新たに住まいを移すとなると、新生活にわくわくしますが、同時に引越しという大がかりなイベントも待っています。引越しはお金もたくさんかかってくるし、たくさん業者があるのでどのように選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、引越しの知識とともに引越しの費用を最小限に抑える方法をご紹介いたします!
引越し会社の種類
大手運送会社の引越し
大手運送会社の引越し部門として運営されいているものです。
この種のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
1、保障がしっかりしている。
2、トラックの台数に余裕がある。
3、梱包資材が豊富にある。
デメリットとしては、毎日同じ作業員が引っ越し作業を行っているとは限らないので、引越しの運搬知識や技量にばらつきがあるということです。
大手引越専業会社
全国展開している引越し専用の会社です。
こちらを利用するメリットとしては、以下3点です。
1、作業内容やサービス内容が充実している。
2、人材教育をしっかり行っているため、引越しのプロが多い。
3、値引き交渉に応じてもらえる可能性が高い。
ただし、営業マンや当日の作業員によっては当たりはずれがあるそうです。
地場引越専業会社
全国展開していない地元密着型の引越し業者です。
遠方への引越しに向いていないということや、保障面でしっかりと確認が必要であったり、サービス内容にばらつきがあったりするなどのデメリットはありますが、費用面では安価で抑えられるという最大のメリットもあります。見積もりをとるのをお忘れなく。
引越しの見積もりってどうするの?
タイミング
出典: iemo.jp
引越しの見積もりを取るのは早い分だけ良いと言えます。早割がある会社もあります。先送りにしただけ高くなってしまうこともあるのです。
ただし、引越しの見積もりを取る際に必要な条件が3つあります。
それは、「引越し先の住所」、「引越し希望日」、「引越し先に運ぶ荷物」です。この3つが明確になったタイミングで見積もりを取りましょう。逆に、この3つのどれかが変更になった場合は、価格も同時に変動します。
1、「引越し先の住所」は、距離によって金額が異なりますし、マンションの1階と4階では、運び込む条件も異なります。そのため、引越し先の住所は確実に必要な要素の一つとなります。
2、「引越し希望日」は、業者側からすると一般的な休日である土日祝日や、古くから日本文化として最も引越しに良い日とされている大安は、引越し業界でも引越しの多い繁忙日となります。そのため、引越し依頼の集中することが多いのです。見積もりを取る際には確実に引越しできる日にちを確定しておく必要があります。
3、「引越し先に運ぶ荷物」は、トラックの数や大きさにかかわる要素になるので、何を運び、何を処分するのかをしっかりと見極めておくことが必要です。
以上3点が確実に決まったタイミングが見積もりを取るのに最適な時と言えるでしょう。
目安として、引越し日の1カ月前から少なくとも2週間前までにはこれらの条件を揃えておくようにすることがポイントです。
引越し業者に連絡する
引越し業者に電話をして見積もりを取る方法があります。
メリットとしては、引越し当日までに家の中を見られることがないことや、片づけの必要がないことなどが挙げられます。
ですが、電話による見積もりは、多くの情報を口頭のみで伝える必要があり、荷物の量が多く見積もられるため費用が割高になりやすいというデメリットがあります。
見積もり比較サイトを利用する
出典: www.fuelyourcreativity.com
引越しの見積もり比較サイトを利用し、下調べをしておくこともおすすめです。
一社一社調べるとかなりの時間を要しますが、見積もり比較サイトを利用することで簡単に引越し業者を洗い出すことができます。
ただし、注意点もあります。見積もり結果を早く知りたいのであれば、電話連絡をOKにしておく必要があるのですが、その結果たくさんの業者から電話がひっきりなしにかかってきてしまうことも。
注意点を踏まえて利用すれば、一度で最安値にたどり着くことができます。時間を節約するなら、利用しない手はないですね。
損をしない見積もりのポイント
色んな規模の会社から見積もりをとる
