最近は都市近郊でも見かけるようになった30坪の一軒家ですが、30坪とはいったいどのくらいの広さなのか?ご存じがない方も多いでしょう。そこで、30坪の広さについて、さらに間取り事例や暮らし方で決めるおすすめの間取りをご紹介します。レイアウト次第で、いろんな住宅ができあがる30坪の活用事例をご覧ください。
そもそも30坪って?どのくらいの広さ?
30坪の説明
30坪の一軒家といえば、都市近郊でもよく見かけるようになった広さです。南北に長く、南に玄関があり窓が多い木造の一軒家。そんな間取りは家を建てる際には理想の間取りともいえます。
30坪とは、実際どのくらいの広さなのでしょうか?大前提として、人が住むには、人ひとり9畳が必要だといわれています。1坪は約畳2つ分です。ということは30坪は、60畳程度ということがわかります。60畳あれば、人ひとり9畳だとして6人以上は住むことができるということになります。
出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
一軒家でも、平屋と二階建てとでは全く違います。30坪の広さがあれば、楽に二世帯住宅を作ることができます。2階建てを作るとしたら、一階が共同スペース、そして二階は個別のスペースというように平屋から2階建て増しもできますし、1件ずつ建てることもできます。自由にレイアウトができる、そして間取りをこだわらなくても広くゆとりある住居を建てることができる広さといえば、広さ30坪程度の土地が理想なのです。
タイプ別の間取り例
延べ面積が30坪の場合
延べ面積とは、合計とは家全体の合計の面積のことです。たとえば、1階の床面積が14坪、そして2階が16坪あり合計30坪という間取りの場合、一つ一つの部屋はとてもコンパクトになります。
出典: mhome-jiturei.jugem.jp
廊下は吹き抜け、そして独立したキッチン、リビング、ダイニング、洋室、和室、合わせて3つの個室を作ることができます。ゆとりがある広さではありません。和室は1階で、4.5帖程度になります。予備の部屋として使用するのなら、もう和室は作らずに収納スペースを増やす、ほかの部屋を広くするという方法もあります。
平屋面積が30坪の場合
平屋の場合は、家族4人で住むにはかなりゆとりある間取りを作ることができます。客間を8畳ほどもうけ、大きめの収納、そして広いリビング。
子育て世代の方は平屋30坪の間取りが一番考えやすいですし、4LDKくらいを想定することができる広さです。一つ一つの部屋の広さも、かなり大きい間取りが可能です。
出典: suumo.jp
平屋30坪の広さをしっかり有効活用したいのなら、廊下をあまり作らないようにして、ロフトなどをもうけ、天井を高く作ると開放感ある空間を作ることができます。ファミリーには、家事導線を最短距離にして、無駄のない間取りを作られることをおすすめします。
住宅地に建てる場合
30坪で庭のある二階建ての住宅を作る際に、周辺環境が敷地三面を住宅に囲まれているという設定で考える間取りです。
出典: blog.goo.ne.jp
日当たりと庭空間をしっかり活用したいので、LDKと洗面室、トイレは一体として作り、主導線にはウォークインクローゼットを配置して収納量を確保。ゆとりある空間作りに最適です。
住宅地に建てる際に気になるのは、お隣さんとの生活具合です。たとえば、騒音や窓からの光、そして隣の家の窓と窓が接していると、人目が気になります。
面接している場合は、できるだけ生活導線を家中心部分に寄せた間取りを。プライバシーをしっかり守れる間取りにしましょう。
30坪三階建て
出典: www.eikohsha.biz
敷地面積は18坪程度で、延べ面積を30坪にした三階建てプランです。1シンプルなフォルムで高さを生かした狭小住宅です。
一つ一つの部屋はコンパクトになってしまいますが、一人暮らしの方やご年配の夫婦二人、そしてカップルなど2人暮らしの方にはちょうど良い間取りです。
高さを生かしているので、廊下はできるだけ狭く、そして開放的な吹き抜けになっています。さらに家具をあまり室内に置かなくてもよいように収納場所を考えた設計となっています。狭い土地でも、延べ面積30坪の3階建ては作ることができます。都心近郊でも楽に作れる間取りです。
出典: juutaku.jin.in.net
寝室にはパウダーコーナーを設けるなど水回り機能をそろえた間取りが、使い勝手がよくわざわざ1階の水回りに行かなくても楽にしようすることができます。吹き抜けとは窓を連動させ、リビングと客室などに明るい光を取り入れている設計です。
