神棚の上に“雲”という文字が貼ってあるのを見たことがありますか?天井にある“雲”の字の意味は何だろうと疑問に思ったことがある方も多いですよね。せっかく神棚を配置するならその意味を知っておきたいもの!“雲”の字にどんな意味があるのか解説していきます。
神棚とは?
![20150902 01](http://www.ishizakikagu.com/voice/voice_photo/20150902-01.jpg)
出典: www.ishizakikagu.com
神棚はその名の通り神様をお祀りするものです。家庭で神様にご挨拶して感謝の気持ちを表したり、お家の安泰を祈ったりと、家の中の小さな祭壇と言えます。
家内の安泰のために初詣にいただいたお札を飾る家庭も多いですね。
・神棚を置く意味
![12080554 157255127957014 1838956219 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12080554_157255127957014_1838956219_n.jpg)
![11248387 1617989868470589 302586368 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-19/11248387_1617989868470589_302586368_a.jpg)
本来、自分が住んでいる土地の氏神様や自分が信仰する神様などに感謝の意を表すための場所が、神棚です。
家庭の安泰を祈ったり、日々の恩恵に感謝したりする気持ちを引き出してくれるものでもありますね。
日本人には昔から自然に敬意を払うという心持ちがあったそうです。古くから受け継がれてきた自然や万物に対する敬意の心が深い日本人の気持ちをあらわして、穏やかに手を合わせる場所として神棚が置かれています。
昔から神棚が祀られた場所は、台所(かまど)や玄関、便所、井戸、最も代表的なものでは大黒柱などです。
実際に一般家庭に広まったのは江戸時代以降だそうですが、家庭の守り神として長い間受け継がれてきています。
・高い位置にある神棚
もともと、神棚は家庭の中でも清浄で高い場所にお祀りするものです。地上から見上げて天に、敬意を表すためです。そのため、目線よりも見上げることができる高いところに設置されている家庭が多いものですね。
お祈りの時は、見上げる形になることで敬意を表すので、低い場所に神棚がある場合、自分を神棚より低くなるような体制にしてお祈りするとよいそうですよ。
できるだけ清浄で明るく、また人よりも高い位置にということで、日当たりのいい部屋の高い位置に設置されることが多いようです。
神棚に雲が必要な家って?
ところで、神棚の上には“雲”という文字が貼られていることがありますよね。この文字を見て、不思議に思ったことがある方も多いはずです。
この神棚の上の“雲”の文字、どんな意味があって貼られているのか知っていますか?
・神棚の上の“雲”の字とは?
![11917994 1685063665071398 338459321 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfa1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11917994_1685063665071398_338459321_n.jpg)
![10802606 598063313632296 981195387 a](https://igcdn-photos-a-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xpt1/t51.2885-19/10802606_598063313632296_981195387_a.jpg)
神棚の上に貼られている雲の文字、この文字にももちろん、ちゃんと意味があります。
神棚は神様をお祀りするもののため、頭の上に物があったり、人がいたりすると失礼にあたると考えられています。人が神様にもつ敬意ですね。“雲”の文字は、ここの上は天で上には何もなく誰もいませんということを表しているものです。
この“雲”の文字は住んでいる地方によって、“天”や“空”に変わることもあるのです。
また必ず文字でなければならないというわけではなく、地方によっては雲の彫刻を張り付けたり、空の写真などで代用する方もいるようです。
神棚の祀り方は地方によってそれぞれ作法などが違うことが多く、基本さえ押さえれば飾り方の作法はそれぞれに違うということも多いと言われているようですね。
・配置場所が一階
![12081284 1060349040651085 840628506 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfa1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12081284_1060349040651085_840628506_n.jpg)
![11909352 421185458086729 1525836724 a](https://igcdn-photos-b-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xaf1/t51.2885-19/s150x150/11909352_421185458086729_1525836724_a.jpg)
