マットレスというと、そんなに何度も買い換えるものではないですよね。だからこそ、何を基準に選べば良いのかわからない方も多くおられることでしょう。今回はマットレスの基本的な種類と選び方、お手入れ方法などをご紹介していきます。参考にしてみてくださいね。
ベットマットレスの種類
人の一生の間で3分の1は睡眠時間なんだそう。
そんな長い間過ごすベットの上。心地よく眠れるマットレスを選びたいものですよね。サイズも種類もたくさんあって、どこがどう違うのか聞かれてぱっと答えられる方は少ないのではないでしょうか?
まずはベットマットレスの種類から見ていきましょう。
ボンネルコイルマットレス
出典: xn--z9juh3au2iudv448bhq7c.blogspot.jp
比較的低価格で、しっかりとした弾力性を持つ一般的なスプリングマットレスです。
スプリングが一つ一つ連結されているので、一ヶ所沈むと周囲も一緒に沈むタイプになります。点で支えるというよりは面で支えるタイプですね。
比較的安価なものですが、耐久性がありしっかりとメンテナンスをしてあげれば10年以上使い続けることができます。
面で支えてくれているので布団に寝ている感覚と近く、初めてベットを購入する方には違和感をあまり感じることなく使えるのではないでしょうか。
デメリットとしては、面で支えている分、一箇所の振動が全体に伝わってしまうので、夫婦や子どもさんと複数人で使う場合は他の人の眠りが浅くなってしまうかもしれません。
また、体の多くの場所を面で支えるので、荷重がかかり首や背中。腰などに負担がかかる場合があります。
ポケットコイルマットレス
出典: xn--z9juh3au2iudv448bhq7c.blogspot.jp
スプリングがそれぞれ独立していて、ひとつひとつ袋に入っている形になります。
ちょっと高めの価格設定のマットレスの場合、ポケットコイルマットレスであることが多いです。ボンネルコイルマットレスが面で体を支えるのに対して、ポケットコイルマットレスは点で体を支えてくれる形になります。
ボンネルコイルマットレスに比べて、スプリングの数が圧倒的に多く、スプリングの数が多ければ多いほど体に接する点の数が多くなり、フィット感を感じる寝心地になります。
それぞれ独立したスプリングなので、寝返りを打ったときなども要所要所を支えてくれて、首や背中、腰に負担をかけることがありません。
同じようにあたっているところだけが沈むので、複数人で眠っていても他の人の寝返りが気になりません。
眠りが浅くなりがちな方におすすめですね。
デメリットとしては、点で支えるという特性上お布団から初めてベットに変える方には違和感が大きいかもしれません。
またマットレスの中にたくさんのスプリングがあるので、湿気が抜けにくいというデメリットがあります。
これはメリットでもあるのですが、点で支えているために、同じところのスプリングだけ弱くなりがちというデメリットもあります。
ノンコイル系マットレス
出典: teihanpatsumattress.seesaa.net
低反発マットレスや高反発マットレスなどです。
お布団の下に敷いて使われる方もいますね、こちらは厚みあまりはありませんが、素材や種類が豊富にあります。
コイルを使ったマットレスと違い、畳むことができるなど形を変えることができ、お部屋が狭い方にも使いやすいものです。
支える、というよりも包み込まれているような使い心地です。
デメリットとしては、体を沈みこませて包み込むように支えるので、マットレスと体の密着度が高く通気性が悪いという側面があります。
体に密着しすぎるマットレスの場合、寝返りが打ちにくく体の凝りにつながることもあるそう。
ベットマットレスのサイズ
マットレスの種類を見た後はサイズですね。
部屋のサイズに合わせれば良いのではないかと思いがちですが、体にあったサイズというのもあります。
どんなものがあるのか見ていきましょう。
シングル
出典: roomclip.jp
シングルサイズの場合、横幅がだいたい100センチ前後になります。
一人用のものとして一般的なサイズになります。
寝返りも充分にうてるので、初めて一人暮らしをする際にベットを購入する、という方には最適ですね。
体格のいい男性の方になると、少し窮屈かもしれません。
セミダブル
出典: roomclip.jp
