「ファットバイク」が今、世界中で爆発的人気を誇っていることをご存知ですか?自転車界のニューフェイスである「ファットバイク」は、タイヤの幅が4インチ(約10.16cm)もある極太自転車です。今回はそんな「ファットバイク」の魅力をお伝えします!
「ファットバイク」ってどんな自転車?
Fat Bike
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「ファットバイク」は、英語表記では「Fat Bike」となります。その名の通り、太いタイヤを持つマウンテンバイクスタイルの自転車です。
近年の自転車界では、軽く・速くという傾向が強く、タイヤも細いタイプが好まれてきました。ロードバイクやクロスバイクといったタイプの自転車です。
また、タイヤのサイズがちいさなスモールバイクやピストバイクと呼ばれる競技用の自転車も人気を呼びましたね。
重厚感のあるフォルム
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ファットバイクは、そうした流行に逆行するようなデザインの自転車です。かつて注目を浴びたマウンテンバイクのタイヤは、幅が約5cmでした。ファットバイクのタイヤは、さらに太くなっており、9cm~12cmほどもあるのです。
見た目もかなりしっかりしているので、スマートなロードバイク系とは、かなり違っています。どっしりとしたフォルムは、重そうな印象もありますね。
見た目に反して、走りは軽快
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どっしり感のあるファットバイクですが、その見た目に反して走りは軽快です。はじめの走り出しこそ重く感じる方もいらっしゃいますが、漕ぎ出してしまうと重さを感じることなく、ぐいぐいと進んでくれます。
自分の力に見合ったスピードを楽しみ、心地よい風に包まれた走りを満喫することができます。
タイヤの幅を比べてみると
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ご覧のように、自転車のタイヤの幅はいろいろあります。ファットバイクというジャンルの中でも、9cm~12cmというサイズ差があります。並べてみると、こんなに印象が変わります!
ファットバイクは、タイヤの幅がある分、安定感は抜群です。どんな道でもしっかりと走ることができる自転車です。
Tough at the Top
こちらの動画では、ファットバイクで森の中を走り、豪快なジャンプを披露しています。そして街中を走り、そのまま出社するというユニークな動画です!
「ファットバイク」は自転車の楽しみを広げてくれる
どこまでも、どんな場所でも
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ファットバイクは、スピードを楽しむロードバイクに比べると、スピードは遅くなります。そのかわり、ロードバイクでは走ることのできないさまざまな場所を、自由に走行することが可能です。
どこまでも、どんな場所でも進んでいけるファットバイクは、自転車の楽しみ方を広げてくれます。
いろいろな乗り方が楽しめる
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ファットバイクは、いろいろな乗り方が楽しめる自転車です。ドアを開けて外に出たら、その全てが自転車にとってのフィールドです。
ちょっとご近所まで、あるいは時間をかけた遠乗りを、もちろん通勤や通学の手段としても使うことができます。自分の足で漕ぐことで前進する自転車は、気軽に楽しめる乗り物ですね。ファットバイクは、その気軽さを、地面を選ばずに楽しめる新しいスタイルの自転車なのです。
雪道でも走ることができるファットバイク
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ファットバイクが誕生したのは、アメリカです。諸説あるのですが、有力な発祥の地はアラスカ州とニューメキシコ州の2箇所です。
アラスカ州はご存知の通り北極圏に近い寒冷地です。1年の半分近くが雪に覆われるこの地域のフレームビルダーが、雪の上でも走行可能な自転車を考案したという説があります。その後、コロラド州やミネソタ州などの雪が多い地域で人気を呼び、次々に新しいファットバイクが誕生しました。
FATBIKE 2015 – Mountain biking on snow!