特に配置場所が一階の場合、上に二階が覆いかぶさるようになります。
神棚の配置されている上を人が歩いたり、家具や物を置いたりすることになりますが、神様を祀っているものの上に物や人がいたりするのは失礼に当たるのでは?という意味から貼られているのが、この“雲”の文字です。
そのため、神棚の配置場所が1階の場合、天井には“雲”の文字を貼って、この上は天ですよと示すと良いのです。昔は平屋の一階建ての建物も多かったですが、現在は2階以上ある建物が多いですよね。そのため“雲”の文字が多用されています。
・マンションやアパートの最上階以外にも
![12063109 1641316102824021 582288657 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12063109_1641316102824021_582288657_n.jpg)
![11373825 476668339172908 1378786407 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-19/s150x150/11373825_476668339172908_1378786407_a.jpg)
マンションやアパートでは、最上階ではない限り上に人が住みますね。神棚の上を人が通る可能性も高いので、この場合も“雲”の文字を貼っておきたいものです。
もちろん最上階の場合、上には何もないことになるので、貼る必要はないそうですよ。
“雲”には2種類ある
この“雲”を表すものには2種類あります。雲板と雲字です。
では、雲板と雲字はどのように違うのでしょうか?
それぞれの特徴を紹介しましょう。
1.雲板(うんばん)とは?
![Img58333018](http://image.rakuten.co.jp/kamidananosato/cabinet/tanaita/img58333018.jpg)
出典: item.rakuten.co.jp
雲板とはこのように、神棚の前面の上部に天や雲のようなデザインを施したものです。
雲字と同じく、上には何もないという意味を示しています。神棚の前面、上部に取り付けることは共通ですが、デザインには決まった型はありません。
・天をあらわしている雲板
![927118 1632768450314194 1538337460 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/927118_1632768450314194_1538337460_n.jpg)
![10661191 813820855328851 398665004 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-19/10661191_813820855328851_398665004_a.jpg)
前面上部の、曲線を描いている部分が雲板です。これを取り付けることで、雲字と同じ意味となります。神棚を直に設置できる方、後から取り付けても問題のない方には、このような方法もあります。
また、必ず取り付けなければならないものではありませんが、取り付けることで神棚がより豪華な印象になりますね。
・雲板は自分で取り付けることもできる
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
雲板は自分で取り付けることもできます。
雲板は、仏具屋などの専門店や通販でも購入できます。こちらは通販で購入できる雲板のセットです。取り付けてしまっても問題がない場合は、このようなセットを購入するのも一つの方法です。
雲板の設置に必要な板や釘などもセットになっています。
2.雲字とは?
出典: www.geocities.jp
雲字とはこのように、直に雲という文字を貼り付けるものです。
・雲字の種類
![11899589 1651845715058228 634206881 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfa1/t51.2885-15/e15/11899589_1651845715058228_634206881_n.jpg)
![10727499 595070683931421 1772389006 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xap1/t51.2885-19/10727499_595070683931421_1772389006_a.jpg)
雲字には、紙に書いた書き文字、木材で作った抜き文字などの種類があります。
紙に書いたものでは半紙に書道のように書かれたものなどがよくありますが、決まった方法はなく、自分で手書きでも問題はないそうです。
その他、懇意にしている方に書いてもらう方、神社でいただく方など、人それぞれ異なっています。
・“雲”以外の文字も
![10864705 703775476396280 1214347273 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xtp1/t51.2885-15/e15/10864705_703775476396280_1214347273_n.jpg)
![1599503 1499575310318779 2089197548 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-19/1599503_1499575310318779_2089197548_a.jpg)
