私が現在注目しているスタイルは「ボヘミアン」。ナチュラルで味わいがあり、旅人を思わせる雰囲気あるスタイルは、男女問わずに親近感がわいてきます。近づくコツは、思い切った柄や素材の組み合わせ。今回はベッドルームを中心に、ボヘミアンテイストを完成するコツをご紹介します。
憧れの本格派ボヘミアンベッドをのぞいてみましょう!
異国情緒の溢れる雑貨をランダムにおいたラフ感がいい
狭い間取りでも気にしないで、好きなものを詰め込んだような、この、あえてゴッチャリとした感じがボヘミアン。
忙しいストレス社会を生きる私たち。歌って、笑って、眠るだけ。そんなボヘミアンのスローな雰囲気が恋しくなって、憧れます。
住人のスピリットを感じさせる男前なヴィンテージ空間
ギターのほかにもガラクタとも言えるものを陽気に飾り、アースカラーのファブリックをザっとかけた男前でヒッピーな空間。その人の生きざまや歴史を感じさせる、深みのあるベッドルームとなっています。
ロフトでマネしたいロータイプ、とろみカラーのボヘミアン
淡いとろみ色を組み合わせた、やさしい雰囲気のあるベッドスペース。
ロータイプのベッドは空間を広くみせる効果や、リラックスしたリゾート感を醸し出してくれます。
ソフトなボヘミアンテイストからマネてみましょう
色や雑貨を限定して、まとまりのあるシンプルボヘミアンを実現
柄や色をたくさんミックスする勇気がないうちは、色味を統一してチャレンジしてみましょう。ファブリックや雑貨は、麻などの野趣な素材感のあるものをチョイスして。落ち着いたネイビーの調子は、幅広い年齢層に愛されます。
大きなクッションをラフに積んで、抜け感を演出
クッションをきっちりと並べると、整頓された雰囲気になってしまう。
ボヘミアンテイストを目指すなら、いくつものファブリックをドサドサっと積むといい。眠りたい方向に眠る。そんなスピリットを表すかのように。
ギンガムチェックを混ぜ込んで洋風をほんのり漂わせる
先住民族系の布の中に、ギンガムチェックやドットなど、洋風感の強めの生地をほんの少し混ぜ合わせると、より「あちこちさすらっている旅人感」が出てきます。あらゆる布をとにかくかきあつめて、意外な相性の発見を楽しんで。
こんな空間で女子会なんて、最高じゃない!?
一時的にチャレンジできる即席のボヘミアンベッドスペーズ。
小さなライトをいくつも灯して、女の子同士で恋バナなんかしたら、もう最高ですね。お子様の「キャンプごっこ」にもよさそう!
コツ・ポイント
ボヘミアンなベッドを仕上げるコツは、日本的に掛布団1枚を使うのではなく、素材感や柄、色々な表情の布を重ね合わせる点にあります。重ね合わせは、旅をする上で、何枚もの薄い布をたしたり、引いたりして体温調節をしていたボヘミアンたちの、所謂文化でもあるのです。はじめは同系色でチャレンジして、徐々に色数を増やして、カラフルでいて落ち着いた、あなただけのテイストのあるボヘミアンベッドを作っていきましょう。