部屋数より機能重視
出典: www.mystays.com
部屋数よりも機能を重視した設計です3LDKで合計は37坪ほど。機能充実をコンセプトとしているので、開放感があります。玄関周りはシューズクローゼット、そして床下収納をもうけています。キッチン回りは食品庫がある家事コーナー、寝室は書斎とパウダールームを備えていて、分割部屋数が少なくなっています。部屋数は少ないながらも、長年使いやすい設計です。
出典: www.tokyu-resort.co.jp
寝室は南面窓があり、書斎コーナー、ウォークインクローゼット、ほかの部屋との独立性があります。リビングと階段はセパレートになっていて、のぼりくだりの気配を感じることができますし、しっかりプライバシーを重視したつくりに仕上がっています。
出典: www.bestreform.jp
キッチンはセミオープンにすることで、リビングとダイニングに視線が遅れるようになっています。家族とのコミュニケーションがとりやすい間取りです。
水回りは、ぐるりと一周できるので回遊性があります。水回りに確執が集中し、家事がしやすく設備配管コストも抑えることができています。
暮らし方で決める間取り例
カップル向け
出典: trust-residence-morishita.annex-homes.jp
将来結婚を考えているカップルにおすすめな間取りをご紹介します。今でも婚礼用具を用意してから引っ越すという女性も多く、カップル向けの家ではしっかり1つ1つの部屋の広さを考えておきたいところです。
出典: iememo.blog.shinobi.jp
玄関ホールは玄関ドアを開いて正面が壁、そしてリビングが丸見えにならないような間取りです。リビングはダイニングとつながっており、高さのある広い窓があり、プライバシーをしっかり守りながら太陽の光を取り入れることができます。
出典: www.west-japan.jp
リビングの横には和室があり、ちょっとゆったりしたいときに便利。階段下のスペースを押入れとして活用して、リビングを通った先にある第二ぐスペースに会談があります。家に帰った時にはどこにいてもお出迎えができるような間取りです。
出典: suumo.jp
キッチンは対面式キッチンをおくことができるような設計で、導線の奥にキッチンがあるためお客様がきても気にはなりません。キッチン横にしっかり水回りを集めて、家事導線を考えています。
出典: www.o-uccino.jp
最近では、男性でも家事をされる方がふえました。そこで、男性でも使いやすい間取りに。主婦にも主夫にも優しい設計となっています。
おしゃれ女子向け
出典: www.masda-corp.jp
理想の間取りは、決まっているわけではありません。一般的な「理想」はありますが、ライフスタイルや趣味に合わせて作るべきです。たとえば、おしゃれ女子の一人暮らしであれば趣味用品やファッション用品がしっかり保管できるようクローゼット・収納を設ける必要があります。リビングに階段があるとよくないといわれていますが、これも一般的な話ではなく好みに合わせて変えることができます。
出典: www.interiordesignbox.com
おしゃれ女子の場合は自分の好みに合わせた間取りを作ることができます。「ゆとり」を考えた間取り事例をご紹介しましょう。回遊性を高めるために各部屋の出入り口は2つ設け、動きやすく使いやすいを考えた設計となっています。
出典: daiki-k.jp
リビングを中心として角室へアクセスできるように、使い勝手がよく、常に人の気配を感じ取れる間取りなので防犯対策もばっちりです。
リビングにもゆとりがあるので、来客が多くても安心です。浴室は南側に配置し、明るい時間にはゆったり太陽の日差しを浴びながら入浴できるつくりとなっています。ウッドデッキがリビングにあるので、ちょっとくつろぐこともできます。明るさと開放感を考えた設計です。
問題は、玄関とリビングが一体になっていること。来客時のプライバシーが気になる方は、玄関前に大きな壁を設けたり、リビングと玄関を少し離したつくりにしましょう。玄関とリビングの出入り口が近いと、インターフォンの呼び出しにすぐに対応しやすい間取りとなります。
ファミリー向け
家族が住む家は、コミュニケーションがはかりやすく家族のプライバシーがしっかり守れる家が理想です。大きな南向きの屋根に太陽光発電などをもうけ、将来は高齢者にも優しい家ができるよう、バリアフリーにも対処。
