話題の酒粕パックを徹底ガイド。作り方から市販の酒粕コスメまで

酒粕は日本酒を作る時に出る搾りかす。米、麹、水を原料として発酵させたもろみを搾った液体が日本酒で、残った固形物が酒粕です。

酒粕の成分は、水分51%・炭水化物23%・蛋白質13%・脂質・灰分となっており、他にもペプチド・アミノ酸・ビタミン・酵母などが含まれているので、栄養素に富んだ食品としての価値が見直されています。

また、酒粕にはエタノールが含まれているので、腐敗しにくいのが特徴です。
市販の酒粕は、熟成の速度を抑えるため、賞味期限120日、10℃以下で保存する旨を表示している商品が多いようです。-18℃以下であれば3年間以上保存しても品質が大きく劣化することはありません。また、熟成の過程でアミノ酸の一種・チロシンが結晶化し表面に白い斑点状のものが現れることがありますが、品質には影響はないようです。

酒蔵で働く蔵人さんの肌や手は、きれいで色白な人が多い！
この事実から、酒粕が注目され、美肌効果が期待できるのではと考案されたのが「酒粕パック」です。

使用方法は簡単。

酒粕を顔に塗るだけです。本当にシンプルなパック法です。
この酒粕パック、強力な美白・保湿・保温効果があります。

ツイッターでずいぶん前からつぶやき続けられている酒粕パック。肌がもっちもちで白くなるという噂を探ってみましょう。

食べてもよし、肌に塗ってもよしの万能アイテムの酒粕は、実は日本酒以上に美肌効果が期待できるようです。美白成分として有名なアルブチンや、抗酸化力の高いフェルラ酸などの天然成分を豊富に含んでいます。

また、保湿成分も含まれているので、潤い効果も期待できます。肘やかかとなどかさつく場所には、サランラップで密閉して暫く置けばしっとりと潤いのある肌に大変身。

嬉しいことに、酒粕に含まれるコウジ酸が老化の原因である糖化を防いでくれるので、アイチエイジング効果も期待ができます。
いいことづくめの酒粕パック、さらにいいところは、なんといってもコスパがかなり高いこと!

全国的に有名な酒蔵の手作り酒粕でも、900gで500円前後というリーズナブルさも魅力。数千円～数万円する高級パックを使わずしてつるつるの肌が手に入るのはとても魅力的ですね。

酒粕には、タンパク質・繊維質を含む炭水化物・天然型吸収ビタミン類・カルシウム・リン・鉄・ナトリウム・カリウム等の無機質・更にマグネシウム・亜鉛・銅などをバランスよく含み、美白効果の高いアルブチン、保湿を促すアミノ酸も含まれるなど、美容面でも優れているほか、腸内環境を整える効果も期待できます。
そして酵母からの核酸類100種類以上の有効成分が含まれていたそうです。
またNMFという天然保湿因子の主な成分となる、必須アミノ酸を20種類ほど含むアミノ酸類も入っているのです。

アミノ酸類・乳酸・尿素・クエン酸塩などが主な成分で、いずれも水分を抱えこむ力があります。このためNMFは角質層の水分を保持する働きをもち、肌をみずみずしく保つという重要な役割を果たしてくれるというわけです。

これらの成分により優れた保湿力と、肌に張りや弾力を与えるコラーゲンやエラスチンを守り、細胞の老化も活性酸素からも守ってくれます。

酒粕は美白成分として有名なアルブチンや、抗酸化力の高いフェルラ酸などの天然成分を含んでおり、これらは食べても効果があります。
フェルラ酸は、お肌の活性酸素を除去してくれるのでアンチエイジング全般に効果を発揮します。
でも、実はそれだけでなく、フェルラ酸には美白効果もあります。
フェルラ酸には、メラニン色素の生成に関わるチロシナーゼという物質の活性を抑える働きがあり、メラニン色素が作られるのを抑えてくれます。

酒粕には、米由来のセラミドと類似の働きをするスフィンゴ脂質が含まれています。スフィンゴ脂質を簡単に説明すると、肌の中の水分をサンドイッチ状に挟み込み、水分を逃さないようにしてくれる成分です。そのために高い保湿力がある、と言えるのです。

