一軒家も大規模なマンションも、幅広い住宅を手掛けるパナホーム。リフォームでも、住宅メーカーならではの技術力や提案力には期待大です。そんなパナホームで快適な住まいにリフォームをした方々の実例と価格を、リフォームのテーマに沿ってご紹介します。
パナホームについて
パナホームとは?
出典: www.panahome.jp
もとはパナソニックの事業部のひとつだったパナホーム。現在は、戸建て住宅・分譲住宅・マンション・リフォームなど、幅広く事業を展開しています。
2015年のオリコン日本顧客満足度ランキング・リフォーム会社(マンション)部門で総合1位を獲得した、信頼度の高い住宅メーカーです。
コンセプトは「リバリュード」
出典: www.panahome.jp
住まいの価値を高めるリフォーム”ReVALUED”(リバリュード)がコンセプトです。提案・技術・アフターケアを3本柱にした、顧客満足度の高いサービスが魅力です。
パナホームの強みは、会社を設立した1960年代から50年にわたって蓄積してきたノウハウと技術です。柱・梁ラーメン構造、外部・内部の住環境をトータルに設計したパナタウン、良質で安価な提案型住宅、CO2±0(ゼロ)住宅など、そのときどきに必要とされる住宅を提案してきました。
きめ細やかなコンサルティング
出典: www.panahome.jp
住宅のリフォームには、設計やインテリア・工事など素人ではわからない要素が多すぎて困りますよね。パナホームでは、経験豊富な各分野の専門家がチームで提案してくれます。
1からリフォームの計画を立てるのは大変だし、独自の構造や奇抜なデザインにしたいわけではない、という場合も安心。「まるごとパッケージプラン」が用意されています。人気の内装や設備がパッケージされているので、楽に計画を立てられます。
創エネ設備と設計
出典: www.panahome.jp
リフォームには技術力も外せない要素ですよね。最近は「省エネ」から「創エネ」の時代。
パナホームの環境にやさしい設備や設計は人気があります。CMでもよく見かけますね。
また、木造住宅や古民家のリフォームでは耐震診断を行い、地震に強い設計となるように提案してくれるのも安心です。
パナホームのリフォーム費用
リフォームの箇所別に費用をご紹介します。ここで紹介している価格は、設備のメーカーの希望小売価格です。リフォームの場合には、それぞれのお家の状態に合わせた工事が必要となりますので、工事費や諸経費が別途必要となります。
キッチン
出典: sumai.panasonic.jp
キッチンのリフォームでは、暮らし方に合わせた多様なプランを選択できます。写真は、トリプルワイドプランです。
横一列にコンロが3つ並んでいるため手前の空間が空き、フライパンの柄を子どもが引っかけてしまうという事故を防ぎます。子育て世代には嬉しい仕様です。
トリプルワイドの壁付け・Ⅰ型プランは約103万円からです。
トイレ
出典: sumai.panasonic.jp
全自動お掃除トイレ「アラウーノ」。手洗いや棚などのついた、写真のセットでの希望小売価格は82万3千円です。
アラウーノは、汚れをはじく素材やトイレの水はねを防ぐ構造、泡で受け止めて水はねさせないなど、さまざまな工夫が施されています。
タンク付き便器をアラウーノに交換するだけならば、約1日で工事を済ませることができるなど、お手軽にリフォームできるところも魅力です。
洗面ドレッシング
出典: sumai.panasonic.jp
洗面ドレッシング「ウツクシーズ」には、可愛らしいディズニーシリーズもあります。ベースプランの希望小売価格は約22万円からです。
LED3面鏡や、ヘアキャッチャーのついた排水口など、欲しい機能がそろっています。
ライティングプラン
出典: www2.panasonic.biz
一室多灯の照明プランが主流となりつつあります。リフォームを期に、快適でおしゃれな照明に変えてしまうのもおすすめです。
LEDライトを使用した照明は、通常の照明よりも省エネ効果が高いのも嬉しいですね。写真は、キッチンカウンターとダイニング。