玄関はできるだけ広くとり、リビングはオープンに。そして和室、客間、オープンキッチンを設け、それぞれ必要な個室を設けた平屋プランです。
家族が多いと収納スペースをしっかり確保したいところですし、オープンリビングは家族のコミュニケーションをとるには最適です。介護や子供たちの将来も考えた間取りで、ファミリー向けです。
子供部屋は、「子供部屋だけ」として使えるような広さではなく、将来二世帯住宅もできるような作りにします。敷地面積が30坪あると余裕のある家を設計できますが、延べ面積が30坪の場合は、1つ1つの部屋が狭くならないよう、部屋の個数を考えたり、廊下をなくす設計で仕上げます。
間取り、レイアウトを上手にするコツ、ポイント
ポイント1:窓を広くする
都心近郊の密集した住宅地では、南北に長い狭い土地をよくみかけますが、それでも30坪の延べ面積の家を作るのは可能です。狭い家にしないためには、風と光をしっかり取り入れる工夫が必要です。
出典: www.inouejuken.com
中央部分にはウッドデッキを設け、リビングやダイニングへの光と風を取り入れます。窓を開けると室内と屋外が一体となって空間的な広がりも作ることができます。
また、さらに光をしっかり取り入れるために、リビングの上部には吹き抜けを作り、空間をより広く活用しましょう。
ポイント2:細分化しない
出典: www.eco-house21.com
たとえば、廊下がたくさんあるとドアをたくさんくぐって部屋に入らなければいけなくなります。トイレへ行くにも、キッチンへ行くにも導線が遠くなってしまうわけです。
間取りを作るときはできるだけ導線を少なくして、細分化しないことが大切です。廊下は、部屋を細分化してしまうので、廊下を排除する方法が一番簡単なのです。
出典: www.houseco.jp
日本の家ではあまり、廊下を排除した間取りを考えない傾向にあります。廊下といえば、私たちの生活には必要不可欠なものだと思われがちです。通路として使うだけなら、必要ないのではないでしょうか。
収納スペースを分けるために作る廊下。リビングと浴室まで行くことができやすい廊下、そう考えたときに、老化というスペースは一番無駄な存在なのです。
ポイント3:収納のコツ
出典: blog.livedoor.jp
家族が多いと収納スペースがそれだけ広く必要です。やみくもにスペースを確保しただけでは意味がありません。「必要な場所」に「必要なだけ」の収納を確保します。
たとえば、買い物へ行って帰り、くつを脱いでキッチンへ行き、荷物を置いてクローゼットで着替え、キッチンで夕飯を作る。こういった生活導線をイメージすると、どこにどんな収納が必要なのかわかると思います。
毎日の家事を効率的に行うために配慮をしましょう。洗濯物はどこで洗うのか、どこで干すのか。そしてたたんだ洗濯物をどこにしまうのか?
収納をしっかり作れば、「物をため込んでしまう」という方もきっと安心です。生活上で必要な収納をしっかり確保すれば、無駄な収納というものがなくなるからです。不要なものは捨てて、気持ちよく暮らしましょう。
ポイント4:外観を決めるコツ
出典: www.liberty-home.biz
外観というのは、家の見た目のこと。たとえば、平屋、2階建て、3階建てなどの高さのこと、そして切妻屋根・寄せ棟屋根・片流れ屋根など屋根の形状などもあります。
外観を決める時のコツは、土地の広さ、そして傾斜、周辺環境、方角などです。住宅設計に必要な知識を持っていな伊方はこれをイメージすることができないかもしれません。
外観を決める際には、しっかりとプロに相談をしましょう。そして、理想の流れとしては「平屋、2階建てそれぞれの間取りをイメージ」してから、土地を探すという流れです。どんな土地が見つかっても理想の住まいを完成させるためには、外観の前にある程度間取りを決めておきましょう。
ポイント5:家族と相談
理想の間取り・レイアウトを実現させるためには、しかり家族全員で話し合う必要があります。デザインや間取りに関して、人はそれぞれ好みを持っています。不満が出ることがないよう、プランニングは家族全員で行うべきなのです。
相談でもめないために、話し合いの時のコツを覚えておきましょう。まず、新しい家に住む家族がみな、それぞれ「理想に思うこと」を書き出し、優先順位をつけます。その希望が適性か、そして家族間で重複していないか?をチェックします。
出典: www.inac.biz
最後に、希望ひとつひとつに合わせて話し合いをしながら優先順位をつけます。二世帯住宅の場合は特にこの「話し合い」を一番に考えて行ってください。すべての希望が叶えることができる広さがあれば良いですが、延べ面積が30坪の広さでは、二世帯住宅のおうちでもコンパクトになってしまいます。しっかり話し合って、優先順位の低いものは削り合い、理想の家を作りましょう。
