今やおしゃれ部屋の代名詞ともなったLIXIL(リクシル)のエコカラット。湿度を調節する役目のあるエコカラットは、使い勝手だけでなく見た目もスマートで素敵ですよね。ただ、ネックは「お値段」。安くあげたい人はDIYしてみましょう。インテリア例やDIY方法をご紹介します。
リクシルのエコカラット(ECOCARAT)
エコカラットってなに?
出典: www.zoken.net
モデルルーム見学やインテリアブログで見かけるボコボコした壁。みなさんはあのボコボコの正体をご存じですか?あれってとってもおしゃれで素敵ですよね。
まるで部屋の中にレンガがあるような錯覚に陥るボコボコは、エコカラットという壁材です。日本の有名陶器・建材メーカーのリクシル(INAX)が作っている製品です。
見た目だけじゃなく質も良し!
出典: www.iesliving.com
エコカラットは多孔質セラミックスと呼ばれる建材を使用しており、表面には微孔が開いているのが特徴です。この小さな穴があることで、室内の湿度を調節します。
たとえば、湿度の高い日は湿気を吸収して部屋をカラッとさせます。逆に湿度の低い日は水分を放出して部屋に潤いを与えるといった具合です。
電池やセンサーなどついていないのに、自分から進んで水分の調節を行うエコカラット。とってもお利口さんですね。
価格は?
出典: ecocarat.jp
エコカラットの価格は使用する建材のデザインや大きさにより異なります。
たとえばこちらの玄関は8,600円/m²のものを使用しています。施工面積は約3.6m²。エコカラットだけの価格は30,960円です。
人件費は20,000~円/1人ほど。この辺は業者さんとの相談です。もしくはご自身で行えば人件費はタダに!
デザイン・色が豊富
出典: ecocarat.jp
エコカラットの強みはシンプルなこと。和風・アジアン・洋風など、どんなテイストの家にもしっくりきます。
建材の幅を細くするとシャープな感じに、幅を大きくするとダイナミックな雰囲気になりますね。色もホワイトからブラックに近い色まで、豊富なラインナップです。
価格も5,800円/㎡~より。お好みに合わせて選べます。
施工前にシミュレーターを使ってみよう
リクシルのHPでは「エコカラットシミュレーター」というサイトを公開しています。自室の写真は使用できませんが、一般的なリビングやダイニング、トイレ、寝室の4カ所ののシミュレーションができるようになっています。
エコカラットの多くはリビングに施工される方が多いのでこちらの例をご紹介しましょう。シミュレーションできる部分はテレビ裏の壁部分。夜バージョンとインテリアカラー(3色)が設定変更可能です。
インテリアとはおもしろいもので、同じ部屋の造りであっても、家具の配置や壁、色の使い方で印象ががらっと変わります。
テレビの両サイドにエコカラットを配置したものはとってもおしゃれですね。家具や床の色に合わせて素敵な空間を作ってみてください。
エコカラットの特徴
1.珪藻土の4〜5倍の吸放湿
出典: www.daiken-rs.com / ダイケンリフォームサービス
エコカラットのメリットとしてまずあげられるのは、湿気の調節機能に優れているということでしょう。
日本というのは四季があり、一年を通して湿度と温度の差が激しい国です。そのため、湿度調節がとっても難しいと言われています。だからカビが生えたり、逆に乾燥したりしてしまうのです。
エコカラットは珪藻土の4〜5倍の吸放湿性能があり、押し入れやリビング、北側の部屋等におすすめです。
2.アレルギーの抑制
出典: www.iwasawa-woody.jp
日本の住宅は高気密断熱型のものが増えました。その結果、風通しが悪くなり、ダニやカビ、埃といったものへのアレルギーが増えたそうです。日用品に含まれるホルムアルデヒドやトルエンなどのVOC(揮発性有機化合物)も問題になっています。
エコカラットは適切な湿度に室内空間を整え、有害物質を吸湿するという機能が備わっています。
化学物質に敏感だったり、アレルギー疾患で悩む方に支持されています。
3.ペットやタバコの匂いを吸収
