つぎはぎ」と言いますが、これにファッション性をプラスしておしゃれな作品に仕上げるようなイメージです。
アメリカの伝統工芸
出典: helenphilipps.blogspot.jp
パッチ(Patch)とは英語で「つぎはぎ用のあて布」のこと。ワーク(Work)と組み合わせることで 「布片を縫い合わせること」を意味します。
パッチワークの発祥は諸説ありますが、現代主流になっている“patch work”が生まれたのは17世紀初頭、開拓時代のアメリカです。
ヨーロッパから移住してきた女性達が、少ない布片をつなぎ合わせてリサイクルしたのがはじまり。
出典: trc-leiden.nl
その後生活が豊かになるにつれこのハンドクラフトは徐々に姿を消していきます。1970年代に入りアメリカ建国200周年を迎えたとき、この手芸が自国の文化であることが強く意識され、再びパッチワーク・キルト作りが広まります。
そして「アメリカの伝統工芸」として認識されるようになったのです。
キルトには芯がある
出典: nuno1000.net
パッチワークは布をつなぎ合わせたもののことですが、キルト(Quilt)には、表布と裏布の間に芯と呼ばれる中綿が存在します。表布・綿・裏布の三層を針で縫い合わせたものがキルト。
中綿を入れて厚みを出すことで耐久性と保温性が高まり、寝具や敷物としても使えるアイテムとなります。
そしてこの二つを合わせたものが「パッチワーク・キルト」です。
独特のふっくら感
出典: www.rosiebuttons.com
パッチワーク・キルトは、布片をつなぎ合わせて1枚の布にしたものを表布とし、裏布との間に芯を重ねて縫い合わせて作ります。3層を縫い合わせることをキルティングと言い、ステッチで模様を浮き上がらせることも可能になります。
芯を入れることで丈夫さが増し、ふっくらとした弾力性や保温性も高まることから現代はこれが主流に。芯の入ったパッチワーク・キルトは「キルト」と一言で表現されることも多くあります。
好きな色柄で自由に作れる
出典: helenphilipps.blogspot.jp
まず最大の魅力は、自分の好きな色柄で自由にデザインできるということ。同じパターンでも、布や糸の素材によって表情がガラッと変わります。
最近人気がある北欧風デザインからロマンチックで女性らしいもの、クールでスタイリッシュなものまで自分好みに仕上げることが可能。誰ともかぶらない、オリジナルのテキスタイルを楽しむことができます。
インテリアがおしゃれに
出典: weloveperth.net.au
大きなマルチカバーからコースターなどの小物まで、さまざまな物に応用できるのがこのハンドクラフトの良いところ。同系色で統一感を出したり、反対カラーでアクセントにしたり、自分好みに作ることでインテリアをもっと楽しめるようになります。
ストレス発散
出典: www.maggieandsparrow.blogspot.jp
布片を縫い合わせる作業には集中力が必要。軽い気持ちで縫い始めたら、気付かぬうちに夢中になっていたという人も多くいます。
一つのことに没頭することで、抱えている悩みや問題を忘れることができ、これがストレスの発散につながると言われています。また、できあがった作品や途中経過を見ることで達成感を感じ、ポジティブな気持ちになりやすいそう。
ストレス発散には夢中になれる趣味を持つことが一番良いと言われるのはこのため。
愛着がわく
出典: seekatesew.com
自分で作ったキルトは市販のものに比べて大切に扱う気持ちが強くなります。キルト作りが上達すると友人や家族から制作を頼まれることがあるそうですが、できあがったら「手放すのが惜しいな…」と思うほど愛着がわくのだとか。
思い入れが強い分長く丁寧に扱うようになり、物を大切にする心を養う素敵なキッカケになりそうですね。
キルト教室で腕前UP
出典: helenphilipps.blogspot.jp
キルトは日本でも多くの人が楽しむメジャーなハンドクラフト。そのため、全国各地に数多くのキルト教室が存在します。習いたいと思ったらすぐに始められるのも嬉しいポイントです。
「まずは体験レッスンを受けてみたい」という初心者から「もっと腕を上げたい」という上級者まで、レベルに合ったクラスも豊富。教室で出会った仲間と情報交換をしたり、作品を披露し合って刺激を受けることで、キルトの腕前だけでなく、新たな知識や人脈も広がることでしょう。
パッチワーク・キルトで重要なのは「パターン」と呼ばれる模様。縫い始める前にきちんと決めておかないと、途中でつながらなくなったり、模様がきれいに仕上がらなくなってしまいます。また、同じパターンを使っても色柄やサイズ、素材によって雰囲気が大きく変わります。
そこで、素敵なパターンと色柄のコーディネートアイデアをまとめました。ぜひ次回の作品の参考にしてみてください♪
ナインパッチ
出典: naopipo.exblog.jp
数多くあるデザインの中で最もシンプルなのが「四角つなぎ」。四角い布をつないで作るこのデザインはパッチワークの原点とも言えます。
四角つなぎを使ったパターンの「ナインパッチ」は、濃淡を交互に配置した正方形9枚の布をつないで作ります。初心者はまずこのパターンからはじめるとよいかもしれません。
花柄だけじゃない
キルトと聞くと花柄を思い浮かべる方も多いと思います。でも最近はインテリアに合わせたスタイリッシュなデザインも人気。
こちらは、初心者でも挑戦しやすい「トライアングル」のパターンを使ったもの。パステルカラーのブルーとベージュは意外な組み合わせですが、トーンが同じなのでとても馴染んで優しい雰囲気に。水玉模様で可愛らしさもプラスされています。
ガーランド風
出典: www.etsy.com
こちらはガーランド風のパターンをカラフルな色柄で仕上げた華やかな作品。お部屋がパッと明るい雰囲気になりそう。ベッド上に飾られた本物のガーランドとのコーディネートも参考になります。