こちらは、木製の抜き文字です。神棚の上に張り付けるように設置して使用します。
“雲”だけではなく、地方によって“天”や“空”などの文字も用いられています。また、必ずこれといった決まりはなく雲の形の彫刻を飾る地域もあります。
紙だと劣化などが気になる方や、木の質感や抜き文字が好きな方は、こちらのタイプがいいですね。
・雲字の貼り方
雲字の貼り方は神棚の上にくるように貼り付けるのが基本です。
貼り方に関して雲字の向きが、どちらを向いた方がよいかは諸説あるそうです。
多くある説としては神様が読みやすい向きである、神棚の正面側に文字の頭がくるように貼り付けるとよいという説です。
または、向きはどちらでもよく特に決まりはないという説もあります。
神棚の祀り方や、細かい作法なども地方によって違う場合も多く、文字の向きにおいてもそれぞれ諸説あるようです。
・雲字の貼り替え
![Japanese mainimg](http://www.eidai.com/product/interior/fillcargo/room/japanese/img/japanese_mainimg.jpg)
出典: www.eidai.com
雲字の貼り替えの時期ですが、これといって決まった時期はありません。そう頻繁に貼り替えるものではありませんが、すすけたようで気になるときや、気分を一新したいときなど自分なりのタイミングで貼り替えるとよいでしょう。
年末に貼り替えるなどのリズムをもってもいいですね。神棚は清浄であることが重要なので、清潔さに気を付けることが一つのポイントです。
カンタンにお札を設置したいなら
神棚を設置してみたいと思っても、作法が分からなかったり、なにか難しく感じるものでもありますよね。でも、お札は置いておきたい、そんなときに使えるアイテムもあります。
ここではカンタンに設置できるアイテムなどをご紹介しましょう。
・ここかしこ「ソフト神棚」
![Photo](http://www.kokokashiko.jp/shop/images/items/sf_1/photo.jpg)
出典: www.kokokashiko.jp
こちらは、ここかしこ、という100年以上続く神具や仏具を販売するお店の商品です。
POPな色味がとても可愛いですよね。こちらの商品は、イラストレーターで画家でもあるトヨクラタケルさんがデザインし、コラボレーションした商品です。
トヨクラタケルさんの独特な色遣いと、シュールながらものほのぼのとした世界観が詰め込まれた神棚です。フェルトでできているこの神棚、神棚は清浄であることも重要なポイントなので、羊毛ではなく人工のポリエステルフェルトで、お掃除もしやすくなっているそうです。
壁にかけても、自立するようにも設置できるそうで、お部屋のインテリアにオシャレになじみながら、お札を飾れる点が嬉しいですね。
・ここかしこ「雲棚」
![11374243 386790951526420 417760561 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11374243_386790951526420_417760561_n.jpg)
![1516854 1436534253339648 891381246 a](https://igcdn-photos-a-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xaf1/t51.2885-19/s150x150/1516854_1436534253339648_891381246_a.jpg)
こちらも同じく、ここかしこの製品です。
神棚の設置までは敷居が高くてできないけど、もっと簡単にお札を飾りたいという方も多いですよね。
こちらはお札をちょこんと載せて飾ることができます。シンプルながらデザイン性の高い雲の形がとても可愛いですよね。リビングなどにはもちろん、オフィスやお店などに設置しても素敵です。
彫刻の雲は本来は、井波地方で“雲”の字と同じ意味で飾られているものだそうですが、とても素敵なこの形状を活かすため、内部に強力マグネットを内蔵して、気軽に飾れるような商品へと仕上げているそうです。
画鋲や釘を使って、柱などにも設置が可能だそうですよ。
大人気というこちらの商品、現在はオンラインショップでの不定期販売だそうです。気軽にオシャレに、インテリアにもなじみながらお札を飾ることができますね。気になる方は、ぜひ限定販売の時をチェックしてみてくださいね。
![12080521 953956351342650 162434379 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xta1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12080521_953956351342650_162434379_n.jpg)
![11249182 1611395522483494 1158494149 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xft1/t51.2885-19/11249182_1611395522483494_1158494149_a.jpg)
壁につけるとこのようになりますよ。
まるで浮かんでいるようで、シンプルで素敵ですね。
リビングでの神棚の設置例
皆さん、実際にお部屋の神棚はどのように設置しているのでしょうか?