セミダブルの場合横幅がだいたい120センチ前後になります。
「ダブル」とついていますが二人で眠るには少々窮屈になります。
質の良い睡眠のためにも、ゆったりと眠れる一人用のマットレスと考えるほうが良いかもしれません。
ダブル
出典: roomclip.jp
横幅が140センチ前後となります。
一般的な二人用のサイズになります。
夫婦で使う場合など、極端に寝相が悪い、などということがなければ充分なサイズではないでしょうか。
その他
出典: roomclip.jp
ベットマットレスのサイズは他にもあります。
写真に写っているのはキングサイズで横幅180センチ前後になり、シングルベッドを二台あわせたような幅になります。
最大級の大きさのものですね。
ほかにもセミシングル、クイーンなどがあります。
マットレスを使う人数、お部屋の広さに合わせてチョイスしてくださいね。
ベットマットレスの選び方
いろんな種類やサイズがあるのはわかったけれど、自分の好みだけで選んで良いのか、これも気になってしまうことですよね。
ここからは何を基準に選んでいけば良いのかご紹介していきます。
自分に合うサイズの選び方
豊富なサイズがあるベットマットレスですが、選ぶときに肝心なのは自分の体に合っているかどうかになります。
サイズの確認の仕方としては、マットレスの真ん中に仰向けに寝転んだ状態で、左右に2~30センチほどのスペースができるか確認しましょう。
このスペースを確保できていると、一般的に狭さを感じずにすむといわれています。
夫婦で使われる場合も、お互いの手が触れない位置で寝転んだときに、上記のスペースが確保できているとゆったりと使うことができるといわれています。
お部屋との兼ね合いもあると思いますが、寝転んだときに自分の周りに充分なスペースを確保できるよう、少し大きめのものを選ぶとゆったりとくつろぐことができるそうです。
腰痛の人におすすめのベットマットレスは?
腰痛を持っている方に一番おすすめのマットレスは「高反発マットレス」になります。
なぜ高反発マットレスが良いのかといえば、腰を沈み込ませることなくきちんと支えてくれるからです。
寝転んでいるときは当然マットレスに全体重がかかっていますが、すべてのヶ所に均等に荷重がかかっているわけではないですよね?
背中やひざなど、少し反っている場所は荷重がかかりにくいです。ならばどこに一番荷重がかかるかといえば、腰からおしりまわりなんです。
全体重の40パーセント以上がかかるといわれています。
やわらかいマットレスは沈みこんでしまいますよね。
そうすると腰そのものも沈み込み、骨がゆがんでしまう原因になります。
高反発マットレスを使うと、腰周りを沈ませることなく、適度に荷重を分散させてくれるので無理なストレスをかけることがありません。
さわり心地など気持ちのいいものですが、腰痛もちの方は柔らかいマットレスを使うことは避けてくださいね。
今さら聞けないベットマットレスのQ&A
ここまでマットレスの選び方を紹介してきましたが、マットレスに対する基本的なこともご紹介していきますね。
人によって使い方など異なるものですが、ふとこれってどうなの?と思うこともあると思います。
疑問に思いやすいことをまとめてみました。
ベットマットレスの上に敷き布団は必要?
出典: www.netprice.co.jp
マットレスを買ってきた後、シーツをかけてそのまま使うのか、敷き布団を敷いたほうがいいのか、というのはベットマットレスを初めて購入した方は結構悩むんだそうです。
シーツだけだと汚れそう、マットレスに慣れないからなどの理由からですね。
結論としてはあまりおすすめできません。
理由はマットレスのスプリングに常に荷重をかけ続けることになるからです。スプリングは眠っている間の体重を分散させてくれたりするものですが、そんなスプリングが常に荷重をかけ続けられることによって、弱りやすくなってしまいます。
また、ベットマットレスというのは湿気が抜けにくいものですが、敷き布団を敷くことで余計に湿気が抜けにくくなってしまいます。
おすすめはできませんが、どうしても気になるという方もおられるでしょうし、汚れの面ではシーツだけではないほうが良いので、ベットパッドを使うのもおすすめです。
他にも、今はベットマットレス専用の通気性のいい敷き布団なども出ていますので、そちらを検討されてはいかがでしょうか。
敷きパットの正しい使い方は?
