欧米では多くの家庭で取り入れられているサンルーム。今、日本でも自宅にサンルームを設置する家庭が増えています。技術の向上によりサンルームのデメリットが極端に減ったことも理由の一つ。「設置してよかった!」とみんなが口を揃えるサンルームの魅力と基礎知識をご紹介します。
サンルームとは
光あふれる開放的な空間
サンルームとは、壁や天井をガラス張りにして太陽光を多く取り込めるよう作られた部屋のこと。外が見えるので開放感があり、実際のスペースより広く感じられるのも特徴です。
サンルームは独立したひとつの建物として作られることもありますが、多くの場合は自宅の一部として設置されます。
欧米の一般家庭では馴染みのあるスタイルですが、日本ではレストランやホテルのイメージが強いサンルーム。
しかし最近は、リフォームの際にサンルームを設置する一般家庭が増えているのだとか。
サンルームの中は、ほぼ全面ガラス張りの窓から外を見渡せて、開放感が抜群。昼間は自然光が差し込み、光があふれる空間となります。
まるでリゾートホテルやおしゃれなレストランのように、自宅で非日常を味わえるスペースとなるのです。
良いイメージばかりのサンルームですが、実際に設置するとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。基礎知識を交えながら詳しくご説明します。
どんなメリットがあるの?
日光浴
サンルームは日光浴にピッタリのスペース。椅子やテーブル、夏は子ども用のプールを置いてプライバシーを守りながら日光浴ができます。
人間が体内で生成するビタミンDの大部分は日光浴で作られます。ビタミンDは、皮膚が紫外線を浴びることによって作られる物質なのです。
オゾン層の破壊が進んで以来紫外線を有害とする考え方が浸透しましたが、近年はそれにともなうビタミンD不足が世界的な問題となっているのです。
特に日本人は日光にあたる時間が少なく、それにともなって慢性的なビタミンD不足になっているそうです。ビタミンDの欠乏はさまざまな健康被害を引き起こし、妊婦が十分なビタミンDを生成できないと胎児に影響が出る場合も。
サンルームはガラス張りの窓を開け放ち、室内にいながら適度に太陽光を浴びることができます。環境省が推奨する日光浴の時間は毎日15分〜30分。ガラス越しだとビタミンDの生成が行われないので、窓を開けることがポイントです。
温室効果でグリーンが育つ
サンルームは室内を温室のように使うこともできます。寒さに弱い植物や直射日光を避けたい植物などの育成にも最適。季節を問わず、一年中花や植物を楽しめます。また家庭菜園の場所として、野菜やフルーツを育てている家庭も多く見られます。
サンルームを温室として使う場合は、水かこぼれても差し支えない床にすることが大切。濡れても滑りにくく、お手入れしやすい床材を選びましょう。
ツヤのない種類のタイルなら種類も豊富。花や植物の生える色やデザインで、サンルームをおしゃれに彩ってください。
洗濯物が乾きやすい
サンルームなら、雨や強風などの天候に左右されず安心して洗濯物を干すことができます。天気の良い日は、太陽熱を利用して洗濯物が乾きやすくなるのも嬉しいポイント。
外に干すのとは違い、防犯面でも安全。そのうえ、花粉や大気汚染物質のPM2.5を避ける対策としても注目されています。
また、サンルーム内に給排水工事を行い洗濯機を置けば、理想的なランドリールームとして活用することもできます。
洋服や布団を直接外に干すには気が引ける…という方は少なくないと思います。ガラスで囲まれたサンルームなら、安心して洗濯物を自然乾燥させることができます。
冷暖房が効きやすくなる
住宅の一部にサンルームを設置すると、二重部屋効果で室内の冷暖房の効きが良くなります。これは二重窓と同じ原理。室内とサンルームがガラス戸や窓で仕切られている場合、サンルームが大きな空気の層となって室内の温度を保ってくれるのです。
お家がおしゃれ空間に
カフェやレストランに行かなくても、サンルームで過ごすだけでちょっとした非日常が楽しめます。
また、お友達を呼んでお茶を飲む際、サンルームに案内するととても喜ばれますよ。お家の中におしゃれな空間があることで、より一層家が好きになること間違いなしです。
サンルームのデメリット
防犯面での不安
サンルーム最大の特徴である「ガラス張り」。自然光が差し込む気持ちのよい部屋になりますが、カーテンやブラインドを使わないと外から部屋の中が見えてしまう可能性があります。
