これから建築家に依頼して家づくりをと考えている方に事例を通して、いかにしてシンプルで美しく暮らしやすい家を手に入れることが出来るかを紹介します。今回は去年竣工した約25坪木造平屋建てロフト付の家を紹介します。
シンプルで開放的な外観
敷地と道路の高低差は3Mほどあり、建物は上方の平地にロフトのある平屋建てとして計画しました。陶芸家のクライアントのためにギャラリィーを併設しています。ちょうど写真のガラス戸の部分がギャラリィーです。階段の中央左側のガラス戸がギャラリィーの入り口で左側の板戸が住宅の玄関戸です。
高低差のあるアプローチと開放的な南側全景
建物全体を敷地から浮かせることで複雑になりがちな基礎周りをスッキリ作ることができます。LDKを中心に各室を並列に配置することでシンプルな外観にすることができます。また、統一感を持たせるためにサッシなども既製品を使わずにすべてこの家のために合わせて作ったものです。
踏み石を使ったアプローチと前庭
奥のギャラリィーと住宅の玄関のための階段です。手前はリビングに直接アプローチするための踏み石と石段です。左手前に1本だけ見える丸い木の柱はオリジナルの物干し場です。
夜の風景
南側全景
ギャラリィー
玄関、ギャラリィー入口
この家だけのために作った金物たち
銅製のインターホン。ボタンは真鍮です。まだ新しいですがすぐに10円玉のようになり日に日にその良さが増していきます。
外付けの丁番。これは既製品を加工しました。この重量感が好きです。
真鍮製のコンセントプレートです。少し酸化液でエイジングさせています。
真鍮製の窓締り錠です。なかなか合うものが無かったので作っちゃいました。この存在感はかけがえの無いものです。
鉄製のハンガーレールです。既製品の戸車やボルトなどを組み合わせて作りました。
トグルスイッチといいます。私の設計では普通に使っています。見た目もかっこいいですが、入り切りした時の感触もなかなかのものです。
ギャラリィーの照明です。スチール棒と真鍮製のソケットを組み合わせて作ります。用途上、角度や方向を簡単に変えるようにかなり考えました。
リビングダイニングの照明。真鍮で作りました。アームの長さを変えることでいろいろな所を照らすことができます。またそれぞれにプルスイッチを付けることで省エネも考慮しました。
鉄製のドアの把手です。鉄に亜麻仁油を塗っただけです。塗装は特にしていません。この把手は手に何かを持っていても手首を間に入れれば押すことも引くこと出来るデザインです。
銅製の紙巻器です。芯棒を長くしひと巻ストック出来るようにデザインしました。
見晴らしを大切にしたギャラリィー
窓いっぱいに広がる景色と浮遊感は特別な空間であることを感じさせるには十分な演出です。
ロフトがあることで展示の可能性も広がります。また一部収納スペースとしても利用します。奥の出入り口は書斎と寝室です。照明器具はオリジナルです。真鍮製で角度や向きなども自由に変えられるように作りました。
薪ストーブとロフトのある開放的なLDK
薪ストーブを中心にプランを考えることで比較的容易に暮らし方のイメージを作りやすくなります。要望や規模に応じて毎回デザインをして作っています。今回は薪の燃える様子が部屋全体から眺められるように大きなガラスの扉にしました。ただ、薪ストーブの設置は薪の確保やランニングコスト、煙などで近隣に迷惑にならないかを十分検討する必要があります。
平屋建てにすることで屋根空間を最大限に利用することができます。吹抜けのようなひろびろとした空間を作ることも可能ですが、ロフトも1つの利点です。今回は将来子供部屋にすることを想定しています。
敷地と道路の高低差は3Mほどあり、建物は上方の平地にロフトのある平屋建てとして計画しました。陶芸家のクライアントのためにギャラリィーを併設しています。ちょうど写真のガラス戸の部分がギャラリィーです。階段の中央左側のガラス戸がギャラリィーの入り口で左側の板戸が住宅の玄関戸です。
建物全体を敷地から浮かせることで複雑になりがちな基礎周りをスッキリ作ることができます。LDKを中心に各室を並列に配置することでシンプルな外観にすることができます。また、統一感を持たせるためにサッシなども既製品を使わずにすべてこの家のために合わせて作ったものです。
奥のギャラリィーと住宅の玄関のための階段です。手前はリビングに直接アプローチするための踏み石と石段です。左手前に1本だけ見える丸い木の柱はオリジナルの物干し場です。
南側全景
ギャラリィー
玄関、ギャラリィー入口
銅製のインターホン。ボタンは真鍮です。まだ新しいですがすぐに10円玉のようになり日に日にその良さが増していきます。
外付けの丁番。これは既製品を加工しました。この重量感が好きです。
真鍮製のコンセントプレートです。少し酸化液でエイジングさせています。
真鍮製の窓締り錠です。なかなか合うものが無かったので作っちゃいました。この存在感はかけがえの無いものです。
鉄製のハンガーレールです。既製品の戸車やボルトなどを組み合わせて作りました。
トグルスイッチといいます。私の設計では普通に使っています。見た目もかっこいいですが、入り切りした時の感触もなかなかのものです。
ギャラリィーの照明です。スチール棒と真鍮製のソケットを組み合わせて作ります。用途上、角度や方向を簡単に変えるようにかなり考えました。
リビングダイニングの照明。真鍮で作りました。アームの長さを変えることでいろいろな所を照らすことができます。またそれぞれにプルスイッチを付けることで省エネも考慮しました。
鉄製のドアの把手です。鉄に亜麻仁油を塗っただけです。塗装は特にしていません。この把手は手に何かを持っていても手首を間に入れれば押すことも引くこと出来るデザインです。
銅製の紙巻器です。芯棒を長くしひと巻ストック出来るようにデザインしました。
窓いっぱいに広がる景色と浮遊感は特別な空間であることを感じさせるには十分な演出です。
ロフトがあることで展示の可能性も広がります。また一部収納スペースとしても利用します。奥の出入り口は書斎と寝室です。照明器具はオリジナルです。真鍮製で角度や向きなども自由に変えられるように作りました。
薪ストーブを中心にプランを考えることで比較的容易に暮らし方のイメージを作りやすくなります。要望や規模に応じて毎回デザインをして作っています。今回は薪の燃える様子が部屋全体から眺められるように大きなガラスの扉にしました。ただ、薪ストーブの設置は薪の確保やランニングコスト、煙などで近隣に迷惑にならないかを十分検討する必要があります。
平屋建てにすることで屋根空間を最大限に利用することができます。吹抜けのようなひろびろとした空間を作ることも可能ですが、ロフトも1つの利点です。今回は将来子供部屋にすることを想定しています。