業者のタイプには、先にご紹介した通り3つに分けられ、さらにその中には複数の業者があります。それぞれに得意不得意な面があり、その特徴を把握したうえで何社かピックアップし、見積もりをとるようにしましょう。
なるべく訪問見積もりしてもらおう
出典: jin-plus.com
引越しの最安値を引き出すためには、訪問見積もりは必須です。
通常引越し業者は、電話のみの見積もりですと、トラックへの積み残しを防ぐために実際の荷物の量よりも多めに見積ります。
さらに、段ボールを無料でもらえるという特典もついてきます。訪問見積もりサービスを利用して、実際に運び込む荷物の量を見てもらいましょう。
不要な物は捨ててから見積もり
不要なものを捨ててから見積もりをしてもらうことで、より正確に、より安く見積ってもらうことができます。
不要なものは早めに処分しておくことをおすすめします。
要望は全て見積もり時に伝える
出典: nge.jp
営業マンと会うのは見積もりの日の約1時間という限られた時間です。引越しの日は作業員の方のみということが多く、営業マンが引っ越し作業に立ち会うこともないということもありますし、立ち合いがあったとしても、それまでの間にお客さんの家に伺うということはありません。
見積もりした後に問い合わせたいと思っても、忙しい営業マンは外出していることが多く、なかなか電話に繋がらないということも多いのです。
そのため、こちらの要望は見積もりの日にすべて伝えるようにしましょう。また、不安な点や疑問に思ったこと、費用面なども、細かく話を聞いておくと良いでしょう。見積もり時には、引越し日当日のつもりで話を聞くということがポイントです。
見積もりは多ければ良いというわけじゃない
出典: 1.nieuwsbladcdn.be
見積もりにかかる時間はおよそ1時間。5社から見積もりを取ろうとすると5時間かかります。多ければその分だけ時間を割かれ、さらに見積もりをお願いした会社分、断りの電話も必要になってきます。
情報収集を行ったのち、ある程度自分の引越しに合った業者を絞ってから見積もりをお願いしましょうね。
大手引越専業会社は最後
業者に見積もりをしてもらっていると、「今決めていただければ、このお値段でできます」というように、即決を促されることがあります。その即決が最安値であることが多いのです。
それは1日の1台分のトラックのノルマが決まっているからです。1日に1件しかとれなければ、1件でノルマを達成する必要がありますが、1日に3件とることができれば、その3件でノルマを案分することができ、その結果安い価格で取引ができるという仕組みになっています。
数ある業者の中で最も即決を迫ってくる業者というのが、大手引越専業会社なのです。他の業者の見積もりが出そろったところで大手引越専業会社に見積もりを依頼することで、最も安い価格で即決を求められるのです。費用を安くするには大手引越専業会社は最後に見積もりをお願いすると良いでしょう。
二度目の値引きまで待って
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引越しの費用の底値を引き出したいなら、値引きを2段階で行うことをおすすめします。
一度目の値引きは、もともと高く設定された引越し料金から、市場の適正価格まで引き下げるための値引きになります。
二度目の値引きは、「他社の値段が出そろったら連絡をください」と言って帰っていく営業マンに対して行う値引きになり、大抵他社よりも値段を低くしてもらえることが多いのです。
二度の値引きとご紹介しましたが、値引きは三度でも四度でも繰り返されます。引越しを請け負いたいと思ったお客様に対しては、他の業者が値段を下げた分だけ値引きをしてくれます。値引き合戦はこうして始まっていきます。ある程度のところまで下がると値引き合戦は止まります。
その止まったところが引越し料金の最安値となるのです。
ただし、料金だけではなく、サービス面や保障面にも目を向けることも忘れないでくださいね。
電話見積もりのポイント
荷物のリストを用意して
出典: freshome.com
電話で見積もりをする際には、荷物リストを用意しましょう。
引越しの際に運び込むものや大きさを洗い出しておくことで、スムーズに業者に伝えることができます。
・電話番号:いつでも繋がる電話番号を控えておく。
・現住所:建物名と部屋番号まで。
・現住所の道路状況:よく聞かれるのが、「車2台が余裕をもってすれ違えますか?」ということ。作業するにはこのくらいのスペースが必要です。