北欧風
出典: www.bloglovin.com
「×」のような形のこちらは「モザイク」という名前がつけられたパターン。画像のように柄を抑えてシンプルな色で統一すれば北欧風インテリアにピッタリ。
ホワイト+グレー+ブラックを使ったこちらの作品はスタイリッシュな印象を与え、男女問わず愛用できるデザインに仕上がっています。北欧風だけでなく男前インテリアとも相性が良い色使いです。
出典: icon-shopify-theme2.myshopify.com
アロー(弓矢)のような模様のこちらも、北欧インテリアにマッチしやすいデザイン。
モノトーンで統一したお部屋に合わせた色使いもGOOD。他の色と同じトーンのピンクが程よい差し色になって、お部屋が暗くならず絶妙な暖かみを加えています。
出典: theinteriorsaddict.com
ホワイトとグレーのシンプルな組み合わせは、どんなインテリアとも相性◎。パターンは「稲光り」をアレンジしたものでしょうか。枕に使われているイエローがアクセントになっていて、センスの良さを感じます。
さまざまなパターンをMIX
出典: prettylittlequilts.blogspot.jp
こちらは種類の違うパターンをMIXしたアイデア。組み合わせによってネイティブ風、北欧風、POP、モダンなどさまざまなテイストが可能になります。
マルチカバーのような大きいものだと上級者向けとなりますが、クッションカバーやひざ掛けくらいのサイズだと初心者もチャレンジしやすくなるのでおすすめ。
サイズMIX
出典: www.hawthornethreads.com
異なるサイズのトライアングルを組み合わせたレベルの高い作品。大胆な色使いが若々しさとエネルギッシュな雰囲気を感じさせます。
色で個性を演出
出典: www.etsy.com
こちらの作品は、色柄使いによって弓矢にも羽にも見える素敵なパターン。この色使いだと弓矢に見えるので、ネイティブっぽいテイストを加えたいときにもおすすめ。
このように、一つのパターンでも色の組み合わせ方次第で全く違ったものに変身します。
パッチワーク・キルトは家中のさまざまなシーンで活躍します。インテリアを彩る素敵な活用法をまとめました。
カーテン
キルティングを施していないパッチワークは、カーテンにすると透け感がとてもきれいでロマンチック。画像のようにくすんだ色合いを使えばノスタルジックな雰囲気を演出します。
出典: beachvintage.blogspot.com.au
カラフルなパッチワークなら、お部屋が色とりどりの光で照らさせてPOPで明るい空間に。カーテンは面積が広いので存在感が抜群。お部屋のイメージチェンジに最適の活用法です。
クッションカバー
出典: www.myscandinavianhome.blogspot.se
季節や気分によって取り変えたいクッションカバー。何枚あっても困りませんよね。パッチワークで数種類のカバーを作っておけば、いつでも気が向いたときに模様替えが楽しめます。
シートクッション
出典: www.prettyprudent.com
中綿を厚めに入れたキルティングで、もこもこ感を強調するのもおすすめ。椅子のシートクッションとして使えば、適度なフワフワ感で快適に過ごせます。
ウォールデコレーション
出典: blog.freepeople.com
基本的にはどんな素材を使ってもOKなのがパッチワークの魅力。デニムやスパンコールなど異素材を組み合わせておしゃれなデザインを作り上げたら、壁に飾ってウォールデコレーションにしてみるのもおすすめです。
出典: materialgirlquilts.wordpress.com
賃貸だと気軽に壁紙を変えられませんよね。そんなときはこうしてオリジナルのキルト作品を壁に飾れば、壁の模様替えが簡単に楽しめます。
古いセーターでブランケットに
出典: hsschulte.hubpages.com
使い終わった古いセーターをパッチワークすれば、キルティングなしでも保温性の高いブランケットが作れます。セーターのふわっとした素材感が生かせるイチオシの方法。
テーブルクロス
出典: www.bystephanielynn.com
汚れやすいテーブルクロスやランナーは、洗濯機で丸洗いできる綿素材で作ると便利です。なかなか自分好みのクロスが見つからないなら、DIYした方が早いかもしれません。
画像のようにハンカチを繋げるだけの簡単なパッチワークでも素敵に仕上がります。
ランチョンマット
出典: www.bystephanielynn.com
おしゃれなテーブルに欠かせないランチョンマット。
食事のときはランチョンマットに目がいくので、新しい作品を作ったときに家族に気付いてもらいやすいアイテムでもあります。
出典: purrfectstitchers.tumblr.com
ランチョンマットはサイズが小さいので初心者でも気軽に挑戦できます。上級者は凝ったアレンジを加えてオリジナリティを高めるとGOOD。
鍋敷き
出典: tashahorsley.typepad.com
短時間でかわいい作品を作るなら、ランチョンマットよりもさらに小さい鍋敷きやコースターもおすすめ。実用的でいくつあっても困りません。ナインパッチや新しいパターンの練習としてもピッタリです。
マルチカバー
出典: vibekedesign.blogspot.jp
たくさんの布片をつなぎ合わせて大きなマルチカバーを作ると、ソファやベッドのカバー、敷物、赤ちゃんのおくるみなどさまざまな用途で活躍します。
芯を入れてキルトにすれば、ブランケットとしても重宝します。
ピクニック
出典: blovelyevents.com
大きめサイズなら、家の中だけでなくアウトドアの敷物としても活躍します。
パッチワーク・キルトを敷くと海外のピクニック気分が味わえて雰囲気満点。洗える素材で作れば汚れも気になりません。
スポーツ観戦時はベンチの座面に敷いて座り心地を調整する役割も。