酒粕に含まれるコウジ酸は、メラニン色素の発生を抑制する効果があります。アルブチンとタブルの働きで美白を実現してくれます。
それだけではなく、このコウジ酸、たるみやシワに悩む人にも効果的です。

その理由は、コウジ酸は、老化の原因である活性酸素を抑制してくれるのです。また最近話題の「糖化」による肌の黄ぐすみにも効果的で、若々しい肌を保つ効果が期待できます。「糖化」とは、簡単に言えば、コラーゲンを硬く脆くしてしまう現象であり、シワの原因の一つです。コウジ酸には抗糖化作用があり、糖化の原因物質AGEsの働きを抑制してくれるのです。

このような理由から、酒粕はアンチエイジング効果も期待できます。

シミやそばかすは皮膚の色素沈着によって起こります。
この原因はドーパクロムという物質で、このドーパクロムがメラニン色素に変化することによって、シミやそばかすができたり日焼けをするのです。
シミの原因となるメラニン色素がつくられる際には、チロシナーゼという酵素も働きます。

このチロシナーゼの働きを阻害する酵素を加えれば、メラニンの生成を抑制されることが分かっています。
このチロシナーゼの働きを阻害する物質が、美白成分としてよく聞かれる、遊離リノール酸やコウジ酸・アルブチン等になります。
また昨今の研究によって、酒粕がドーパクロムの生成を著しく妨げているという結果が報告されております。

では、酒粕に含まれるアルブチンとは、どのようなものでしょうか？
アルブチンは、シミに効く美白成分として有名な「ハイドロキノン」の誘導体です。
酒粕には天然のハイドロキノン誘導体であるアルブチンが含まれているため、美白に対して高い効果と安全性が期待できます。

※誘導体とは、構造の一部が変化してできた成分のこと。
ハイドロキノンとグルコースをα結合させることによって、効果と安全性の両方が期待できるαアルブチンというハイドロキノン誘導体が作られています。

酒粕には保湿が高い分、毛穴をしっかりと開いてくれる効果もあるのです。つまり毛穴をしっかりと開いてくれるので、中に詰まった老廃物の除去などのデトックス効果も期待できます。汚れも取れるので更に美白度は加速します。

これは酒粕に身体を温める作用があるからです。皮膚表面の温度を上げて毛穴を開く働きがあり、また、血液循環を高める働きもあるからなのです。

美白効果が期待できる酒粕パック。紫外線対策や、日焼けしてしまった方にはオススメです。しかし、日焼けの場合は、日焼けして72時間以内にレスキューアイテムとして酒粕パックを利用してください。

日焼けの後にメラニン色素が多く作られ、沈着してくるのは72時間後から。その72時間の間にどれだけケアしたかで作られるメラニン色素の量を減らし、沈着を防ぐことができるかが決まります。シミを防ぎたいなら72時間以内に酒粕パックでケアしましょう。

敏感肌の人は、あらかじめパッチテストを行って使用するようにしましょう。

通常の美白化粧品は、有効成分を肌の奥まで届けるため、界面活性剤の作用で肌のバリア機能をこじ開ける働きがあります。しかし、その代償としてお肌のバリア機能が壊されてしまうこともあります。酒粕パックは、酵母の働きで、バリア機能を無理やりこじ開けなくても自然の理にかなった働きをしてくれるのですが、念のためにテストをして試したほうが安心ですね。

日本酒の酒蔵で働く杜氏さんたちは、日々、もろみや酒粕に触れているので、美肌な方が多いといわれています。これは、酒粕の酵素には美白成分が含まれているから。

そんな美肌になる酒粕、使わない手はありません。おすすめは酒粕を使ったパック。

作り方は、酒粕に精製水を加えるだけのとても簡単なモノです。これだけで、気軽に使える美白パックのできあがり。レシピと呼べないくらい簡単で美肌になるパックです。

顏などに塗布して5〜15分後に洗い流すと、白さがワントーン上がった美肌を実感できるはずです。酒粕の酵母には、保湿成分も含まれているので潤い効果も期待できます。 ひじやかかとなど、かさつきが気になる場所には、上からサランラップを貼れば保湿パックにもなる万能パックです。

簡単に酒粕パックをつくる方法です。

レンジでチンする酒粕パック

お酒に弱い人やアルコールが心配な人は、最初に酒粕をレンジ10秒ほどでチンしてアルコール分を飛ばします。効果に変わりはありません。チンした後、精製水を混ぜて溶きましょう。

