アレンジメントフラワーについてどのくらい知っていますか?アレンジメントフラワーの基本的なこと、シーンにあわせた贈りかた、自分で作るときのコツやポイントなどをあれこれまとめてみました。人気のアレンジメントフラワー教室も合わせてご紹介しましょう。
アレンジメントフラワーについて
アレンジメントフラワーとは
アレンジメントフラワーはブーケやコサージュなど、花などの植物を使って創作するフラワーデザインです。花の色や形、また花器やそのほかの素材と組み合わせて作る、花の表現方法です。生け花は流派によって定められた基本の型、活けこみ方などをもとにしながら作りますが、どちらも花の空間デザインといえるでしょう。
1輪の花とガラスコップだけでも素敵に組み合わせれば、立派なアレンジメントフラワー!自由にお好きに楽しんで、アレンジメントフラワーをはじめましょう。
ギフトにもぴったり
花をいただくのって、うれしいですよね。素敵にアレンジメントされた花なら大喜びしちゃいます!アレンジメントフラワーは、お誕生日、結婚式のお祝い事、パーティーの手土産やお見舞いなどいろんな場面で使えます。ちょっとしたお礼に、小さなブーケを差し上げるのもいいですね。
アレンジメントフラワーなら季節感を出すことも、花のイメージで気持ちを表現することも可能です。元気を出してほしい人には明るい色の花を、ピンクやパステルの色合わせは優しい印象になります。
アレンジメントフラワーを長持ちさせるコツ
いただいたアレンジメントを長持ちさせるためには、まず外側に包んであるセロハンなどの包装紙は取り除いてください。きれいなので残しておきたくなりますが、通気が悪くなってしまいます。バスケットタイプなどの水受けに使われているもの以外は、かならず取り外しましょう。
エアコンの風が直接当たる場所、窓際などの直射日光の当たる場所は避けましょう。花瓶の水はまめに取り換え、吸水スポンジも水切れを起こさないようにお水を足してください。
花の延命剤は、花瓶の水に雑菌が増えるのを抑え、栄養を補ってくれます。長持ちさせるためにはぜひ使ってください。また、咲き終わった花やしおれてきた葉っぱを取り除いていくことで、きれいな状態を保つことができます。
シーン別アレンジメントフラワーを選ぶポイント
舞台役者さんへ贈る
「公演祝い」や「楽屋装花」として、アレンジメントフラワーをお贈りするのも、舞台役者さんに華やかな雰囲気と緊張や疲れをいやしていただくのにおススメです。
公演の内容や役者さんのイメージに合わせた花を選びましょう。宝塚歌劇団や劇場によっては、花を受け付けない場合もありますので、事前に劇場や主催者に確認をとっておいたほうが良い場合がありますのでご注意を!
供花
弔事のお供えの花は、白をベースに故人のイメージに合わせた淡い色調でまとめます。バラなどのトゲのあるものはNG。地域によってしきたりが異なりますので、お花屋さんで確認したほうがいいですね。
お葬式に参列できなかったり、最近はお香典を受け付けないお葬式も多いですね。そんな時はお葬式の後にお悔やみの花を贈りましょう。
お見舞い
心を癒し、1日も早く回復していただく気持ちを込めて、お見舞いのお花を贈りたいですね。元気の出るイエローやオレンジ系、華やかなピンクやレッド系が人気ですが、香りの強い花は避けましょう。入院・手術の直後は避けて、落ち着いた頃にお見舞いに伺いましょう。
アレルギー予防などから生花の持ち込みを禁止している病院があります。最近は花瓶の用意も必要なく水やりの手入れのいらない、プリザーブドフラワーのアレンジメントもお見舞いに人気です。
開店祝い
開店のお祝いの花は、開店当日は何かと忙しいもの、できれば前日にお届けしましょう。器付きのアレンジメントフラワーが気軽に飾ってもらえ後の手入れも楽なのでおススメです。
赤い花は火事や赤字を連想させるため、開店祝いには避けたほうが良いでしょう。お店の雰囲気やスタイルに合わせたアレンジメントフラワーにしたいですね。
楽しい雰囲気、やさしい雰囲気、スタイリッシュなアレンジなど、暗めの照明のバーだったら、明るめの色合いの花を選びましょう。