こちらは雪道を軽快に走るファットバイクが紹介されている動画です。
砂地でも走ることができるファットバイク
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ニューメキシコ州はアメリカの南西部に位置し、砂漠や山、森、川など大自然が残るエリアです。北にはコロラド州があり、東はオクラホマ州とテキサス州、西はアリゾナ州、南はテキサス州とメキシコの国境と接しています。
ニューメキシコ発祥の説でいくと、ファットバイクは、砂漠をはじめとする砂地にも強い自転車として開発されたといわれてます。もちろん砂地だけでなく、森や山道の走行も可能です。
もちろん、砂浜でも
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上記のように砂漠をはじめとする砂地にも対応するファットバイクは、砂浜でも走行可能です。こちらの方は、ファットバイクがあまりにも楽しくて、「ビーチウォークは昔風」とコメントされています!
こうした砂浜での走行は「ビーチライド」と呼ばれています。ファットバイクの魅力的な楽しみ方の1つです。
泥の中でも
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ご覧のように、ファットバイクは泥や沼地も進んでいきます。ファットバイクのためのタイヤメーカーのオーナーさんは「それは一種のモンスタートラックのようなものです。 それはどこでも、どこにでも行きたい。」とおっしゃっています。彼の言葉の通り、ファットバイクは、走る地面を選びません。
ファットバイクは、これまで不可能だった場所に連れて行ってくれるのです。
森でも
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苔がむした森の中の道も、ファットバイクならぐんぐん進むことができます。でこぼこ道の衝撃もしっかり吸収してくれる頼もしさ。グリップ力が高いので、ぬれた落ち葉などがあってもスリップする心配もなく走ることができます。
街中でも、多少の段差は気にせずに軽快な走りを楽しむことができます。ちょっとした階段も上れてしまうファットバイクです!
草地でも
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草が生い茂った草原も、ファットバイクならしっかりと走ることができます。タイヤが地面を”きゅっ”とつかんでくれる感覚は、心地よい爽快感を与えてくれます。
こうした山道や林道などを走行することを「トレイルライド」と呼びます。トレイルは、ハイカー(徒歩で楽しむ方)もたくさんいらっしゃる場所です。マナーを守って、お互い気持ちよく野山を楽しめるように心がけることも大切ですね。
水があっても
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トレイルライドの際に、画像のような小川があることもありますね。あるいは、大きな水たまりなどがあることも。そんなときでも、ファットバイクはひるまず進むことができます。
「ファットバイク」の魅力とは
子どもから大人まで楽しめる
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タイヤの幅が広く、安定感が抜群のファットバイクは、子どもから大人まで幅広い年齢層の方が楽しむことができる自転車です。「ミニベロ」とも呼ばれる20インチのサイズは、ジュニアや女性にも十分に乗りこなすことができます。
見た目の印象から男性向けのイメージもあるファットバイクですが、女性や子どもにもオススメできる自転車です。
浮遊感を楽しめる
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ファットバイクは、独特の浮遊感があると言われています。これには、タイヤの空気圧が関係しています。
ファットバイクのタイヤは、かなりの太さがありますよね。こうした極太のタイヤは空気圧が低くても車体を支えることができます。空気圧を下げるとタイヤはつぶされたような形になります。つまり、地面との接着面が増えることになります。
これが、見た目のごつさとは反対に、ファットバイクのソフトな乗り心地を生み出しています。
排気ガスを出さない
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ファットバイクに限らず、自転車全般に言えることですが、排気ガスを出さないエコな乗り物ということは、とても魅力的なポイントです。化石燃料に頼らず、自分の脚力でどこまでも行ける自転車は、世界中の大都市で再評価されています。
話題の「ポタリング」にも
最近話題になっているのが「ポタリング」という言葉。なにやら聞きなれない言葉ですが、これは「自転車散歩」を指す言葉です。語源は英語の「potter」という単語で、「のんびりする」「ぶらぶらする」という意味があります。
スピード重視ではないファットバイクは、まさに「ポタリング」にぴったりです!街中をぶらついたり、ビーチや原っぱでのんびりしたりが1台でできる贅沢な自転車ですね。
なんといっても存在感のあるフォルム
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ファットバイクの存在感は、ほかの自転車とは比較にならないほど圧倒的です。極太のタイヤは、実際の幅よりも大きく太く見えます。まだ数が多く出回っていないので、珍しがられることも多いファットバイク。カジュアルなファッションとのコーディネートも楽しめます。
「ファットバイク」のデメリットは?