出典: www.212concept.com
ペットやタバコ、調理時のにおいは知らず知らずのうちに部屋中にこびりついてしまいます。あの独特の臭いを吸収する役割もエコカラットにはあるようです。
「なんだか臭うな?」
という場所、たとえば、トイレや玄関などにタイルを置いておくだけでも効果があるそうです。試しに下駄箱内に入れてみましょう。
4.染みや割れ、こすりには注意
エコカラットは良い面ばかりがクローズアップされていますが、デメリットももちろんあります。
給湿性に優れているということは、色のついた液体を吸い込んだとき、その色が表面に付着するということが言えます。コーヒーやジュース、泥などは危険でしょう。
デメリットはもう1つあります。衝撃に弱いのです。固いものをぶつけたり、何かがあたったりするとパキっとひびが入って割れてしまいます。
表面もザラザラしているため、こすると怪我をする場合も。小さな子どもの手に届かないような場所に貼った方が安全かもしれませんね。
部屋の大きさ別調除湿効果
出典: www.iesliving.com / https://www.facebook.com/DoctorOTAKA
エコカラットはインテリアデザインだけでなく機能性を兼ね備えたアイテムです。湿度の調整をメインに考えている方は、部屋に貼る枚数も考えましょう。
部屋の大きさ別にぴったりのエコカラットをご紹介します。
1畳程度
畳一畳は約1.6㎡ほど。大きさはトイレぐらいでしょう。施工面積の目安は1〜3㎡になります。
3畳程度
畳3畳分は約4.9㎡ほど。大きさは洗面室ぐらいと考えてください。施工面積の目安は3〜4㎡になります。
6畳程度
畳6畳分は約9.7㎡ほど。大きさは寝室やこども部屋ですね。施工面積の目安は4〜6㎡になります。
8畳程度
畳8畳分は約13.0㎡ほど。大きさは寝室や子ども部屋程度でしょうか。施工面積の目安は5〜8㎡ほどになります。
12畳程度
畳12畳分は約19.4㎡ほど。大きさはリビングダイニングでしょう。施工面積の目安は8〜12㎡です。
エコカラット製品のラインナップ
エコカラットはリクシルが製造販売するアイテム。3種類のラインナップがあります。それぞれの特徴や施工例を見ていきましょう。
◆ECOCARAT(エコカラット)
エコカラットは主に居間や寝室をメインとしたシリーズ。デザイン性が高く種類が豊富(18種類)、価格も5,800〜12,900円までと幅広いラインナップが特徴です。
グラナスライン
出典: ecocarat.jp
グラナスラインは横筋のレリーフが都会的な雰囲気を持つシャープなライン。とってもおしゃれなため、リビングへの施工が多いでしょう。
カラーバリエーションはホワイト・ベージュ・ブラウン・ダークグレーの4色です。色が濃くなるほど落ち着いてモダンな雰囲気になります。
単価:12,900円/m²
写真の施工例は面積約6.8m²。エコカラット材価格合計は87,720円(工事費別)になります。
グラナスヴィスト
出典: ecocarat.jp
グラナスヴィストはボコボコとした表面が特徴的なライン。タイルの大きさが2種類あり、うまく組み合わせてカフェ風の雰囲気を形成しています。
部屋の中に壁っぽい雰囲気を作りたい場合に最適のエコカラットでしょう。色はホワイト・ベージュ・ブラウンの3色です。
単価:12,900円/m²
写真の施工例は面積約8.3m²。エコカラット材価格合計は107,070円(工事費別)になります。
グラナスラシャ
出典: ecocarat.jp
グラナスラシャは布を貼ったような光沢感のあるエコカラット。照明と合わせるととっても素敵な風合いを醸し出します。
寝室やリビングにぴったりですね。色はホワイト・ベージュ・ブラウン・グレーの4色、幅の太さも3種類あります。
単価:8,300〜12,900円/m²
写真の施工例は面積約9.3m²。エコカラット材価格合計は99,550円(工事費別)になります。
グラナスルドラ
出典: ecocarat.jp
5種類(ホワイト・ベージュ・ダークグレー・グレー・ブラウン)のカラー展開をしているグラナスルドラ。重圧感のある質感はシックなお部屋を演出するのにぴったり。2種類のプレートをMIXしています。