部屋の基本の明かりは、棚上の建築化照明で天井を照らすことで取り入れています。建築化照明は、1万円台から3万円台で販売されています。
ぴったり収納
出典: sumai.panasonic.jp
リフォームで収納を増やすなら、部屋に合わせてぴったり無駄なく収納にできるのが魅力です。天井までの大収納も可能です。
写真のような壁一面の収納は、約70万円から80万円です。セットプランもあり、それをもとにオリジナルのプランを作ることも可能です。
キッチン・ダイニング・寝室にも、用途に合わせた使いやすい収納を置くことができます。すっきりと片付いた使いやすい空間に挑戦してみましょう。
ホームエレベーター
出典: area.panahome.jp
床の段差をなくしたり手すりをつけたり、バリアフリーを意識したリフォームをされる方が増えています。その中で、高齢化対策としてだけでなくペットと暮らす場合にも、ホームエレベーターの需要は高まっています。
階段の上り下りが楽になれば、活動の幅も広がります。また、ペットが階段を無理に上り下りして関節を痛めてしまう危険からも守ることができます。
価格帯は200万円台から400万円台まであります。
エコリフォーム
リフォームを期に、無駄の多かった家の設計を見直し、省エネ住宅を目指す方も多いです。省エネ住宅にするためには、3つの方法があります。まるごと断熱システムで断熱・気密改修を行う「断熱」、太陽光発電システムや都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を反応させて発電するエネファームによる「創エネ」、LED照明や節水と節電ができるトイレや給湯器などの設備による「省エネ」です。
まるごと断熱
出典: www.panahome.jp
家の断熱効果を高めるだけで、住まいの快適さと省エネ効果がぐっとアップします。断熱&耐震を含む全面リフォーム事例では、費用は1,920万円でした。(断熱工事のみの費用ではありません)
断熱には、家全体の改修が最も効果的です。壁、屋根、床に断熱材を吹き付け、すき間を最小限とすることで断熱機密効果を高めます。
窓や玄関などの開口部も重要です。全体の50%から70%の熱が、ここから逃げてしまいます。
窓にはインナーサッシを使ったり、断熱効果のある玄関扉にすることで断熱効果を高めることができます。
エネファームで「創エネ」
出典: home.tokyo-gas.co.jp
省エネ重視のリフォームを考えた場合、最近注目されているのはエネファームです。エネファームは、その場で発電し、家で使う電気とお湯を作り出すシステムです。
「作り出したお湯で床暖房やミストサウナを」というCMに覚えのある方も多いのではないでしょうか。販売している都市ガス会社にもよりますが、東京ガスの場合、希望小売価格は160万円台まで下がってきています。
補助金制度も利用すれば、手の届く最新技術になってきています。
省エネ設備
出典: sumai.panasonic.jp
省エネ効果のある設備は多数あります。保温浴槽のあるバスルーム「ココチーノ」の価格は、広さやタイプによりますが、93万円から198万円です。
他にも、空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ式給湯機「エコキュート」や、消費電力が少なく寿命の長いLED照明を活用した設計も省エネ効果が期待できます。
耐震システム
木造住宅や古民家のリフォームでは、耐震強度を検査し十分な耐震強度となるよう耐震システムを導入することができます。耐震ダンパーや耐力壁を設置することで、繰り返し地震にも強い家へと生まれ変わります。
制震ダンパー
出典: www.rfv-ishikawa-shoukai.jp
耐震システムは費用対効果が非常に大きいです。例えば、40坪の家屋が半壊した場合、約1,600万円の修繕費がかかってしまいます。
