暑い日々が続く夏。お部屋の中にお花を飾って、涼しげなインテリアのアクセントにしてみませんか。夏のお花を涼しげに飾るためには、花器の選び方にポイントがあります。材質や色などで、涼を感じさせるものを選ぶとよいですね。今回は、器別にご紹介します。
クリアなガラスの器に
大きな花瓶の「中」に生ける
出典: mokaland.jugem.jp
夏は、室内の温度も高くなりがちです。窓からの日差しも強いので、花瓶のお水も痛むのが早くなります。大きなサイズの花瓶を使うと、水か柄が面倒…。そんなイメージがあるかもしれません。
夏に大きな花瓶を使うときは、こちらの画像のように、花瓶の「中」に花が来るように生けるのはいかがでしょう。ガラス越しにお花を楽しみます。
お水も少なく
出典: mokaland.jugem.jp
お花全体を花瓶のなかに入れてしまうので、エアコンや扇風機の風が直接当たる心配もありません。お水も少なめに入れて、まめに取り替えるようにすれば、安心です。
一般的には、水のすいあげの良いお花には、花器の高さの5分の1程度の水が適量といわれています。すいあげの悪いお花でも3分の1ほどです。
こちらは、蘭の仲間のデンファレというお花です。淡いピンク色がかわいいですね。「シャネル」という品種です。
グラスに生けて
出典: www.viva50.com.br
こちらはクリアなガラスのグラスにお花を生けているアイデアです。そうです。「花器」といっても、わざわざ新しく購入しなくてもOKです。お家にあるものを上手に使ってみましょう。
こちらは、短く切った枝つきのまま入れていますね。葉っぱもついているので、目にも涼しげです。
ただし、お水はまめにとりかえてあげたほうがよさそうですね。花びらもお水につかっているところがあるので、痛みやすいかもしれません。
落ちてしまったお花を
出典: blog.goo.ne.jp
こちらは珍しい柄の蘭のお花を、ガラスのちいさなボウルに浮かべるように生けています。花束や鉢植えのお花から、取れてしまったり折れてしまったりしたものも、こうしてフローティング・フラワーにするとかわいいですね。
白い花びらに、濃いパープルの斑模様が、涼やかな印象を与えてくれます。
ガラスの水盤
出典: blog.goo.ne.jp
本格的な生け花で使われる水盤。ガラス製だと、こんなに涼しげなお花になります。ガラス製の花器に合わせて、剣山も透明なものを使っているそうです。プラスティック製の剣山です。
お花は、夏の明るさを取り込んだイエローのカラーを中心に、カーネーションとソケイの葉っぱをチョイス。和の空間に涼を運んでくれる生け花ですね。
フラワーフレンドオブジェセット
出典: ssdnet.jp
こちらは「フラワーフレンドオブジェセット」という名前がついている商品です。くるくるとループしているユニークな形の花留めに、ガラスの筒をセットしてお花を生けます。
こちらの画像では、ガラスのお皿と組み合わせています。器と合わせると、「フラワーフレンド」のループのすき間にも、お花を生けることができます。
セットのサイズ:33cm×24cm×7cm
3,348円(税込)
器を使わない場合
出典: ssdnet.jp
こちらは、器を使わずに「フラワーフレンド」だけでお花を生けている様子です。ガラス製のくねくねとうねったラインがユニークですね。
ブルーのカラーガラスに
クレマチスの花を
出典: studiobloomiowa.wordpress.com
涼しげなカラーガラスといえば、やはりブルー系のものでしょうか。こちらは、小さなブルーガラスの小瓶を花器にして、大ぶりのクレマチスを生けているアイデアです。大き目のお花を生けるときは、花器の縁に軽くのせるように生けるとバランスが取れます。
クレマチスの花色も、濃いピンクと淡いピンクをとりまぜています。どちらかというと、淡いピンク色のほうが、涼やかに見えますね。右の小瓶には、フレッシュなグリーンの葉だけを生けています。
ピオニー(シャクヤク)を
出典: www.popsugar.com
こちらはピンクのピオニーを生けているアイデアです。ころんとした形のボトルに、にぎりこぶしのように大きなピオニーを一本挿しただけでの簡単なアレンジメントです。
すっきりとしたブルーのボトルが涼しげです。お花を生けるときのゴールデンバランスは、花器とお花の高さを1:1にすることだそうです。こちらのアレンジは、ピオニーのお花の大きさと
ボトルのサイズがちょうど1:1ぐらいかもしれません!
