インフルエンザにかかってしまったら安静にしなければいけません。きちんと治療をしてから、行動しましょう。ただし、インフルエンザ解熱後すぐに出勤や登校できるわけではありません。解熱後に体調がおかしくなってしまうこともあるでしょう。これらに関して詳しく説明しています。
インフルエンザ基礎知識
流行る時期
出典: free-photos.gatag.net
インフルエンザは過去のデータによると毎年1月から2月頃に流行っています。基本的には12月頃から感染者が現れるようになり、3月頃まで続くことが多いです。
これはどのような年でも共通していることであり、その理由はインフルエンザウイルスの性質によります。空中に漂っているウイルスは、日本の冬のような乾燥した温度が低い状態を好みます。
また、冬というのは人間の体調が悪くなりやすいときでもあります。鼻や喉の粘膜が弱まってしまい、免疫力も下がってしまうため、ウイルスへの抵抗力が弱くなってしまうのです。
出典: 4healthcare.jp
年末年始は特に人々の移動が激しくなるため、ウイルスが全国に広がりやすく、そのために1月や2月にはインフルエンザが流行するという説もあります。
このようにいろいろな理由によって、毎年同じような時期にインフルエンザが流行りやすくなっているのです。
インフルエンザの特徴
出典: zatusoku.com
インフルエンザは普通の風邪とは異なる特徴がいくつもあります。まず、突然高熱が出てしまいます。38度以上もの熱に苦しめられるでしょう。さらには頭痛や筋肉痛、関節痛といった症状が出始めます。
全身に倦怠感が生じ、食欲もなくなってしまいます。そのため、インフルエンザにかかったかどうかはすぐに分かるでしょう。まともに活動をすることが困難になります。潜伏期間を経てから発症するのがインフルエンザの特徴です。
出典: www.geocities.jp
普通の風邪は一年を通して発症しますが、インフルエンザは冬季のみです。しかし、インフルエンザは肺炎や脳炎などの命に関わるような重い合併症を引き起こす危険もあるため、単なる流行病などと侮れません。
インフルエンザを治すためには体内に生息しているウイルスが増殖するのを防ぐための薬を飲むことが有効です。これによって、症状が出る期間は短縮され、徐々に改善されていきます。
潜伏期間
出典: lifepages.jp
インフルエンザは感染してからすぐに症状が出るわけではありません。症状が出るまでには期間があり、それを潜伏期間と呼びます。基本的には1日から3日程度が潜伏期間とされています。
このあとに強い症状が出るようになります。ただし、潜伏期間はまれに10日間に及ぶこともあります。これはその人の免疫力に大きく左右されるといわれています。
潜伏期間中というのは体の中で菌が増殖している状態です。体内で増殖したあとに症状が出るようになります。ただし、潜伏期間中であっても他人に感染する可能性はあります。
出典: medley.life
基本的に免疫力の強い人ほど潜伏期間は長くなりやすいです。そのため、子供はすぐに発症して、大人はなかなか発症しない傾向があります。発症してから48時間以内であれば抗ウイルス薬は効果を発揮します。
もし自分がインフルエンザに発症していることが分かったならば、すぐに対処しましょう。潜伏期間のときに自分が発症していると気がつくことは難しいのです。
インフルエンザは解熱後も感染力がある
感染力がなくなる目安
出典: www.life-support-lab.com
インフルエンザが恐れられている理由は感染力の高さと症状の強さです。学生や社会人の場合はインフルエンザでいつまでも休んでいるわけにはいかないため、症状がおさまったらすぐにでも活動しようとしてしまいます。
しかし、それをしてしまうと、感染が拡大してしまう可能性があるため気をつけましょう。
特に薬を飲んだことによって症状がおさまったのを治ったと勘違いしてしまうケースがあります。薬によって熱が下がったとしても、ウイルスはまだ体内に残っているのです。
解熱後の対処に関して参考となるのが学校保健安全法です。ここには子供がインフルエンザにかかった場合、解熱してから二日間は出席停止となっていて、発症後五日間も出席停止となっています。そのため、社会人の方も最低上記の日数は休んでおくべきです。
無理に出勤しても、周りにウイルスをうつしてしまったのでは意味がありません。結果的に迷惑をかけることになるでしょう。
どんな感染方法が多い?