自分でもできる?アレンジメントフラワーの作り方
アレンジメントフラワーの種類
アレンジメントフラワーに使用する花は、フレッシュフラワー(生花)、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)の3種類が代表的です。
デザインは基本の形として<ドーム><トライアングル><ホリゾント><バーチカル><Lシェイプ><ホガース><コーン><オーバル><クレッセント><ラジエーション><インバーテッド>の11種のパターンに分けられています。
<ドーム>
ラウンド型とも呼ばれ 花がひとかたまりになった半円球のデザインです。すべての方向から見て同じに見えるように作っていきます。
小花だけの小さなアレンジメントにも向いていて、アレンジメントフラワーのもっともベーシックなスタイルといえるでしょう。
<ホリゾント>
<ホリゾント>は横に広がるアレンジのスタイルです。中央に大きめの花で少し高さを出し、端に行くにしたがって花の量を少なくしていきます。ホリゾンタルと呼ばれることもあります。広口の花器を使ったり、テーブルのセンターに飾られたりします。
<バーチカル>
<バーチカル>は、縦のラインを強調したアレンジメントフラワーです。高さがあるのでインパクトの強いデザインです。口があまり広くなく高さのある花器が、バランスがとりやすいでしょう。
使用する花の余分な枝は取り除き、葉っぱも最低限に、上部の先端は小さめの花やつぼみを用いてすっきりと仕上げるのがコツといえるでしょう。
<コーン>
<コーン>は円錐形のシルエットでどこから見ても二等辺三角形のアレンジメントフラワーです。クリスマスツリーもこのコーン型といえるでしょう。葉っぱや枝の植物に花をあわせるのが基本として作られます。
高さもありますので、花器は安定感のあるもシンプルな物が良く似合います。
<オーバル>
<オーバル>タイプは楕円形のシルエットのデザインのアレンジメントフラワーです。壁をバックに三方から鑑賞するタイプになります。大ぶりの花やたくさんの種類を用いると、とても華やかなデコレーションになります。
手作りするときのコツとポイント
出典: decor8blog.com
アレンジメントフラワーの花は、メインの花(マスフラワー)、線を表す花(ラインフラワー)、カスミソウに代表される空間を埋める花(フィラフラワー)飾り用の葉っぱなどのグリーン類(ベースカバー)に分けることができます。
花を選ぶ時、この4つの役割・構成を基本に選んでいくと、花も選びやすく、バランスのとれたアレンジメントが作りやすくなります。
アレンジメントフラワーを作るときは、フォーカルポイント、またはビジュアルフォーカルポイントと呼ばれるもっとも目につくポイントに、きれいなメインの花をセットします。フォーカルポイントは見た目の中心点で、正面とトップを結んだ線の中間とされています。ドーム型やブーケの場合はてっぺんの花がフォ-カルポイントに当たります。
開いた花や大きな花は下の方に、ツボミの花や小ぶりの花は上の方に多めに配置すると、安定感が生まれ全体のバランスが取りやすくなります。
出典: lovelyindeed.com
花の向きや角度を安定させるために、吸水スポンジを使うのが一般的ですが、吸水スポンジが家にないときは、花器の口にテープを格子状に貼って、アレンジメントを作ることも可能です。
広口の花瓶に活ける時などにも活用できますので、ぜひ覚えておいてください。
そろえたい材料
アレンジメントフラワーを作るのに必要な道具は、
花ばさみ
吸水スポンジ
フラワーナイフもあると便利です。
そして飾りたい花ですね。主役になる花とサブになる脇役の花や、グリーンを用意しましょう。イメージに合った花器選びも楽しい時間です。
出典: flower-navi.net
本格的なアレンジメントフラワーの道具もご紹介しておきましょう。
①霧吹き ②はさみ(紙用) ③ペンチ ④ブーケホルダー ⑤オアシス※⑥フローラルテープ⑦花用接着剤 ⑧花ばさみ ⑨メジャー⑩オアシステープ(花器と固定)⑪フローリストナイフ⑫オアシスカッター⑬セックリング(生け花用スポンジ・リング)⑭ブーケスタンド