また、最近は防犯のための強化ガラスを使用したサンルームがほとんどですが、家の壁に比べると強度は低め。サンルームが家への侵入経路となってしまう危険性も。
サンルームを設置する場合は、それを踏まえた防犯対策が必要となってきます。
室温コントロールが難しい
一昔前まで、サンルームは「夏は暑く、冬は寒い」というイメージがありました。しかし今は、耐熱ガラスなどの登場により格段と過ごしやすいスペースに。
とは言っても、普通の外壁に囲まれた部屋より室温のコントロールが難しいのが事実。ガラス張りは外の気温を通しやすいので、天候によっては冬でも気温が上がりずらい場合もあるでしょう。
そのため、サンルーム内で過ごす際は季節に応じた冷暖房を準備しておくことをおすすめします。
開閉できないと夏は高温に
冬は日差しがあれば外よりポカポカと温かくなるサンルーム。寒ければ持ち運びができる暖房機器を使用すれば足りますが、夏はエアコンがないと高温になってしまいます。
それを避けるためにも、サンルームのガラスは開閉できるタイプを選ぶことが重要。窓が開けば風が通り抜け、夏でも気温の急上昇を防ぐことができます。
メンテナンスが大変
サンルームを設置すると、自ずと発生するメンテナンス。ガラス窓の掃除から屋根の上の雪下ろしまで、環境に応じたお手入れが必要になります。
しかし、ほうきと雑巾、掃除機があればあらかたのお掃除はできますので、あまり心配することはないでしょう。
住宅の保証がなくなる場合も
家のリフォームの際に設置することが多いサンルーム。注意したいのは、住宅の施工会社とは異なる業者にサンルーム工事を頼むとき。
住宅に隣接するサンルームは家の一部を作り替える必要があるので、場合によっては家の保証が期間内でも適用外になってしまう可能性があります。
「サンルームを設置した部分のみ適用外」であればまだいいのですが、家全体が保証の対象外になってしまうことも。
事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
工事費が高額
サンルームの工事費は、業者や環境、仕様、サイズなど様々な要因によって大きく変わりますが、数十万円〜数百万円かかる高い買い物です。
そのため「欲しい!」と思ってすぐに注文できるものではありません。
また、大きめのサンルームなら固定資産税が増額されて負担が増える可能性もあります。登記の変更も行わなければならない場合は、土地家屋調査士や司法書士に依頼することになるかもしれません。
高額なうえに、設置後もお金がかかるので、長い目で見た判断が必要です。
日本のサンルーム施工例
メリットもあればデメリットもあるサンルーム。しかし設置したご家庭の話を聞くと、「設置して良かった!」「デメリットを感じないほど快適!」という声を聞きます。実際に体験してしまうと、もうサンルームのない生活は考えられないとのこと。
次は、私たちの身近な日本の住宅に設置されたサンルームの施工例をご紹介します。
庭先に広がるガーデンルーム
ホワイトの洋風サンルームが素敵なこちらのお宅。庭とサンルームが自然に繋がるように工夫されたエクステリアもおしゃれです。
ガラスの折り戸で開口部が大きく、オープンエアを思い切り楽しめる作りになっていますね。
省スペースでも可能なサンルーム
お庭にもう一つ部屋ができたようなこちらのサンルーム。スペースを上手に利用していて、真似できるポイントが多いのではないでしょうか。
お庭を放ったらかしにしていて使っていないのなら、このようにサンルームを設けて家を広く大きくしてしまうのも一つのアイデアです。
多角形サンルーム
四方から光を取り込むなら、多角形のサンルームがおすすめ。こちらは外との段差を少なくして、気軽に行き来できるデザインのサンルーム。
中にあるテーブルと椅子のインテリアも素敵です。ここで朝食をとったり、午後のお茶を楽しむ光景が目に浮かびます。
こちらも自然光が入りやすい多角形のサンルーム。庭とは段差を付けたエクステリアと組み合わせていて、大雨や雪の日でも安心できそう。
2階の設置もOK
こちらは、もともとあった2階の雨よけ用の屋根とベランダに、特殊加工で窓を取り付けてサンルームを作り出した施工例。とても素敵な仕上がりです。
1階に設置できない場合は、このように2階の既存の設備を利用してサンルームを設けることも可能。
コンパクトに
サンルームを寛ぎの居住スペースとする意外にも、洗濯物を干したりアウトドア用品の収納場所とするケースもあります。その場合は広い面積を必要としないので、こちらのお宅のようにコンパクトで使い勝手を重視した空間にするのもおすすめ。
自宅にサンルームを設置するには
