地肌トラブルの中でも、フケは大きな悩みのひとつ。対策が難しいと思われがちですが、生活習慣を改善したり、シャンプーなどで対策することもできます。正しい地肌ケアのための第一歩として、フケが起こるメカニズムと、今日からできる地肌ケアをご紹介します。
フケが出るのは当たり前のこと
出典: www.livestrong.com
フケの正体は、古くなった頭皮の角質です。人の皮膚は新陳代謝を繰り返し、古い皮膚は新しい細胞に追い出すようにはがれ落ちます。
私たちの体は常に新しい皮膚で覆われて、頭皮は通常1カ月くらいの周期で入れ替わります。そのため、フケができるのは当たり前のことなのです。フケがまったく出ていないと思っている人も、実は小さなフケは落ちています。
新陳代謝のサイクルが短くなると増える
出典: www.brunet.ca
頭皮の新陳代謝サイクルと関係があります。新陳代謝のサイクルが短くなると、本来フケとして落ちるべきではない頭皮が、大きな塊となってはがれ落ちるのです。
では、なぜ頭皮の新陳代謝サイクルが短くなってしまうのでしょうか?
サイクルが短くなる原因3つ
出典: www.today.com
(1)ストレス
→仕事などで緊張する生活が続いたり、脳を酷使する仕事に携わっていると、そのストレスで脳神経が刺激されてサイクルが短くなります。
(2)頭皮の汚れや乾燥
→頭皮や毛髪についた汚れによる刺激や、過度な乾燥が表皮の生まれ変わりのサイクルを乱す原因となります。
(3)年齢
→日本では、中年以降に発症しやすい病気」というイメージが強いのですが、若いほど発症率が高いのです。特に、身体の新陳代謝が活発になる思春期は、表皮の生まれ変わりも活発になるのでフケが多くなります。逆に年を重ねると自然と治まることが多くなっています。
気になるフケの基礎知識
医学用語では、頭部粃糠疹と呼ばれています
医学用語で「頭部粃糠疹(とうぶひこうしん)」「乾性脂漏(かんせいしろう)」などと呼ばれています。細かい米ぬか状の皮膚の表層が、大小の角質片となってはげ落ちることを特徴としています。
健康な人でも生理的に軽度のフケはみられますが、コームやヘアブラシで髪の毛をとかして、肩にパラパラと角質片が目立つ場合は病的と考えられます。また、脱毛を伴う場合は「粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)」といいます。
基本的にはフケは無臭です
出典: www.natureworldnews.com
臭いは無臭ですが、まれに臭うこともあります。頭皮の臭いが発生する原因は、シャンプーの臭いであったり、頭皮に存在するアポクリン汗腺から、ワキガ独特のにおいが発生することもあります。
女性よりも男性に多い傾向があります
出典: metro.co.uk
男性約21%・女性約13%と、男性が女性よりも約1.6倍フケになりやすい結果となっています。理由は、男性ホルモンの「アンドロゲン」と考えられています。
アンドロゲンが過剰に分泌されると、皮脂量が増加しマラセチア菌(後半詳しく説明します)が増加します。フケの原因であるマラセチア菌が、皮脂の脂質を栄養とするため、皮脂量と相関関係にあるのです。
原因の根本を見直さない限り再発します
出典: tourdash.com
理由は、原因そのものをなくし、根治する治療法が存在しないためです。
治療においては「フケは再発する病気である」ということが広く知られています。
大分類で「乾性フケ」「脂性フケ」の2種類
フケには大きく分けて「乾性フケ」「脂性フケ」の2種類があります。また、乾性・脂性の両方を発症したり、頭皮以外の他の肌・部位にも症状が出ることがあります。
自分がどちらなのか認識することが大切です。
乾性フケとは?