ぜひ参考にしたいところですよね。
作法が難しく感じるものでもありますが、意外にも自分なりのオリジナルアレンジで素敵に飾り付けている方もたくさんいらっしゃいます。
簡易神棚やお札を実際にリビングに設置している方の例をご紹介しましょう。
・オリジナルの小物でアレンジ
![11249053 945524742136531 2138616501 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xap1/t51.2885-15/e15/11249053_945524742136531_2138616501_n.jpg)
![10724854 496347593835358 905581672 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-ash/t51.2885-19/10724854_496347593835358_905581672_a.jpg)
このようにオリジナルの好きな雑貨類で素敵に飾り付けている方もいらっしゃいます。
インテリアの一部のように、とても素敵な一角になりそうですね。好きな小物や雑貨類を配置する方は意外に多く、自分なりの空間としてアレンジできそうですね。
また、模様替えの時にも雰囲気を変えることができ、気分を一新したい時にもカンタンにチェンジできるのもいいところです。
・スタイリッシュに
![11428127 1471400849840996 1237092187 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpt1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11428127_1471400849840996_1237092187_n.jpg)
![11356631 469028359926467 142115457 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xat1/t51.2885-19/s150x150/11356631_469028359926467_142115457_a.jpg)
こちらはお札が見えるようにアレンジされた囲いを使用していますね。アルミ製の質感がスタイリッシュでシンプルでありながら、まとまりがあって素敵です。
ホコリからカバーできるという使い勝手の良さも魅力ですね。生活感を感じさせない空間を演出したい方にもおすすめです。
・飾り棚を簡易神棚に
![11909148 1762884290605668 1647775374 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfp1/t51.2885-15/s480x480/e35/11909148_1762884290605668_1647775374_n.jpg)
![11906329 960233084022564 1448528159 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-19/11906329_960233084022564_1448528159_a.jpg)
もし神棚を飾る場所がないなら、カンタンに取り付けられる飾り棚を、簡易神棚にしてしまうのもおすすめです。
上にはお札を、下にはお水や榊を置くことができ、使い勝手もよさそうですね。
高い場所に神棚を設置するのは場所的に難しく感じますが、どこでもつけられる飾り棚を利用すればとても便利です。インテリアにも自然になじむ木の質感がいいですね。
・充電式のキャンドルで雰囲気を
![12080449 485476788300287 942993560 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpa1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12080449_485476788300287_942993560_n.jpg)
![929218 400736513429681 1858629014 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpa1/t51.2885-19/929218_400736513429681_1858629014_a.jpg)
ゆらゆらとした灯りを加えるだけで、グッと雰囲気が高まる神棚。インテリアとしても使い勝手のいい充電式キャンドルを神棚に設置してもステキですね。
火災の心配がないのも嬉しい点です。充電式キャンドルはインテリアとしても、使えるスグレモノです。このように雰囲気づくりのひとつに活用することもできとても便利です。
・モノトーンで
![11374358 1145713862109981 1741625672 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xta1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11374358_1145713862109981_1741625672_n.jpg)
![10631977 618742861580372 1334737627 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-prn/t51.2885-19/10631977_618742861580372_1334737627_a.jpg)
シンプル空間にまとめたお札の設置、もともと白の器の多い神棚用品が、黒の壁に映えてキレイなモノトーンでコーディネートが完成していますね。
モダンな雰囲気を残しながら、設置されていて素敵です。同じ色でシンプルにまとめると、生活感を感じさせない設置ができますね。
![20150902 01](http://www.ishizakikagu.com/voice/voice_photo/20150902-01.jpg)
出典: www.ishizakikagu.com
・神棚を置く意味
![12080554 157255127957014 1838956219 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12080554_157255127957014_1838956219_n.jpg)
![11248387 1617989868470589 302586368 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-19/11248387_1617989868470589_302586368_a.jpg)
本来、自分が住んでいる土地の氏神様や自分が信仰する神様などに感謝の意を表すための場所が、神棚です。
家庭の安泰を祈ったり、日々の恩恵に感謝したりする気持ちを引き出してくれるものでもありますね。
日本人には昔から自然に敬意を払うという心持ちがあったそうです。古くから受け継がれてきた自然や万物に対する敬意の心が深い日本人の気持ちをあらわして、穏やかに手を合わせる場所として神棚が置かれています。
・神棚の上の“雲”の字とは?
