PILLAR BRACKET（ピラーブラケット）/DIY大好き

「PILLAR BRACKET（ピラーブラケット）」とは、おうちの壁面や何もない空間部分に「柱」を作ることができる製品のことです。下の写真のような、鉄板でできた部品の先端にアジャスターがついているもの。これをツーバイ木材（2×4材）と組み合わせて床と天井に突っ張らせて、柱をつくるのです。

ツーバイ木材（2×4）とは、木口の厚さが2インチ（38ミリ）×幅4インチ（89ミリ）とのことからこのような呼び方がされています。一般的にホームセンターで簡単に手に入る木材です。床から天井までの長さを測って購入します。これは「ピラーブラケット」をツーバイ材に取り付けた状態のもの。

DIY（日曜大工）の人気もあって、簡単に柱から「本棚」や「パーティション」を作ることができるとあって「ピラーブラケット」はかなりの人気商品となっています。販売しているネットショップには、SNSで実際にどのように使っているかの写真も多くアップされ、生活空間を自分の力で思い通りに演出することができる楽しさが、この商品には詰まっているのです。

「ピラーブラケット」の需要が高まっているのは、賃貸住宅に住んでいて壁などに自由に釘を打つことができなかったり、いま増えているコンクリート住宅の壁に容易に穴を開けられないことから、そんなお困りさんにうってつけの製品だからです。どんな高さであれ、ツーバイ材の長さを変えればつけられる簡単さと、演出次第でどんなインテリアにも合うオシャレさもウケているのです。

現在「PILLAR BRACKET（ピラーブラケット）」をネットで購入できるのは、こちらのお店のようです。入荷してもすぐに売り切れることがあるとか。在庫のあるうちにゲットして。定価はおひとつ税込で1,944円となっています。

同じような用途に使用できるものに「ディアウォール」があります。日本製品で、しかもピラーブラケットよりも安い！とあって、こちらも人気があります。

ピラーブラケットは好みの長さにジョグダイヤルで調整できるのに対し、「ディアウォール」はバネが内蔵されている作りで、突っ張る際の強度は挟む木材の長さ次第、もしくは厚みを増すために下にかませる板で調整することになります。

カラーはホワイトやナチュラルブラウン、ブラウンから選べます。

では実際にどのように取り付けるのか、手順を見ていきましょう。
1、まずピラーブラケットを取り付けたい部分の床から天井までを測る。
2、天井までの高さから50ミリを引いた長さ分のツーバイ木材を購入する。
3、購入したツーバイ材にニスなどを塗るなら、ピラーブラケットを取り付ける前に。
4、ツーバイ材にピラーブラケットをはめ込んで、ビスを打ち付ける。
5、ピラーブラケットをはめ込んだ部分を上にして立てて、アジャスター部分を調節しながら突っ張らせたら完成！

ピラーブラケットを木材に取り付ける際だけ、電動ドリルを使ったほうが楽です。

ピラーブラケットを両サイドに2つ立てて、その間にボードを取り付ければディスプレイもかねた収納になるし、棚柱を両側の木材部分に取り付ければ写真のように棚を作ることもできます。自分の好きなように空間を有効活用させることができます。

一本だけもこんなピンナップボード代わりにできちゃいます。

ピラーブラケットの耐荷重に関して、取り付ける天井と床の材質、または強度によって耐荷重量は変わってきます。手で押すと浮くような強度の天井で使用することはできません。ご注意ください。また、耐震補強を目的とした商品でもありません。

取り付けた天井と床について、十分に乾燥した木材でも、夏と冬では伸縮し若干変化するものです。安全のためにも数ヶ月に一度は、PILLAR BRACKETのアジャスター部分の締め具合をチェックするようにしましょう。また、耐荷重と滑り止めのために、木材と床の間に1～2mm程度のゴムを挟み込むことも強度を強くするのでお勧めです。