純和風の家、畳だけの家というのは都市部では特に少なくなりました。それでも靴を脱いだ生活が多いですよね。ソファはるけどソファを背にして床に座る、なんてこともあるのではないですか?そういうこともあって、素足で触れる床材はできるだけ無垢のフローリングなどの床材、なるべくいいものを使おうと思っています。同時に、床や床みたいなところにすわれる工夫も良くしています。そんなスキップフロアの階段やベンチをご紹介します。
スキップフロアの階段
バリアフリーということで、段差のない空間もいいのですが、条件によっては段差を生かすということもあります。個人の住宅では、中途半端な段差は危ないだけですが、はっきりした段差はスペースにメリハリをつけるのにはとてもいいものです。
スキップフロアの段差は90cm以内程度にしておくと、空間がつながった感じになります。逆に区切りたいときは、それ以上にいておけばいいわけです。
軽井沢の家
リビングルーム
二段スキップしたところにダイニングとキッチン
ここでは二段=40cm弱の段差です。ソファやこの段差の階段に座って談笑するイメージでつくりました。写真から外れていますが、左には薪ストーブがあります。
ダイニングの横から二段下がったリビングを見る。冬には薪ストーブを前にこの段差に座るイメージ。
ダイニングテーブルのある手前側は天井に近く、落ち着いた空間に。二段降りたリビングは天井がその分高くなります。広々と、奥のウッドデッキへと連続する場所になります。床は無垢のカバフローリング、ワックス仕上げです。
スキップフロアでつながるリビングとダイニング
三段の段差でつながる、リビング・ダイニング・キッチン。
階段の段差、二段目にあわせて左側にベンチ。ソファを置かずにベンチや床に座る生活を選びました。床は桧の無垢フローリングになります。手触り、足触り、キメが細かくていいです。
人が集まったときには、こんな風に最後に記念写真。すごく便利ですよ(笑)
たくさん人が集まったあとには、段差に座って記念撮影ができます(笑)大勢の人がきたのでリビングにもテーブル(ただの板)を出して使っています。
こちらは、ダイニングからリビングへとスキップ。手前がダイニングテーブルが置かれる予定のスペース。
2階のダイニングとキッチンのスペースです。奥に斜めにリビングルーム。天井高の違う空間が連続しています。広めの斜めの階段は思わず座りたくなる場所です。
ここに座りながら、料理をする人と話せます。例えば、お子さんとお母さんと。
キッチンを囲んだカウンターと近い位置なのでお子さんとお母さんがお話をする情景も生まれます。キッチンからはお子さんたちの様子も近くに見えます。
家具で椅子で床のようなベンチ
ダイニングテーブルは片方は椅子、片方(壁側)はベンチに腰をかけるようにしました。
吹き抜けの空間があるLDK。左手にベンチを連続させました。
この家では、ベンチをずっと連続させています。ベンチは上げフタ式で、その中は収納になります。
お子さんたちのグループが遊びに来た時に、こどもたちにおやつを上げてズラっと座る様子はなかなかの光景だったそうですよ(笑)
普段はこんな風に。座布団をならべて。座布団を置ける大きさとしたのは、あぐらをかいてベンチの上に座っても落ち着くからなんです。
吹き抜けの上から見ると、このようにぐるっとベンチです。階段の最初の段も兼ねています。
スキップフロア階段の2段目とベンチの高さを合わせました。
リビングには座るところがたくさんです。階段も床もベンチも、あまり名前を区別するのは意味がありません。ずるっとすわれるのが面白いです。ここにきて初めて階段をあがった!という赤ちゃんが何人もいます(笑)
床からあげた畳〜小上がりの空間
リビングの一角につくりる、小上がりの畳スペースというのも大変いい場所になります。やっぱり畳っていいな、という声もよく聞きます。実用的?には取り込んだ洗濯物を借りお期しておく、というのもあります。扉を閉められるようにしておけば、ゲスト用のちょっとお泊まりのスペース、予備室にもなります。
リビングの一角の小上がりの畳スペース。
畳のスペースは、もちろんフローリングの床と段差なしで連続させることもできます。段差をつけるということは、少しスペースを区切ることができる、ということ、それから段差があるのでその下を収納とすることができるということ、そして軽く腰掛けることができるのが利点ですね。
こちらはリビングに接する一室。わざと段差をもうけて、下は収納に。
こちらもリビングの一角に。
リビングの奥でほんの畳二畳+αのスペース。広々とした空間の中の落ち着いたスペースとしてうまく機能しています。
掘りごたつ
掘りこたつ式の場所も面白いものです。子どもたちはだいたい一度は潜りますね(笑)ヒーターを仕込んでおけばホントの掘りごたつになって良かったという声もあります。この辺はそこまでヘビーに使うのか、という想定、あとは予算だけの問題です。
右側はキッチン背面のカウンターの延長。リビングまで少しつなげて掘りごたつ式に。
キッチンと連続するカウンターなのでお子さんが小さいうちはキッチンから目が届き、便利です。
左奥が掘りごたつ式のスペース。お父さんの書斎的な場所です。床は桧の無垢材。
掘りごたつ式な分、床上に高さがでない、存在感が小さくなるのがいいところでもありますね。床が気持ちいい素材なら最高です。
ウッドデッキに作り付けベンチ
ウッドデッキと同じ素材、色でアウトドアのベンチを作り付けました。
リビング外のウッドデッキに、ベンチを作り付けてもらいました。大工さんのお手製です。先日はお隣の猫ちゃんが気持ち良さそうに寝ていたそうです(笑)
設計・監理
大庭建築設計事務所 一級建築士事務所
URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~obw/
住所:153-0061東京都目黒区中目黒2-7-11宮岸ビル4F
電話:03-5721-2822 FAX:03-3716-8459
E-mail:[email protected]
バリアフリーということで、段差のない空間もいいのですが、条件によっては段差を生かすということもあります。個人の住宅では、中途半端な段差は危ないだけですが、はっきりした段差はスペースにメリハリをつけるのにはとてもいいものです。
スキップフロアの段差は90cm以内程度にしておくと、空間がつながった感じになります。逆に区切りたいときは、それ以上にいておけばいいわけです。
軽井沢の家
リビングルーム
二段スキップしたところにダイニングとキッチン
ここでは二段=40cm弱の段差です。ソファやこの段差の階段に座って談笑するイメージでつくりました。写真から外れていますが、左には薪ストーブがあります。
ダイニングの横から二段下がったリビングを見る。冬には薪ストーブを前にこの段差に座るイメージ。
ダイニングテーブルのある手前側は天井に近く、落ち着いた空間に。二段降りたリビングは天井がその分高くなります。広々と、奥のウッドデッキへと連続する場所になります。床は無垢のカバフローリング、ワックス仕上げです。
スキップフロアでつながるリビングとダイニング
三段の段差でつながる、リビング・ダイニング・キッチン。
階段の段差、二段目にあわせて左側にベンチ。ソファを置かずにベンチや床に座る生活を選びました。床は桧の無垢フローリングになります。手触り、足触り、キメが細かくていいです。
人が集まったときには、こんな風に最後に記念写真。すごく便利ですよ(笑)
たくさん人が集まったあとには、段差に座って記念撮影ができます(笑)大勢の人がきたのでリビングにもテーブル(ただの板)を出して使っています。
こちらは、ダイニングからリビングへとスキップ。手前がダイニングテーブルが置かれる予定のスペース。
2階のダイニングとキッチンのスペースです。奥に斜めにリビングルーム。天井高の違う空間が連続しています。広めの斜めの階段は思わず座りたくなる場所です。
ここに座りながら、料理をする人と話せます。例えば、お子さんとお母さんと。
キッチンを囲んだカウンターと近い位置なのでお子さんとお母さんがお話をする情景も生まれます。キッチンからはお子さんたちの様子も近くに見えます。
ダイニングテーブルは片方は椅子、片方(壁側)はベンチに腰をかけるようにしました。
吹き抜けの空間があるLDK。左手にベンチを連続させました。
この家では、ベンチをずっと連続させています。ベンチは上げフタ式で、その中は収納になります。
お子さんたちのグループが遊びに来た時に、こどもたちにおやつを上げてズラっと座る様子はなかなかの光景だったそうですよ(笑)
普段はこんな風に。座布団をならべて。座布団を置ける大きさとしたのは、あぐらをかいてベンチの上に座っても落ち着くからなんです。
吹き抜けの上から見ると、このようにぐるっとベンチです。階段の最初の段も兼ねています。
スキップフロア階段の2段目とベンチの高さを合わせました。
リビングには座るところがたくさんです。階段も床もベンチも、あまり名前を区別するのは意味がありません。ずるっとすわれるのが面白いです。ここにきて初めて階段をあがった!という赤ちゃんが何人もいます(笑)
リビングの一角につくりる、小上がりの畳スペースというのも大変いい場所になります。やっぱり畳っていいな、という声もよく聞きます。実用的?には取り込んだ洗濯物を借りお期しておく、というのもあります。扉を閉められるようにしておけば、ゲスト用のちょっとお泊まりのスペース、予備室にもなります。
リビングの一角の小上がりの畳スペース。
畳のスペースは、もちろんフローリングの床と段差なしで連続させることもできます。段差をつけるということは、少しスペースを区切ることができる、ということ、それから段差があるのでその下を収納とすることができるということ、そして軽く腰掛けることができるのが利点ですね。
こちらはリビングに接する一室。わざと段差をもうけて、下は収納に。
こちらもリビングの一角に。
リビングの奥でほんの畳二畳+αのスペース。広々とした空間の中の落ち着いたスペースとしてうまく機能しています。
掘りこたつ式の場所も面白いものです。子どもたちはだいたい一度は潜りますね(笑)ヒーターを仕込んでおけばホントの掘りごたつになって良かったという声もあります。この辺はそこまでヘビーに使うのか、という想定、あとは予算だけの問題です。
右側はキッチン背面のカウンターの延長。リビングまで少しつなげて掘りごたつ式に。
キッチンと連続するカウンターなのでお子さんが小さいうちはキッチンから目が届き、便利です。
左奥が掘りごたつ式のスペース。お父さんの書斎的な場所です。床は桧の無垢材。
掘りごたつ式な分、床上に高さがでない、存在感が小さくなるのがいいところでもありますね。床が気持ちいい素材なら最高です。
ウッドデッキと同じ素材、色でアウトドアのベンチを作り付けました。
リビング外のウッドデッキに、ベンチを作り付けてもらいました。大工さんのお手製です。先日はお隣の猫ちゃんが気持ち良さそうに寝ていたそうです(笑)
大庭建築設計事務所 一級建築士事務所
URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~obw/
住所:153-0061東京都目黒区中目黒2-7-11宮岸ビル4F
電話:03-5721-2822 FAX:03-3716-8459
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