おしゃれブログで好んで使用されているエコカラットです。
単価:12,900円/㎡
写真の施工例は面積約11.8㎡。エコカラット材価格合計は140,220円(工事費別)になります。
キルト
出典: ecocarat.jp
織り方の異なった正方形の模様を組み合わせたデザインは、カフェ風のかわいらしい模様が浮かび上がっています。壁のちょっとしたアクセントや寝室にぴったり。
カラーはホワイトとグレーベージュの2種展開です。
単価:8,600円/m²
写真の施工例は面積約6.7m²。エコカラット材価格合計は57,620円(工事費別)になります。
ランド(土もの調)
出典: ecocarat.jp
手作りのような風合いの素材感は、どこかほっとさせる雰囲気。独特のレンガ調の組み合わせや陰の出方が印象的なエコカラットです。
単価:7,800円/㎡
カラーはアイボリーとベージュの2種類。優しい雰囲気のインテリアにぴったりです。
ランド(石ハツリ面)
出典: ecocarat.jp
石ハツリ面の細かなブロック模様は室外を思わせる雰囲気。家の中にいても外を感じられる風合いが人気のエコカラットです。
リビングのアクセントとして人気のラインです。
単価:8,600円/㎡
カラーバリエーションはアイボリーとベージュ。ライトと共に使用するとおしゃれになります。
パールマスク
出典: ecocarat.jp
木の年輪のような模様と正方形のかたちをミックスした動きのあるラインは、パールのような光沢感が特徴のエコカラットです。シンプルなタイプと組み合わせてお部屋のアクセントに使用されています。
カラーはパールクリームとパールベージュ。どちらも淡い色彩です。
単価:8,600円/㎡
写真の施工例は面積約5.8m²。エコカラット材価格合計は41,760円(工事費別)になります。
ペトラスクエア
出典: ecocarat.jp
石の雰囲気を漂わせたペトラスクエアは、ライトグレーとライトベージュの2色展開のライン。ライティングすることで表面のデコボコが浮き上がり、モダンな雰囲気を漂わせます。
玄関などのワンポイントにぴったりのエコカラットです。
原価:8,600円/㎡
写真の施工例は 面積約3.6m²。エコカラット材価格合計は30,960円(工事費別)となります。
ヴィーレ
出典: ecocarat.jp
ヴィーレは丸みを帯びたデザインで上下左右に美しい陰影の入る変わったエコカラット。カラー展開はホワイト・アイボリー・ベージュ・グレーの4色で、おしゃれな雰囲気を漂わせるラインです。
単価:8,600円/㎡
洗面所やトイレなどで使用するとモダンな雰囲気になりそうです。
カッセ
出典: ecocarat.jp
カッセは天然の割石のような模様が入ったおしゃれなライン。カラー展開はアイボリーベージュ、ベージュ、ライトグリーン、コットベージュの4つ。珍しいグリーン系の色があるのが特徴です。
単価:8,600円/㎡
店舗やリビングなど、華やかな場にぴったりのエコカラットです。
クシーノ
出典: ecocarat.jp
クシーノは布のようなふっくらとしたかたちをしたライン。正方形を組み合わせたデザインはどこかほっとさせてくれる落ち着きを持ち合わせています。
カラー展開は、ホワイト・ベージュ・グレーの3種類。優しい雰囲気の部屋にぴったりです。
単価:8,600円/㎡
リビングや寝室など、リラックス空間に向いています。
スプライン
出典: ecocarat.jp
スプラインは風が家の中を通り抜けて行くかのような線の入ったライン。とても爽やかなテイストで、いろいろな場所に使用できます。
カラー展開は、ホワイト・ライトローズ・ライトグリーン・ベージュの4色。癒やし系の色です。
単価:5,800円/㎡
玄関や廊下、リビングにぴったりのスプライン。明るいお部屋を演出します。
シルクリーネ
出典: ecocarat.jp
正方形のプレーンなかたちが特徴的なシルクリーネ。カラー展開は、ホワイト・グレー・ベージュの3色です。
単価:5,800円/㎡