・エレベーターの有無
・新住所:建物名と部屋番号まで。
・引越し日時
・荷物:家具、家電、それぞれのおおよその寸法。
(冷蔵庫なら何ドアか、テレビなら何インチか、タンスやラックなら高さ、横幅、奥行き)
・自転車の有無
これらの情報を一度整理してから連絡をするようにしましょう。
ある程度荷造りしてからの方が良い
出典: ure.pia.co.jp
電話連絡の際は、ある程度荷造りをしてから電話することをおすすめします。
押し入れやクローゼットの中の荷物が思っていたよりも多く、段ボールの数などが予想よりも増えてしまう可能性があります。できるだけ正確な量を伝えるために、可能なものを荷造りしておくとよいでしょう。
長電話になるかもしれない準備を
出典: www.designrulz.com
見積もりは意外と時間がかかります。現住所と引越し先の住所や荷物の量、日程など、たくさんのことを伝える必要があります。
特に、荷物の量の部分ではひとつの漏れも許されませんので、細かく聞かれることが多いです。すぐに答えられるよう、なるべく自宅から時間に余裕をもって電話をするようにしましょう。
また、電話の充電がしっかり残っているかもチェックしておいてくださいね。
訪問見積もりのポイント
複数の業者を同時に呼ばない
訪問見積もりをする際は、複数の業者に見てもらうことをおすすめしますが、時間が重ならないよう少しずつずらしましょう。これは最低限のマナーです。もし、複数の業者がバッティングすることになったなら、すべての業者が辞退することになってしまいます。気を付けてくださいね。
見積もりの時間は、こちらから誘導することがポイントです。
1社1時間として時間を取り、1時間ずつずらすのです。そうすることによって、業者の長居を避けることができます。他者と比較するということはユーザーにとって当たり前のことと業者側も認識しているので、次の業者との打ち合わせがあるので……という風に時間をこちらでコントロールできるのです。
営業マンが部屋を見るときは付いていく
出典: blog.livedoor.jp
営業マンは、どのような荷物があるのかをチェックするために部屋を見て回る必要があります。
セキュリティ面もありますし、営業マンからの細かな質問もあるかもしれないからです。
積み切りとは
全ての荷物を運ぶ契約ではないのが「積み切り」です。
トラックの大きさで料金が変わって来ますが、処分品の量や荷造りの仕方によって荷物の量が不確定だったりする場合に営業マンから提案されることがあります。
トラックの大きさをあらかじめ決めてしまって、乗せられる量を運んでもらうというシステムです。
こうすることにより、費用を大幅に抑えることができます。
営業マンは、「積み切り」を提案する際に、積み残しになるであろう荷物の量を提示し、積み残しになった荷物をユーザーがどのように運ぶのかも確認します。
引越し当日までに処分品が出たり、うまくまとめられたりした場合は、「積み切り」契約のトラックにすべての荷物が乗り切ることもあるようです。
ただし、「積み切り」をする際には注意点があります。
1、運ぶ荷物に優先順位をつける。
通常の引越しの場合、段ボールを先にトラックに積み込んでから家具や家電を積み込みますが、積み切りの場合は順番が逆になり、家具、家電を積み込んだ後に段ボールを積み込みます。残すのは段ボールにした方が運びやすいからです。ですが、トラックに乗りきらなかったら処分する家具があった場合、トラックへの積み込み方が変わってきます。荷物の優先順位をしっかりと決めておく必要があります。
2、積み残しになるであろう荷物の量を確認しておく。
営業マンは、積み残しになるであろう荷物の量を提示します。その荷物の量が、自家用車に乗るかどうかを確認しておく必要があります。または宅配便で送る際にかかる料金が積み切りにすることによって、下がった引越しの見積もりの料金よりも安くなることであれば、「積み切り」を選択するのに適切な荷物の量となります。
3、トラックの荷台を確認する。
トラックの積み込み方にもいろいろありますし、作業員もさまざまです。
「トラックがいっぱいになりました」と言われてみてみると、奥までしっかりと荷物がいっぱいに積まれていなかったということもあります。「積み切り」の際には特に、作業員が奥の方までトラックいっぱいに運び込んでいるのかどうかを終始見ておいた方がいいかもしれません。
お断り見積もりって?
