広々とした空間で、快適な暮らしを想像してしまう3LDK。家族と、恋人と、または優雅な一人暮らしに、3LDKの間取りを選ぶときから、どんな部屋にしようかワクワクが止まりませんね。3LDKでの暮らしを始める前に知っておきたい幾つかの間取りのタイプと、抑えておくべきポイントをまとめました。
そもそも3LDKって?どのくらいの広さ?
3LDKの説明
出典: dougo-f.seesaa.net
3LDKとは、3つの部屋とリビング・ダイニング・キッチンが繋がっている間取りのことを指します。
ちなみに、間取りでよく使われる「R」はRoom(部屋)、「L」はLiving(居間)、「D」はDining(食事室)、「K」はKitchen(台所)の略式として使われます。 また、数字はその他の部屋数を表します。
部屋の広さがそれぞれ異なるのと同じように、LDKの明確な広さの基準はありません。おおよその広さとしては、8畳以上の広さとしている場合と、10畳以上の広さとしている場合が多いです。1部屋の広さを一般的な6畳とすると3部屋で18畳。それに、LDKの広さを足すと、3LDK全体の広さで、およそ26~28畳以上となります。
ちなみに3LDKを平米で考えると、1畳あたり1.82平米なので、47.3平米以上の広さになります。
タイプ別の間取り 5選
リビングやキッチン、各部屋、バルコニーなども含めて、3LDKにはさまざまなタイプの間取りが存在します。3LDKを大きな一つの住まいとして捉え、どういった形の間取りが住みやすいのか、居心地が良い空間になっているのかを想像していくと、単調に見える間取り図も多面的に見ることができます。
リビングが広いタイプ
出典: www.interior-heart.com
最近人気の3LDKは、リビングが広いタイプの3LDKです。オープンなリビングは、スムーズな動線を確保できて、家族とのコミュニケーションが非常に取りやすいので、家族の憩いの場となり、生活を共にする上で一番必要な空間といえるのではないでしょうか。
また、玄関から直接リビングにつながった間取りだと、家族が忙しい時でもお互いの様子がうかがえたり、コミュニケーションが取りやすかったりといったメリットがあります。リビングが広い分だけ解放的で、家族が集結しやすい空間であるともいえます。
恋人との生活でも一人暮らしでも、広いリビングでは大型の家具を置いても圧迫されにくく、開放的なのでオススメです。広いリビングがある3LDKは、過ごしやすい間取りのポイントとしてチェックしましょう。
和室(寝室)とリビングがつながるタイプ
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最もベーシックな間取りともいえる、リビングの隣に和室がつながったタイプの3LDK。襖を開放すれば、広いリビングとしても活用でき、逆に襖を閉めれば完全な個室にすることもできるので、寝室としてもしっかり機能させることができます。生活空間の切り分けのしやすさが魅力です。
客人を呼んでパーティーを開催するときなどには、和室を開放すれば、大人数呼べ広い空間が確保されるのもポイントが高いですね。部屋の間仕切りが少ないため、襖や扉を開放した時に風通しがよくなり、空気の入れ替えも楽に行えるでしょう。
また、部屋が見通せる分、インテリアを飾ったり壁をデコレーションすれば、おしゃれな空間演出も有効に機能します。生活の切り分けが出来て、開放的であると同時に、家全体のおしゃれ空間も高められる素晴らしいタイプの間取りです。
アイランドキッチンのあるタイプ
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キッチンにこだわりたいという方に、最も人気なアイランドキッチン。3LDKの間取りの中でもその存在感は抜群です。食器を運ぶ動線がしっかりと確保されて、リビングを見渡せるので、とてもコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。
この間取りの更なるメリットは、バルコニーをリビングキッチンの近くにレイアウトしているので、採光も取り入れやすく、キッチンからリビングに続く空間が明るい解放感に包まれ、心地よい毎日を送れそうです。
また、小さい子供がいる時期には、キッチンに立っていても子供に目が届くので安心です。
家でギャラリーを楽しめる長い廊下のあるタイプ
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マンションにはあまりない珍しいタイプの長い廊下のある3LDK。玄関から長く伸びる廊下が印象深いです。お気に入りの写真や絵画をアーティスティックに飾ってギャラリー風に飾り付けると、家にいながらも美術館のような雰囲気を楽しめます。