※オアシス‐生花用の吸水スポンジ、ドライ用は「サハラ」の品名で販売されています。
吸水スポンジを使った基本の作り方
①吸水スポンジをセットする。
出典: www.hanadonya.com
花器の大きさに合わせてカットした吸水スポンジをセットします。吸水スポンジの高さは、花器よりも高めにカットします。高さの低い花器はほんの少し高くすると、花をあふれるように活けることができます。
高さのある花器はグリーンを多めにすると、下向きに垂れるデザインにすることが可能です。まずはグリーンでアウトラインを作るように活けて、おおまかな大きさを作っていきます。
②メインの花を活けましょう。
出典: www.hanadonya.com
最初に入れたグリーンをベースに、メインになる花を入れていきます。グリーンで作ったアウトラインをつなぐような感じとイメージすれば、花の長さも決めやすくなります。
大きめの花はまんべんなく配置し、どこから見てもきれいな花が見えるようにバランスよく活けましょう。
③サブの花を活けましょう。
出典: www.hanadonya.com
サブの花や残った花材で隙間を埋めるように活けていけば、ドーム型のアレンジメントフラワーの完成です。
画像で使われている花材です。
バラ(白)‐3本、(グリーン)‐3本
カンパニュラ(白)‐3本
スプレーバラ(白)‐3本、(グリーン)‐3本
ビバーナムスノーボール‐1.5本
利休草‐3本
アイビーインジリーザ‐3本
ブーケ・花束の作り方
①ブーケのベースを作る。
出典: www.twopinkcanaries.com
お花屋さんでブーケを作ってもらうと、とっても手際よく素敵なブーケを作ってくれますね。初心者には難しい技術ですので、初めての人にも作りやすい方法をご紹介しましょう。
まずメインの花3本程度とサブの花で、ブーケの中央部を作ります。フローラルテープをしっかり巻きつけるとベースとして安定するので、あとの作業がとても楽になります。
②花を足していきます。
出典: www.twopinkcanaries.com
ベースの周りにまずは大きめのお花をプラスしていきます。お花の種類や色のバランスを見ながら配置していきましょう。小さ目の花やサブの花材をスペースを埋めるようにセットします。
安定が悪くなったら、そのつどフローラルテープで固定していきます。
出典: www.twopinkcanaries.com
同じ作業を繰り返し、すべての花材をまとめます。外側にくる花がうまくセットできないときは、茎をブーケに対してまっすぐではなく、放射線状になるよう斜めにセットするとよいでしょう。
最後にしっかりとテープで固定します。
③最後にデコレーション。
出典: www.twopinkcanaries.com
フローラルテープを隠すように、幅広のリボンを巻きつけます。リボンの最後はボンドで止めてもいいです。
出典: www.twopinkcanaries.com
いろいろな花を使って豪華なブーケを作ってみたくなりますが、まずはシンプルな花材で、何度か練習をかねて作ってみましょう。コツをつかめば、テープで固定する回数も減ってきます。
出典: www.theweddingspecialists.net
同じ方法で作られたブーケですが、花材が変わるとイメージが全然違いますね。いろんなお花でオリジナルブーケ作りに挑戦してみてください。
フラワーアレンジ基本必見!全てはここから始まります
今まで自分で花を活けたことがない人も心配しないで!基本の基本を教えてくれます。是非ご参考に。
100均の造花で作るアレンジメントフラワー
100均にもたくさんの造花が販売されていますね。もちろん100均の花だってアレンジメントフラワーを作ることは可能です。
セリアやダイソーなどの造花でアレンジメントフラワーに挑戦してみましょう。
フラワーリースを100均の造花で作るのもいいですね。ベースになるリースももちろん100均で調達可能です。画像はお姫様みたいな花かんむりです。子どものお誕生日に作ってあげると大喜び間違いなし!