「お断り見積もり」とは、業者側が引越しサービスの依頼を断るために料金を大幅に高く出すことです。
「お断り見積もり」が起こるケースをまとめました。
1、コミュニケーションをとれないユーザー。
引越しは、引越し当日までにユーザー側でやっておかないといけないこともたくさんあります。もし荷造りが終わっておらず、積み込み作業が遅れてしまった場合には、業者側が大きな損失を被ります。それを防ぐために、連絡が取れなかったり、話を聞いてくれないユーザーに対して「お断り見積もり」を出すことがあるのです。
2、横柄な態度のユーザー。
営業マンは作業員のことを考えて仕事をしています。もし横柄な態度をとるようなユーザーだった場合、作業員が引越しの時間中ずっと耐える必要があり、そのあと営業マンは作業員に文句を言われます。そのため、あまりにも横柄なお客様のお取引はお断りをするために「お断り見積もり」を置いていくことがあります。
3、部屋の中に問題あり。
ゴミ屋敷だったり、部屋の中が通常では考えられないくらい掃除ができていなかったり、家中が全体的に粘ついていたり……そういったお部屋の引越しはできることなら請け負いたくないですよね。
そのような場合にも「お断り見積もり」を出すことがあります。
好印象の客になろう
出典: blog.ieagent.jp
「お断り見積もり」を出されてしまっては、見積もりに使った時間ももったいないですし、選択肢も減ることになってしまいます。
好印象の客になることで、そのリスクは減らすことができます。
さらに、好印象の客になることで引越し料金を相場よりも低い価格にすることができる可能性もあるのです。
営業マンも見積もりの際にはお客さんをみています。「このお客さんの仕事はぜひ請け負いたい」と思わせれば、少し値段を落としてでも引越しを引き受けてくれるのです。
そう思わせるポイントは2つです。
1、営業マンの話をしっかりと聞く。
言いなりになるのではなく、見積もりから引越し当日までの流れを自分なりにイメージをしながら理解するということです。
引っ越し作業は作業員だけのものではなく、ユーザーの協力なしには成立しません。しっかりとコミュニケーションをとれるユーザーであれば、業者側からしてもリスクが低くなるのです。
2、引越し業者には明るく親切に接する。
営業マンは引越しのことだけでなく、引越し後のことも考えています。明るく親切で人付き合いのよさそうなユーザーは、交流関係も広く人から信頼されることも多いはずです。口コミが最も宣伝効果があることは承知の通りで、明るく親切なユーザーはいろいろなところで宣伝してくれると営業マンは考えます。そのため、どうにかしてでも獲得したいお客様となりうるのです。
料金の最安値を引き出すことまで考えていると少し腹黒い気もしますが、あくまで引越し作業のお願いをしているということを念頭に置いて、見積もりをお願いしましょうね。
毅然とした態度で
出典: akicomp.com
見積もりが出そろったら、依頼する業者を1社に決める必要があります。
依頼しないその他の業者には、断りの連絡を入れましょう。断りの旨を伝えるのは、心理的にも負担のあることかと思いますが、これはマナーともいえることですので、しっかりと行う必要があります。
毅然とした態度で臨みましょう。
引越しサービスの上手なお断りの仕方として、ポイントをまとめました。
1、引越し業者の代表電話に連絡する。
営業マンの会社用携帯ではなく、代表電話に連絡することにより、事務の女性に機械的に処理してもらえることが多いです。営業マンに直接断りの連絡を入れるのは気が重くなりますが、他の方に伝えることであれば心理的ハードルが大幅に下がります。
2、日中に連絡を入れる。
1に加え、日中定時の17:30までに電話をすれば、事務の女性が対応してくれるでしょう。営業マンが外出しているため、確実に事務の女性に対応してもらえます。
3、不動産会社や大家さんに紹介ので仕方なく……という理由でお断りする。
もしも1、2の方法以外でお断りしなければならなくなった場合は、今後も付き合いの続くであろう不動産屋さんや大家さんの紹介で仕方なくそちらの引越し業者に頼むことになったと伝えるとスムーズに断ることができます。「仕方なく」というニュアンスを演じる点がポイントです。
また、引越し自体が取りやめになったという理由も使えますね。
良い引越し会社の見分け方
訪問見積もりを行っているか
前項でもご紹介しましたが、引越しの最安値を引き出すためには訪問見積もりをしてもらう必要があります。
訪問見積もりをしてもらうことで、直接荷物の量を見てもらえますし、営業マンの印象をチェックしたり、そのほかの必要な情報を手に入れられるからです。
業者の姿勢としても、お客様にしっかりと向き合っているということがはっきりとわかります。
訪問見積もりを行っていることが第一の条件です。
ホームページを持っているか