価格が高い
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ファットバイクにはデメリットはないのか、と考えると、まず思い浮かぶのは価格の高さです。一般的なユーザーに人気のあるエントリータイプと呼ばれるランクのものは、平均価格は10万円から20万円といったところです。
本格的にビーチライドやトレイルライド、雪道走行を楽しみたい方には、20万円から30万円のスポーツタイプが人気があります。その上のレース&アドベンチャークラスになるとさらに高額です。
人気があるため、常に品薄
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ファットバイクは、2014年以降人気が上昇しているため、品薄状態が続いています。特に人気の高いメーカーのものは、なかなか入ってこない様子。思い立ったらすぐに購入!といかないところも、デメリットといえるかもしれません。
日本でのファットバイクの歴史
2005年に登場したSURLYの「pugsley」
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日本でのファットバイクの歴史は、2005年に発表されたSURLY(以下、サーリー)社の「pugsley(以下、パグズレイ)」からスタートしたといわれています。このときは、フレームのみの販売でしたが、自転車好き、新し物好きの人々から人気に火がつきました。
翌年の2006年には、完成品としての「パグズレイ」が登場して、確実にファンの裾野が広がっていきました。
アドベンチャーバイクとして
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タイヤの直径が26インチ、タイヤの幅は4インチの「パグズレイ」は、雪道に対応できるアドベンチャーバイクとして登場しました。幅の太いタイヤに比べると、クロモリ鋼で作られたフレームが細くスタイリッシュに見えます。
遊び心のあるサーリー社らしく、フレームのカラーは鮮やかなグリーンやオレンジ、スカイブルーなど明るい色がそろっています。
2010年に登場したSalsaの「Mukluk」
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ついで2010年に登場したのがSalsa(以下、サルサ)社の「Mukluk(マクラク)」です。この頃には、世界各国のフレームビルダーさんたちが、ファットバイクの製作にも乗り出していました。
市場をほぼ独占していたサーリー社に対抗する形でサルサ社が「ファットバイク」を発表したことにより、自転車業界でのファットバイクブームが高まっていきます。
2014年にブームが!
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2014年には、ついに自転車業界の大手メーカーが続々とファットバイク市場に参入してきました。ファットバイクが、「成長するニッチ」として認識されたためです。
KONA(コナ)社、SPECIALIZED(スペシャライズド)社、Cannondale(キャノンデール)社などが、それぞれ、独自の技術を駆使したファットバイクを発表し、一般的なユーザーにも知られるようになっていきました。
ファットバイクの選び方
目的に合わせて
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一口に「ファットバイク」といっても、使い方、楽しみ方はそれぞれです。街乗りが中心なのか、ポタリングを楽しむのか、オフロードをガンガン走りたいのか、など目的によって適切なタイプがあります。
価格も10万円以下のものから30万円以上のものまで幅が広いので、予算との兼ね合いもありますね。タイヤがパンクした場合などのメンテナンス費も考えなければなりません。ここでは、タイプ別にご紹介していきましょう。
街乗りタイプ(10万円以下)
存在感のあるファットバイク
出典: ink361.com
雪道、砂、森とさまざまな場所を楽しむことができるファットバイクは、もちろんアスファルトで舗装された道路も軽快に走ることができます。
独特の重厚感のあるフォルムは、街中でも存在感を放ちます。こちらは、ママチャリならぬパパチャリとして選ばれたファットバイク。お子さんを乗せることができるようにチャイルドシートを取り付け、荷物用のバスケットも装着する予定とのこと。スタイリッシュなパパチャリですね!