廊下を配置する分、有効スペースが減りますが、おしゃれ度は格段にあがるレイアウト。直線状の廊下に全室がつながっているので、どこの部屋が遠いといったこともなくなり、出入りも楽になります。間取り選びには、自分らしさを求めることも一つのポイントかもしれません。
庭付きの縦長リビングタイプ
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3LKDの間取りの中でも庭があると、また一段と開放的で実用的な空間になります。リビングからだけでなく、洋室や和室から庭に出られるレイアウトであれば、外の光や風が感じられて気持ちの良い生活を送れそうですね。
このタイプのレイアウトでは、テラスに布団や洗濯物をいつでも思いきり干すことができます。また、外でBBQをしたり、ガーデニングを楽しめるのも嬉しいポイント。縦長のレイアウトながら、無駄のない一段上の生活空間を満喫できそうです。
暮らし方で決める間取り 3例
人それぞれの人生があるように、個々人のライフスタイルもさまざまです。家族や恋人との共同生活の中でも家で過ごす時間はそれぞれ違うので、暮らしやすい間取りというのも変わってきます。同じ空間に住む全員が、居心地が良いと思えるような生活と間取りを設計しましょう。
カップル向けの間取り
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とてもラブラブな2人。これから楽しみな同棲生活が待っています。しかし、部屋の中で仕事をしたり、共働きで外出が多かったりとライフスタイルが異なるので、それに応じた間取りが必要です。
例えばどちらかが夜に仕事をしているという場合、より良い生活を送るためには、寝室が鍵となってきます。そういった場合は、二つの寝室と大きなリビングの3LDKが、便利で居心地良い間取りとなるかもしれませんね。
また、限られた時間の中で、一緒にいられる時をいかに楽しく有意義にすごせるが、より良い生活をしていく上で重要ではないでしょうか。恋人と一緒に過ごす時間は、同棲生活の醍醐味ともいえます。そして、居心地の良い空間をつくる事は、2人の居心地の良い関係をつくる事に比例します。完全なプライベート空間を1室は持つようにして、2人だけでくつろげる空間を確保するというのも大事ですね。
おしゃれ女子向けの間取り
女子向けの物件を選ぶ際には、まずは安全面でセキュリティーがしっかりしていて、人通りのなるべく多い明るい場所にあることが必須条件にあげられます。この条件をクリアした上で、おしゃれな3LDKの物件を選ぶようにしましょう。
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おしゃれに敏感な女子向けの3LDKは、システムキッチンがついていて、リビングを始め、広い空間が確保されていることを基準に選ぶのがおすすめです。インテリアや可愛らしい装飾を施しやすい広さがあると、アレンジの自由度が増します。また、デザイナーズマンションなども、おしゃれな物件が多いので、オススメです。
女子向けのおしゃれな3LDKには、ある程度静かな場所であることも重要です。繁華街の近いところは、安全でもありますが、居酒屋の近くなどのうるさい場所では、せっかくのおしゃれ部屋の良さも打ち消されてしまいますので、この点をどちらも考慮しましょう。
ファミリー向けの間取り
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ファミリー向けの3LDKを選ぶときのポイントは、家事がしやすい間取りであることです。特に洗濯物は、大量に干さなければならないので、広いベランダやバルコニーがあると良いです。また、子供がいる場合は、畳のある和室があると、固い床に勢いよくぶつかってしまうといった怪我を防止できるので安心です。
さらに、ファミリー向けの物件選びのときは、立地が重要になります。家賃を抑えるためには、駅から遠い場所を狙うのも一つのポイント。他にも周辺の学校や病院、スーパーなども含め、総合的に検討しましょう。
間取り、レイアウトを上手にするコツ、ポイント 5つ
実は、せっかく納得のいく間取りの3LDKに住めても、8割方の人が間取りやレイアウトを失敗したと感じています。それは家具を置いて狭くなってしまったり、動線がスムーズでないため作業がしにくいなどと後悔するケースが多いようです。では、どのようなことに気を付けておけば、失敗や後悔のない間取りやレイアウトになるのでしょうか。間取り、レイアウトを上手にするコツ、ポイントを5つ厳選しました。
ポイント1:家具のレイアウトを細かく想定する
広いリビングのはずだったのに、思ったよりも狭くなってしまったという後悔の大きな要因は、家具のレイアウトです。