乾燥肌の人が冬場に発症しやすくなります。頭皮以外の症状として、顔のかさつき、入浴による肌の違和感、かゆみ、肌の亀裂などが症状として現れます。
乾燥している地肌は、ターンオーバーのリズムが早まり、未熟な細胞がごっそり剥がれてしまいます。同時にうるおいが失われやすい状態になってしまい、さらに乾燥が進んでしまいます。
乾性フケの主な原因8つ
(1)空気の乾燥
出典: www.trendhunter.com
空気が乾燥すると、頭皮も乾燥してしまいます。加湿器を設置するなどして、空間の湿度は40~60%を保ちましょう。
また、冷たく乾燥した空気を吸うと血管が収縮します。血流改善のためにタバコは控え、軽い運動やイチョウ葉、オメガ3脂肪酸などの栄養素を積極的に摂取しましょう。
(2)アトピー性皮膚炎
出典: www.huffingtonpost.com
フケが悪化したときに、今まで頭皮に使っていたもの、あるいは触れているものを見直してみましょう。
毎日使うシャンプーや毛染め、枕カバーなどが原因かもしれません。アトピー性皮膚炎の3割は遺伝的にセラミドが上手く作れない体質なので、セラミドを失わないよう保湿を心掛けましょう。
(3)甲状腺疾患
出典: www.thyroid.com.au
甲状腺の機能が低下すると、身体の代謝が悪くなり皮膚の乾燥しがちになります。カサカサになってしまった頭皮からはフケが大量に落ちてくるかもしれません。
甲状腺異常の場合は、抜け毛も併発します。まずは病院で原因をしっかり見つけるのが第一です。
(4)更年期
出典: www.newsworks.org
女性の更年期におけるエストロゲンの欠乏は、皮脂量を減少させるとともに、ヒアルロン酸の産出を低下させます。水分量の減少によって、乾燥肌や乾性フケをもたらします。
(5)ビタミンAの欠乏
出典: www.dnaindia.com
ビタミンAが欠乏すると、皮膚が角質化してうろこ状になり、 粘液の分泌が抑制されます。このビタミンAは脂溶性ビタミンのため、人によっては腸管吸収の異常でも発生することがあります。
ただし、1日あたりの推奨栄養所要量(550~750μgRE前後)の10倍以上を数カ月にわたって毎日摂り続けると毒性が生じます。過剰摂取は注意しましょう。
(6)シャンプーの成分・洗いすぎ
出典: www.findhealthtips.com
熱いお風呂やシャワーが、未成熟で健康な頭皮まで取り除いてしまうことがあります。
また、頭皮をこすり過ぎたり、 洗浄力の強すぎるシャンプーを使うことで、乾性フケを引き起こしているかもしれません。
(7)硬水・塩素水
出典: www.millersalt.com
硬水が乾燥肌の原因となってしまうのは、シャンプーが頭皮に残りやすく、泡立ちが悪いためより強い洗浄力のあるシャンプーを使ってしまう傾向があるためです。
また、プールに使われている塩素水は、乾燥だけでなく、発疹や炎症の原因にもなってしまいます。
(8)薬・薬剤
出典: www.livestrong.com
高血圧の薬やにきび治療薬、利尿薬などは肌の乾燥をもたらします。また、パーマ液や白髪染めには、頭皮の荒れや接触性皮膚炎、アレルギーの元となる成分が含まれています。
薬剤によるフケは、すぐに治まることが多いですが、 継続的にフケが出る場合には見直しが必要かもしれません。
脂性フケとは?
出典: www.beautyglimpse.com
乾いたフケというよりも、脂っぽいフケが頭皮や髪に溜まりがちな状態なら脂性フケかもしれません。髪をかけ上げるだけで、大量に落ちてしまいます。
頭皮には赤みがありますが、さほど強いかゆみがないので放ってしまいがちに。また、眉毛や鼻の周辺、耳の後ろ、脇の下、胸の谷間など、皮脂分泌の多いところも皮膚がポロポロと剥がれ落ちることがあります。
脂性フケの特徴
【症状】
…「ジメジメ」「しっとり」「かさぶた」「皮膚が固まっている」「面積が大きい」
【大きさ】
…1mm以下から5mm以上などさまざまです。
【色】
…白色、黄色など。
脂性フケの原因とは?
