毎年さまざまなデザインが生まれているインテリアや家具の中でもアートな感覚のデザインを紹介!世界最大のデザインイベントであるイタリアはミラノのDesign week2014で発表された新作を中心に、世界に発信されたトレンドをみてみましょう。いつかあなたのお部屋を飾る家具もみつかるかもしれませんよ。
存在感のあるテーブル
カイロ生まれのデザイナー、ファハミによる個性的なテーブル。
「(Love me)Tender」
パトリシア•ウルキオラ設計の、モジュラー•システムのソファ。竹馬の構造からヒントをえたと言う細い脚が、本体を支えるのが不思議にみえますね。
組み合わせ自由なソファ
このソファは、クッションを支える脚によって自由な組み合わせができます。ソファの素材は、座り心地の良いウール•ジャージで。
名前は「Oasis」
カバーリングを、金属フレームで固定しています。ターバンのようですね。座面を分離することによって、季節ごとにカバーリングを取り替える、という機能性が生まれました。
ソファ「Doge」
イタリアのデザイナーが、ヴェネチィアからインスピレーションをえて生みだされた繊維コレクション。運河の水、海水によって腐食する都市の壁などをイメージさせます。
テーブル「Morning Glory」
朝顔のつるからインスピレーションをえたというテーブル。上に伸びる蔓と、光と水を受けるための天蓋が有機構造を思わせます。
有機的なテーブル
建築家で工業デザイナーであるマーク•ソープがデザインしたもの。インテリア、デジタル、グラフィック、家具、店舗と、幅広い分野で、革新的でダイナミックなデザインをすることで知られています。
テーブル「Net」
ベンジャミン•ヒューバートによる、工業用の網で成形し、ペンキの上塗りだけされたテーブル。意図的に設計されたシンプルさが美しさを感じさせます。
アルミニウム100%のスタッキングチェア
自動車のアルミニウム成形技術からヒントをえた、超軽量のチェア。屋内でも屋外でも使える、垂直スタッキング可能なチェアです。
キッチン「Ola」
イタリアのプロダクトデザイン、ピニンファリーナとキッチンメーカー、スナイデロ社がコラボレーションして25周年。その記念モデルとして発表された限定デザインのキッチン。
キッチン「Idea」
もうひとつのコラボレーションデザインのキッチンも、把っ手や照明も見せず、微細な点にも見苦しさを排除した妥協を許さないデザイン。
クレイ社「Youngシステム」
子供部屋が、目的に応じて自在に変化させられるようにシステム化したキッズ家具のシリーズ。テーブルを出した状態。
ポップなデザインはいかにも子ども向けといった感じだけれど、じつは良く研究されたデザイン。ベッドもテーブルもしまって、スペースを広く取った状態。
ベッドを引きだした状態。子どもの大好きなイタリア人が、理想的な子供部屋とは何かを考えた結果のデザイン。
ユニットシェルフ「Aplil,May,June,」
ドナルド社のデザイン。暮らしの中にちょっとしたユニークさやユーモアをもたらすという視点でつくられた家具。部屋のアクセントとなる棚は、単品でも組み合わせても。
ドリアデ社の「Piccoli Palazzi」
先鋭的で強烈な個性をはなつ家具デザインで有名なドリアデの作品。小さなパラッティ(屋敷)を立てるという発想の家具。
コツ・ポイント
それぞれのデザイナーの個性が目だつ家具は、アート作品として鑑賞することができるほど。けれど、機能性という面からは、きっちりとその役割をはたすデザインになっています。楽しいのがいいか、すっきりとした機能性か。カラフルな家具か、シンプルか。みなさんは、どんな家具がお好みですか?