カスミソウを
出典: fashion.healthdailyheadlines.com
屋外でのガーデンパーティ用のアレンジメントです。ブルーのガラスのボトルに、白いカスミソウを生けています。小さなリボンを巻いて、ちょっぴりドレスアップさせています。
ブルーのガラスと白いカスミソウのコントラストが美しいですね。
光沢のあるガラスの花器
出典: www.elizabethannedesigns.com
ターコイズブルーが美しいガラスの器にちいさなお花を生けています。光沢のあるガラスは、「ムラーノグラス(vetro di Murano)」と呼ばれるヴェネツィアン・グラス(Venetian glass)のアンティークです。
手拭で作られた素晴らしい一輪挿しです。同じトーンのコップと一緒に。
染付けを花器に
藍と白の涼やかさ
出典: www.chintaiyanavi.com
江戸時代には庶民の間でも大人気だった染付けの器。中でも、呉須(ごす)と呼ばれる藍色の染料を使ったものは、さまざまな器があります。
呉須の濃淡の出方もそれぞれで、濃い色の部分も淡い色の部分も味わいがあります。
蕎麦猪口に
出典: andoshuhei.sblo.jp
蕎麦猪口は、お蕎麦を食べるときにつゆを入れる器です。最近では、蕎麦猪口でお茶やコーヒーをいただいたり、ちいさなおかずを盛りつけたり、デザートに使ったりといろいろなアレンジアイデアが生まれています。
こちらは、骨董の蕎麦猪口に野の花をさりげなく生けています。白地が多い蕎麦猪口なので、白いちいさなお花とのバランスもいいですね。
お花もブルーに
出典: nozomi.voxx.jp
こちらは、江戸時代期に作られた伊万里の染付蕎麦猪口です。和の器だからといって、和のお花だけが似合うわけではありません。洋花でも、このとおり!
染付けと同じブルー系のお花をチョイスして、涼しげにまとめています。
火入れ
出典: blog.goo.ne.jp
風船かずらが生けられた器は、「火入れ」と呼ばれるものです。タバコなどの火種を入れておく器です。淡いブルーのボーダーがおしゃれですね。
シンプルでモダンな印象もありますが、こちらの「火入れ」も骨董です。
2本口花瓶
出典: www.mataichitoubou.com
こちらは呉須を使ってモダンなラインがデザインされた花瓶です。半丸の形です。この画像は正面から見たところです。
名前の通り、花入れ口が2本あります。画像では、右側の口だけを使って、あじさいを生けています。
横から見ると、なごみます
出典: www.mataichitoubou.com
2本口花瓶を横から見ると、リラックスして腰をおろしている人のようなフォルムです。側面は、淡い呉須が全体に塗られています。小さな脚が4つついているところも、かわいらしいですね。
サイズ:ヨコ7cm×タテ7cm×高さ10cm
3,024円(税込)
和の器に
ゴブレットにスミレを
出典: lizumi.hateblo.jp
ぽってりと厚みのあるゴブレットに、濃いピンクとパープルのスミレを生けて。ゴブレットの釉薬の色には、なんともいえない雰囲気がありますね。
陶器の器は、どちらかというと温かみを感じさせるものが多いのですが、こちらのゴブレットのようにブルーが入った色のものなら、夏のお花にも合わせることができそうです。
小皿にアリッサムを
出典: lizumi.hateblo.jp
こちらの小皿は、普段は薬味用に使われているそうです。短い茎のアリッサムを、横たえるように生けています。
実は、こちらのお花は、お子さんからの「お土産」なんだそうです。お外で見つけてきたちいさなお花。ちいさくても、こうして生けてあげると、お花も、お子さんも喜んでくれそうです。
長方形の花器に瑠璃玉を
出典: info.coffee-w.com
ブルーのまんまる瑠璃玉を、ぽんぽん!と並べたように生けているアレンジメントです。瑠璃玉に合わせたグリーンの葉っぱは、オクラレルカ。すっとした直線的なラインがクールな印象です。
生け花用の花器の中には、こちらのもののようにシンプルでモダンなデザインもたくさんあります。
カゴに
手提げカゴにカモミールを
出典: ha-bunoniwa.com
カモミールの白く可憐な花が、手編みの手提げカゴに、とてもよく似合っていますね。ナチュラルな雰囲気のインテリアに、さりげなく置きたいアレンジメントです。玄関先に飾ってもすてきですね。
花籠にあじさいを
出典: luluweb-lulunews.blogspot.co.nz
若手竹職人の皆さんが運営されているチーム「BAICA」の花籠です。その名前の通り、お花を飾るためのカゴです。小ぶりのあじさいを、色とりどりにまぜて生けていますね。モダンなフォルムが美しいです!