出典: nitijyo-no-onayami.com
インフルエンザの主な感染方法は二種類あります。それは飛沫感染と接触感染です。飛沫感染とはくしゃみやせき、つばなどに含まれているウイルスが空気中に放出されるため、それを他の人が吸い込むことによって感染してしまうことです。
人がたくさん集まっている場所では飛沫感染の可能性がとても高いです。
たとえば、学校や職場の中、あるいは満員電車などです。これを防ぐためにはマスクをしたり、口に手を当ててくしゃみやせきをするといった対処があります。
出典: 病気と健康.com
接触感染してしまうケースもあります。ついせきやくしゃみの際には口を手で押さえてしまうのですが、その際に手にウイルスがついてしまいます。その手でいろいろなものに触れると、そこにウイルスがついてしまうのです。
そこを他の人が触れてしまうと、その手にウイルスが付着します。その手を使って口や鼻を触ったりすると粘膜から感染してしまうのです。
特に解熱後になると、マスクをしないで平気でせきやくしゃみをする傾向が強いです。また、きちんと手を洗わないでいろいろなものに触れるため、感染拡大の可能性が増えます。
解熱後の体調
解熱後はどれくらいだるさが続く?
出典: menzine.jp
インフルエンザに発症してしまうと全身に倦怠感が生じてしまうことがよくあります。この倦怠感から早く抜け出したいものですが、それがずっと持続してしまうことは珍しくありません。
たとえ解熱したとしても、倦怠感やあるいはせきが続いてしまうことがあります。どれくらいだるさが続くのか不安になる方も多いでしょう。
インフルエンザウイルスは解熱したあとも体内に残っています。そのウイルスを体外に出すために倦怠感が残ってしまうのです。したがって、倦怠感のあるときには無理に行動しないで安静にしておいた方が良いでしょう。
インフルエンザを普通の風邪と同じようなものだと考えてはいけないのです。完全に治るまでにはかなりの時間がかかってしまいます。まだまだ体がインフルエンザウイルスを戦っているのだと考えましょう。そのときに無理をしてしまうと、せっかく治りかけていたのに、また症状が悪化してしまうケースもあるのです。
完治後も……
出典: blog.livedoor.jp
インフルエンザの完治後になっても体調不良が続いてしまうことがあります。これは珍しいことではありません。そもそも、インフルエンザにかかってしまうと高熱になります。38度を超える体温をずっと維持し続けることはとても大変でしょう。
そのような状態を長くキープすることによって、体にかなり無理をさせているのです。そのため、たとえ完治したあとでもしばらくは体に違和感をおぼえることがあります。しだいにそのような体調不良も治っていくでしょう。
もちろん、数カ月続いても体調不良がおさまらないようであれば、きちんと病院で検査を受けるべきでしょう。何らかの病気にかかっている可能性があるからです。
インフルエンザは毎年多くの人がかかっている病気のため、甘く見ている方がいるかもしれませんが、合併症も引き起こすとても怖い病気なのです。
解熱後の過ごし方
出典: lovemo.jp
インフルエンザにかかってしまい解熱したあとはどのように過ごせばいいのでしょうか。まず2日程度は自宅で安静に過ごしてください。これは体内にまだウイルスが残っている可能性が高いからです。
このときに下手に外出してしまうと、周りの人たちにウイルスを感染させてしまう可能性があります。解熱後に外出する際には必ずマスクをつけましょう。
また、インフルエンザが治ったあとも無理をしてはいけません。2週間程度は激しい運動を控えます。インフルエンザウイルスを体内から取り除くために、体は相当な無理をしているはずなのです。そのことを自覚することが大事です。
抵抗力が落ちていて、体力も失われているはずです。そこから元の健康的な状態に戻るためには時間がかかります。ゆっくりと元の状態に体が戻っていくように気をつけましょう。そうすれば、自然と体調は回復していきます。
いつから出勤・登校できる?