しかし、制震ダンパーを加えれば一部損壊の被害で済み、修繕費は約600万円程度に抑えられます。この改修費用概算シミュレーションに使用した耐震ダンパーの費用は、約50万円(制震ダンパー6本を設置)です。
パナホームでのリフォーム実例
リフォームの実例をテーマ別にご紹介します。
人の集まる空間
家族や友人が集まりやすい空間となるよう、リビング・ダイニングを中心にリフォームした実例をご紹介します。
家族団らんのLDK
出典: www.panahome.jp
築50年の住宅をリフォーム。広々としたLDKで、くつろいで家族団らんができます。
リフォーム前は、段差が多い、廊下が長い、部屋が細かく区切られている、などの不便な部分が多々ありました。全面リフォームで、費用は4,307万円です。
古民家風のカフェ&ギャラリー
出典: www.panahome.jp
築24年の木造の自宅1階を、カフェ&ギャラリーの店舗にリフォーム。おしゃれな古民家風の空間でくつろぐことができます。
リビング、ダイニング、キッチン、居室、バス、洗面、トイレ、玄関、外まわりのリフォームで、リフォーム費用1,880万円です。
広い空間を作るために柱を取り、梁で補強しています。カフェスペースは特注のワイドカウンターです。
セカンドライフ・リフォーム
夫婦の距離感・健康や加齢への配慮・使いやすい収納など、55歳からの夫婦の暮らしを見つめたリフォームをされる方が増えています。この年代は古民家を継ぐ方も多く、現在の生活スタイルに合わせてリフォームした実例をご紹介します。
古民家を介護しやすい家へ
出典: www.panahome.jp
家族が要介護となり、車いすでの移動や介助のしやすい家へとリフォーム。段差解消や廊下拡張、使いやすい間取りとなるよう設計されています。
全面リフォームで費用は3,750万円です。リフォーム前は、トイレへの移動などひとつひとつの介護が重労働となってしまう状態でした。
和室の床の間や梁をそのまま残すなど、古民家の風格や愛着のある自宅の雰囲気を大切にした仕上がりです。
2世帯
親世帯がまだ元気なうちは過度な干渉はしたくないけれど、離れて暮らすのは不安と思う人も多いのではないでしょうか。着かず離れず、お互いに快適な住み方ができる2世帯住宅をご紹介します。
上下階に分けた2世帯住宅
出典: www.panahome.jp
1階に親世帯、2階に子世帯が住まう、完全分離の2世帯住宅です。生活時間のずれでお互いにストレスがないよう、2階にも玄関が設けられています。
全面リフォームで、費用は2,630万円です。
親世帯は、元の趣を残しつつバリアフリーに配慮した住まいにリフォームされています。子世帯の子ども部屋には、将来2部屋に分けられるよう、ドアと収納が2カ所ずつ設置されています。
子育て世代向け
子育て世代にうれしいリフォームをご紹介します。家事動線を考慮した「家事楽プラン」やシステム収納、お得でエコな暮らしなど、工夫が詰まっています。
家事楽&エコ
出典: www.panahome.jp
家事動線を考え、すっきりとまとまったアイランドキッチンが魅力です。ソーラー発電を採用し、オール電化にしています。
リビング、ダイニング、キッチン、洗面室、ウォークインクローゼット、外まわりのリフォームで、費用は1,811万円でした。
廊下とキッチンから出入りできるウォークインクローゼットやキッチンの壁一面に設けられたシステム収納により、家事が楽に行えます。ソーラー発電とオール電化を導入し、夜間電力も活用することで、お得にエコな暮らしを実現しています。
作り付け収納と広々リビング
出典: www.panahome.jp
2間続きの和室の1室をリビング空間に加え、20畳ほどのオープンなLDKとしました。対面キッチンにすることで、家族との会話も大事にできます。
リビングや玄関、各部屋に作り付け収納を作り、日用品や習い事、スポーツと日々増える物の収納に苦悩する子育て世代のニーズに応えています。
こだわりの空間