「皮脂の増加」「マラセチア菌の増殖」「免疫力の低下」が挙げられます。このうち、シャンプーを使ってコントロールが可能なのは「皮脂の増加を抑える」「マラセチア菌の抑制・減菌」の2つです。
皮脂が過剰に分泌されると、皮脂を栄養にしているマラセチア菌の活動が活発化します。その結果、刺激を受けた地肌のターンオーバーのリズムが乱れ、フケが出やすくなると考えられます。「免疫力の低下」は運動や食事で改善することが可能です。
炎症を伴う場合は「脂漏性皮膚炎」
出典: www.womenshealthmag.com
脂漏性皮膚炎の特徴の1つが「左右対称」です。皮脂の分泌が多い所(頭皮・鼻の頭・耳の後ろから首・胸の周辺・脇の下・背中の中心・おへその周りなど)に症状が現れます。
耳垢を例にすると、片側の耳だけが脂漏性皮膚炎になる症状は少なく、両方の耳から大量の耳垢が出る傾向があります。
マラセチア菌と脂性フケの関係
出典: www.bioquicknews.com
マラセチアとは真菌(=カビの仲間の総称で、原虫よりは小さく細菌よりは大きい)であるマラセチア属の総称です。
全ての人の頭皮に存在していますが、脂漏性皮膚炎が原因のフケを患う人の場合、 健康な人の1.5~2倍のマラセチア菌が存在するとの研究結果があります。ちなみに、伝染しないので、もちろんフケも伝染しません。
マラセチア菌を減少させるにはどうしたらいいのでしょうか?
(1)フケ用シャンプー
出典: hair-styling.wonderhowto.com
いろいろなシャンプーを試すことも一つの方法です。おすすめなのは、マラセチア菌を抑制する抗真菌シャンプー。効果が早ければすぐ、遅くとも2週間くらいで効果が現れはじめるでしょう。
また、皮脂の増加を抑えるシャンプーは、使用を中止すると再発することが多いので、抗真菌シャンプーと併用すると良いでしょう。その他、頭皮の剥離を遅くして、フケの発生を防ぐコールタールシャンプーなどもあります。
(2)処方箋薬
出典: www.theguardian.com
頭皮が脂漏性皮膚炎を起こしているかどうかは、皮膚科にいって診断してもらいましょう。放っておくと、抜け毛などの深刻なトラブルを引き起こすこともあります。抗真菌薬やステロイド外用薬などが処方されます。
~有効成分一例~
ケトコナゾール/シクロピロックス/コールタール/細胞の成長低減/ジンクピリチオン/サリチル酸/硫化セレン/ピロクトンオラミン など
(3)食事対策
出典: en.wikipedia.org
糖の摂取によりアンドロゲン(男性ホルモン)が増加。それに伴い皮脂中のトリグリセリド(中性脂肪)も増えてマラセチア菌も増殖していきます。
また、糖は分解時に体内のビタミンB、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素を大量に消費します。フケ予防や体内の抗酸化剤になるビタミンが減少するのでかゆみや炎症が悪化します。
(4)枕やタオルを清潔に保つ
出典: oceanbreezelinensandcleaning.com
枕が汚れているから、フケが発生するわけではありません。しかし、マラセチア菌はカビの一種でもあるので、枕カバーやタオルなどあまり洗っていないと、カビとして増殖しています。
そこに頭が触れれば、マラセチア菌が頭皮に移動し、フケの原因になってしまいます。
(5)慢性的なストレスを解消する
出典: eileenerni.com
ストレスによる肩こりや首の痛みによって、頭皮への血液供給が鈍くなります。そうなると、頭皮が栄養不足を起こしてフケが発生してしまうのです。
慢性的であればあるほど、長い間栄養不足になります。根本的な原因が分かるのであれば、解消するよう努めましょう。
自分に合ったシャンプーとは?
