マンションのリノベーションが増えている昨今ですが、必須なのが水回りの更新です。古いの区画では、十分な広さが確保できないこともしばしば…そこで、コンパクトさを心地よさに変えるようなバスルームはいかがでしょうか?日本の古くからの浴槽文化もヒントに♪
ヒント1.五右衛門風呂
五右衛門風呂、つまり体をお湯に沈めるタイプの浴槽のことです。英語ではsoaking bath (soaking=「浸かる」の意味)、又は単純にjapanese style bathと言ったりしますが、日本では少なくなったこのお風呂、海外で使用されている例が結構あるんです。
浸かるお風呂も見直してみましょ
出典: sinonomestore.com
今ではすっかり、足を伸ばして入る洋式の浴槽が主流ですが、小さなお風呂もナカナカいい!お湯量は少なくて済みますし、また浅い浴槽よりも冷めにくいです。何よりタップリと体を「浸かる」ことのできる日本古来のお風呂、見直してみる価値がありそうです。
マンハッタンで発見!
マンハッタンのリノベーション事例からピックアップ。ニューヨークらしいタイル張りのバスルームに、小判型の木の浴槽がポンと置かれていて、「市中山居」のような心持を感じます。手前がシャワースペースですね。浴槽が小さい分、洗い場や腰掛などのスペースが広がるなら、一石二鳥かも!
浴槽を小さくするメリットは?
答えは、シャワーブースを別に確保できる、ということです。浴槽と洗い場を一体化するユニット式ではなく、「浸かる」浴槽と、「洗う」シャワーブースを分けておくというアイデア、好きです。白のモダンな五右衛門風呂もシンプルで機能的。
ヒント2.箱に浸るという心地よさ
シンプルな木の浴槽は小さくてもOK
柔らかい曲面に、体を横たえるのが洋式のお風呂の基本ですが、シンプルで直線的な箱に体を収納というのも日本の浴槽の特徴の一つ。小ぢんまりと可愛らしく、浴槽の隅々まで使えるので案外狭くは感じません。
省スペースかつミニマルなお風呂のアイコン
浴槽の両端が壁になって立ち上がる、幅の狭いタイニーバスルームです。要素をそぎ落としたミニマルなデザインは、ラグジュアリーな温泉のような雰囲気をかもし出しています。
和と洋の融合したバススタイル
出典: www.knstrct.com
洗い場よりも、木箱の浴槽に浸かりたい!という欲求が透けて見えるような面積配分です。小さなバスルームの大半は浴槽が占め、洗い場はシャワールーム仕様になっています。小さいからこそ感じる安心感や、温かさがありますね。
ヒント3.洗う、浸かるを一つのスペースに
バスタブ=シャワースペース
洗い場と浸かる場所を浴槽の中で済ませてしまうホテル式のバスルーム。これで余ったスペースを、バスリビング用に充てたり、洗面をゆったりさせたりと、調整できるのがいい点です。
スノコのシャワーブースの下には…
出典: www.calfinder.com
洗面、トイレが一体となったバスルームです。木のスノコになっている部分がシャワーブースになっていて、浴槽はないのかな?と思いきや…
浴槽が隠れていました
シャワーブースの床のスノコだと思っていたものは、浴槽の蓋を兼用していたんですね!これならシャワースペースと浴槽のスペースを一つにまとめて、面積を節約することができますね。省スペースここに極まれり!という感心のテクニックです。
スペースを節約した分、洗面をゆったりと
出典: www.archdaily.com
同じく、浴槽の蓋がシャワーブースのスノコ床になる、重ねの手法を使った一体型バスルーム。小上がりでちょっと気分が変わるのも良いし、洗面がゆったりと確保できるものメリットですね。
ヒント4.ユニット系は家具で工夫
現代のリアルなバスルームにも目を向けてみましょう。浴槽と洗面、トイレが一体となった(「3点ユニット」などと言ったりします)バスルームは、もちろん最初からコンパクトにまとまっていますが、どのように快適に過ごす工夫ができるのでしょうか?
3点ユニットのバスルームとはこういうもの
賃貸などではまだまだ多い、3点ユニットのバスルームです。ユニットバスとは、工場などであらかじめ作成したパネルを現場で組み立てる工法の浴室のことで、3点ユニットのバスルームとはまったく意味が異なります。
タオル置き場を加えて可愛らしく
ちょっとした工夫で、点ユニット(もしくは浴槽とトイレの2点ユニット)のバスルームも見え方が変わりますね!浴槽の側面を、タオルを置くシェルフでカバーしてあげるだけで、バスルームがかわいいインテリアに見えてくるから不思議です。小さいことを生かしながら、少しだけ自分の色を加えてあげましょう。
家具と小物でバスリビング化
洗面と浴槽が一体になった2点ユニットタイプのバスルーム。思い切って、リビングのようなしつらえにリノベーションしてみるのはいかがでしょう?お風呂は、浸かりながら本を読んだり、音楽を聴いたりするくつろぎの時間!という方にはオススメです。
五右衛門風呂、つまり体をお湯に沈めるタイプの浴槽のことです。英語ではsoaking bath (soaking=「浸かる」の意味)、又は単純にjapanese style bathと言ったりしますが、日本では少なくなったこのお風呂、海外で使用されている例が結構あるんです。
浸かるお風呂も見直してみましょ
出典: sinonomestore.com
今ではすっかり、足を伸ばして入る洋式の浴槽が主流ですが、小さなお風呂もナカナカいい!お湯量は少なくて済みますし、また浅い浴槽よりも冷めにくいです。何よりタップリと体を「浸かる」ことのできる日本古来のお風呂、見直してみる価値がありそうです。
マンハッタンで発見!