酒粕を10秒ほどチンして、豆乳などを混ぜてそのまま塗りましょう。また、酒粕にヨーグルトをちょっと加えて緩くしただけのもの、いわゆるスクラブ状で使用してもいいでしょう。

もっとも美肌に効果があるとされているのは、こうして作った酒粕パックに米ぬかを混ぜることです。これはお医者さんも推奨しているようです。

好みで蜂蜜、きなこ、米ぬか、ヨーグルトを入れたり、精製水の代わりに豆乳にしたりとアレンジも自在です。ただし、初めて行う場合は必ずパッチテストをしてからにしましょう。

保湿効果が高いので、ひじやひざもツルツルになり、全身すべすべうるうるお肌になります。

どうしてもお酒の臭いが気になるという方は、パックを洗い流すときに石鹸で軽く洗い流せば気になりません。
使用中の臭いが気になるのなら、お好みで　ラベンダーやネロリ、カモミール、ローズ、ゼラニウムなどのエッセンシャルオイルを１滴入れるとかなり違いますよ。

酒粕パックは高い美白効果が期待できるので、夜のお手入れの時は必ず使ってほしいアイテムです。
１日中乾燥状態にさらされたお肌、日中紫外線を浴びたお肌をその日のうちにケアすることは、長い目で考えると美肌美白の近道となります。毎日のコツコツとした努力が成果をなすということですね。

１日１回パックすれば充分効果はありますが、時間に余裕があれば、朝の洗顔の際にもパックしましょう。よりお肌を守り美白に導いてくれます。

酒粕パックは毎日行うのが理想ではありますが、実際に行うには少し時間がかかります。
なので、中には毎日時間を取って酒粕パックを行うのが難しい方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、時間が取れる時は酒粕パックで集中ケア。
時間がない時は日本酒酵母が入った化粧水とクリームでささっとケアをするといった使い分けがおすすめです。

酒粕パックを始める前には必ず毎回パッチテストを行いましょう。
お酒の香りがするので、お酒が苦手な方は酔ってしまうことも。また、敏感肌の方は赤くなったりかぶれたりする可能性もあるのでご注意ください。

まずは、基本の作り方から、さらにちょっとした工夫をして、自分に合うものも見つけてみてください。

他にオススメなのは、純米酒をお湯に入れて半身浴しながら、酒粕パックをすることです。
身体も芯から温まりやすい、ボディ肌は純米酒の効果で美肌になりつつ、全身の毛穴を開くので、酒粕パックをしている部分の毛穴も更に開き易くなり、デトックス効果と成分の浸透効果も期待できますよ。

そしてもちろん、酒粕パックは顔だけではなく、全身のお肌に効果ありますから、ボディ全身にもお使いいただけます。

アルコールが苦手な方は、最初に酒粕をレンジで10秒ほど加熱して、軽くアルコール分を飛ばすと良いでしょう。加熱すると酒粕が柔らかくなるので水と混ざりやすくなります。面倒くさがり屋さんにもレンジでチンはオススメです。

精製水を日本酒に変えるとより効果が高まります。日本酒は出来れば純米のものを使ってください。アルコールがきつすぎるな、と感じる時は精製水と日本酒を1：1で混ぜても良いと思います。量はお好みで調整してみてください。

風呂場でパックする時は上記のレシピでOKですが、お部屋でパックする際に顔から垂れてきてしまうのが心配な時には、少しだけ小麦粉を足して硬めのテクスチャーにすると良いでしょう。ただし、くれぐれもアレルギーにはお気をつけください。

オススメの酒粕は板状ではなくペースト状になっている「純米大吟醸」の酒粕です。ペースト状になっているので、電子レンジでチンせずにそのまま使える手軽さがあります。

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たくさん買ってしまっても酒粕自体の賞味期間は結構長く、2ヶ月から3ヶ月くらいあるものもあります。買ったら冷蔵庫で保管して、その都度使う分だけ取り出せば、痛んでしまうことはありません。