頭皮の健康状態は、皮脂やマラセチア菌、肌質のバランスで成り立っています。洗浄力が強いシャンプーを使ったり、1日に何度も洗髪をしてしまうと、このバランスが崩れてしまうので注意しましょう。
シャンプーの成分を確認してみましょう
出典: www.womenshealthmag.com
シャンプーには、洗浄力・脱脂力・泡立ちを維持するために界面活性剤が含まれています。界面活性剤にはさまざまな種類がありますが、特に避けたいのはラウリル硫酸Na、ラウリル硫酸カリウムなどです。界面活性剤の中でも脱脂力が強く、肌荒れや乾燥を引き起こし、人によってはアレルギー反応が出る場合があります。
またラウリル硫酸以外にも、界面活性剤には多くの種類があります。同じ石油系では、ラウレス系(ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸TEAなど)の界面活性剤が、成分表示の上のほうに来るものも避けたほうが良いでしょう。
乾性フケのシャンプーの頻度
出典: www.theguardian.com
頻度だけで解決するのは難しいかもしれませんが、乾性フケであれば、シャンプーの回数を減らすことで、フケが改善する可能性があります。今まで毎日洗っていた方は、2日に1回、3日に1回にしてみてはどうでしょうか。「毎日洗わないとムリ!」という方は、せめてシャンプーを少し洗浄力の低いものに変えてみましょう。
また、洗い上がりに急激な頭皮の乾燥を避けることも大切です。肌は乾燥していると、角質がはがれやすくなる性質があります。家にいるときには適度に加湿をするなどして、頭皮に潤いを与えましょう。
乾性フケに効くシャンプーとは?
石油系や高級アルコール系のシャンプーはなるべく避け、アミノ酸系や弱酸性系のシャンプーを選びましょう。石鹸シャンプーには、弱アルカリ性と弱酸性がありますが、弱アルカリ性の石鹸シャンプーは洗浄力が強く、頭皮の皮脂をやや取りすぎる傾向があります。
アミノ酸系シャンプーは、頭皮と同じ弱酸性です。低刺激で保湿力が高いので、乾性フケ治療に向いています。100%アミノ酸は少なく、高級アルコール系の界面活性剤と混ぜて販売されている場合が多いため、成分をしっかりチェックしましょう。
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【注意点】
・目安となる使用期限…未開封で約1年
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水(海洋深層水由来)、ラウラミドプロピルベタイン、コカミドメチルMEA、ラウレス-6カルボン酸Na、グリコシルトレハロース(Tornare)、ベタイン、ポリクオタニウム-10、加水分解水添デンプン、BG、加水分解シルク、オキナワモズクエキス、香料、安息香酸Na、フェノキシエタノール、エチドロン酸
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・予洗いで汚れを落としてから、髪全体にシャンプーをつけ、よく泡立てます。すすぎは十分行ってください。洗髪後は「PHバランスヘアリンス」をご使用ください。
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・髪や地肌に異常があるとき、またお肌に合わないときはご使用をおやめください
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泡立ち豊かで、さっぱりした使用感が特長です。パーム核油とべに花油の液体石けん、タピオカの澱粉を由来とするアミノ酸とヤシ油脂肪酸からできるアミノ酸石けんを配合しています。石けんシャンプー特有のごわつきやきしみを軽減。髪と地肌を清潔に洗い上げます。
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・パッチテスト済み。(すべての方に皮ふ刺激が起きないというわけではありません)
・頭皮に湿疹、皮ふ炎(かぶれ・ただれ)等の皮ふ障害があるときには、悪化させるおそれがあるので使用しないでください。
・使用中、かぶれたり、刺激を感じたときには使用を中止し、商品を持参し医師に相談してください。
・目に入ったときは、すぐに洗い流してください。
・乳幼児の手の届くところに置かないでください。
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乾燥した地肌のカサカサ感、フケ・かゆみを防ぎ、地肌を傷めずやさしく洗い上げる薬用のスキンケアシャンプーです。有効成分ピロクトンオラミンを配合しています。天然由来成分配合で、髪をやさしく包み込み、スッキリと洗い上げ地肌環境を整えます。低刺激処方で、パラベン(防腐剤)不使用です。
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脂性フケのシャンプーの頻度
出典: www.skinandhairacademy.in
シャンプーの回数が多すぎても、脂症に繋がる恐れがあります。さらに、少なすぎてもフケそのものが悪化することが多いため、シャンプーの回数は1日1回程度が好ましいでしょう。
脂性フケ用の薬用シャンプーの利用がおすすめです。
脂性フケに効くシャンプーとは?