シルクリーネは単体貼りというよりは、他のエコカラットと組み合わせて使用します。柄もののまわりに貼るなど、引き立て役のタイルです。
たけひご
出典: ecocarat.jp
たけひごは和モダンな部屋への施工を意識して作られたライン。細い線が入っていますが、そのつくりがどこか和風なのです。カラーは、ライトベージュ・ホワイト・グレーの3つから選べます。
単価:5,800円/㎡
写真の施工例は面積約9.5m²。エコカラット材価格合計は55,100円(工事費別)になります。
ニュージュラク
出典: ecocarat.jp
ニュージュラクも和モダンを意識して作られたラインで、焼き物のような質感が特徴です。土壁の雰囲気が好きな方に人気があります。カラー展開は、砂・利休鼠・金茶・消炭・雪白と5つ。渋い名前がついています。
単価:5,800円/㎡
写真の施工例は面積約11.845m²。エコカラット材価格合計は68,400円(工事費別)になります。
ファインベース(ニューナチュラル)
出典: ecocarat.jp
リビングや寝室にぴったりのシンプルなエコカラットはコレ。普通だからこそどんなものとも合わせやすく、個性的なアイテムを際立たせるアイテムです。カラー展開は、ホワイト・オフホワイト・グレー・ライトブラウン・ベージュの5つ。
単価:5,800円/㎡
和室への貼り付けも意外といい感じです。
ファインベース(シンプル)
出典: ecocarat.jp
ファインベースはニューナチュラルとシンプルの2タイプのあるライン。シンプルの方はフラットとリブがあり、リブは横に線が入っています。
単価:5,800円/㎡
シンプルなファインベースも単体で貼るというのではなく、他のエコカラットと組み合わせて使用することが多いでしょう。
◆ECOKARAT+(エコカラットプラス)
エコカラットプラスはエコカラットよりも更に性能のアップしたラインのこと。12種類のラインナップがあり、価格は6,700〜13,700円までと幅広くなっています。
公共機関や水回りに最適と言われているエコカラットプラス。場所によって使い分けてみては?
グラナスヴァーグ
出典: ecocarat.jp
グラナスヴァーグは縦の線が個性的なライン。太いものもあれば細いものもあり、リズムを生み出しています。
カラー展開は、ホワイト・グレー・ダークグレーの3つ。シックな雰囲気の部屋にぴったりです。
単価:13,700円/㎡
グラナスハルト
出典: ecocarat.jp
グラナスハルトはレンガがわざと割れたような雰囲気になっているエコカラット。その独特の質感が男前インテリアなどにしっくりくると評判のアイテムです。
カラー展開はホワイトとグレーの2つです。
単価:13,700円/㎡
リビングの壁に設置するとカフェ風の雰囲気が出せますね。
ラフソーン
出典: ecocarat.jp
ラフソーンは西洋のお宅へ迷い込んだかのような雰囲気のライン。木材をカットしたかのような不思議なデザインです。
カラー展開は、ホワイト・ベージュ・ライトブラウンの3つ。写真のカラーはライトブラウンです。
単価:9,800円/㎡
部屋の雰囲気をナチュラルな雰囲気にしてくれるラフソーン。寝室におすすめです。
シャイリー
出典: ecocarat.jp
シャイリーは建物の外壁のような雰囲気のエコカラット。モチーフは宝石だそうで、細かなカットが施してあります。光の当たり具合で雰囲気ががらっと変わる面白いアイテムです。
単価:9,800円/㎡
カラー展開は3つ。ホワイト・ベージュ・ピンクベージュの3つです。こども部屋や洗面所等で使うと清潔な雰囲気になります。
ロックⅡ
出典: ecocarat.jp
ハツリ石をイメージしたエコカラット。ゲームの世界に迷い込んだような、西洋の洞窟や城壁、石壁を連想させるアイテムです。
カラー展開は、ホワイト・ピンクベージュ・ベージュ・アッシュグリーンの4つ。人気はアッシュグリーンです。
単価:9,800円/㎡
ストーンⅡ
出典: ecocarat.jp
自然な石の雰囲気がモダンなストーンⅡ。シンプルな暮らしを好む方に支持されているエコカラットです。