街乗りタイプは価格も手頃
出典: ink361.com
街乗りに適したタイプのファットバイクは、価格も手頃なものが多くあるので、初心者の方にもオススメです。耐久性や走行性能にこだわっていくと、やはり価格も高くなっていきますが、基本的に街乗りタイプなら、そこまでこだわらなくても大丈夫です。
幅の太いタイヤが、でこぼこのアスファルトにも優しくフィットしてくれます。ファットバイクなら、スタイリッシュに自転車を楽しむことができそうです。
BRONX 20nch FAT-BIKES-DD
出典: item.rakuten.co.jp
街乗りタイプのファットバイクとして人気があるのは、BRONX(以下、ブロンクス)社のものです。ブロンクス社は、クルーザーバイクで知られるRAINBOW CRUISERS社がリリースしたブランドです。「ファットバイク」専門のブランドとして、数々のモデルを発表しています。
こちらは20インチの「FAT-BIKES-DD」。税抜きで価格は47,000円と手頃なこともあって人気があります。
BRONX BRONX 20
カラー:レッド×レッドリム・イエロー×ブラック・ピンクキャディ×ホワイト・マットブラック×ライム・オレンジ×ライム・マットブラック×ブラック・ホワイト×ターコイズ
ジュニアから大人まで対応可能です。
¥41,040 (税込)
BRONX 4.0 DD
カラー:マットブラック×ブラック・アーミーグリーン×オレンジ・マットブラック×ライム・マットグレイ×レッド
7段変速付き
¥54,000 (税込)
BRONX 24
カラー:マットブラック×ライム・マットブラック×ブラック・オレンジ×ピンク
シマノ7段変速付き
¥54,000 (税込)
雪が降ったのでファットバイクでお出かけしました。
みぞれ雪の積もる路面を走るBRONXのファットバイクの動画です。雪のある道とアーケードのレンガ敷きの道を交互に走っても、ぐらついたりスリップしたりすることはありません。車体にカメラを取り付けて撮影されています。中盤は、しっかり雪が積もった場所を走っています。
エントリータイプ(10万円~20万円)
オールランダーなファットバイク
出典: forums.mtbr.com
このクラスのファットバイクは、街乗りはもちろん、雪道や砂地、砂利、森、沼地とさまざまな状況に対してオールラウンダー的な活躍を見せてくれます。各メーカーが力を入れているのも、この価格帯ですので、選択肢が多いことも魅力のひとつですね。
こちらの画像は、マウンテンバイクの老舗メーカーであるkona(コナ)社のファットバイクです。
マウンテンバイクの老舗メーカーKONA社の「WO」
KONA WO(ウォー)
カラー:ブリテッィシュグリーン
サイズ:M(17インチ)
※SサイズとLサイズは生産が終了されています
¥201,554 (税込)
Kona Wo fatbike Promo film
こちらはKONA社の「WO」のプロモーションビデオです。未舗装でのぼこぼこしたトレイルを走る「WO」の様子が撮影されています。
どこまでも自由に走るSPECIALIZED社の「Fatboy」
出典: ink361.com
レース用のロードバイクやマウンテンバイクを作っているアメリカのメーカーSPECIALIZED(スペシャライズド)社が、これまでの経験を注ぎ込んで開発したファットバイクが「Fatboy」です。
タイヤもかなり太めです。4.6インチ、約11.7cmもあります。だからこそ、どんな状況の道でも自由に走ることができるファットバイクです。
どこも品薄!