30坪の一軒家といえば、都市近郊でもよく見かけるようになった広さです。南北に長く、南に玄関があり窓が多い木造の一軒家。そんな間取りは家を建てる際には理想の間取りともいえます。
30坪とは、実際どのくらいの広さなのでしょうか?大前提として、人が住むには、人ひとり9畳が必要だといわれています。1坪は約畳2つ分です。ということは30坪は、60畳程度ということがわかります。60畳あれば、人ひとり9畳だとして6人以上は住むことができるということになります。
出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
一軒家でも、平屋と二階建てとでは全く違います。30坪の広さがあれば、楽に二世帯住宅を作ることができます。2階建てを作るとしたら、一階が共同スペース、そして二階は個別のスペースというように平屋から2階建て増しもできますし、1件ずつ建てることもできます。自由にレイアウトができる、そして間取りをこだわらなくても広くゆとりある住居を建てることができる広さといえば、広さ30坪程度の土地が理想なのです。
延べ面積とは、合計とは家全体の合計の面積のことです。たとえば、1階の床面積が14坪、そして2階が16坪あり合計30坪という間取りの場合、一つ一つの部屋はとてもコンパクトになります。
出典: mhome-jiturei.jugem.jp
廊下は吹き抜け、そして独立したキッチン、リビング、ダイニング、洋室、和室、合わせて3つの個室を作ることができます。ゆとりがある広さではありません。和室は1階で、4.5帖程度になります。予備の部屋として使用するのなら、もう和室は作らずに収納スペースを増やす、ほかの部屋を広くするという方法もあります。
平屋の場合は、家族4人で住むにはかなりゆとりある間取りを作ることができます。客間を8畳ほどもうけ、大きめの収納、そして広いリビング。
子育て世代の方は平屋30坪の間取りが一番考えやすいですし、4LDKくらいを想定することができる広さです。一つ一つの部屋の広さも、かなり大きい間取りが可能です。
出典: suumo.jp
平屋30坪の広さをしっかり有効活用したいのなら、廊下をあまり作らないようにして、ロフトなどをもうけ、天井を高く作ると開放感ある空間を作ることができます。ファミリーには、家事導線を最短距離にして、無駄のない間取りを作られることをおすすめします。
30坪で庭のある二階建ての住宅を作る際に、周辺環境が敷地三面を住宅に囲まれているという設定で考える間取りです。
出典: blog.goo.ne.jp
日当たりと庭空間をしっかり活用したいので、LDKと洗面室、トイレは一体として作り、主導線にはウォークインクローゼットを配置して収納量を確保。ゆとりある空間作りに最適です。
住宅地に建てる際に気になるのは、お隣さんとの生活具合です。たとえば、騒音や窓からの光、そして隣の家の窓と窓が接していると、人目が気になります。
面接している場合は、できるだけ生活導線を家中心部分に寄せた間取りを。プライバシーをしっかり守れる間取りにしましょう。
出典: www.eikohsha.biz
敷地面積は18坪程度で、延べ面積を30坪にした三階建てプランです。1シンプルなフォルムで高さを生かした狭小住宅です。
一つ一つの部屋はコンパクトになってしまいますが、一人暮らしの方やご年配の夫婦二人、そしてカップルなど2人暮らしの方にはちょうど良い間取りです。
高さを生かしているので、廊下はできるだけ狭く、そして開放的な吹き抜けになっています。さらに家具をあまり室内に置かなくてもよいように収納場所を考えた設計となっています。狭い土地でも、延べ面積30坪の3階建ては作ることができます。都心近郊でも楽に作れる間取りです。
出典: juutaku.jin.in.net
寝室にはパウダーコーナーを設けるなど水回り機能をそろえた間取りが、使い勝手がよくわざわざ1階の水回りに行かなくても楽にしようすることができます。吹き抜けとは窓を連動させ、リビングと客室などに明るい光を取り入れている設計です。
出典: www.mystays.com
部屋数よりも機能を重視した設計です3LDKで合計は37坪ほど。機能充実をコンセプトとしているので、開放感があります。玄関周りはシューズクローゼット、そして床下収納をもうけています。キッチン回りは食品庫がある家事コーナー、寝室は書斎とパウダールームを備えていて、分割部屋数が少なくなっています。部屋数は少ないながらも、長年使いやすい設計です。