細長いカゴにあじさいを
出典: info.coffee-w.com
こちらは、細長いカゴにあじさいと、つる性の葉っぱを合わせたアレンジメントです。かごの色が濃い目のダークブラウンなので、アジサイはあえて淡い色にして、涼しげなバランスを演出しています。
徳島県にある「TOKUSHIMA COFFEE WORKS」さんの、カウンターに飾られているお花です。
大きな花瓶の「中」に生ける
出典: mokaland.jugem.jp
夏は、室内の温度も高くなりがちです。窓からの日差しも強いので、花瓶のお水も痛むのが早くなります。大きなサイズの花瓶を使うと、水か柄が面倒…。そんなイメージがあるかもしれません。
夏に大きな花瓶を使うときは、こちらの画像のように、花瓶の「中」に花が来るように生けるのはいかがでしょう。ガラス越しにお花を楽しみます。
お水も少なく
出典: mokaland.jugem.jp
お花全体を花瓶のなかに入れてしまうので、エアコンや扇風機の風が直接当たる心配もありません。お水も少なめに入れて、まめに取り替えるようにすれば、安心です。
一般的には、水のすいあげの良いお花には、花器の高さの5分の1程度の水が適量といわれています。すいあげの悪いお花でも3分の1ほどです。
こちらは、蘭の仲間のデンファレというお花です。淡いピンク色がかわいいですね。「シャネル」という品種です。
グラスに生けて
出典: www.viva50.com.br
こちらはクリアなガラスのグラスにお花を生けているアイデアです。そうです。「花器」といっても、わざわざ新しく購入しなくてもOKです。お家にあるものを上手に使ってみましょう。
こちらは、短く切った枝つきのまま入れていますね。葉っぱもついているので、目にも涼しげです。
ただし、お水はまめにとりかえてあげたほうがよさそうですね。花びらもお水につかっているところがあるので、痛みやすいかもしれません。
落ちてしまったお花を
出典: blog.goo.ne.jp
こちらは珍しい柄の蘭のお花を、ガラスのちいさなボウルに浮かべるように生けています。花束や鉢植えのお花から、取れてしまったり折れてしまったりしたものも、こうしてフローティング・フラワーにするとかわいいですね。
白い花びらに、濃いパープルの斑模様が、涼やかな印象を与えてくれます。
ガラスの水盤
出典: blog.goo.ne.jp
本格的な生け花で使われる水盤。ガラス製だと、こんなに涼しげなお花になります。ガラス製の花器に合わせて、剣山も透明なものを使っているそうです。プラスティック製の剣山です。
お花は、夏の明るさを取り込んだイエローのカラーを中心に、カーネーションとソケイの葉っぱをチョイス。和の空間に涼を運んでくれる生け花ですね。
フラワーフレンドオブジェセット
出典: ssdnet.jp
こちらは「フラワーフレンドオブジェセット」という名前がついている商品です。くるくるとループしているユニークな形の花留めに、ガラスの筒をセットしてお花を生けます。
こちらの画像では、ガラスのお皿と組み合わせています。器と合わせると、「フラワーフレンド」のループのすき間にも、お花を生けることができます。
セットのサイズ:33cm×24cm×7cm
3,348円(税込)
器を使わない場合
出典: ssdnet.jp
こちらは、器を使わずに「フラワーフレンド」だけでお花を生けている様子です。ガラス製のくねくねとうねったラインがユニークですね。
クレマチスの花を
出典: studiobloomiowa.wordpress.com
涼しげなカラーガラスといえば、やはりブルー系のものでしょうか。こちらは、小さなブルーガラスの小瓶を花器にして、大ぶりのクレマチスを生けているアイデアです。大き目のお花を生けるときは、花器の縁に軽くのせるように生けるとバランスが取れます。
クレマチスの花色も、濃いピンクと淡いピンクをとりまぜています。どちらかというと、淡いピンク色のほうが、涼やかに見えますね。右の小瓶には、フレッシュなグリーンの葉だけを生けています。
ピオニー(シャクヤク)を
出典: www.popsugar.com
こちらはピンクのピオニーを生けているアイデアです。ころんとした形のボトルに、にぎりこぶしのように大きなピオニーを一本挿しただけでの簡単なアレンジメントです。
すっきりとしたブルーのボトルが涼しげです。お花を生けるときのゴールデンバランスは、花器とお花の高さを1:1にすることだそうです。こちらのアレンジは、ピオニーのお花の大きさと
ボトルのサイズがちょうど1:1ぐらいかもしれません!