3色のチューリップの足元を葉っぱで束ねたこのアイデアは、造花でも使えそうですね。葉っぱの部分はボンドでしっかり止めて、クリアーの花瓶に飾ると清潔感あるアレンジメントの出来上がりです。
口コミで人気のおすすめアレンジメントフラワー教室
東京都内のアレンジメントフラワー教室
Flower space & Cafe branche(ブランシュ)
出典: branche-fleur.com
墨田区業平の「ブランシュ」は、カフェスペースのゆったり空間での少人数制レッスン、お花屋さんならではの花選びや色使いのポイントなど、あらゆる知識も教えてくれます。
【店舗名】branche(ブランシュ)
【住所】〒130-0002東京都墨田区業平1-20-10 1F
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】火曜日
出典: branche-fleur.com
レッスンは全てドリンク付です。入会金は必要ありません。
所要時間(集合〜解散) 約2時間
【フレッシュフラワー】
レッスン代・花代・ドリンク付 4,860円~
(花材費によって異なります。)
【プリザーブドフラワー】
レッスン代・花代・ドリンク付 6,480円~
千葉のアレンジメントフラワー教室
フラワーショップ<KURANDA>
出典: www.flowershop-kuranda.net
フラワーショップ 「KURANDA」は、アーティフィシャルフラワー(造花)のアレンジメントフラワーが体験できます。ご家庭用のレギュラーコースと、高級感のあるリースやテーブルアレンジをるボリュームアップコースの2コースがあります。
【店舗名】フラワーショップKURANDA
【住所】千葉県千葉市緑区あすみが丘8-27-4
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】月曜日
出典: www.flowershop-kuranda.net
アーティフィシャルフラワーンのアレンジメントは、生花とは違う自由な「創る」を体験することが出来ます。アレンジ用の花はイロイロとり揃えています。アレンジメントが初めての方にも、満足の作品が出来上がるように、指導します。
【料金】3,000円 〜(税込)
横浜のアレンジメントフラワー教室
flower school< Fair Bianca>
出典: fairbianca.s2.weblife.me
フェアビアンカは、エスプリの効いたフラワーアレンジメントを提案しています。花材はレッスンごとに仕入れ、新鮮で季節感に富んだ内容となっています。
【店舗名】フラワースクール フェアビアンカ
【住所】〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-5-13 西口幸ビル303
【営業時間】10:30〜20:00
【定休日】不定休
出典: fairbianca.s2.weblife.me
レッスンは月に1回、1クラス最大5名までの少人数制です。レッスン後はティータイムを楽しんでいただけます。
【レギュラーレッスン】入会金‐10,000円、レッスン料‐7,560円(レッスン料4,320円+資・花材費3,240円)
*上記金額はレッスン後のティータイム料を含みます。
*レッスンに使用した器はお持ち帰りいただけます。
【体験レッスン】レッスン料‐4,320円
埼玉のアレンジメントフラワー教室
<ル・グラン・ジュテ>
出典: legrandjete.wix.com
「ル グラン ジュテ」は先生のご自宅でフランススタイルのフラワーアレンジメント教室を開いています。本格的フレッシュフラワーと、アーティフィシャルフラワーのアレンジメントフラワーを学ぶことができます。
【スクール名】ル グラン ジュテ
【住所】埼玉県さいたま市南区根岸
出典: legrandjete.wix.com
フランススタイルを楽しみながら学ぶ月1回のコースは、パリスタイルの花を中心に、葉、果物、枝、茎、苔なども使ったアイデアいっぱいのレッスンです