出典: s9.favim.com
事前に調査するためには、自社ホームページを確認する必要が出てきます。
その際にホームページがなければ調査することができません。また、わからないことが出てきた場合、ホームページを確認することで解決できるかもしれません。
ホームページの有無は、良い業者であるかどうかを判断するための要素の一つになります。
営業マンの印象
出典: 01.gatag.net
その会社の顔となる営業マンの印象も業者の決定を左右する材料の一つになります。
しっかりとこちらの話を聞いてくれているかどうか、細かい説明をわかりやすくしてくれているかどうかがポイントです。
しっかりとコミュニケーションを取ってくれるかどうかを見ておくとよいでしょう。
営業マンの説明と見積書内容が一致しているか
出典: 01.gatag.net
営業マンが話したことが見積書に記載されているかどうかを確認しておくことが必要です。
「サービスします」と言われても、見積書に記載がなければ、作業員には伝わらず、実際はサービスしてもらえなかったということになってしまいます。また、料金が発生するのかしないのかもはっきり記載されていることを確認しておきましょう。
細かいところまで打ち合わせをしていれば、見積書には細かく情報が記入されていくはずです。注意してほしいことやサービス内容など、しっかりと書き込んでもらえていれば、作業員にも伝わります。見積書に細かく記載があるかという点を見落とさないようにしましょう。
保険の説明があるか
「わが社の作業員はプロぞろいですので、紛失、破損は絶対にありません」ということを言い切る業者もいますが、営業マンは現場のリスクを知らないことが多いです。万が一のことがあっても保障はありません。
そもそも保険に入るためには、高い品質レベルが求められるので、保険に入っているというだけでも安心できます。また、破損や紛失が起こった場合に、保険で補償するのか、謝って済ませるのかという業者の姿勢も窺えますね。
業者の破損や紛失に対する保険の説明がある業者を選ぶようにしましょう。
見積もり書の見方
3枚複写
出典: www.adprint.jp
見積書は3枚複写になっています。
1枚目は会社控えになり、半永久的に会社に保管されます。
2枚目は作業指示書となり、お客様からの問い合わせや変更があった際に書き込まれ、引越し当日にも使われる書類となります。領収書等もこの2枚目の用紙をもとに作成されます。
3枚目はお見積書となり、お客様の手元にわたります。
見積書は、最終的に作業員が作業をするためのもととなる作業指示書となり、全ての情報がつまった書類であるため、業者を決める大切な材料なのです。
作業開始時間
出典: www.kanegaetakanori.com
注意したいのが引越しの開始時刻です。
見積もりの項目の「小物梱包日」というのは、らくらくパックやお任せコースなどの梱包を依頼した際に書き込まれます。「小物梱包日」は、引越しの前日に行われることが多く、この日程によって引越しの時間の組み立て方が変わってきますので、詳しく聞いておくとよいでしょう。
「お引越し日」は、引越し当日かと思いがちですが、荷物を引き取る日のことです。「お届け日」が荷物を新居に運び込む日になります。「お届け日」に日付がなかったり、「お引越し日」と「お届け日」の日付が同じ場合は、一日で終わる引越しになります。
業者によって引越しの時間の組み立て方が異なるので、必ず確認しておきましょう。
また、午前中は最も値段が高くなり、時間が遅くなるにつれて安くなっていきます。午前中に運び出すことができれば、午後は余裕をもって荷解きができますよね。そのために午前中に引っ越し作業を終えてしまいたいと考える人が多いのです。引越しの開始時間も念頭に置いて各業者の比較をするとよいでしょう。
人件費
見積書の作業員の人数の欄を必ず確認しておきましょう。見積金額の次に大切なのが、この作業員の人数です。
作業員の数は、引越しの作業時間に直接影響してきます。人数が多ければその分早く作業が終わります。見積もりの金額が同じであれば、作業人数の多い業者を選びましょう。
引越し見積もり比較サイト
引越しお得ネット
1,890万件の実績を誇る比較サイトです。
引越しのガイドブックをプレゼントしていたり、口コミによる満足度ランキングを作成していたりと引越しに際して欲しい情報も一緒に手に入れることができます。
価格.com
大手引越し専業会社から地場引越専業業者まで、多くの引越し業者を取り扱っています。また、見積もり依頼をする際には自由に選べるようになっているので、いろんな業者から電話がかかってきて困ったということも回避できます。効率よく引越し業者を選ぶことができます。
引越し侍
全国243社の引越し業者を取り扱い、口コミ数14,000件以上にもなる比較サイトです。
相場を調べたり、見積もりを依頼するほか、見積もり依頼のコツや引っ越し準備にまつわる情報なども紹介しています。