抗真菌薬ミコナゾールが含まれている薬用シャンプーは、マラセチア菌を緩和、予防する効果のあるシャンプーです。さらに、抗酸化殺菌成分のオクトピロックスが含まれているシャンプーもおすすめです。
あくまでカビに対して効果のあるシャンプーなので、カビ以外の原因によるフケには効果がありません。自分のフケの原因に合ったシャンプーを選びましょう。
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【内容量】400ml
【注意点】
・説明書をよく読んでご使用ください。
・本品が頭皮またはお肌に合わないときはご使用を中止ししてください。
・目に入ったときは、直ちに水またはぬるま湯で洗い流してください。
・乳幼児の手のとどかない所に保管してください。
¥2,618 (税込)
フケ・かゆみ用の薬用シャンプーです。抗真菌(抗カビ)成分ミコナゾール硝酸塩と抗酸化・殺菌成分オクトピロックスが、マラセチア菌の増殖を抑え、フケ・かゆみを効果的に防ぎます。
【成分】
ミコナゾール硝酸塩※、ピロクトンオラミン※、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウロイルメチル-β-アラニンNa液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、濃グリセリン、プロピレングリコール、コハク酸-ナトリウム、無水クエン酸、水
※印は「有効成分」、無印は「その他の成分」です。
バルガス 薬用シャンプー
バルガス 薬用シャンプー 200ml
【内容量】200ml
¥789 (税込)
洗浄成分「AES」で頭皮、毛穴の余分な皮脂、汚れをきれいに取り除きます。また、抗炎症成分(グリチルリチン酸ジカリウム)が頭皮の炎症を抑えます。シャンプー時に摩擦によるダメージを防ぎながら、さっぱりとした感触に洗いあがります。
【成分】
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、安息香酸塩、エデト酸塩、ジブチルヒドロキシトルエン、黄色203号、香料
ハーティハート ティートリーシャンプー
ハーティハート ティートリーシャンプー
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¥2,484 (税込)
ヤシ油とお酢から生まれた洗浄成分が主成分で、頭皮と髪を優しく洗い上げます。ノンシリコンで、防腐剤・合成香料・合成着色料・エデト酸塩が無使用ですティートリーオイルのすっきりしたデオドラント効果と香り、浄化力を活かしています。泡立ちが良く、リンスは入りません。
【成分】水、ラウレスー3酢酸Na、ラウラミドプロピルベタイ、ココイルメチルタウリンNa、コカミドDEA、カプリル酸グリセリル、ポリクオタニウム-10、BG、ケープアロエエキス、ハマメリスエキス、ロ-ズマリーエキス、スギナエキス、カミツレエキス、シコンエキス、甘草エキス、ティートリー油、ラベンダー油、ホホバ油、トコフェロール
正しいシャンプーの手順
1.ブラッシングをして、ぬるま湯で素洗い
出典: www.wikifortress.com
シャンプーを頭につける前に、ブラッシングと湯洗いをします。髪のブラッシングは、汚れや髪をあらかじめ落としおくことができます。髪の湯洗いは、余分な皮脂を流し、毛穴を開いた状態にしてくれます。
熱すぎるお湯は、頭皮の乾燥を招いたり、逆に皮脂の過剰分泌につながります。38度前後でちょっとぬるいと感じる温度がベストです。指の腹を髪の毛の間に入れて、軽く動かしながら素洗いを行います。この素洗いで汚れの8割を取り除くことができるんですよ!残りの2割で頭皮の脂や汚れを落とす、というイメージで行いましょう。
2.シャンプーを手のひらで泡立てる
出典: atopy-healthlife.com
シャンプーを直接地肌につけると、刺激が強く、すすぎで十分に落とせず洗い残してしまうことも。シャンプーは適量を一度手のひらにのせ、軽く泡立ててから使うようにします。
適量とは、ショートヘアで100円玉程度です。 ロングヘアーの場合はその3倍が目安。「泡立ちが足りないな」と感じたら、シャンプーまたはお湯を少し足してみましょう。その際も、シャンプーが直接地肌につかないように軽く手のひらで泡立ててから洗うようにしましょう。
3.マッサージしながらよごれを落とす
出典: www.stepbystep.com