出典: blog.livedoor.jp
「FATBOY」は、とても人気があるようで、品薄状態が続いています。スペシャライズドの公式サイトから、販売店を検索することができますので、活用してみてもいいですね。
公式サイトによると、希望小売価格は、178,000円になっています。
Specialized Fatboy – The Shred Christmas on a Fat Bike – 3 Peaks Cycles
こちらはスペシャライズド社の「Fatboy」をクリスマスのプレゼントにもらった少年が、早速雪の積もる森へ走り出すシーンから始まっています。リビングのクリスマスツリーの傍らに置かれたファットバイクで、玄関からとび出すシーンでは、数段ある階段もファットバイクでおりています!
charge社の「COOKER MAXI(クッカーマキシ)」
出典: ink361.com
charge(チャージ)社からは、「COOKER MAXI(クッカーマキシ)」という名前のファットバイクが出ています。マウンテンバイクの「クッカー」シリーズのデザインを踏襲したファットバイクです。
クッカーマキシには、 1と2があります。価格はそれぞれ162,000円(税込)と194,400円(税込)です。フレームはどちらもアルミですが、「クッカーマキシ2」はクロモリ鋼が採用されています。
タイヤはMAXXIS
出典: ink361.com
2015年から、クッカーマキシのタイヤにはMAXXIS(マキシス)が採用されています。
こちらの画像は、スコットランドの海辺です。ごつごつとした岩まじりの砂浜も、クッカーマキシはぐいぐい進んでいけます。
The 2014 Cooker Maxi Fat Bike
こちらはcharge社のプロモーションビデオです。クッカーマキシのサイドにサーフボードを積んで、車からビーチを目指すシーンが撮影されています!傾斜のある砂浜をぐんぐん進んでビーチに行く様子は圧巻です。
国産のファットバイクBonnet Noir
出典: ink361.com
Bonnet Noir(ボネノアール)は、国産の自転車メーカーBE・ALLの外装変速機を装備したラインです。「BNF 26」と「BNF 20」という2種類のファットバイクがあります。
Bonnet Noirのファットバイク
ボネノワール(BONNET NOIR) 14′ BNF20 ファットバイク ライトイエロー 410mm 14BN-022
¥124,455 (税込)
BNF 26
カラー:チョコレート・イエロー
タイヤサイズ:直径26インチ×幅4インチ
¥163,296 (税込)
スポーツタイプ(20万円~30万円)
純ファットバイクの元祖「パグスレイ」
出典: fat-bike.com
こちらのタイプは、純ファットバイクとも言えるスペックを誇ります。アドベンチャーバイクとして、大自然の中を走行するための自転車とも言えます。
画像のファットバイクは、ファットバイクの元祖とも言えるサーリー社のパグスレイ。パグスレイは、雪道に特化したつくりになっていますが、もちろん雪道以外での走行も楽しめます!
パーツを取り付けて楽しめる
出典: ink361.com
パグスレイは、車体にたくさんのダボが開いています。これは、ラックなどのパーツを取り付けるためのもの。自分好みにカスタマイズできるところも、パグスレイの大きな魅力の1つです。
初登場以来、チューンナップが繰り返されてきたパグスレイは、ファットバイクの代名詞ともいえるでしょう。
SURLY 15’PUGSLEY ファットバイク26” 完成車
カラー:グラッシーグリーン・アバセテックブラック
¥259,200 (税込)
Surly Necromancer Pugsley fatbike
こちらの動画では、サーリー社のパグスレイでいろいろなテクニックが披露されています。ファットバイクは重く見えますが、アクロバティックな動きもできちゃいます。
レース&アドベンチャー
耐久性、走破性などマニアックに選べる
出典: ink361.com
こちらのタイプのファットバイクは、価格は高価ですが、マニアックに好みを追及できます。レースに出ることを目的としたり、さまざまなシーンでアドベンチャーライドを楽しみたい方にオススメです。
画像は、サーリー社のムーンライダー。同社のパグスレイよりも、さらに雪道での走行性を高めるために開発されたモデルです。フレームは、スチール製です。
最強のファットバイク!?「Moonlander」
出典: bikelifeinswedishlapland.com
サーリー社の「Moonlander(以下、ムーンランダー)」には、最強のファットバイクという声もあります。こちらのムーンライダーも、雪道での走行性を高めるために開発されましたが、走れない道はない!というほど、どんな場所でも進んでいけるすばらしい走破性です。
名前の通り、月面を走っているかのような浮遊感を楽しめるムーンランダー。重厚感のある見た目に裏切られるかのようなスピード性もあります。
カラフルなカラーリングも楽しめる
出典: fat-bike.com
ムーンランダーは、カラフルなカラーリングも魅力の1つです。幅の広い5インチのタイヤの存在感が、ますます際立ちますね!ファットバイク愛好家の方の中には、一度5インチのタイヤに乗ってしまうと、その安定感と走行性に魅了され、4インチでは物足りなく感じてしまう、という声もありました。
抜群の安定感を誇るサーリー社のムーンランダーは、初心者にも安心してオススメできるファットバイクです。
SURLY 15’MOONLANDER(ムーンランダー) ファットバイク26”完成車
カラー:シャンパン
¥347,760 (税込)
SURLY MOONLANDER – One Year on….