自分なりのこだわりがあり、他にはない独創的な家を作りたいと思う方も多いのではないでしょうか。自分の趣味のための部屋やこだわりの装飾、大勢のお客様に対応できる空間など、お友達に自慢したくなるこだわりの家をご紹介します。
ラグジュアリーな和の空間
出典: www.panahome.jp
来客のためのスペースには、収集した骨董品用のディスプレイが設けられ、東北の囲炉裏をイメージしたくつろぎの演出がなされています。アール形状の塗り壁に囲まれた畳コーナーも独創的です。
ゲストルーム、着物ルーム、廊下、洗面室、トイレをリフォームしています。壁一面の作り付け収納のある着物ルームを設けるなど、家族のこだわりが盛り込まれた家となっています。
趣味にこだわったリビング
出典: www.panahome.jp
ハーレーが趣味の方のリフォーム。リビングにハーレーを置けるように、ガレージのようなリビングを実現しています。
リビングに直接ハーレーが出入りできるように、リビングに外につながる広い窓を設けています。
リビング、キッチン、バス、洗面、外まわりのリフォームで、費用は840万円でした。
中古を買ってリフォーム
中古の戸建てやマンションを購入して、自分に合った家にリフォームするのが最近のトレンドです。人気の事例をご紹介します。
立地のいい安心ワンフロア
出典: www.panahome.jp
将来のことを考え、駅近で階段のない物件を探す方も増えています。マンションならばワンフロアのため、階段の心配がありません。
中古のマンションを購入し、段差を解消したり、引き戸や手すりを取り入れ、バリアフリーに配慮したリフォームを行いました。費用は947万円です。
洗練された空間にリフォーム
出典: www.panahome.jp
立地や広さを基準に選んだ中古マンションを、こだわりの内装へリフォーム。リビング、ダイニング、キッチン、居室、寝室、洗面、トイレ、玄関のリフォームで1,400万円です。
おしゃれで機能に優れた「アクセントタイル」や美しい間接照明によって、洗練されたリビングに生まれ変わりました。また、使いやすい作り付け収納を新設し、暮らしやすさも兼ね備えた部屋になっています。
パナホームとは?
出典: www.panahome.jp
もとはパナソニックの事業部のひとつだったパナホーム。現在は、戸建て住宅・分譲住宅・マンション・リフォームなど、幅広く事業を展開しています。
2015年のオリコン日本顧客満足度ランキング・リフォーム会社(マンション)部門で総合1位を獲得した、信頼度の高い住宅メーカーです。
コンセプトは「リバリュード」
出典: www.panahome.jp
住まいの価値を高めるリフォーム”ReVALUED”(リバリュード)がコンセプトです。提案・技術・アフターケアを3本柱にした、顧客満足度の高いサービスが魅力です。
パナホームの強みは、会社を設立した1960年代から50年にわたって蓄積してきたノウハウと技術です。柱・梁ラーメン構造、外部・内部の住環境をトータルに設計したパナタウン、良質で安価な提案型住宅、CO2±0(ゼロ)住宅など、そのときどきに必要とされる住宅を提案してきました。
きめ細やかなコンサルティング
出典: www.panahome.jp
住宅のリフォームには、設計やインテリア・工事など素人ではわからない要素が多すぎて困りますよね。パナホームでは、経験豊富な各分野の専門家がチームで提案してくれます。
1からリフォームの計画を立てるのは大変だし、独自の構造や奇抜なデザインにしたいわけではない、という場合も安心。「まるごとパッケージプラン」が用意されています。人気の内装や設備がパッケージされているので、楽に計画を立てられます。
創エネ設備と設計
出典: www.panahome.jp
リフォームには技術力も外せない要素ですよね。最近は「省エネ」から「創エネ」の時代。
パナホームの環境にやさしい設備や設計は人気があります。CMでもよく見かけますね。
また、木造住宅や古民家のリフォームでは耐震診断を行い、地震に強い設計となるように提案してくれるのも安心です。