上でも書きましたがシーツだけでは心もとない場合や、肌触りがいいものを使いたい方におすすめの敷き、ベットパッド。
敷きパッドとベットパッドの二種類があります。
・敷きパッド
マットレスにシーツをかけた後、肌に直接当たる場所に敷きます。
夏は冷感効果のあるものや汗を吸い取りやすい素材のものを選ぶと気持ちよく眠れます。
冬は保温効果のあるものや、ファー素材など柔らかな素材を選ぶと暖かく眠れます。
・ベッドパッド
カバーやシーツの下に敷くものです。
寝心地アップやマットレスの保護を目的に使われるものになります。
ベットマットレスは洗うことができないので、汗シミなど気になりますよね。そういう不安を取り除くもになります。
メンテナンス方法
大きなものなので、天日干しもなかなか難しいベットマット。
実は簡単なメンテナンスの仕方があるんです。
・ローテーション
三ヶ月に一回程度マットレスの裏表、向きの変更などを行いましょう。
裏表の変更で裏側に溜まりがちな湿気を逃がし、向きの変更で寝ているときに体重を支える場所を変えられます。
・掃除機で
シーツやカバーをはずし、マットレス本体に念入りに掃除機をかけましょう。
裏表、側面にもしっかりと掃除機をかけることでマットレスを清潔に使うことができます。
・風通し
普段から天気のいい日は窓を開ける、掛け布団をどけるなどしてマットレス本体に風が当たるようにしましょう。
マットレスは湿気を持ちやすいので、普段から風を当ててやることによっても、湿気を逃がすことができます。
ベットマットレスおすすめメーカー
国内シェアNo.1フランスベッド
一般的なベット扱う国内のメーカーとしてダントツのトップを走り続けている、フランスベッド。
フランスベッドでは日本人の体格にあったもの、日本の気候、風土に合わせた多くの商品を手がけています。
50年以上の歴史ある会社なので信頼度もとても高いです。
有名寝具ブランド西川
出典: www.nishikawasangyo.co.jp
寝具の西川というと枕を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
睡眠というものにこだわり、睡眠そのものの質を上げるための習慣や寝具など、多方面に展開されている有名ブランドですね。
独自のマットレスなども出されているので、お気に入りのものが見つかるかもしれません。
シーリー
アメリカ、テキサス州シーリータウンで創業されたシーリー。
寝具の業界の中で、先駆けて整形外科と連携して寝具をつくり続けています。
厚めのマットレスが特徴的で、自社で開発された独特のコイルを使って、他にない寝心地のマットレスを選べます。
ベットマットレスのお手入れについて
偶のメンテナンスは気合を入れて取り掛かりたいものですが、忙しくてそんなに頻繁にはできなかったり、天気が悪かったら中々難しいですよね。
ですがけして安いものではないので、日ごろからちょっとしたことに気をつけていきましょう。
日々少し手をかけてあげるだけでも、傷み方が変わってきますよ。
日頃のお手入れ
出典: news.walkerplus.com
なるべくベッドパッドや敷きパッドを使って、マットレスを汚さないようにしましょう。
パッドを何枚か用意しておくと、洗濯しやすく清潔に使えます。
メンテナンスで裏表を返すやり方など書きましたが、日々の間でもマットレスの下に物をかませて風を通してやるだけでも違ってきます。
カビ対策
カビが出てしまった場合は、説明書にそって洗剤を使いポンポンと叩くようにして落としていきましょう。
ただし、カビの色を完全に落とすほど強い洗剤を使うと、マットレス本体も傷んでしまうのでおすすめできません。
カビが生えてしまった場合は、エタノールやオキシドールなどで殺菌することが一番です。
また、なによりもカビを発生させないことが一番なので、風通しを良くして湿気をためないように気をつけましょう。
対策としては除湿シートを敷くのが簡単で効果的です。
湿気の多い時期にだけ新聞紙などを挟み、こまめに変えるだけでも充分効果的ですよ。
ほかには、起きた後は掛け布団をはいでおくのも効果的です。
ダニ(虫)対策
こちらもベットパッドなどを頻繁に洗濯することで避けやすいです。
とくにダニはフケをえさにすることもあるので、枕元は特に頻繁にきれいにしておく必要があります。できることなら枕カバーは3日おきには変えておきたいものです。
あとは偶のメンテナンスのときに、しっかりと掃除機をかけてください。
マットレスの寿命について
毎日使うマットレス。
少しづつの変化になるのでなかなか気づきにくいものですが、マットレスにも寿命があります。
使い方や素材によって変わってくるものですが、長くても10年といわれています。
ほかにも、見た目で判断することもできるので、たまにチェックしてみてくださいね。
・中央部分がへこんでいるとき
人間の耐圧が一番かかるところですね。
マットレスの真ん中がへこんでいると、寝ている間に人間の体もくの字に曲がってしまい、寝苦しくなってしまいます。
快適な睡眠のためのマットレスなので、真ん中がへこんでいたら買い替えの時期だと判断してください。
・寝転ぶとスプリングがあたる
寝転んだときにスプリングがあたっていたい場合は、マットレス上部のクッションがへたってしまっているので、これも買い替えの時期です。
敷きパッドを敷いて対処することもできますが、危ない場合もあるので買い替えをおすすめします。
けして安いものではないので大事に使いたいところですが、これらの症状が見受けられた場合は買い替えを考えてくださいね。
人の一生の間で3分の1は睡眠時間なんだそう。
そんな長い間過ごすベットの上。心地よく眠れるマットレスを選びたいものですよね。サイズも種類もたくさんあって、どこがどう違うのか聞かれてぱっと答えられる方は少ないのではないでしょうか?