カスミソウを
出典: fashion.healthdailyheadlines.com
屋外でのガーデンパーティ用のアレンジメントです。ブルーのガラスのボトルに、白いカスミソウを生けています。小さなリボンを巻いて、ちょっぴりドレスアップさせています。
ブルーのガラスと白いカスミソウのコントラストが美しいですね。
光沢のあるガラスの花器
出典: www.elizabethannedesigns.com
ターコイズブルーが美しいガラスの器にちいさなお花を生けています。光沢のあるガラスは、「ムラーノグラス(vetro di Murano)」と呼ばれるヴェネツィアン・グラス(Venetian glass)のアンティークです。
手拭で作られた素晴らしい一輪挿しです。同じトーンのコップと一緒に。
藍と白の涼やかさ
出典: www.chintaiyanavi.com
江戸時代には庶民の間でも大人気だった染付けの器。中でも、呉須(ごす)と呼ばれる藍色の染料を使ったものは、さまざまな器があります。
呉須の濃淡の出方もそれぞれで、濃い色の部分も淡い色の部分も味わいがあります。
蕎麦猪口に
出典: andoshuhei.sblo.jp
蕎麦猪口は、お蕎麦を食べるときにつゆを入れる器です。最近では、蕎麦猪口でお茶やコーヒーをいただいたり、ちいさなおかずを盛りつけたり、デザートに使ったりといろいろなアレンジアイデアが生まれています。
こちらは、骨董の蕎麦猪口に野の花をさりげなく生けています。白地が多い蕎麦猪口なので、白いちいさなお花とのバランスもいいですね。
お花もブルーに
出典: nozomi.voxx.jp
こちらは、江戸時代期に作られた伊万里の染付蕎麦猪口です。和の器だからといって、和のお花だけが似合うわけではありません。洋花でも、このとおり!
染付けと同じブルー系のお花をチョイスして、涼しげにまとめています。
火入れ
出典: blog.goo.ne.jp
風船かずらが生けられた器は、「火入れ」と呼ばれるものです。タバコなどの火種を入れておく器です。淡いブルーのボーダーがおしゃれですね。
シンプルでモダンな印象もありますが、こちらの「火入れ」も骨董です。
2本口花瓶
出典: www.mataichitoubou.com
こちらは呉須を使ってモダンなラインがデザインされた花瓶です。半丸の形です。この画像は正面から見たところです。
名前の通り、花入れ口が2本あります。画像では、右側の口だけを使って、あじさいを生けています。
横から見ると、なごみます
出典: www.mataichitoubou.com
2本口花瓶を横から見ると、リラックスして腰をおろしている人のようなフォルムです。側面は、淡い呉須が全体に塗られています。小さな脚が4つついているところも、かわいらしいですね。
サイズ:ヨコ7cm×タテ7cm×高さ10cm
3,024円(税込)
ゴブレットにスミレを
出典: lizumi.hateblo.jp
ぽってりと厚みのあるゴブレットに、濃いピンクとパープルのスミレを生けて。ゴブレットの釉薬の色には、なんともいえない雰囲気がありますね。
陶器の器は、どちらかというと温かみを感じさせるものが多いのですが、こちらのゴブレットのようにブルーが入った色のものなら、夏のお花にも合わせることができそうです。
小皿にアリッサムを
出典: lizumi.hateblo.jp
こちらの小皿は、普段は薬味用に使われているそうです。短い茎のアリッサムを、横たえるように生けています。
実は、こちらのお花は、お子さんからの「お土産」なんだそうです。お外で見つけてきたちいさなお花。ちいさくても、こうして生けてあげると、お花も、お子さんも喜んでくれそうです。
長方形の花器に瑠璃玉を
出典: info.coffee-w.com
ブルーのまんまる瑠璃玉を、ぽんぽん!と並べたように生けているアレンジメントです。瑠璃玉に合わせたグリーンの葉っぱは、オクラレルカ。すっとした直線的なラインがクールな印象です。
生け花用の花器の中には、こちらのもののようにシンプルでモダンなデザインもたくさんあります。
手提げカゴにカモミールを
出典: ha-bunoniwa.com
カモミールの白く可憐な花が、手編みの手提げカゴに、とてもよく似合っていますね。ナチュラルな雰囲気のインテリアに、さりげなく置きたいアレンジメントです。玄関先に飾ってもすてきですね。
花籠にあじさいを
出典: luluweb-lulunews.blogspot.co.nz
若手竹職人の皆さんが運営されているチーム「BAICA」の花籠です。その名前の通り、お花を飾るためのカゴです。小ぶりのあじさいを、色とりどりにまぜて生けていますね。モダンなフォルムが美しいです!
細長いカゴにあじさいを
出典: info.coffee-w.com
こちらは、細長いカゴにあじさいと、つる性の葉っぱを合わせたアレンジメントです。かごの色が濃い目のダークブラウンなので、アジサイはあえて淡い色にして、涼しげなバランスを演出しています。
徳島県にある「TOKUSHIMA COFFEE WORKS」さんの、カウンターに飾られているお花です。
コツ・ポイント
いかがでしたでしょうか。
夏のお花を涼しげに生けるポイントは、花器の選び方にありました。お好みの材質の花器を使って、ちいさなお花のアレンジメントを楽しんでみてください。