![11917994 1685063665071398 338459321 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfa1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11917994_1685063665071398_338459321_n.jpg)
![10802606 598063313632296 981195387 a](https://igcdn-photos-a-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xpt1/t51.2885-19/10802606_598063313632296_981195387_a.jpg)
神棚の上に貼られている雲の文字、この文字にももちろん、ちゃんと意味があります。
神棚は神様をお祀りするもののため、頭の上に物があったり、人がいたりすると失礼にあたると考えられています。人が神様にもつ敬意ですね。“雲”の文字は、ここの上は天で上には何もなく誰もいませんということを表しているものです。
この“雲”の文字は住んでいる地方によって、“天”や“空”に変わることもあるのです。
また必ず文字でなければならないというわけではなく、地方によっては雲の彫刻を張り付けたり、空の写真などで代用する方もいるようです。
・配置場所が一階
![12081284 1060349040651085 840628506 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfa1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12081284_1060349040651085_840628506_n.jpg)
![11909352 421185458086729 1525836724 a](https://igcdn-photos-b-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xaf1/t51.2885-19/s150x150/11909352_421185458086729_1525836724_a.jpg)
特に配置場所が一階の場合、上に二階が覆いかぶさるようになります。
神棚の配置されている上を人が歩いたり、家具や物を置いたりすることになりますが、神様を祀っているものの上に物や人がいたりするのは失礼に当たるのでは?という意味から貼られているのが、この“雲”の文字です。
そのため、神棚の配置場所が1階の場合、天井には“雲”の文字を貼って、この上は天ですよと示すと良いのです。昔は平屋の一階建ての建物も多かったですが、現在は2階以上ある建物が多いですよね。そのため“雲”の文字が多用されています。
・マンションやアパートの最上階以外にも
![12063109 1641316102824021 582288657 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12063109_1641316102824021_582288657_n.jpg)
![11373825 476668339172908 1378786407 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-19/s150x150/11373825_476668339172908_1378786407_a.jpg)
マンションやアパートでは、最上階ではない限り上に人が住みますね。神棚の上を人が通る可能性も高いので、この場合も“雲”の文字を貼っておきたいものです。
もちろん最上階の場合、上には何もないことになるので、貼る必要はないそうですよ。
1.雲板(うんばん)とは?
![Img58333018](http://image.rakuten.co.jp/kamidananosato/cabinet/tanaita/img58333018.jpg)
出典: item.rakuten.co.jp
雲板とはこのように、神棚の前面の上部に天や雲のようなデザインを施したものです。
雲字と同じく、上には何もないという意味を示しています。神棚の前面、上部に取り付けることは共通ですが、デザインには決まった型はありません。
・天をあらわしている雲板
![927118 1632768450314194 1538337460 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/927118_1632768450314194_1538337460_n.jpg)
![10661191 813820855328851 398665004 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-19/10661191_813820855328851_398665004_a.jpg)
前面上部の、曲線を描いている部分が雲板です。これを取り付けることで、雲字と同じ意味となります。神棚を直に設置できる方、後から取り付けても問題のない方には、このような方法もあります。
また、必ず取り付けなければならないものではありませんが、取り付けることで神棚がより豪華な印象になりますね。
・雲板は自分で取り付けることもできる
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
雲板は自分で取り付けることもできます。
雲板は、仏具屋などの専門店や通販でも購入できます。こちらは通販で購入できる雲板のセットです。取り付けてしまっても問題がない場合は、このようなセットを購入するのも一つの方法です。
雲板の設置に必要な板や釘などもセットになっています。
2.雲字とは?