まずはベットマットレスの種類から見ていきましょう。
出典: xn--z9juh3au2iudv448bhq7c.blogspot.jp
比較的低価格で、しっかりとした弾力性を持つ一般的なスプリングマットレスです。
スプリングが一つ一つ連結されているので、一ヶ所沈むと周囲も一緒に沈むタイプになります。点で支えるというよりは面で支えるタイプですね。
比較的安価なものですが、耐久性がありしっかりとメンテナンスをしてあげれば10年以上使い続けることができます。
面で支えてくれているので布団に寝ている感覚と近く、初めてベットを購入する方には違和感をあまり感じることなく使えるのではないでしょうか。
デメリットとしては、面で支えている分、一箇所の振動が全体に伝わってしまうので、夫婦や子どもさんと複数人で使う場合は他の人の眠りが浅くなってしまうかもしれません。
また、体の多くの場所を面で支えるので、荷重がかかり首や背中。腰などに負担がかかる場合があります。
出典: xn--z9juh3au2iudv448bhq7c.blogspot.jp
スプリングがそれぞれ独立していて、ひとつひとつ袋に入っている形になります。
ちょっと高めの価格設定のマットレスの場合、ポケットコイルマットレスであることが多いです。ボンネルコイルマットレスが面で体を支えるのに対して、ポケットコイルマットレスは点で体を支えてくれる形になります。
ボンネルコイルマットレスに比べて、スプリングの数が圧倒的に多く、スプリングの数が多ければ多いほど体に接する点の数が多くなり、フィット感を感じる寝心地になります。
それぞれ独立したスプリングなので、寝返りを打ったときなども要所要所を支えてくれて、首や背中、腰に負担をかけることがありません。
同じようにあたっているところだけが沈むので、複数人で眠っていても他の人の寝返りが気になりません。
眠りが浅くなりがちな方におすすめですね。
デメリットとしては、点で支えるという特性上お布団から初めてベットに変える方には違和感が大きいかもしれません。
またマットレスの中にたくさんのスプリングがあるので、湿気が抜けにくいというデメリットがあります。
これはメリットでもあるのですが、点で支えているために、同じところのスプリングだけ弱くなりがちというデメリットもあります。
出典: teihanpatsumattress.seesaa.net
低反発マットレスや高反発マットレスなどです。
お布団の下に敷いて使われる方もいますね、こちらは厚みあまりはありませんが、素材や種類が豊富にあります。
コイルを使ったマットレスと違い、畳むことができるなど形を変えることができ、お部屋が狭い方にも使いやすいものです。
支える、というよりも包み込まれているような使い心地です。
デメリットとしては、体を沈みこませて包み込むように支えるので、マットレスと体の密着度が高く通気性が悪いという側面があります。
体に密着しすぎるマットレスの場合、寝返りが打ちにくく体の凝りにつながることもあるそう。
マットレスの種類を見た後はサイズですね。
部屋のサイズに合わせれば良いのではないかと思いがちですが、体にあったサイズというのもあります。
どんなものがあるのか見ていきましょう。
出典: roomclip.jp
シングルサイズの場合、横幅がだいたい100センチ前後になります。
一人用のものとして一般的なサイズになります。
寝返りも充分にうてるので、初めて一人暮らしをする際にベットを購入する、という方には最適ですね。
体格のいい男性の方になると、少し窮屈かもしれません。
出典: roomclip.jp
セミダブルの場合横幅がだいたい120センチ前後になります。
「ダブル」とついていますが二人で眠るには少々窮屈になります。
質の良い睡眠のためにも、ゆったりと眠れる一人用のマットレスと考えるほうが良いかもしれません。
出典: roomclip.jp
横幅が140センチ前後となります。
一般的な二人用のサイズになります。
夫婦で使う場合など、極端に寝相が悪い、などということがなければ充分なサイズではないでしょうか。
出典: roomclip.jp
ベットマットレスのサイズは他にもあります。
写真に写っているのはキングサイズで横幅180センチ前後になり、シングルベッドを二台あわせたような幅になります。
最大級の大きさのものですね。
ほかにもセミシングル、クイーンなどがあります。
マットレスを使う人数、お部屋の広さに合わせてチョイスしてくださいね。