リフォームの箇所別に費用をご紹介します。ここで紹介している価格は、設備のメーカーの希望小売価格です。リフォームの場合には、それぞれのお家の状態に合わせた工事が必要となりますので、工事費や諸経費が別途必要となります。
キッチン
出典: sumai.panasonic.jp
キッチンのリフォームでは、暮らし方に合わせた多様なプランを選択できます。写真は、トリプルワイドプランです。
横一列にコンロが3つ並んでいるため手前の空間が空き、フライパンの柄を子どもが引っかけてしまうという事故を防ぎます。子育て世代には嬉しい仕様です。
トリプルワイドの壁付け・Ⅰ型プランは約103万円からです。
トイレ
出典: sumai.panasonic.jp
全自動お掃除トイレ「アラウーノ」。手洗いや棚などのついた、写真のセットでの希望小売価格は82万3千円です。
アラウーノは、汚れをはじく素材やトイレの水はねを防ぐ構造、泡で受け止めて水はねさせないなど、さまざまな工夫が施されています。
タンク付き便器をアラウーノに交換するだけならば、約1日で工事を済ませることができるなど、お手軽にリフォームできるところも魅力です。
洗面ドレッシング
出典: sumai.panasonic.jp
洗面ドレッシング「ウツクシーズ」には、可愛らしいディズニーシリーズもあります。ベースプランの希望小売価格は約22万円からです。
LED3面鏡や、ヘアキャッチャーのついた排水口など、欲しい機能がそろっています。
ライティングプラン
出典: www2.panasonic.biz
一室多灯の照明プランが主流となりつつあります。リフォームを期に、快適でおしゃれな照明に変えてしまうのもおすすめです。
LEDライトを使用した照明は、通常の照明よりも省エネ効果が高いのも嬉しいですね。写真は、キッチンカウンターとダイニング。
部屋の基本の明かりは、棚上の建築化照明で天井を照らすことで取り入れています。建築化照明は、1万円台から3万円台で販売されています。
ぴったり収納
出典: sumai.panasonic.jp
リフォームで収納を増やすなら、部屋に合わせてぴったり無駄なく収納にできるのが魅力です。天井までの大収納も可能です。
写真のような壁一面の収納は、約70万円から80万円です。セットプランもあり、それをもとにオリジナルのプランを作ることも可能です。
キッチン・ダイニング・寝室にも、用途に合わせた使いやすい収納を置くことができます。すっきりと片付いた使いやすい空間に挑戦してみましょう。
ホームエレベーター
出典: area.panahome.jp
床の段差をなくしたり手すりをつけたり、バリアフリーを意識したリフォームをされる方が増えています。その中で、高齢化対策としてだけでなくペットと暮らす場合にも、ホームエレベーターの需要は高まっています。
階段の上り下りが楽になれば、活動の幅も広がります。また、ペットが階段を無理に上り下りして関節を痛めてしまう危険からも守ることができます。
価格帯は200万円台から400万円台まであります。
リフォームを期に、無駄の多かった家の設計を見直し、省エネ住宅を目指す方も多いです。省エネ住宅にするためには、3つの方法があります。まるごと断熱システムで断熱・気密改修を行う「断熱」、太陽光発電システムや都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を反応させて発電するエネファームによる「創エネ」、LED照明や節水と節電ができるトイレや給湯器などの設備による「省エネ」です。
まるごと断熱
出典: www.panahome.jp
家の断熱効果を高めるだけで、住まいの快適さと省エネ効果がぐっとアップします。断熱&耐震を含む全面リフォーム事例では、費用は1,920万円でした。(断熱工事のみの費用ではありません)
断熱には、家全体の改修が最も効果的です。壁、屋根、床に断熱材を吹き付け、すき間を最小限とすることで断熱機密効果を高めます。