【入会金】 5,400円
【レッスン料】6,480円(花器、花材、資材、税込)
まずは体験レッスンから始めてみましょう。(税込6,480円)
【スケジュール】第4木曜日‐9:30~11:30
第2土曜日‐10:00~12:30
アレンジメントフラワーとは
アレンジメントフラワーはブーケやコサージュなど、花などの植物を使って創作するフラワーデザインです。花の色や形、また花器やそのほかの素材と組み合わせて作る、花の表現方法です。生け花は流派によって定められた基本の型、活けこみ方などをもとにしながら作りますが、どちらも花の空間デザインといえるでしょう。
1輪の花とガラスコップだけでも素敵に組み合わせれば、立派なアレンジメントフラワー!自由にお好きに楽しんで、アレンジメントフラワーをはじめましょう。
ギフトにもぴったり
花をいただくのって、うれしいですよね。素敵にアレンジメントされた花なら大喜びしちゃいます!アレンジメントフラワーは、お誕生日、結婚式のお祝い事、パーティーの手土産やお見舞いなどいろんな場面で使えます。ちょっとしたお礼に、小さなブーケを差し上げるのもいいですね。
アレンジメントフラワーなら季節感を出すことも、花のイメージで気持ちを表現することも可能です。元気を出してほしい人には明るい色の花を、ピンクやパステルの色合わせは優しい印象になります。
アレンジメントフラワーを長持ちさせるコツ
いただいたアレンジメントを長持ちさせるためには、まず外側に包んであるセロハンなどの包装紙は取り除いてください。きれいなので残しておきたくなりますが、通気が悪くなってしまいます。バスケットタイプなどの水受けに使われているもの以外は、かならず取り外しましょう。
エアコンの風が直接当たる場所、窓際などの直射日光の当たる場所は避けましょう。花瓶の水はまめに取り換え、吸水スポンジも水切れを起こさないようにお水を足してください。
花の延命剤は、花瓶の水に雑菌が増えるのを抑え、栄養を補ってくれます。長持ちさせるためにはぜひ使ってください。また、咲き終わった花やしおれてきた葉っぱを取り除いていくことで、きれいな状態を保つことができます。
舞台役者さんへ贈る
「公演祝い」や「楽屋装花」として、アレンジメントフラワーをお贈りするのも、舞台役者さんに華やかな雰囲気と緊張や疲れをいやしていただくのにおススメです。
公演の内容や役者さんのイメージに合わせた花を選びましょう。宝塚歌劇団や劇場によっては、花を受け付けない場合もありますので、事前に劇場や主催者に確認をとっておいたほうが良い場合がありますのでご注意を!
供花
弔事のお供えの花は、白をベースに故人のイメージに合わせた淡い色調でまとめます。バラなどのトゲのあるものはNG。地域によってしきたりが異なりますので、お花屋さんで確認したほうがいいですね。
お葬式に参列できなかったり、最近はお香典を受け付けないお葬式も多いですね。そんな時はお葬式の後にお悔やみの花を贈りましょう。
お見舞い
心を癒し、1日も早く回復していただく気持ちを込めて、お見舞いのお花を贈りたいですね。元気の出るイエローやオレンジ系、華やかなピンクやレッド系が人気ですが、香りの強い花は避けましょう。入院・手術の直後は避けて、落ち着いた頃にお見舞いに伺いましょう。
アレルギー予防などから生花の持ち込みを禁止している病院があります。最近は花瓶の用意も必要なく水やりの手入れのいらない、プリザーブドフラワーのアレンジメントもお見舞いに人気です。
開店祝い
開店のお祝いの花は、開店当日は何かと忙しいもの、できれば前日にお届けしましょう。器付きのアレンジメントフラワーが気軽に飾ってもらえ後の手入れも楽なのでおススメです。
赤い花は火事や赤字を連想させるため、開店祝いには避けたほうが良いでしょう。お店の雰囲気やスタイルに合わせたアレンジメントフラワーにしたいですね。
楽しい雰囲気、やさしい雰囲気、スタイリッシュなアレンジなど、暗めの照明のバーだったら、明るめの色合いの花を選びましょう。
アレンジメントフラワーの種類
