ストーブの掃除のポイントは？季節の変わり目にやるべきお手入れ法

石油ストーブに使う灯油の主成分は炭化水素です。完全燃焼すると、二酸化炭素と水(水蒸気)を発生します。この場合は部屋は湿りますが汚れることはありません。しかし不完全燃焼すると、上記2品目の他に一酸化炭素とススを発生します。特有の石油臭も出ます。ストーブ自体にススが付き、部屋も空気も汚れます。

石油ストーブと違い、スイッチを入れればすぐに温まり、取扱いしやすい電気ストーブ。ですが、良く見ると電気ストーブの反射板（銀色の部分）にホコリが付いていたり、くすんでしまったりします。ここにホコリが付いてしまうと、熱効率が悪くなり温まらなくなってしまいます。

ストーブをしばらく掃除をしていない場合は、できたら2～3年に1度の分解掃除・メンテナンスがオススメです。定期的な掃除で長持ちできますし、燃焼効果が向上します。

季節の変わり目ごとに外側の拭き掃除、中のホコリやスス取りをしておくとストーブも長持ちしてくれますよ。

ストーブを出したら外側の汚れは水を絞った雑巾で拭きましょう。落ちにくい汚れは中性洗剤を使って落としましょう。中にホコリがあったら掃除機などで吸うか、空吹きしてから使うようにしましょう。

石油ストーブは必ず中の石油を使い切る・燃やし切ってからしまうように心がけてください。中に灯油が残った状態は危険です！！芯の周りに残ったタールやゴミを歯ブラシでこすり落とします。

網や外側の汚れは雑巾でふき取りましょう。取れにくい場合は住宅用洗剤を付けた雑巾で落とせます。乾電池は漏電や点火の危険があるので外しておきます。

きれいになったら、大きなビニール袋に入れて、あれば購入時の箱に入れ平らで湿気の少ない場所に保管して下さい。ほこりが溜まってしまうので、そのまま放置しておくのは危険なので気を付けましょう。

ストーブを出してから使うこと数カ月の間にホコリやススが溜まっていきます。これをそのままにしておくと汚れが落ちにくくなり、燃焼効果もどんどん下がり光熱費が上がってしまいます。

石油ストーブは灯油をしっかり燃やすようにし、電気ストーブは中の反射板のホコリを取って、外側の汚れも取ってから保管するようにすれば来年も掃除が楽になり手間が省けます。

まず、外側についたホコリ汚れを雑巾などでふき取る。掃除機で送風口（ファンガード）やフィルターのホコリ汚れを吸い取る。フィルターは水洗いしてから陰干しして、しっかり乾かす。

石油ストーブは天板も忘れがち。こびりついてしまった汚れはクレンザーがおすすめです。電気ストーブの反射板のガラスは割れやすいので気を付けて掃除しましょう。

ちょっと汚れてしまったらそのままほおっておかず、こまめに拭き掃除やホコリ取りをするだけでも片付ける前の掃除がぐっと楽になります！！ひと手間を惜しまずに「汚れを見つけたら掃除」を心がけてくださいね。

住宅用洗剤を使って汚れをしっかり落としましょう。ストーブだけでなく、他にも用途があるので1つあると便利ですね。

しつこい汚れにはクレンザーを使いましょう。天板の焦げ付きやガンコなスス汚れに活躍してくれます。もちろん、ストーブだけでなくキッチンなどにも使えます。

洗剤をつけなくても水につけてしぼり、拭くだけで汚れ落ちが期待できる布巾です。ホコリや汚れを見つけたらさっと拭いて残さないようにしましょう。

ストーブを片付ける前にカバーに入れておけば、次に使うときキレイなまま保管しておけるためおススメします！！