窓や玄関などの開口部も重要です。全体の50%から70%の熱が、ここから逃げてしまいます。
窓にはインナーサッシを使ったり、断熱効果のある玄関扉にすることで断熱効果を高めることができます。
エネファームで「創エネ」
出典: home.tokyo-gas.co.jp
省エネ重視のリフォームを考えた場合、最近注目されているのはエネファームです。エネファームは、その場で発電し、家で使う電気とお湯を作り出すシステムです。
「作り出したお湯で床暖房やミストサウナを」というCMに覚えのある方も多いのではないでしょうか。販売している都市ガス会社にもよりますが、東京ガスの場合、希望小売価格は160万円台まで下がってきています。
補助金制度も利用すれば、手の届く最新技術になってきています。
省エネ設備
出典: sumai.panasonic.jp
省エネ効果のある設備は多数あります。保温浴槽のあるバスルーム「ココチーノ」の価格は、広さやタイプによりますが、93万円から198万円です。
他にも、空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ式給湯機「エコキュート」や、消費電力が少なく寿命の長いLED照明を活用した設計も省エネ効果が期待できます。
木造住宅や古民家のリフォームでは、耐震強度を検査し十分な耐震強度となるよう耐震システムを導入することができます。耐震ダンパーや耐力壁を設置することで、繰り返し地震にも強い家へと生まれ変わります。
制震ダンパー
出典: www.rfv-ishikawa-shoukai.jp
耐震システムは費用対効果が非常に大きいです。例えば、40坪の家屋が半壊した場合、約1,600万円の修繕費がかかってしまいます。
しかし、制震ダンパーを加えれば一部損壊の被害で済み、修繕費は約600万円程度に抑えられます。この改修費用概算シミュレーションに使用した耐震ダンパーの費用は、約50万円(制震ダンパー6本を設置)です。
リフォームの実例をテーマ別にご紹介します。
家族や友人が集まりやすい空間となるよう、リビング・ダイニングを中心にリフォームした実例をご紹介します。
家族団らんのLDK
出典: www.panahome.jp
築50年の住宅をリフォーム。広々としたLDKで、くつろいで家族団らんができます。
リフォーム前は、段差が多い、廊下が長い、部屋が細かく区切られている、などの不便な部分が多々ありました。全面リフォームで、費用は4,307万円です。
古民家風のカフェ&ギャラリー
出典: www.panahome.jp
築24年の木造の自宅1階を、カフェ&ギャラリーの店舗にリフォーム。おしゃれな古民家風の空間でくつろぐことができます。
リビング、ダイニング、キッチン、居室、バス、洗面、トイレ、玄関、外まわりのリフォームで、リフォーム費用1,880万円です。
広い空間を作るために柱を取り、梁で補強しています。カフェスペースは特注のワイドカウンターです。
夫婦の距離感・健康や加齢への配慮・使いやすい収納など、55歳からの夫婦の暮らしを見つめたリフォームをされる方が増えています。この年代は古民家を継ぐ方も多く、現在の生活スタイルに合わせてリフォームした実例をご紹介します。
古民家を介護しやすい家へ
出典: www.panahome.jp
家族が要介護となり、車いすでの移動や介助のしやすい家へとリフォーム。段差解消や廊下拡張、使いやすい間取りとなるよう設計されています。
全面リフォームで費用は3,750万円です。リフォーム前は、トイレへの移動などひとつひとつの介護が重労働となってしまう状態でした。
和室の床の間や梁をそのまま残すなど、古民家の風格や愛着のある自宅の雰囲気を大切にした仕上がりです。
親世帯がまだ元気なうちは過度な干渉はしたくないけれど、離れて暮らすのは不安と思う人も多いのではないでしょうか。着かず離れず、お互いに快適な住み方ができる2世帯住宅をご紹介します。
上下階に分けた2世帯住宅
出典: www.panahome.jp