出典: www.tokyu-resort.co.jp
寝室は南面窓があり、書斎コーナー、ウォークインクローゼット、ほかの部屋との独立性があります。リビングと階段はセパレートになっていて、のぼりくだりの気配を感じることができますし、しっかりプライバシーを重視したつくりに仕上がっています。
出典: www.bestreform.jp
キッチンはセミオープンにすることで、リビングとダイニングに視線が遅れるようになっています。家族とのコミュニケーションがとりやすい間取りです。
水回りは、ぐるりと一周できるので回遊性があります。水回りに確執が集中し、家事がしやすく設備配管コストも抑えることができています。
出典: trust-residence-morishita.annex-homes.jp
将来結婚を考えているカップルにおすすめな間取りをご紹介します。今でも婚礼用具を用意してから引っ越すという女性も多く、カップル向けの家ではしっかり1つ1つの部屋の広さを考えておきたいところです。
出典: iememo.blog.shinobi.jp
玄関ホールは玄関ドアを開いて正面が壁、そしてリビングが丸見えにならないような間取りです。リビングはダイニングとつながっており、高さのある広い窓があり、プライバシーをしっかり守りながら太陽の光を取り入れることができます。
出典: www.west-japan.jp
リビングの横には和室があり、ちょっとゆったりしたいときに便利。階段下のスペースを押入れとして活用して、リビングを通った先にある第二ぐスペースに会談があります。家に帰った時にはどこにいてもお出迎えができるような間取りです。
出典: suumo.jp
キッチンは対面式キッチンをおくことができるような設計で、導線の奥にキッチンがあるためお客様がきても気にはなりません。キッチン横にしっかり水回りを集めて、家事導線を考えています。
出典: www.o-uccino.jp
最近では、男性でも家事をされる方がふえました。そこで、男性でも使いやすい間取りに。主婦にも主夫にも優しい設計となっています。
出典: www.masda-corp.jp
理想の間取りは、決まっているわけではありません。一般的な「理想」はありますが、ライフスタイルや趣味に合わせて作るべきです。たとえば、おしゃれ女子の一人暮らしであれば趣味用品やファッション用品がしっかり保管できるようクローゼット・収納を設ける必要があります。リビングに階段があるとよくないといわれていますが、これも一般的な話ではなく好みに合わせて変えることができます。
出典: www.interiordesignbox.com
おしゃれ女子の場合は自分の好みに合わせた間取りを作ることができます。「ゆとり」を考えた間取り事例をご紹介しましょう。回遊性を高めるために各部屋の出入り口は2つ設け、動きやすく使いやすいを考えた設計となっています。
出典: daiki-k.jp
リビングを中心として角室へアクセスできるように、使い勝手がよく、常に人の気配を感じ取れる間取りなので防犯対策もばっちりです。
リビングにもゆとりがあるので、来客が多くても安心です。浴室は南側に配置し、明るい時間にはゆったり太陽の日差しを浴びながら入浴できるつくりとなっています。ウッドデッキがリビングにあるので、ちょっとくつろぐこともできます。明るさと開放感を考えた設計です。
問題は、玄関とリビングが一体になっていること。来客時のプライバシーが気になる方は、玄関前に大きな壁を設けたり、リビングと玄関を少し離したつくりにしましょう。玄関とリビングの出入り口が近いと、インターフォンの呼び出しにすぐに対応しやすい間取りとなります。
家族が住む家は、コミュニケーションがはかりやすく家族のプライバシーがしっかり守れる家が理想です。大きな南向きの屋根に太陽光発電などをもうけ、将来は高齢者にも優しい家ができるよう、バリアフリーにも対処。
玄関はできるだけ広くとり、リビングはオープンに。そして和室、客間、オープンキッチンを設け、それぞれ必要な個室を設けた平屋プランです。
家族が多いと収納スペースをしっかり確保したいところですし、オープンリビングは家族のコミュニケーションをとるには最適です。介護や子供たちの将来も考えた間取りで、ファミリー向けです。
子供部屋は、「子供部屋だけ」として使えるような広さではなく、将来二世帯住宅もできるような作りにします。敷地面積が30坪あると余裕のある家を設計できますが、延べ面積が30坪の場合は、1つ1つの部屋が狭くならないよう、部屋の個数を考えたり、廊下をなくす設計で仕上げます。