いろんな種類やサイズがあるのはわかったけれど、自分の好みだけで選んで良いのか、これも気になってしまうことですよね。
ここからは何を基準に選んでいけば良いのかご紹介していきます。
豊富なサイズがあるベットマットレスですが、選ぶときに肝心なのは自分の体に合っているかどうかになります。
サイズの確認の仕方としては、マットレスの真ん中に仰向けに寝転んだ状態で、左右に2~30センチほどのスペースができるか確認しましょう。
このスペースを確保できていると、一般的に狭さを感じずにすむといわれています。
夫婦で使われる場合も、お互いの手が触れない位置で寝転んだときに、上記のスペースが確保できているとゆったりと使うことができるといわれています。
お部屋との兼ね合いもあると思いますが、寝転んだときに自分の周りに充分なスペースを確保できるよう、少し大きめのものを選ぶとゆったりとくつろぐことができるそうです。
腰痛を持っている方に一番おすすめのマットレスは「高反発マットレス」になります。
なぜ高反発マットレスが良いのかといえば、腰を沈み込ませることなくきちんと支えてくれるからです。
寝転んでいるときは当然マットレスに全体重がかかっていますが、すべてのヶ所に均等に荷重がかかっているわけではないですよね?
背中やひざなど、少し反っている場所は荷重がかかりにくいです。ならばどこに一番荷重がかかるかといえば、腰からおしりまわりなんです。
全体重の40パーセント以上がかかるといわれています。
やわらかいマットレスは沈みこんでしまいますよね。
そうすると腰そのものも沈み込み、骨がゆがんでしまう原因になります。
高反発マットレスを使うと、腰周りを沈ませることなく、適度に荷重を分散させてくれるので無理なストレスをかけることがありません。
さわり心地など気持ちのいいものですが、腰痛もちの方は柔らかいマットレスを使うことは避けてくださいね。
ここまでマットレスの選び方を紹介してきましたが、マットレスに対する基本的なこともご紹介していきますね。
人によって使い方など異なるものですが、ふとこれってどうなの?と思うこともあると思います。
疑問に思いやすいことをまとめてみました。
出典: www.netprice.co.jp
マットレスを買ってきた後、シーツをかけてそのまま使うのか、敷き布団を敷いたほうがいいのか、というのはベットマットレスを初めて購入した方は結構悩むんだそうです。
シーツだけだと汚れそう、マットレスに慣れないからなどの理由からですね。
結論としてはあまりおすすめできません。
理由はマットレスのスプリングに常に荷重をかけ続けることになるからです。スプリングは眠っている間の体重を分散させてくれたりするものですが、そんなスプリングが常に荷重をかけ続けられることによって、弱りやすくなってしまいます。
また、ベットマットレスというのは湿気が抜けにくいものですが、敷き布団を敷くことで余計に湿気が抜けにくくなってしまいます。
おすすめはできませんが、どうしても気になるという方もおられるでしょうし、汚れの面ではシーツだけではないほうが良いので、ベットパッドを使うのもおすすめです。
他にも、今はベットマットレス専用の通気性のいい敷き布団なども出ていますので、そちらを検討されてはいかがでしょうか。
上でも書きましたがシーツだけでは心もとない場合や、肌触りがいいものを使いたい方におすすめの敷き、ベットパッド。
敷きパッドとベットパッドの二種類があります。
・敷きパッド
マットレスにシーツをかけた後、肌に直接当たる場所に敷きます。
夏は冷感効果のあるものや汗を吸い取りやすい素材のものを選ぶと気持ちよく眠れます。
冬は保温効果のあるものや、ファー素材など柔らかな素材を選ぶと暖かく眠れます。
・ベッドパッド
カバーやシーツの下に敷くものです。
寝心地アップやマットレスの保護を目的に使われるものになります。
ベットマットレスは洗うことができないので、汗シミなど気になりますよね。そういう不安を取り除くもになります。
大きなものなので、天日干しもなかなか難しいベットマット。
実は簡単なメンテナンスの仕方があるんです。
・ローテーション
三ヶ月に一回程度マットレスの裏表、向きの変更などを行いましょう。
裏表の変更で裏側に溜まりがちな湿気を逃がし、向きの変更で寝ているときに体重を支える場所を変えられます。
・掃除機で
シーツやカバーをはずし、マットレス本体に念入りに掃除機をかけましょう。