1階に親世帯、2階に子世帯が住まう、完全分離の2世帯住宅です。生活時間のずれでお互いにストレスがないよう、2階にも玄関が設けられています。
全面リフォームで、費用は2,630万円です。
親世帯は、元の趣を残しつつバリアフリーに配慮した住まいにリフォームされています。子世帯の子ども部屋には、将来2部屋に分けられるよう、ドアと収納が2カ所ずつ設置されています。
子育て世代にうれしいリフォームをご紹介します。家事動線を考慮した「家事楽プラン」やシステム収納、お得でエコな暮らしなど、工夫が詰まっています。
家事楽&エコ
出典: www.panahome.jp
家事動線を考え、すっきりとまとまったアイランドキッチンが魅力です。ソーラー発電を採用し、オール電化にしています。
リビング、ダイニング、キッチン、洗面室、ウォークインクローゼット、外まわりのリフォームで、費用は1,811万円でした。
廊下とキッチンから出入りできるウォークインクローゼットやキッチンの壁一面に設けられたシステム収納により、家事が楽に行えます。ソーラー発電とオール電化を導入し、夜間電力も活用することで、お得にエコな暮らしを実現しています。
作り付け収納と広々リビング
出典: www.panahome.jp
2間続きの和室の1室をリビング空間に加え、20畳ほどのオープンなLDKとしました。対面キッチンにすることで、家族との会話も大事にできます。
リビングや玄関、各部屋に作り付け収納を作り、日用品や習い事、スポーツと日々増える物の収納に苦悩する子育て世代のニーズに応えています。
自分なりのこだわりがあり、他にはない独創的な家を作りたいと思う方も多いのではないでしょうか。自分の趣味のための部屋やこだわりの装飾、大勢のお客様に対応できる空間など、お友達に自慢したくなるこだわりの家をご紹介します。
ラグジュアリーな和の空間
出典: www.panahome.jp
来客のためのスペースには、収集した骨董品用のディスプレイが設けられ、東北の囲炉裏をイメージしたくつろぎの演出がなされています。アール形状の塗り壁に囲まれた畳コーナーも独創的です。
ゲストルーム、着物ルーム、廊下、洗面室、トイレをリフォームしています。壁一面の作り付け収納のある着物ルームを設けるなど、家族のこだわりが盛り込まれた家となっています。
趣味にこだわったリビング
出典: www.panahome.jp
ハーレーが趣味の方のリフォーム。リビングにハーレーを置けるように、ガレージのようなリビングを実現しています。
リビングに直接ハーレーが出入りできるように、リビングに外につながる広い窓を設けています。
リビング、キッチン、バス、洗面、外まわりのリフォームで、費用は840万円でした。
中古の戸建てやマンションを購入して、自分に合った家にリフォームするのが最近のトレンドです。人気の事例をご紹介します。
立地のいい安心ワンフロア
出典: www.panahome.jp
将来のことを考え、駅近で階段のない物件を探す方も増えています。マンションならばワンフロアのため、階段の心配がありません。
中古のマンションを購入し、段差を解消したり、引き戸や手すりを取り入れ、バリアフリーに配慮したリフォームを行いました。費用は947万円です。
洗練された空間にリフォーム
出典: www.panahome.jp
立地や広さを基準に選んだ中古マンションを、こだわりの内装へリフォーム。リビング、ダイニング、キッチン、居室、寝室、洗面、トイレ、玄関のリフォームで1,400万円です。
おしゃれで機能に優れた「アクセントタイル」や美しい間接照明によって、洗練されたリビングに生まれ変わりました。また、使いやすい作り付け収納を新設し、暮らしやすさも兼ね備えた部屋になっています。
コツ・ポイント
住みにくさの解消以外にも、将来を考えた設計やエコ・趣味や家族とのコミュニケーションなど、リフォームで実現できることは予想以上に大きいですね。現在の暮らしや将来どう暮らしたいのか、これを機会に家族で夢を語り合ってみてはいかがでしょうか。