カラー展開はアイボリー・ベージュ・グレーの3色。ベージュはあたたかみがあります。
単価:9,800円/㎡
トラバーチン
出典: ecocarat.jp
トラバーチンはホワイト・ベージュ・グレーの3色があるさっぱりしたデザインのエコカラット。トイレや寝室、リビングなど、様々な場所で使用されます。
単価:6,700円/㎡
エコカラットプラスの中では最安値の部類です。
アレッシュ
出典: ecocarat.jp
アレッシュはでこぼこしたデザインが印象的なエコカラット。光を当てることで陰影ができるため、おしゃれに演出したい壁面にぴったり。
単価:6,700円/㎡
水に強いエコカラットプラス。洗面所等で使用してみてください。
布柄
出典: ecocarat.jp
布柄はカラー展開が豊富なエコカラット。ホワイト・ベージュ・イエローベージュ・ピンクベージュ・ブラウンの5つがあります。シンプルだからこそいろいろな場所に使えるメリットがあります。
単価:6,700円/㎡
布柄は和室にも洋室にも使えるデザイン。他のものと組み合わせて使ってみてください。
スプライン
出典: ecocarat.jp
スプラインはゆらゆらとした曲線が人気のライン。水を連想させる模様からか、トイレや洗面所にぴったりです。
カラー展開はホワイト・ベージュ・ライトローズ・ライトグリーンの4つ。ライトローズが渋くて素敵です。
単価:6,700円/㎡
写真の施工例は面積が約6.5m²、エコカラットプラス材価格は43,550円(工事費別)となります。
シルクリーネ
出典: ecocarat.jp
シルクリーネは優しい横模様の線が入った素敵なエコカラット。汚れに強いタイプのものだから、洗面所やトイレに最適です。
カラー展開は、ホワイト・ベージュ・グレーの3色。
単価:6,700円/㎡
この写真の施工例は面積約3.5m²、エコカラットプラス材価格合計
は23,450円(工事費別)となります。
たけひご
出典: ecocarat.jp
たけひごは、まるでたけひごをプレスしたような模様があることからこの名前がついています。細い線が刻まれたシャープなエコカラットです。
カラー展開は、ホワイト・ライトベージュ・グレーの3色。シックなトイレをご希望の方はグレーをチョイスしてみてください。
単価:6,700円/㎡
◆デザインパッケージ
モデルプランを提示してくれる
出典: ecocarat.jp
デザインパッケージとは、エコカラットのデザイン&材料をまとめてくれたプランのこと。今までみてきてわかるように、エコカラットには様々な素材や色があります。上手に組み合わせたモデルパッケージはとっても便利です。
デザインパッケージは全部で4種類あります。中にはガラスが嵌めこまれたプランもあり、華やかなものも。
個人的にDIYする方におすすめです。詳しくは公式HPをご確認ください。
施工例&施工ポイント
リビング
マンションのモデルルームへ行くと貼ってあるエコカラット。特にテレビの後ろに貼られていますよね。
あの光景を見て「我が家もやりたい!」という方が多いのでしょう。マンション住まいの方ほどリビングにエコカラット施工されている方が多いように感じます。
リビングにエコカラットを貼るのは良いことです。見た目や調湿、吸臭効果がのぞめるのです。平らな面なら施工可能です。
キッチン
キッチンの横の部分は壁紙が剥がれやすい場所です。はじめのうちはきれいでも、水はねや醤油がはねた跡がこびりついてしまうことも……。そのため、この部分にエコカラットを施工する方も多いでしょう。
気をつけなくてはいけないのは、エコカラットは意外と「固い」ということです。ちょっとこすっただけで肌が傷ついてしまったり、液体の色素が沈着しやすいでしょう。
この部分の貼り付けは暗めの色の方がおすすめです。
玄関
玄関は湿度が溜まりやすい上、家の顔ともなる場所です。スペースに余裕がある場合、ここに施工するのは賢いやり方でしょう。貼る場所も少ないため、DIYもしやすいというメリットもあります。
エコカラットはライトと組み合わせるとおしゃれ度が増します。光があたったときに陰影ができるタイプのものをチョイスするとクールな空間になりますよ。