都心近郊の密集した住宅地では、南北に長い狭い土地をよくみかけますが、それでも30坪の延べ面積の家を作るのは可能です。狭い家にしないためには、風と光をしっかり取り入れる工夫が必要です。
出典: www.inouejuken.com
中央部分にはウッドデッキを設け、リビングやダイニングへの光と風を取り入れます。窓を開けると室内と屋外が一体となって空間的な広がりも作ることができます。
また、さらに光をしっかり取り入れるために、リビングの上部には吹き抜けを作り、空間をより広く活用しましょう。
出典: www.eco-house21.com
たとえば、廊下がたくさんあるとドアをたくさんくぐって部屋に入らなければいけなくなります。トイレへ行くにも、キッチンへ行くにも導線が遠くなってしまうわけです。
間取りを作るときはできるだけ導線を少なくして、細分化しないことが大切です。廊下は、部屋を細分化してしまうので、廊下を排除する方法が一番簡単なのです。
出典: www.houseco.jp
日本の家ではあまり、廊下を排除した間取りを考えない傾向にあります。廊下といえば、私たちの生活には必要不可欠なものだと思われがちです。通路として使うだけなら、必要ないのではないでしょうか。
収納スペースを分けるために作る廊下。リビングと浴室まで行くことができやすい廊下、そう考えたときに、老化というスペースは一番無駄な存在なのです。
出典: blog.livedoor.jp
家族が多いと収納スペースがそれだけ広く必要です。やみくもにスペースを確保しただけでは意味がありません。「必要な場所」に「必要なだけ」の収納を確保します。
たとえば、買い物へ行って帰り、くつを脱いでキッチンへ行き、荷物を置いてクローゼットで着替え、キッチンで夕飯を作る。こういった生活導線をイメージすると、どこにどんな収納が必要なのかわかると思います。
毎日の家事を効率的に行うために配慮をしましょう。洗濯物はどこで洗うのか、どこで干すのか。そしてたたんだ洗濯物をどこにしまうのか?
収納をしっかり作れば、「物をため込んでしまう」という方もきっと安心です。生活上で必要な収納をしっかり確保すれば、無駄な収納というものがなくなるからです。不要なものは捨てて、気持ちよく暮らしましょう。
出典: www.liberty-home.biz
外観というのは、家の見た目のこと。たとえば、平屋、2階建て、3階建てなどの高さのこと、そして切妻屋根・寄せ棟屋根・片流れ屋根など屋根の形状などもあります。
外観を決める時のコツは、土地の広さ、そして傾斜、周辺環境、方角などです。住宅設計に必要な知識を持っていな伊方はこれをイメージすることができないかもしれません。
外観を決める際には、しっかりとプロに相談をしましょう。そして、理想の流れとしては「平屋、2階建てそれぞれの間取りをイメージ」してから、土地を探すという流れです。どんな土地が見つかっても理想の住まいを完成させるためには、外観の前にある程度間取りを決めておきましょう。
理想の間取り・レイアウトを実現させるためには、しかり家族全員で話し合う必要があります。デザインや間取りに関して、人はそれぞれ好みを持っています。不満が出ることがないよう、プランニングは家族全員で行うべきなのです。
相談でもめないために、話し合いの時のコツを覚えておきましょう。まず、新しい家に住む家族がみな、それぞれ「理想に思うこと」を書き出し、優先順位をつけます。その希望が適性か、そして家族間で重複していないか?をチェックします。
出典: www.inac.biz
最後に、希望ひとつひとつに合わせて話し合いをしながら優先順位をつけます。二世帯住宅の場合は特にこの「話し合い」を一番に考えて行ってください。すべての希望が叶えることができる広さがあれば良いですが、延べ面積が30坪の広さでは、二世帯住宅のおうちでもコンパクトになってしまいます。しっかり話し合って、優先順位の低いものは削り合い、理想の家を作りましょう。
コツ・ポイント
30坪なら、3LDKの間取りも可能ですし、平屋で4人家族が悠々と暮らすことができる広さです。都市近郊でも可能な30坪の間取り、イメージするといろんなレイアウトが楽しめそうで、わくわくしますね。
間取りを考えたうえで一番のポイントは、「いかに住人が暮らしやすい家が作れるか?」です。狭さや過ごしにくさを我慢して住む家ではなく、快適に過ごしやすい家を目標に間取りを作ってみましょう。