頭皮ケアはマッサージが効果的です。マッサージを取り入れることで、皮の血行が活性化し抜け毛予防にも効果的♪ また、毛穴の汚れもマッサージによってしっかり取り除くことができます。
(1)頭全体に泡が行き届くようにしっかり泡立てます。
(2)指の腹を使って頭皮全体をもみほぐすようにマッサージします。
(3)爪を立てたり、無理に力を入れないようにしましょう。
(4)親指以外の4本の指を使って、ジグザグと小刻みにマッサージします。毛穴から汚れをかきだすような感じイメージで行いましょう。
(5)最後に全部の指の腹を使い、ポンッポンッとつまむようにマッサージをして完了です。
4.洗い残しがないようにしっかりすすぐ
出典: www.beautybulletin.com
シャンプーのすすぎ不足が頭皮トラブルの原因になっていることが多々あります。シャンプーの成分が地肌に残ると、かぶれ・毛穴つまりを招いてしまい、せっかく丁寧にマッサージしても、意味がありません。
シャンプーのぬるつきがとれたように感じても、成分はまだ頭皮に残っています。すすぎは念入りに行いましょう。目安は少し長く感じますが、3分~5分です。
5.シャンプー後すぐに髪を乾かす
出典: www.huffingtonpost.com
濡れている間は、髪が傷みやすく、頭皮にも好ましい状態ではありません。シャンプー後は、タオルドライだけで済ませずに、ドライヤーの温風で髪と頭皮を乾かしましょう。
最後に冷風を当てると、キューティクルが引き締り髪がサラサラになります。
6.頭皮に潤いを与える
出典: www.minq.com
皮膚の乾燥状態すると、皮脂の分泌が高まります。保湿することで一定の症状抑制が期待できます。乾性フケにはローションによる保湿も有効です。酸化しにくいなどの理由から「椿油」などもおすすめです。
また、脂性フケであれば、医師から処方された薬などを頭皮が清潔なうちに塗布しましょう。
食生活について
出典: www.popsugar.com
野菜をあまり食べなかったり、揚げ物などの脂肪分の多い食事を好んで食べる偏った食生活は、頭皮トラブルに直結します。
摂取した栄養素は血液中で頭皮に運ばれます。しかし、頭皮に必要な栄養素が不足すると免疫力が著しく低下するため、マラセチア菌が増加したり、頭皮の乾燥を引き起こしたりします。
ビタミンB2とB6を積極的に摂取
出典: blog.lifeextension.com
ビタミンB2とB6を意識的に摂取すると良いでしょう。ビタミンB2は、脂質の代謝を促進したり、有害な過酸化脂質を分解します。ビタミンB6は、お酒の飲み過ぎによる脂肪肝を防いだり、脂質の代謝もサポートしてくれます。
【B2の多い食品】
豚レバー・牛レバー、鶏レバー、いかなご、うなぎ、うずら卵、焼きのり、干ししいたけ、アーモンド など
【B6の多い食品】
ニンニク、まぐろ、かつお、いわし、とうがらし、ピスタチオ、抹茶、ごま など
食物繊維で免疫力アップ!お通じを快調に
出典: www.natural-health-journals.com
食物繊維の食事を続けると、自律神経のバランスを崩し、下痢や便秘などを引き起こします。また、腸の不調は免疫力を低下させたり、冷え、肌荒れ、肩こりといった不快症状の原因にもなりかねません。
人間の免疫のなんと7割も司っているのが腸!食物繊維の多い食材を積極的に摂るようにしましょう。
コーヒー、紅茶、アルコールなどの嗜好品
出典: paladone.com
利尿作用の大きい飲み物は、体内の水分レベルを下げて肌を乾燥させます。アルコールの中でも、糖質含有量の多いビールや日本酒、シャンパン・カクテルなどは控えましょう。
十分な睡眠をとり、ストレスを極力少なくするというエイジングケア全般も効果的です。
出典: www.livestrong.com
フケの正体は、古くなった頭皮の角質です。人の皮膚は新陳代謝を繰り返し、古い皮膚は新しい細胞に追い出すようにはがれ落ちます。
私たちの体は常に新しい皮膚で覆われて、頭皮は通常1カ月くらいの周期で入れ替わります。そのため、フケができるのは当たり前のことなのです。フケがまったく出ていないと思っている人も、実は小さなフケは落ちています。
出典: www.brunet.ca
頭皮の新陳代謝サイクルと関係があります。新陳代謝のサイクルが短くなると、本来フケとして落ちるべきではない頭皮が、大きな塊となってはがれ落ちるのです。
では、なぜ頭皮の新陳代謝サイクルが短くなってしまうのでしょうか?