アレンジメントフラワーに使用する花は、フレッシュフラワー(生花)、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー(造花)の3種類が代表的です。
デザインは基本の形として<ドーム><トライアングル><ホリゾント><バーチカル><Lシェイプ><ホガース><コーン><オーバル><クレッセント><ラジエーション><インバーテッド>の11種のパターンに分けられています。
<ドーム>
ラウンド型とも呼ばれ 花がひとかたまりになった半円球のデザインです。すべての方向から見て同じに見えるように作っていきます。
小花だけの小さなアレンジメントにも向いていて、アレンジメントフラワーのもっともベーシックなスタイルといえるでしょう。
<ホリゾント>
<ホリゾント>は横に広がるアレンジのスタイルです。中央に大きめの花で少し高さを出し、端に行くにしたがって花の量を少なくしていきます。ホリゾンタルと呼ばれることもあります。広口の花器を使ったり、テーブルのセンターに飾られたりします。
<バーチカル>
<バーチカル>は、縦のラインを強調したアレンジメントフラワーです。高さがあるのでインパクトの強いデザインです。口があまり広くなく高さのある花器が、バランスがとりやすいでしょう。
使用する花の余分な枝は取り除き、葉っぱも最低限に、上部の先端は小さめの花やつぼみを用いてすっきりと仕上げるのがコツといえるでしょう。
<コーン>
<コーン>は円錐形のシルエットでどこから見ても二等辺三角形のアレンジメントフラワーです。クリスマスツリーもこのコーン型といえるでしょう。葉っぱや枝の植物に花をあわせるのが基本として作られます。
高さもありますので、花器は安定感のあるもシンプルな物が良く似合います。
<オーバル>
<オーバル>タイプは楕円形のシルエットのデザインのアレンジメントフラワーです。壁をバックに三方から鑑賞するタイプになります。大ぶりの花やたくさんの種類を用いると、とても華やかなデコレーションになります。
手作りするときのコツとポイント
出典: decor8blog.com
アレンジメントフラワーの花は、メインの花(マスフラワー)、線を表す花(ラインフラワー)、カスミソウに代表される空間を埋める花(フィラフラワー)飾り用の葉っぱなどのグリーン類(ベースカバー)に分けることができます。
花を選ぶ時、この4つの役割・構成を基本に選んでいくと、花も選びやすく、バランスのとれたアレンジメントが作りやすくなります。
アレンジメントフラワーを作るときは、フォーカルポイント、またはビジュアルフォーカルポイントと呼ばれるもっとも目につくポイントに、きれいなメインの花をセットします。フォーカルポイントは見た目の中心点で、正面とトップを結んだ線の中間とされています。ドーム型やブーケの場合はてっぺんの花がフォ-カルポイントに当たります。
開いた花や大きな花は下の方に、ツボミの花や小ぶりの花は上の方に多めに配置すると、安定感が生まれ全体のバランスが取りやすくなります。
出典: lovelyindeed.com
花の向きや角度を安定させるために、吸水スポンジを使うのが一般的ですが、吸水スポンジが家にないときは、花器の口にテープを格子状に貼って、アレンジメントを作ることも可能です。
広口の花瓶に活ける時などにも活用できますので、ぜひ覚えておいてください。
アレンジメントフラワーを作るのに必要な道具は、
花ばさみ
吸水スポンジ
フラワーナイフもあると便利です。
そして飾りたい花ですね。主役になる花とサブになる脇役の花や、グリーンを用意しましょう。イメージに合った花器選びも楽しい時間です。
出典: flower-navi.net
本格的なアレンジメントフラワーの道具もご紹介しておきましょう。
①霧吹き ②はさみ(紙用) ③ペンチ ④ブーケホルダー ⑤オアシス※⑥フローラルテープ⑦花用接着剤 ⑧花ばさみ ⑨メジャー⑩オアシステープ(花器と固定)⑪フローリストナイフ⑫オアシスカッター⑬セックリング(生け花用スポンジ・リング)⑭ブーケスタンド
※オアシス‐生花用の吸水スポンジ、ドライ用は「サハラ」の品名で販売されています。