見積もり依頼の方法は2種類あり、ネットで全て完結する「引越ネット予約サービス」と業者との電話連絡や訪問見積もりを行う「一括見積もりサービス」で選ぶことができます。
suumo引越し見積もり
全国の不動産情報のポータルサイトのsuumoによる引越し見積もりサイトです。
引越しの情報を入力していくと自分にぴったりの業者を自動で絞ってくれます。業者の特徴やプランの特徴をアイコンで知らせてくれたり、エリアがわかりやすく表示されていたりと、使いやすいサイトになっています。
楽天お引越しサービス
インターネットショッピングの楽天市場や楽天トラベルなどのECサイトを運営する楽天株式会社のうちのサービスの一つです。
電話お見積り1件につき楽天ポイントが100ポイント付与され、さらにサイトから依頼した業者と契約すると、引越し費用の1%の楽天ポイントがもらえます。楽天ポイントを集めている方にはお得なサイトです。
大手運送会社の引越し部門として運営されいているものです。
この種のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
1、保障がしっかりしている。
2、トラックの台数に余裕がある。
3、梱包資材が豊富にある。
デメリットとしては、毎日同じ作業員が引っ越し作業を行っているとは限らないので、引越しの運搬知識や技量にばらつきがあるということです。
全国展開している引越し専用の会社です。
こちらを利用するメリットとしては、以下3点です。
1、作業内容やサービス内容が充実している。
2、人材教育をしっかり行っているため、引越しのプロが多い。
3、値引き交渉に応じてもらえる可能性が高い。
ただし、営業マンや当日の作業員によっては当たりはずれがあるそうです。
全国展開していない地元密着型の引越し業者です。
遠方への引越しに向いていないということや、保障面でしっかりと確認が必要であったり、サービス内容にばらつきがあったりするなどのデメリットはありますが、費用面では安価で抑えられるという最大のメリットもあります。見積もりをとるのをお忘れなく。
出典: iemo.jp
引越しの見積もりを取るのは早い分だけ良いと言えます。早割がある会社もあります。先送りにしただけ高くなってしまうこともあるのです。
ただし、引越しの見積もりを取る際に必要な条件が3つあります。
それは、「引越し先の住所」、「引越し希望日」、「引越し先に運ぶ荷物」です。この3つが明確になったタイミングで見積もりを取りましょう。逆に、この3つのどれかが変更になった場合は、価格も同時に変動します。
1、「引越し先の住所」は、距離によって金額が異なりますし、マンションの1階と4階では、運び込む条件も異なります。そのため、引越し先の住所は確実に必要な要素の一つとなります。
2、「引越し希望日」は、業者側からすると一般的な休日である土日祝日や、古くから日本文化として最も引越しに良い日とされている大安は、引越し業界でも引越しの多い繁忙日となります。そのため、引越し依頼の集中することが多いのです。見積もりを取る際には確実に引越しできる日にちを確定しておく必要があります。
3、「引越し先に運ぶ荷物」は、トラックの数や大きさにかかわる要素になるので、何を運び、何を処分するのかをしっかりと見極めておくことが必要です。
以上3点が確実に決まったタイミングが見積もりを取るのに最適な時と言えるでしょう。
目安として、引越し日の1カ月前から少なくとも2週間前までにはこれらの条件を揃えておくようにすることがポイントです。
引越し業者に電話をして見積もりを取る方法があります。
メリットとしては、引越し当日までに家の中を見られることがないことや、片づけの必要がないことなどが挙げられます。
ですが、電話による見積もりは、多くの情報を口頭のみで伝える必要があり、荷物の量が多く見積もられるため費用が割高になりやすいというデメリットがあります。
出典: www.fuelyourcreativity.com
引越しの見積もり比較サイトを利用し、下調べをしておくこともおすすめです。
一社一社調べるとかなりの時間を要しますが、見積もり比較サイトを利用することで簡単に引越し業者を洗い出すことができます。
ただし、注意点もあります。見積もり結果を早く知りたいのであれば、電話連絡をOKにしておく必要があるのですが、その結果たくさんの業者から電話がひっきりなしにかかってきてしまうことも。
注意点を踏まえて利用すれば、一度で最安値にたどり着くことができます。時間を節約するなら、利用しない手はないですね。
業者のタイプには、先にご紹介した通り3つに分けられ、さらにその中には複数の業者があります。それぞれに得意不得意な面があり、その特徴を把握したうえで何社かピックアップし、見積もりをとるようにしましょう。
出典: jin-plus.com