裏表、側面にもしっかりと掃除機をかけることでマットレスを清潔に使うことができます。
・風通し
普段から天気のいい日は窓を開ける、掛け布団をどけるなどしてマットレス本体に風が当たるようにしましょう。
マットレスは湿気を持ちやすいので、普段から風を当ててやることによっても、湿気を逃がすことができます。
一般的なベット扱う国内のメーカーとしてダントツのトップを走り続けている、フランスベッド。
フランスベッドでは日本人の体格にあったもの、日本の気候、風土に合わせた多くの商品を手がけています。
50年以上の歴史ある会社なので信頼度もとても高いです。
出典: www.nishikawasangyo.co.jp
寝具の西川というと枕を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
睡眠というものにこだわり、睡眠そのものの質を上げるための習慣や寝具など、多方面に展開されている有名ブランドですね。
独自のマットレスなども出されているので、お気に入りのものが見つかるかもしれません。
アメリカ、テキサス州シーリータウンで創業されたシーリー。
寝具の業界の中で、先駆けて整形外科と連携して寝具をつくり続けています。
厚めのマットレスが特徴的で、自社で開発された独特のコイルを使って、他にない寝心地のマットレスを選べます。
偶のメンテナンスは気合を入れて取り掛かりたいものですが、忙しくてそんなに頻繁にはできなかったり、天気が悪かったら中々難しいですよね。
ですがけして安いものではないので、日ごろからちょっとしたことに気をつけていきましょう。
日々少し手をかけてあげるだけでも、傷み方が変わってきますよ。
出典: news.walkerplus.com
なるべくベッドパッドや敷きパッドを使って、マットレスを汚さないようにしましょう。
パッドを何枚か用意しておくと、洗濯しやすく清潔に使えます。
メンテナンスで裏表を返すやり方など書きましたが、日々の間でもマットレスの下に物をかませて風を通してやるだけでも違ってきます。
カビが出てしまった場合は、説明書にそって洗剤を使いポンポンと叩くようにして落としていきましょう。
ただし、カビの色を完全に落とすほど強い洗剤を使うと、マットレス本体も傷んでしまうのでおすすめできません。
カビが生えてしまった場合は、エタノールやオキシドールなどで殺菌することが一番です。
また、なによりもカビを発生させないことが一番なので、風通しを良くして湿気をためないように気をつけましょう。
対策としては除湿シートを敷くのが簡単で効果的です。
湿気の多い時期にだけ新聞紙などを挟み、こまめに変えるだけでも充分効果的ですよ。
ほかには、起きた後は掛け布団をはいでおくのも効果的です。
こちらもベットパッドなどを頻繁に洗濯することで避けやすいです。
とくにダニはフケをえさにすることもあるので、枕元は特に頻繁にきれいにしておく必要があります。できることなら枕カバーは3日おきには変えておきたいものです。
あとは偶のメンテナンスのときに、しっかりと掃除機をかけてください。
毎日使うマットレス。
少しづつの変化になるのでなかなか気づきにくいものですが、マットレスにも寿命があります。
使い方や素材によって変わってくるものですが、長くても10年といわれています。
ほかにも、見た目で判断することもできるので、たまにチェックしてみてくださいね。
・中央部分がへこんでいるとき
人間の耐圧が一番かかるところですね。
マットレスの真ん中がへこんでいると、寝ている間に人間の体もくの字に曲がってしまい、寝苦しくなってしまいます。
快適な睡眠のためのマットレスなので、真ん中がへこんでいたら買い替えの時期だと判断してください。
・寝転ぶとスプリングがあたる
寝転んだときにスプリングがあたっていたい場合は、マットレス上部のクッションがへたってしまっているので、これも買い替えの時期です。
敷きパッドを敷いて対処することもできますが、危ない場合もあるので買い替えをおすすめします。
けして安いものではないので大事に使いたいところですが、これらの症状が見受けられた場合は買い替えを考えてくださいね。
コツ・ポイント
いかがでしたでしょうか?
ベットマットレスというものは頻繁に買うものではないだけに、知らないことも多かったのではないでしょうか。良質な睡眠をとることは健康にとってもとても大事なことですので、しっかりと選んで自分に合ったマットレスを購入してくださいね。
選ぶ際の一助になれればうれしいです。