また、パックを作った際に残った分は、袋の中に入れたままジップを閉めて冷蔵庫で保存しましょう。だいたい4日か5日くらいで使いきればいたむことはないです。

化粧品がまだない時代は、お肌のコンディションを整えるために水で薄めた日本酒が使われていました。人前にでる芸子さんは残った日本酒を化粧水として使っていたようです。日本酒に含まれるアミノ酸が保湿効果をもたらしてくれるというのは、古くから伝わっていたようですね。
「菊正宗 日本酒の化粧水」は、１本に日本酒１升分の主要アミノ酸が含まれているので、より高い保湿力を体感できます。

たっぷり500ml入った日本酒を用いた化粧水です。これ一本に日本酒1升（1.8Ｌ）分の主要アミノ酸がギュギュッと濃縮されています。 香りは、甘くやさしい日本酒の香りで、べたつきなくしっとり、なめらかな素肌に保ちます。

11種の米由来成分と6種の発酵系成分を配合した日本人の肌に合ったオールインワンジェルです。

「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」「パック」「化粧下地」の6つの役割をこれ一つでカバーしたオールマイティなモイスチャージェルです。さらに3種のヒアルロン酸と2種のビタミン（誘導体）配合。
弱酸性、無香料、無着色、無鉱物油、シリコンフリー、石油系界面活性剤フリーです。

「米ぬか美人」は、うるおいを長くキープするスーパーヒアルロン酸や、保湿力に優れた米ぬかエキス、ハリや弾力に欠かせないコラーゲンなど女性の肌にうれしい成分を贅沢に配合した化粧水です。
タップリと使ってもリーズナブルなのが嬉しいですね。
米ぬか美人は、フェイシャル商品だけでなく、シャンプーやボディクリームなどトータルで展開しています。とくに乾燥の季節には強い味方になりそうです。

大吟醸酒（コメ発酵液）とその酒粕をたっぷり配合した無着色・無香料・防腐剤無添加のオリジナル化粧水です。
酒粕が配合されているので、美白効果はもちろん、シミやそばかすを防いでくれ、これらが相乗効果を生み出して、肌にすーっと吸収され、つるつる感が持続します。石油系の防腐剤（パラベン等）を一切使用せず、天然の防腐効果や抗菌効果のある ローズマリーエキス・グレープフルーツ種子エキスを配合した化粧水です。
天然素材にこだわる自然派志向の方にオススメのコスメ商品です。

酒粕に含まれるアルブチンやリノール酸にはメラニンの生成を抑制する働きがあります。
また酒粕は 肌の新陳代謝を高める成分も豊富です。
酒粕を配合した福千歳大吟醸酒粕石鹸は、汚れはしっかり落とし、洗顔後はしっとりとした使用感です。また、泡で包みこむようにしばらく置くと、ちょうど酒粕パックをしたような感じになります。
手の甲・かかと なども残った石鹸の泡でパックするように洗いましょう。

100均のダイソーで販売されている化粧水。2001年夏ころからネット上で口コミでは評判となったようで、今ではチープコスメの人気商品となりました。

ツィッターでも口コミが多数寄せられています。

100均コスメなのに……スゴイ！と評判『酒しずく化粧水』って？でも続々と口コミが寄せられいます。

「ダイソーの酒しずく化粧水買ったんですが、いくら評判がよいと知ってても、使うと肌がつるっつるになるのでびっくり。がっつりお酒の匂いするけど。最初に使うと他の化粧水の浸透度がかなり上がる。なくなったらまた買おうっと。」

「この化粧水100均なんだけど大量にコットンに浸してパックするとすごくいい」

「このところ、ダイソー商品の化粧水「酒しずく」使っていますが、なかなか使い勝手が良い。100円で買えるから、量を気にしなくて使えるし、コットンパックにもちょうどいい。化粧のノリが良くなった感じがする。」

など、安いのでバシャバシャ使えるのがいい、なおかつ、しっとりとするという意見が多いです。こちらのサイトから口コミを参考にさせてもらいました。

酒蔵に眠る600本に及ぶ貯酒の中から、美肌に最適の純米酒を選び作られた化粧水です。香料や防腐剤は一切不使用。使い方は自由自在、全身のあらゆる美容法に使用することができます。
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LAUREL sozai 酒かす化粧水が生産終了となり、続いて登場したのが、shiro酒かす化粧水です。国産の素材のみにこだわって作られている自然派コスメブランドからの化粧水です。

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スッとお肌になじんでしっとり潤いを補給。乾燥してくすんだお肌にも、吸い付くようなうるおい素肌を実感していただけます。