出典: ixil.info
インフルエンザというのは非常に感染力が強いため、たとえ完治したように思われても、対応には十分注意しなければいけません。体内にウイルスが残っている状態で外出してしまうと、周囲にウイルスを撒き散らしてしまうことになり、それによった感染者を増やしてしまうでしょう。
特に学校や会社といった場所では多くの人が集まっているため、インフルエンザウイルスを蔓延させてしまえば、感染者の数は急激に増加してしまいます。
小学生以上の場合は発症後5日経過していて、解熱してから2日経過するまでは登校してはいけない決まりとなっています。数え方としては、たとえば解熱してから翌日を1日目とします。この点を勘違いしないでください。
インフルエンザに関しては欠席扱いにならないため、問題なく休ませることができます。会社に関しては独自の規定を設けていることがあるため調べてみましょう。感染拡大を防止するために無理をしないことが大切です。
家族がインフルエンザにかかったら
手洗い・うがいをする
出典: www.hahacoco.jp
インフルエンザはきちんと予防を意識することによって、感染を防ぐことができます。もちろん100%完全に感染を防ぐ方法はないのですが、それでも何もしないよりはましです。
まず、手洗いとうがいを徹底しましょう。これは予防の基本となります。
特に流行シーズンには、これらをきちんとおこなってください。手や指などにインフルエンザウイルスが付着してしまったとしても、きちんと手洗いをすることによって物理的にウイルスを除去できます。うがいは口の中を洗浄できるので有効です。
インフルエンザが流行すると街の中にはたくさんのウイルスが蔓延している状態となります。特に人の多い場所へ訪れる機会のある方は要注意です。
その際に何かがきっかけとなって感染してしまう可能性があるからです。本当はなるべく外出しない方が良いのですが、それだと生活ができません。できるだけ感染しないように注意しましょう。
家の中でもマスクをつける
出典: kirei-genki-uresii.info
インフルエンザを予防したいのならば家の中でもマスクをつけることは大切です。それぞれの家族がマスクをつけることによって、感染を防ぐ効果を発揮するでしょう。マスクは家の中でつけるべきでないと考えている方がいるかもしれませんが、それは間違えた考え方です。
家の中というのはインフルエンザがうつりやすい場所だと認識しましょう。必ずしも家の外でだけ感染するのではないのです。
家族全員がマスクをしていれば、それだけで感染のリスクはかなり減少するでしょう。たとえ誰かが感染しても、その人から他の人へとウイルスがうつるのを防げます。感染を最小限に食い止めるためにはとても重要なことなのです。
ただし、マスクはきちんと隙間を作らないものを使いしましょう。少しでも隙間があるとウイルスに対して効果を発揮しないからです。きちんと顎の下の部分まで覆うことができるものを選びましょう。
体力を落とさないようにする
出典: www.mune-ookikushitainara.net
たとえウイルスが体内に入ったとしても、必ずしも感染するわけではありません。基本的には人間の免疫力によってウイルスは除去されるのです。
しかし、冬季になると体力や免疫力がどうしても低下するためにインフルエンザウイルスに対抗できなくなり感染してしまいます。したがって、インフルエンザ予防としては当たり前にはなりますが、体力をできるだけ保っておくことが有効といえます。
夜ふかしや無理な行動をしないことも大切です。疲れがなるべくたまらないようにすることで、感染を防ぐことができます。睡眠不足は特に要注意です。睡眠が足りていないとそれだけで感染してしまうリスクが高まってしまいます。早寝早起きをして、栄養のあるものをたくさん食べることも大切です。
流行る時期
出典: free-photos.gatag.net
インフルエンザは過去のデータによると毎年1月から2月頃に流行っています。基本的には12月頃から感染者が現れるようになり、3月頃まで続くことが多いです。
これはどのような年でも共通していることであり、その理由はインフルエンザウイルスの性質によります。空中に漂っているウイルスは、日本の冬のような乾燥した温度が低い状態を好みます。
出典: 4healthcare.jp
年末年始は特に人々の移動が激しくなるため、ウイルスが全国に広がりやすく、そのために1月や2月にはインフルエンザが流行するという説もあります。
このようにいろいろな理由によって、毎年同じような時期にインフルエンザが流行りやすくなっているのです。
インフルエンザの特徴
出典: zatusoku.com
インフルエンザは普通の風邪とは異なる特徴がいくつもあります。まず、突然高熱が出てしまいます。38度以上もの熱に苦しめられるでしょう。さらには頭痛や筋肉痛、関節痛といった症状が出始めます。
出典: www.geocities.jp
普通の風邪は一年を通して発症しますが、インフルエンザは冬季のみです。しかし、インフルエンザは肺炎や脳炎などの命に関わるような重い合併症を引き起こす危険もあるため、単なる流行病などと侮れません。
インフルエンザを治すためには体内に生息しているウイルスが増殖するのを防ぐための薬を飲むことが有効です。これによって、症状が出る期間は短縮され、徐々に改善されていきます。
潜伏期間
出典: lifepages.jp
インフルエンザは感染してからすぐに症状が出るわけではありません。症状が出るまでには期間があり、それを潜伏期間と呼びます。基本的には1日から3日程度が潜伏期間とされています。
このあとに強い症状が出るようになります。ただし、潜伏期間はまれに10日間に及ぶこともあります。これはその人の免疫力に大きく左右されるといわれています。
出典: medley.life
基本的に免疫力の強い人ほど潜伏期間は長くなりやすいです。そのため、子供はすぐに発症して、大人はなかなか発症しない傾向があります。発症してから48時間以内であれば抗ウイルス薬は効果を発揮します。
もし自分がインフルエンザに発症していることが分かったならば、すぐに対処しましょう。潜伏期間のときに自分が発症していると気がつくことは難しいのです。
感染力がなくなる目安
出典: www.life-support-lab.com
インフルエンザが恐れられている理由は感染力の高さと症状の強さです。学生や社会人の場合はインフルエンザでいつまでも休んでいるわけにはいかないため、症状がおさまったらすぐにでも活動しようとしてしまいます。
しかし、それをしてしまうと、感染が拡大してしまう可能性があるため気をつけましょう。
どんな感染方法が多い?