出典: www.geocities.jp
・雲字の種類
![11899589 1651845715058228 634206881 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xfa1/t51.2885-15/e15/11899589_1651845715058228_634206881_n.jpg)
![10727499 595070683931421 1772389006 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xap1/t51.2885-19/10727499_595070683931421_1772389006_a.jpg)
雲字には、紙に書いた書き文字、木材で作った抜き文字などの種類があります。
紙に書いたものでは半紙に書道のように書かれたものなどがよくありますが、決まった方法はなく、自分で手書きでも問題はないそうです。
その他、懇意にしている方に書いてもらう方、神社でいただく方など、人それぞれ異なっています。
・“雲”以外の文字も
![10864705 703775476396280 1214347273 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xtp1/t51.2885-15/e15/10864705_703775476396280_1214347273_n.jpg)
![1599503 1499575310318779 2089197548 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-19/1599503_1499575310318779_2089197548_a.jpg)
こちらは、木製の抜き文字です。神棚の上に張り付けるように設置して使用します。
“雲”だけではなく、地方によって“天”や“空”などの文字も用いられています。また、必ずこれといった決まりはなく雲の形の彫刻を飾る地域もあります。
紙だと劣化などが気になる方や、木の質感や抜き文字が好きな方は、こちらのタイプがいいですね。
・雲字の貼り替え
![Japanese mainimg](http://www.eidai.com/product/interior/fillcargo/room/japanese/img/japanese_mainimg.jpg)
出典: www.eidai.com
雲字の貼り替えの時期ですが、これといって決まった時期はありません。そう頻繁に貼り替えるものではありませんが、すすけたようで気になるときや、気分を一新したいときなど自分なりのタイミングで貼り替えるとよいでしょう。
年末に貼り替えるなどのリズムをもってもいいですね。神棚は清浄であることが重要なので、清潔さに気を付けることが一つのポイントです。
・ここかしこ「ソフト神棚」
![Photo](http://www.kokokashiko.jp/shop/images/items/sf_1/photo.jpg)
出典: www.kokokashiko.jp
こちらは、ここかしこ、という100年以上続く神具や仏具を販売するお店の商品です。
POPな色味がとても可愛いですよね。こちらの商品は、イラストレーターで画家でもあるトヨクラタケルさんがデザインし、コラボレーションした商品です。
トヨクラタケルさんの独特な色遣いと、シュールながらものほのぼのとした世界観が詰め込まれた神棚です。フェルトでできているこの神棚、神棚は清浄であることも重要なポイントなので、羊毛ではなく人工のポリエステルフェルトで、お掃除もしやすくなっているそうです。
壁にかけても、自立するようにも設置できるそうで、お部屋のインテリアにオシャレになじみながら、お札を飾れる点が嬉しいですね。
・ここかしこ「雲棚」
![11374243 386790951526420 417760561 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xaf1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11374243_386790951526420_417760561_n.jpg)
![1516854 1436534253339648 891381246 a](https://igcdn-photos-a-a.akamaihd.net/hphotos-ak-xaf1/t51.2885-19/s150x150/1516854_1436534253339648_891381246_a.jpg)
こちらも同じく、ここかしこの製品です。
神棚の設置までは敷居が高くてできないけど、もっと簡単にお札を飾りたいという方も多いですよね。
こちらはお札をちょこんと載せて飾ることができます。シンプルながらデザイン性の高い雲の形がとても可愛いですよね。リビングなどにはもちろん、オフィスやお店などに設置しても素敵です。
彫刻の雲は本来は、井波地方で“雲”の字と同じ意味で飾られているものだそうですが、とても素敵なこの形状を活かすため、内部に強力マグネットを内蔵して、気軽に飾れるような商品へと仕上げているそうです。
![12080521 953956351342650 162434379 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xta1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/12080521_953956351342650_162434379_n.jpg)