出典: andouhouse.com
暮らし方を軸に考えて、どこにどの家具を配置するのかを細かく測って、家具を置いたあとの状況をイメージすると、実際に住んだ時の状態がリアルにわかります。
そうすることで、家具が入りきらないとか、思っていたのとは違う配置になってしまったといった失敗はなくなります。
床面積を広く取るために収納具を極力減らしたり、高さの低い家具で統一することも、部屋を広く見せる一つのテクニックです。
全ての家具の寸法と合わせて配置を具体的に決めるのは、結構な手間と時間がかかります。そういった場合は、テレビやソファー、ベッドなどの大型家具の寸法の測定と、配置場所の確保だけは必ずやって、実際に住んだ後のイメージをしておきましょう。
ポイント2:子供部屋はリビングを通るようにする
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全体的な間取りを考える上で、最重要ともいえるのが個室の配置です。一言に部屋といっても、寝室や書斎、仕事部屋などさまざまありますが、その中でも子供部屋の位置は、一つのポイントとして抑えておきましょう。
例えば、子供が帰ってきてそのまま部屋に入れてしまう配置にしてしまうと、顔を合わせることもなくなり、段々と「ただいま」という挨拶も無くなってしまうかもしれません。そういった間取りは、子供の成長には良くない間取りといえるので、玄関からリビングを必ず通って、部屋に入るような間取りにすることをオススメします。
ポイント3:リビングに収納スペースを忘れない
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リビングには、家族や同居人で共用の収納スペースが必須です。なぜならリビングは、人が集う憩いの場であって、雑誌や新聞、CD、ゲーム機、文具類、リモコンなどなどたくさんのものが集中する場でもあるからです。
リビングに収納スペースを想定することを忘れて間取りを決めてしまうと、後で追加することになり、せっかくの広いリビングも狭くなったり、まとまりのないごちゃごちゃとしたレイアウトになってしまったりといった問題が発生してしまいます。
最初のレイアウトを決める段階で、収納力の高いテレビボードや壁面収納家具をレイアウトに組み込むと、リビングが想像通りのすっきりとした空間になるでしょう。
ポイント4:キッチンの収納力と動線を考える
出典: suumo.jp
キッチンの収納が足りなくて困ったということをよく耳にします。キッチンは、冷蔵庫や食器棚、食材、調理器具などなど、物であふれやすい場所なので、収納をいかに工夫するかがポイントになります。
そういった場合は、対面式のシステムキッチンがある間取りにすると、キッチン自体とカウンターに広い収納スペースがあることが多いので、収納に困ることはあまりないようです。
また、対面式キッチンでは料理を運びやすく、片付けやすくなるので動線もスムーズになります。収納力の高いキッチンと動線がスムーズなキッチン選びを心掛けましょう。
ポイント5:洗濯の効率をあげる間取り
出典: www.cleverlyhome.com
意外と盲点なのが洗濯作業で、間取りによって効率の良し悪しが、大きく変わります。よく考えると洗濯には、洗濯物を洗う、干す、たたむ、しまうという4つの作業行程があります。間取りを考える上では、この一連を行う場所が近くにあることが重要になります。
もっとも理想的な間取りは、「洗濯物を干す」場所であるベランダやバルコニーの近くに「洗濯物を洗う」洗濯機、「洗濯物をたたむ」スペース、「洗濯物をしまう」収納具があることです。図のような洗濯のすべての工程が近くに集結した間取りにすると、洗濯物を持ちながら移動する手間が大きく省けて、家事の時短につながります。
作業が多い分意外と時間がかかっていた洗濯の作業が、格段に楽になったと感じるでしょう。
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3LDKとは、3つの部屋とリビング・ダイニング・キッチンが繋がっている間取りのことを指します。
ちなみに、間取りでよく使われる「R」はRoom(部屋)、「L」はLiving(居間)、「D」はDining(食事室)、「K」はKitchen(台所)の略式として使われます。 また、数字はその他の部屋数を表します。
出典: www.interior-heart.com
最近人気の3LDKは、リビングが広いタイプの3LDKです。オープンなリビングは、スムーズな動線を確保できて、家族とのコミュニケーションが非常に取りやすいので、家族の憩いの場となり、生活を共にする上で一番必要な空間といえるのではないでしょうか。
出典: www.a-onehome.com