出典: www.today.com
(1)ストレス
→仕事などで緊張する生活が続いたり、脳を酷使する仕事に携わっていると、そのストレスで脳神経が刺激されてサイクルが短くなります。
(2)頭皮の汚れや乾燥
→頭皮や毛髪についた汚れによる刺激や、過度な乾燥が表皮の生まれ変わりのサイクルを乱す原因となります。
(3)年齢
→日本では、中年以降に発症しやすい病気」というイメージが強いのですが、若いほど発症率が高いのです。特に、身体の新陳代謝が活発になる思春期は、表皮の生まれ変わりも活発になるのでフケが多くなります。逆に年を重ねると自然と治まることが多くなっています。
医学用語で「頭部粃糠疹(とうぶひこうしん)」「乾性脂漏(かんせいしろう)」などと呼ばれています。細かい米ぬか状の皮膚の表層が、大小の角質片となってはげ落ちることを特徴としています。
健康な人でも生理的に軽度のフケはみられますが、コームやヘアブラシで髪の毛をとかして、肩にパラパラと角質片が目立つ場合は病的と考えられます。また、脱毛を伴う場合は「粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)」といいます。
出典: www.natureworldnews.com
臭いは無臭ですが、まれに臭うこともあります。頭皮の臭いが発生する原因は、シャンプーの臭いであったり、頭皮に存在するアポクリン汗腺から、ワキガ独特のにおいが発生することもあります。
出典: metro.co.uk
男性約21%・女性約13%と、男性が女性よりも約1.6倍フケになりやすい結果となっています。理由は、男性ホルモンの「アンドロゲン」と考えられています。
アンドロゲンが過剰に分泌されると、皮脂量が増加しマラセチア菌(後半詳しく説明します)が増加します。フケの原因であるマラセチア菌が、皮脂の脂質を栄養とするため、皮脂量と相関関係にあるのです。
出典: tourdash.com
理由は、原因そのものをなくし、根治する治療法が存在しないためです。
治療においては「フケは再発する病気である」ということが広く知られています。
フケには大きく分けて「乾性フケ」「脂性フケ」の2種類があります。また、乾性・脂性の両方を発症したり、頭皮以外の他の肌・部位にも症状が出ることがあります。
自分がどちらなのか認識することが大切です。
乾燥肌の人が冬場に発症しやすくなります。頭皮以外の症状として、顔のかさつき、入浴による肌の違和感、かゆみ、肌の亀裂などが症状として現れます。
乾燥している地肌は、ターンオーバーのリズムが早まり、未熟な細胞がごっそり剥がれてしまいます。同時にうるおいが失われやすい状態になってしまい、さらに乾燥が進んでしまいます。
出典: www.trendhunter.com
空気が乾燥すると、頭皮も乾燥してしまいます。加湿器を設置するなどして、空間の湿度は40~60%を保ちましょう。
また、冷たく乾燥した空気を吸うと血管が収縮します。血流改善のためにタバコは控え、軽い運動やイチョウ葉、オメガ3脂肪酸などの栄養素を積極的に摂取しましょう。
出典: www.huffingtonpost.com
フケが悪化したときに、今まで頭皮に使っていたもの、あるいは触れているものを見直してみましょう。
毎日使うシャンプーや毛染め、枕カバーなどが原因かもしれません。アトピー性皮膚炎の3割は遺伝的にセラミドが上手く作