①吸水スポンジをセットする。
出典: www.hanadonya.com
花器の大きさに合わせてカットした吸水スポンジをセットします。吸水スポンジの高さは、花器よりも高めにカットします。高さの低い花器はほんの少し高くすると、花をあふれるように活けることができます。
高さのある花器はグリーンを多めにすると、下向きに垂れるデザインにすることが可能です。まずはグリーンでアウトラインを作るように活けて、おおまかな大きさを作っていきます。
②メインの花を活けましょう。
出典: www.hanadonya.com
最初に入れたグリーンをベースに、メインになる花を入れていきます。グリーンで作ったアウトラインをつなぐような感じとイメージすれば、花の長さも決めやすくなります。
大きめの花はまんべんなく配置し、どこから見てもきれいな花が見えるようにバランスよく活けましょう。
③サブの花を活けましょう。
出典: www.hanadonya.com
サブの花や残った花材で隙間を埋めるように活けていけば、ドーム型のアレンジメントフラワーの完成です。
画像で使われている花材です。
バラ(白)‐3本、(グリーン)‐3本
カンパニュラ(白)‐3本
スプレーバラ(白)‐3本、(グリーン)‐3本
ビバーナムスノーボール‐1.5本
利休草‐3本
アイビーインジリーザ‐3本
①ブーケのベースを作る。
出典: www.twopinkcanaries.com
お花屋さんでブーケを作ってもらうと、とっても手際よく素敵なブーケを作ってくれますね。初心者には難しい技術ですので、初めての人にも作りやすい方法をご紹介しましょう。
まずメインの花3本程度とサブの花で、ブーケの中央部を作ります。フローラルテープをしっかり巻きつけるとベースとして安定するので、あとの作業がとても楽になります。
②花を足していきます。
出典: www.twopinkcanaries.com
ベースの周りにまずは大きめのお花をプラスしていきます。お花の種類や色のバランスを見ながら配置していきましょう。小さ目の花やサブの花材をスペースを埋めるようにセットします。
安定が悪くなったら、そのつどフローラルテープで固定していきます。
出典: www.twopinkcanaries.com
同じ作業を繰り返し、すべての花材をまとめます。外側にくる花がうまくセットできないときは、茎をブーケに対してまっすぐではなく、放射線状になるよう斜めにセットするとよいでしょう。
最後にしっかりとテープで固定します。
③最後にデコレーション。
出典: www.twopinkcanaries.com
フローラルテープを隠すように、幅広のリボンを巻きつけます。リボンの最後はボンドで止めてもいいです。
出典: www.twopinkcanaries.com
いろいろな花を使って豪華なブーケを作ってみたくなりますが、まずはシンプルな花材で、何度か練習をかねて作ってみましょう。コツをつかめば、テープで固定する回数も減ってきます。
出典: www.theweddingspecialists.net
同じ方法で作られたブーケですが、花材が変わるとイメージが全然違いますね。いろんなお花でオリジナルブーケ作りに挑戦してみてください。
フラワーアレンジ基本必見!全てはここから始まります
今まで自分で花を活けたことがない人も心配しないで!基本の基本を教えてくれます。是非ご参考に。
100均にもたくさんの造花が販売されていますね。もちろん100均の花だってアレンジメントフラワーを作ることは可能です。
セリアやダイソーなどの造花でアレンジメントフラワーに挑戦してみましょう。
フラワーリースを100均の造花で作るのもいいですね。ベースになるリースももちろん100均で調達可能です。画像はお姫様みたいな花かんむりです。子どものお誕生日に作ってあげると大喜び間違いなし!
3色のチューリップの足元を葉っぱで束ねたこのアイデアは、造花でも使えそうですね。葉っぱの部分はボンドでしっかり止めて、クリアーの花瓶に飾ると清潔感あるアレンジメントの出来上がりです。