出典: nitijyo-no-onayami.com
インフルエンザの主な感染方法は二種類あります。それは飛沫感染と接触感染です。飛沫感染とはくしゃみやせき、つばなどに含まれているウイルスが空気中に放出されるため、それを他の人が吸い込むことによって感染してしまうことです。
出典: 病気と健康.com
接触感染してしまうケースもあります。ついせきやくしゃみの際には口を手で押さえてしまうのですが、その際に手にウイルスがついてしまいます。その手でいろいろなものに触れると、そこにウイルスがついてしまうのです。
そこを他の人が触れてしまうと、その手にウイルスが付着します。その手を使って口や鼻を触ったりすると粘膜から感染してしまうのです。
解熱後はどれくらいだるさが続く?
出典: menzine.jp
インフルエンザに発症してしまうと全身に倦怠感が生じてしまうことがよくあります。この倦怠感から早く抜け出したいものですが、それがずっと持続してしまうことは珍しくありません。
たとえ解熱したとしても、倦怠感やあるいはせきが続いてしまうことがあります。どれくらいだるさが続くのか不安になる方も多いでしょう。
完治後も……
出典: blog.livedoor.jp
インフルエンザの完治後になっても体調不良が続いてしまうことがあります。これは珍しいことではありません。そもそも、インフルエンザにかかってしまうと高熱になります。38度を超える体温をずっと維持し続けることはとても大変でしょう。
そのような状態を長くキープすることによって、体にかなり無理をさせているのです。そのため、たとえ完治したあとでもしばらくは体に違和感をおぼえることがあります。しだいにそのような体調不良も治っていくでしょう。
解熱後の過ごし方
出典: lovemo.jp
インフルエンザにかかってしまい解熱したあとはどのように過ごせばいいのでしょうか。まず2日程度は自宅で安静に過ごしてください。これは体内にまだウイルスが残っている可能性が高いからです。
このときに下手に外出してしまうと、周りの人たちにウイルスを感染させてしまう可能性があります。解熱後に外出する際には必ずマスクをつけましょう。
いつから出勤・登校できる?
出典: ixil.info
インフルエンザというのは非常に感染力が強いため、たとえ完治したように思われても、対応には十分注意しなければいけません。体内にウイルスが残っている状態で外出してしまうと、周囲にウイルスを撒き散らしてしまうことになり、それによった感染者を増やしてしまうでしょう。
特に学校や会社といった場所では多くの人が集まっているため、インフルエンザウイルスを蔓延させてしまえば、感染者の数は急激に増加してしまいます。
手洗い・うがいをする
出典: www.hahacoco.jp
インフルエンザはきちんと予防を意識することによって、感染を防ぐことができます。もちろん100%完全に感染を防ぐ方法はないのですが、それでも何もしないよりはましです。
まず、手洗いとうがいを徹底しましょう。これは予防の基本となります。
家の中でもマスクをつける
出典: kirei-genki-uresii.info
インフルエンザを予防したいのならば家の中でもマスクをつけることは大切です。それぞれの家族がマスクをつけることによって、感染を防ぐ効果を発揮するでしょう。マスクは家の中でつけるべきでないと考えている方がいるかもしれませんが、それは間違えた考え方です。
家の中というのはインフルエンザがうつりやすい場所だと認識しましょう。必ずしも家の外でだけ感染するのではないのです。
体力を落とさないようにする
出典: www.mune-ookikushitainara.net
たとえウイルスが体内に入ったとしても、必ずしも感染するわけではありません。基本的には人間の免疫力によってウイルスは除去されるのです。
しかし、冬季になると体力や免疫力がどうしても低下するためにインフルエンザウイルスに対抗できなくなり感染してしまいます。したがって、インフルエンザ予防としては当たり前にはなりますが、体力をできるだけ保っておくことが有効といえます。
コツ・ポイント
冬季になるとインフルエンザが流行します。インフルエンザは解熱後にも感染力があるため気をつけましょう。解熱したあともしばらくは安静にしなければいけません。解熱後の体調についてはだるさが続いてしまったり、体調不良になってしまうこともあります。しばらくは無理をしないことが大切です。また、日常的にインフルエンザの予防をすることも大事です。手洗い、うがいやマスクを意識してしましょう。