サーリー社のムーンランダーで砂地や森、水際などを走行している動画です。岩がゴロゴロしているような場所でも、進んでいくムーンランダー。もちろん雪の上でも走っています!
重さからの脱却!Salsa社の「MUKLUK」
出典: fat-bike.com
サルサ社は、サーリー社と同じ傘下の系列メーカーです。そのため、お互いにファットバイク界を牽引してきました。サルサ社のマクラクは、アルミフレームのファットバイクを開発して、「ファットバイク=重い」というイメージを変えました。
さらに、チタンフレームを開発することによって、軽さだけではなく耐久性もしっかりと向上させています。
軽くてもさびない!
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サルサ社のマクラクは、年々改良されアップデートされたモデルが登場しています。その中で、チタンフレームを取り入れたタイプは、軽くてもさびないという特徴があります。
チタンフレームは、高価になりますが、過酷な場所で激しい乗り方を楽しむアドベンチャーライダーや、レースを楽しむライダーたちに熱い支持を受けています。
SALSA CYCLES / 15 MUKLUK TITANIUM
¥596,160 (税込)
Fat Bike Salsa Mukluk
サルサ社のマクラクで、さまざまな場所を走っているシーンをまとめている動画です。雪道、森林の中のトレイル、でこぼこ道、砂地、ガレ場などが出てきます。
カーボン製のファットバイク!「Beargrease」
出典: singletrackworld.com
サルサ社は2014年にカーボン製の「Beargrease(ベアグリース)」をリリースしました。カーボンなので、太くでもかなり軽い車体になっています。さらにスピードも上がり、レースタイプのファットバイクとして、その名を馳せています。
独特のフォルムに、注目が集まりそうですね!
がっつりフォルムでも、重量は11kg!
出典: www.bikerumor.com
フルカーボンのベアグリースは、がっつりした重厚感のあるフォルムでありながら、重さは11kgに抑えられています。太いタイヤで軽快に走る姿は、まさにモンスターバイク。
カーボンフレームゆえの”しなり”も楽しめるというベアグリースは、でこぼこした道でもしっかりとグリップしてくれる頼もしい1台です。
Salsa Beargrease Carbon 2014 Fatbike
こちらの動画では、サルサ社のベアグリースが紹介されています。雪山を軽快に走る姿には驚かされます!
2016年もニューモデルが続々登場!
Cannondale(キャノンデール)
Cannondale(キャノンデール)の新作ファットバイクは、これまでよりもさらにファットになって登場です。独自のアルミニウムテクノロジーを駆使した軽い車体が、ファットバイクの浮遊感とあいまって快適なドライビングを提供してくれます。
FAT CAAD 1
カラー:ブラック
アルミフレーム
11速SRAM
¥430,000 (税込)
FAT CAAD 2
カラー:GCL (マットグリーンクレイ・グロスリフレクティブシルバー・アシッドレッド)
アルミフレーム
10速SRAM
¥260,000 (税込)