トイレ
男性の多い家庭では壁への尿の飛び散りが気になりますね。壁についた尿は悪臭を放ち、いくらトイレ掃除をしたとしても臭いがこびりついてしまうという状態になります。
エコカラットプラスはトイレの壁にも最適です。貼る場所は上部が望ましいでしょう。下部に貼りたいところですが、尿が飛び散ったあとのお手入れが大変です。
男性の多い家庭はビニールコーティングタイプの壁を下面に設置しましょう。
和室
エコカラットは和室にも合うデザインです。ジメジメしがちな北側の部屋や、湿気がたまりやすい場所へ設置してみてください。結露で悩んでいた壁に貼ってみても○です。
和室と陶器製の建材は相性がばっちり。どんな色でも合います。全面に貼ると単価がかさむので、片面の壁に貼るなどの施工でもOKです。
廊下
エコカラットを廊下に施工するのもおしゃれですね。真っ白な壁紙よりもデザイン性があっておしゃれな空間になります。
気をつけたいのは廊下の幅です。あまりにも狭い場合、人が通るときに壁を擦ってしまっては大変です。エコカラットは固い素材のため、肌や持ち物が傷ついてしまう場合があるのです。
廊下に設置する場合は、比較的広い場所に施工してください。
寝室
人間は1日の1/3を寝室で過ごすと言われています。就寝には適度な湿度と快適な温度が重要。だからこそエコカラットを設置するご家庭も増えています。
結露が気になる場合は、壁際にエコカラットを設置してみてください。北側の部屋の壁が結露しにくくなったという口コミもありました。
エコカラットのDIY方法
エコカラットは業者にお願いすると日当2万円近くを払うことになります。けれど、自分でやれば材料費だけでOK。DIYが得意な方や安く支出を抑えたい方はやってみましょう。
材料はインターネットや資材やさんで購入可能です。貼り方はYouTubeを参考にやってみてください。
2種類のエコカラット施工
エコカラット施工を行っている三木商会さんがUPしたエコカラット貼りの動画です。養生テープでしっかりと場所決めをしたあと、一枚一枚丁寧に貼っていきます。
2つの素材を組み合わせてみたい方は参考にしてみてください。
コの字カットの方法
エコカラットはそのまま貼るだけでなく、ときにはカットしなくてはならない場所が出てきます。そんなときの対処方法を紹介した動画はこちら。
コの字にカットするにはグリットソウという道具を使用します。必要経費なので必ず購入しましょう。
エコカラットのデザイン例
エコカラットは多くの種類があり、どうやって貼ったら良いかわからなくなります。だからこそ事例は大切。実際にエコカラット施工したものを一覧にした動画をご紹介します。
専門業者だからこそのノウハウとデザインがありますね。気に入ったものは真似してみましょう。
エコカラットのお手入れ方法
場所によって掃除方法が異なります
出典: www.iesliving.com
エコカラットは場所や汚れの種類によってお手入れ方法が異なります。通常の掃除道具はNGなこともあるので注意が必要です。
部位別に掃除方法をご紹介します。
汚れの落とし方
・手垢やえんぴつ汚れ→プラスチック消しゴム
・ほこり→手でほこりを払ったあと、プラスチック消しゴム
・コーヒーやケチャップなど→湿らせた綿棒で汚れを除去後、塩素系洗剤を綿棒でつけて1日置く
・落書き(水性)→綿棒を使用して塩素系漂白剤を叩き込み1日置く
・落書き(油性)→塗料はがし剤を綿棒で塗布後汚れを拭き取り、塩素系漂白剤を塗って1日置く
・クレヨン→汚れをガムテープにくっつけたあと、プラスチック消しゴム
・歯磨き粉跡→プラスチック消しゴム
・毛染め液→塩素系漂白剤を綿棒で塗る
・口紅→汚れをガムテープにくっつけたあと、プラスチック消しゴム
使ってはいけない素材
エコカラットには使用してはいけない掃除グッズがあります。以下のものは使用しないよう注意しましょう。
・汚れたぞうきん
・砂消しゴム
・キッチン用の粗いスポンジ
・金たわし
汚れが付着しそうなものや、固いもの、強いものは基本的に避けましょう。
エコカラットってなに?