![11249182 1611395522483494 1158494149 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xft1/t51.2885-19/11249182_1611395522483494_1158494149_a.jpg)
壁につけるとこのようになりますよ。
まるで浮かんでいるようで、シンプルで素敵ですね。
・オリジナルの小物でアレンジ
![11249053 945524742136531 2138616501 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xap1/t51.2885-15/e15/11249053_945524742136531_2138616501_n.jpg)
![10724854 496347593835358 905581672 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-ash/t51.2885-19/10724854_496347593835358_905581672_a.jpg)
このようにオリジナルの好きな雑貨類で素敵に飾り付けている方もいらっしゃいます。
インテリアの一部のように、とても素敵な一角になりそうですね。好きな小物や雑貨類を配置する方は意外に多く、自分なりの空間としてアレンジできそうですね。
また、模様替えの時にも雰囲気を変えることができ、気分を一新したい時にもカンタンにチェンジできるのもいいところです。
・スタイリッシュに
![11428127 1471400849840996 1237092187 n](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpt1/t51.2885-15/s640x640/sh0.08/e35/11428127_1471400849840996_1237092187_n.jpg)
![11356631 469028359926467 142115457 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xat1/t51.2885-19/s150x150/11356631_469028359926467_142115457_a.jpg)
こちらはお札が見えるようにアレンジされた囲いを使用していますね。アルミ製の質感がスタイリッシュでシンプルでありながら、まとまりがあって素敵です。
ホコリからカバーできるという使い勝手の良さも魅力ですね。生活感を感じさせない空間を演出したい方にもおすすめです。
・飾り棚を簡易神棚に
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![11906329 960233084022564 1448528159 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpf1/t51.2885-19/11906329_960233084022564_1448528159_a.jpg)
もし神棚を飾る場所がないなら、カンタンに取り付けられる飾り棚を、簡易神棚にしてしまうのもおすすめです。
上にはお札を、下にはお水や榊を置くことができ、使い勝手もよさそうですね。
高い場所に神棚を設置するのは場所的に難しく感じますが、どこでもつけられる飾り棚を利用すればとても便利です。インテリアにも自然になじむ木の質感がいいですね。
・充電式のキャンドルで雰囲気を
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![929218 400736513429681 1858629014 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-xpa1/t51.2885-19/929218_400736513429681_1858629014_a.jpg)
ゆらゆらとした灯りを加えるだけで、グッと雰囲気が高まる神棚。インテリアとしても使い勝手のいい充電式キャンドルを神棚に設置してもステキですね。
火災の心配がないのも嬉しい点です。充電式キャンドルはインテリアとしても、使えるスグレモノです。このように雰囲気づくりのひとつに活用することもできとても便利です。
・モノトーンで
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![10631977 618742861580372 1334737627 a](https://scontent.cdninstagram.com/hphotos-prn/t51.2885-19/10631977_618742861580372_1334737627_a.jpg)
シンプル空間にまとめたお札の設置、もともと白の器の多い神棚用品が、黒の壁に映えてキレイなモノトーンでコーディネートが完成していますね。
モダンな雰囲気を残しながら、設置されていて素敵です。同じ色でシンプルにまとめると、生活感を感じさせない設置ができますね。
コツ・ポイント
いかがでしたか?神棚の作法は難しく感じますが、大切なのは感謝の気持ちや敬う心のようで、意外にも地方によって作法が違うなど融通の利く場面も多いようです。お札の設置をしてみたいなどと考えたことのある方は、簡易神棚やカンタンにお札を飾れるアイテムがおすすめです。神棚を飾る時にもインテリアになじむ、オシャレで可愛い製品がみつけられるといいですね。“雲”の字に関しても、どんな方法を選ぶかは人それぞれ、自分なりの方法で敬う気持ちを持ちながら、楽しく飾ってみましょう。