マンハッタンのリノベーション事例からピックアップ。ニューヨークらしいタイル張りのバスルームに、小判型の木の浴槽がポンと置かれていて、「市中山居」のような心持を感じます。手前がシャワースペースですね。浴槽が小さい分、洗い場や腰掛などのスペースが広がるなら、一石二鳥かも!
浴槽を小さくするメリットは?
答えは、シャワーブースを別に確保できる、ということです。浴槽と洗い場を一体化するユニット式ではなく、「浸かる」浴槽と、「洗う」シャワーブースを分けておくというアイデア、好きです。白のモダンな五右衛門風呂もシンプルで機能的。
シンプルな木の浴槽は小さくてもOK
柔らかい曲面に、体を横たえるのが洋式のお風呂の基本ですが、シンプルで直線的な箱に体を収納というのも日本の浴槽の特徴の一つ。小ぢんまりと可愛らしく、浴槽の隅々まで使えるので案外狭くは感じません。
省スペースかつミニマルなお風呂のアイコン
浴槽の両端が壁になって立ち上がる、幅の狭いタイニーバスルームです。要素をそぎ落としたミニマルなデザインは、ラグジュアリーな温泉のような雰囲気をかもし出しています。
和と洋の融合したバススタイル
出典: www.knstrct.com
洗い場よりも、木箱の浴槽に浸かりたい!という欲求が透けて見えるような面積配分です。小さなバスルームの大半は浴槽が占め、洗い場はシャワールーム仕様になっています。小さいからこそ感じる安心感や、温かさがありますね。
バスタブ=シャワースペース
洗い場と浸かる場所を浴槽の中で済ませてしまうホテル式のバスルーム。これで余ったスペースを、バスリビング用に充てたり、洗面をゆったりさせたりと、調整できるのがいい点です。
スノコのシャワーブースの下には…
出典: www.calfinder.com
洗面、トイレが一体となったバスルームです。木のスノコになっている部分がシャワーブースになっていて、浴槽はないのかな?と思いきや…
浴槽が隠れていました
シャワーブースの床のスノコだと思っていたものは、浴槽の蓋を兼用していたんですね!これならシャワースペースと浴槽のスペースを一つにまとめて、面積を節約することができますね。省スペースここに極まれり!という感心のテクニックです。
スペースを節約した分、洗面をゆったりと
出典: www.archdaily.com
同じく、浴槽の蓋がシャワーブースのスノコ床になる、重ねの手法を使った一体型バスルーム。小上がりでちょっと気分が変わるのも良いし、洗面がゆったりと確保できるものメリットですね。
現代のリアルなバスルームにも目を向けてみましょう。浴槽と洗面、トイレが一体となった(「3点ユニット」などと言ったりします)バスルームは、もちろん最初からコンパクトにまとまっていますが、どのように快適に過ごす工夫ができるのでしょうか?
3点ユニットのバスルームとはこういうもの
賃貸などではまだまだ多い、3点ユニットのバスルームです。ユニットバスとは、工場などであらかじめ作成したパネルを現場で組み立てる工法の浴室のことで、3点ユニットのバスルームとはまったく意味が異なります。
タオル置き場を加えて可愛らしく
ちょっとした工夫で、点ユニット(もしくは浴槽とトイレの2点ユニット)のバスルームも見え方が変わりますね!浴槽の側面を、タオルを置くシェルフでカバーしてあげるだけで、バスルームがかわいいインテリアに見えてくるから不思議です。小さいことを生かしながら、少しだけ自分の色を加えてあげましょう。
家具と小物でバスリビング化
洗面と浴槽が一体になった2点ユニットタイプのバスルーム。思い切って、リビングのようなしつらえにリノベーションしてみるのはいかがでしょう?お風呂は、浸かりながら本を読んだり、音楽を聴いたりするくつろぎの時間!という方にはオススメです。
コツ・ポイント
いつの間にか、広ければ広いほどいい!ゆったりしていればしているほど…と、バスルームは広さ=良さの傾向があったように思われます。でも、小さい空間は暖まりやすいし、茶室のような安らぎや安心感がありますよね。小さな浴槽に、家族で密着してギュッとしながら入るのも、またいい思い出になりるものです。これから水回りのリノベーションを考えるなら、バスルームの大きさ、見直してみてください!