引越しの最安値を引き出すためには、訪問見積もりは必須です。
通常引越し業者は、電話のみの見積もりですと、トラックへの積み残しを防ぐために実際の荷物の量よりも多めに見積ります。
さらに、段ボールを無料でもらえるという特典もついてきます。訪問見積もりサービスを利用して、実際に運び込む荷物の量を見てもらいましょう。
不要なものを捨ててから見積もりをしてもらうことで、より正確に、より安く見積ってもらうことができます。
不要なものは早めに処分しておくことをおすすめします。
出典: nge.jp
営業マンと会うのは見積もりの日の約1時間という限られた時間です。引越しの日は作業員の方のみということが多く、営業マンが引っ越し作業に立ち会うこともないということもありますし、立ち合いがあったとしても、それまでの間にお客さんの家に伺うということはありません。
見積もりした後に問い合わせたいと思っても、忙しい営業マンは外出していることが多く、なかなか電話に繋がらないということも多いのです。
そのため、こちらの要望は見積もりの日にすべて伝えるようにしましょう。また、不安な点や疑問に思ったこと、費用面なども、細かく話を聞いておくと良いでしょう。見積もり時には、引越し日当日のつもりで話を聞くということがポイントです。
出典: 1.nieuwsbladcdn.be
見積もりにかかる時間はおよそ1時間。5社から見積もりを取ろうとすると5時間かかります。多ければその分だけ時間を割かれ、さらに見積もりをお願いした会社分、断りの電話も必要になってきます。
情報収集を行ったのち、ある程度自分の引越しに合った業者を絞ってから見積もりをお願いしましょうね。
業者に見積もりをしてもらっていると、「今決めていただければ、このお値段でできます」というように、即決を促されることがあります。その即決が最安値であることが多いのです。
それは1日の1台分のトラックのノルマが決まっているからです。1日に1件しかとれなければ、1件でノルマを達成する必要がありますが、1日に3件とることができれば、その3件でノルマを案分することができ、その結果安い価格で取引ができるという仕組みになっています。
数ある業者の中で最も即決を迫ってくる業者というのが、大手引越専業会社なのです。他の業者の見積もりが出そろったところで大手引越専業会社に見積もりを依頼することで、最も安い価格で即決を求められるのです。費用を安くするには大手引越専業会社は最後に見積もりをお願いすると良いでしょう。
出典: hidier.files.wordpress.com
引越しの費用の底値を引き出したいなら、値引きを2段階で行うことをおすすめします。
一度目の値引きは、もともと高く設定された引越し料金から、市場の適正価格まで引き下げるための値引きになります。
二度目の値引きは、「他社の値段が出そろったら連絡をください」と言って帰っていく営業マンに対して行う値引きになり、大抵他社よりも値段を低くしてもらえることが多いのです。
二度の値引きとご紹介しましたが、値引きは三度でも四度でも繰り返されます。引越しを請け負いたいと思ったお客様に対しては、他の業者が値段を下げた分だけ値引きをしてくれます。値引き合戦はこうして始まっていきます。ある程度のところまで下がると値引き合戦は止まります。
その止まったところが引越し料金の最安値となるのです。
ただし、料金だけではなく、サービス面や保障面にも目を向けることも忘れないでくださいね。
出典: freshome.com
電話で見積もりをする際には、荷物リストを用意しましょう。
引越しの際に運び込むものや大きさを洗い出しておくことで、スムーズに業者に伝えることができます。
・電話番号:いつでも繋がる電話番号を控えておく。
・現住所:建物名と部屋番号まで。
・現住所の道路状況:よく聞かれるのが、「車2台が余裕をもってすれ違えますか?」ということ。作業するにはこのくらいのスペースが必要です。
・エレベーターの有無
・新住所:建物名と部屋番号まで。
・引越し日時
・荷物:家具、家電、それぞれのおおよその寸法。
(冷蔵庫なら何ドアか、テレビなら何インチか、タンスやラックなら高さ、横幅、奥行き)
・自転車の有無
これらの情報を一度整理してから連絡をするようにしましょう。
出典: ure.pia.co.jp
電話連絡の際は、ある程度荷造りをしてから電話することをおすすめします。
押し入れやクローゼットの中の荷物が思っていたよりも多く、段ボールの数などが予想よりも増えてしまう可能性があります。できるだけ正確な量を伝えるために、可能なものを荷造りしておくとよいでしょう。
出典: www.designrulz.com
見積もりは意外と時間がかかります。現住所と引越し先の住所や荷物の量、日程など、たくさんのことを伝える必要があります。
特に、荷物の量の部分ではひとつの漏れも許されませんので、細かく聞かれることが多いです。