最もベーシックな間取りともいえる、リビングの隣に和室がつながったタイプの3LDK。襖を開放すれば、広いリビングとしても活用でき、逆に襖を閉めれば完全な個室にすることもできるので、寝室としてもしっかり機能させることができます。生活空間の切り分けのしやすさが魅力です。
出典: www.daiwahouse.co.jp
キッチンにこだわりたいという方に、最も人気なアイランドキッチン。3LDKの間取りの中でもその存在感は抜群です。食器を運ぶ動線がしっかりと確保されて、リビングを見渡せるので、とてもコミュニケーションが取りやすいのが特徴です。
出典: www.o-uccino.jp
マンションにはあまりない珍しいタイプの長い廊下のある3LDK。玄関から長く伸びる廊下が印象深いです。お気に入りの写真や絵画をアーティスティックに飾ってギャラリー風に飾り付けると、家にいながらも美術館のような雰囲気を楽しめます。
出典: mansion.30min.jp
3LKDの間取りの中でも庭があると、また一段と開放的で実用的な空間になります。リビングからだけでなく、洋室や和室から庭に出られるレイアウトであれば、外の光や風が感じられて気持ちの良い生活を送れそうですね。
このタイプのレイアウトでは、テラスに布団や洗濯物をいつでも思いきり干すことができます。また、外でBBQをしたり、ガーデニングを楽しめるのも嬉しいポイント。縦長のレイアウトながら、無駄のない一段上の生活空間を満喫できそうです。
出典: www.jsee.com
とてもラブラブな2人。これから楽しみな同棲生活が待っています。しかし、部屋の中で仕事をしたり、共働きで外出が多かったりとライフスタイルが異なるので、それに応じた間取りが必要です。
例えばどちらかが夜に仕事をしているという場合、より良い生活を送るためには、寝室が鍵となってきます。そういった場合は、二つの寝室と大きなリビングの3LDKが、便利で居心地良い間取りとなるかもしれませんね。
出典: willbe-designers.bestroom.jp
おしゃれに敏感な女子向けの3LDKは、システムキッチンがついていて、リビングを始め、広い空間が確保されていることを基準に選ぶのがおすすめです。インテリアや可愛らしい装飾を施しやすい広さがあると、アレンジの自由度が増します。また、デザイナーズマンションなども、おしゃれな物件が多いので、オススメです。
出典: www.fukuoka-chintai.com
ファミリー向けの3LDKを選ぶときのポイントは、家事がしやすい間取りであることです。特に洗濯物は、大量に干さなければならないので、広いベランダやバルコニーがあると良いです。また、子供がいる場合は、畳のある和室があると、固い床に勢いよくぶつかってしまうといった怪我を防止できるので安心です。
出典: andouhouse.com
暮らし方を軸に考えて、どこにどの家具を配置するのかを細かく測って、家具を置いたあとの状況をイメージすると、実際に住んだ時の状態がリアルにわかります。
そうすることで、家具が入りきらないとか、思っていたのとは違う配置になってしまったといった失敗はなくなります。
出典: hirayamadorizu.meblog.biz
全体的な間取りを考える上で、最重要ともいえるのが個室の配置です。一言に部屋といっても、寝室や書斎、仕事部屋などさまざまありますが、その中でも子供部屋の位置は、一つのポイントとして抑えておきましょう。
出典: www.sankou-situnai.co.jp
リビングには、家族や同居人で共用の収納スペースが必須です。なぜならリビングは、人が集う憩いの場であって、雑誌や新聞、CD、ゲーム機、文具類、リモコンなどなどたくさんのものが集中する場でもあるからです。
出典: suumo.jp
キッチンの収納が足りなくて困ったということをよく耳にします。キッチンは、冷蔵庫や食器棚、食材、調理器具などなど、物であふれやすい場所なので、収納をいかに工夫するかがポイントになります。
出典: www.cleverlyhome.com
意外と盲点なのが洗濯作業で、間取りによって効率の良し悪しが、大きく変わります。よく考えると洗濯には、洗濯物を洗う、干す、たたむ、しまうという4つの作業行程があります。間取りを考える上では、この一連を行う場所が近くにあることが重要になります。
コツ・ポイント
失敗しない3LDK選びには、さまざまなタイプの3LDKの中から自分たちの暮らし方に沿って選ぶことが重要になります。広く開放的なリビング、収納力が高く動線がスムーズなキッチン、洗濯のしやすいバルコニーの位置、部屋に入るときには必ずリビングを通るレイアウトなど、今後の生活を見通した上で、最適と感じる3LDKをチョイスしていきましょう。