出典: www.zoken.net
モデルルーム見学やインテリアブログで見かけるボコボコした壁。みなさんはあのボコボコの正体をご存じですか?あれってとってもおしゃれで素敵ですよね。
まるで部屋の中にレンガがあるような錯覚に陥るボコボコは、エコカラットという壁材です。日本の有名陶器・建材メーカーのリクシル(INAX)が作っている製品です。
見た目だけじゃなく質も良し!
出典: www.iesliving.com
エコカラットは多孔質セラミックスと呼ばれる建材を使用しており、表面には微孔が開いているのが特徴です。この小さな穴があることで、室内の湿度を調節します。
たとえば、湿度の高い日は湿気を吸収して部屋をカラッとさせます。逆に湿度の低い日は水分を放出して部屋に潤いを与えるといった具合です。
電池やセンサーなどついていないのに、自分から進んで水分の調節を行うエコカラット。とってもお利口さんですね。
価格は?
出典: ecocarat.jp
エコカラットの価格は使用する建材のデザインや大きさにより異なります。
たとえばこちらの玄関は8,600円/m²のものを使用しています。施工面積は約3.6m²。エコカラットだけの価格は30,960円です。
人件費は20,000~円/1人ほど。この辺は業者さんとの相談です。もしくはご自身で行えば人件費はタダに!
デザイン・色が豊富
出典: ecocarat.jp
エコカラットの強みはシンプルなこと。和風・アジアン・洋風など、どんなテイストの家にもしっくりきます。
建材の幅を細くするとシャープな感じに、幅を大きくするとダイナミックな雰囲気になりますね。色もホワイトからブラックに近い色まで、豊富なラインナップです。
価格も5,800円/㎡~より。お好みに合わせて選べます。
施工前にシミュレーターを使ってみよう
リクシルのHPでは「エコカラットシミュレーター」というサイトを公開しています。自室の写真は使用できませんが、一般的なリビングやダイニング、トイレ、寝室の4カ所ののシミュレーションができるようになっています。
エコカラットの多くはリビングに施工される方が多いのでこちらの例をご紹介しましょう。シミュレーションできる部分はテレビ裏の壁部分。夜バージョンとインテリアカラー(3色)が設定変更可能です。
インテリアとはおもしろいもので、同じ部屋の造りであっても、家具の配置や壁、色の使い方で印象ががらっと変わります。
テレビの両サイドにエコカラットを配置したものはとってもおしゃれですね。家具や床の色に合わせて素敵な空間を作ってみてください。
1.珪藻土の4〜5倍の吸放湿
出典: www.daiken-rs.com / ダイケンリフォームサービス
エコカラットのメリットとしてまずあげられるのは、湿気の調節機能に優れているということでしょう。
日本というのは四季があり、一年を通して湿度と温度の差が激しい国です。そのため、湿度調節がとっても難しいと言われています。だからカビが生えたり、逆に乾燥したりしてしまうのです。
エコカラットは珪藻土の4〜5倍の吸放湿性能があり、押し入れやリビング、北側の部屋等におすすめです。
2.アレルギーの抑制
出典: www.iwasawa-woody.jp
日本の住宅は高気密断熱型のものが増えました。その結果、風通しが悪くなり、ダニやカビ、埃といったものへのアレルギーが増えたそうです。日用品に含まれるホルムアルデヒドやトルエンなどのVOC(揮発性有機化合物)も問題になってい