実際にサンルームを設ける場合、具体的にはどのようなことを意識すればいいのでしょうか?業者に頼む前に考えておきたいポイントをまとめました。
使用目的を明確に
サンルームを設置する前に、どのような目的で使用するかをハッキリさせておきましょう。
もう一つのリビングとして居室のように使いたい場合と、洗濯物を干すなど家事効率を高める場合とでは仕様が変わってきます。
居室として寛ぎを最優先するサンルームは、テーブルや椅子、ソファなどを置くスペースを考慮すると、それなりの広さが必要になってきます。また、開口部の仕様や外観・内装のデザインも凝ったものを選ぶことが多いようです。
家事や収納、その他特定の用途で使われるサンルームは、その目的に合った工夫が優先されます。洗濯物を干す、温室として使う、ペット用スペースとしてなど、それぞれの用途で使う素材や仕様が異なります。
サンルームを取り入れる前に、どのような目的で使う空間かをよく検討しておくと良いでしょう。
配置場所を考える
サンルームは日差しを取り入れるための部屋。そのため、日のあたらない北側を避けることが多いようです。通常は南か東向きに作られますが、他の建物との兼ね合いで日陰になってしまう場所や、そもそも南や東に限定するとサンルームの設置が難しい場合もあるでしょう。
そんなときは適当に決めず業者とよく相談して、納得できる位置に設置してください。
また、生活動線を意識して仕様を考えることも大切。
家のどの部分に隣接させるかで、使い勝手が変わります。第2のリビングとするなら、今あるリビングやダイニング、キッチンなどとの動線を意識すると良いでしょう。
洗濯メインなら、バスルームや洗濯機の近く。寝室付近に設けると、布団やベッドリネンを干す時に便利です。
壁や天井の仕様
天井、壁に使う素材や仕様も検討しておきたいポイント。
天井からの日差しをもれなく取り入れたい場合と、適度な日陰が欲しい場合では使う素材が変わります。
サンルームの開口部の開き方ひとつとっても、庭や外へのアクセスのしやすさが変わってきます。折戸で全面的に開口できるタイプなら、人や物が行き来しやすくより開放的に感じます。
外へのアクセスを重視せずプライバシーや防犯性を高めるなら、出入り口を限定した作りにし、腰壁を設けるのもおすすめ。
サンルームが通りに面していて人目が気になる場合は、目線が隠れる高さの塀を設置するなど、目隠しにも工夫を凝らしてみてください。
実績豊富で信頼できる業者を選ぶ
業者を選ぶ際のポイントとなるのは
◯どれだけ実績があるか
◯地域の気候を理解しているか
◯ショールームやカタログが充実しているか
などがあげられます。1社だけで検討せず、数社に相談して施工例を見せてもらい、見積もりを依頼し、比較して決めることをおすすめします。
また、できることならショールームに出向いて実際の商品を見ておいたほうが、よりイメージがつかみやすくなるでしょう。
さまざまなカタログや実際の商品、施工例を見ることで、自宅とサンルームの組み合わせ方やコーディネートの仕方が見えてくることがあります。
「これは無理かな?」と思うことでも、業者に希望を伝えることで可能になる場合も。要望や疑問は遠慮せずに伝えることが、満足できるサンルーム作りにつながります。
光あふれる開放的な空間
サンルームとは、壁や天井をガラス張りにして太陽光を多く取り込めるよう作られた部屋のこと。外が見えるので開放感があり、実際のスペースより広く感じられるのも特徴です。
サンルームは独立したひとつの建物として作られることもありますが、多くの場合は自宅の一部として設置されます。
欧米の一般家庭では馴染みのあるスタイルですが、日本ではレストランやホテルのイメージが強いサンルーム。
しかし最近は、リフォームの際にサンルームを設置する一般家庭が増えているのだとか。
サンルームの中は、ほぼ全面ガラス張りの窓から外を見渡せて、開放感が抜群。昼間は自然光が差し込み、光があふれる空間となります。
まるでリゾートホテルやおしゃれなレストランのように、自宅で非日常を味わえるスペースとなるのです。
良いイメージばかりのサンルームですが、実際に設置するとどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。基礎知識を交えながら詳しくご説明します。
日光浴
サンルームは日光浴にピッタリのスペース。椅子やテーブル、夏は子ども用のプールを置いてプライバシーを守りながら日光浴ができます。
人間が体内で生成するビタミンDの大部分は日光浴で作られます。ビタミンDは、皮膚が紫外線を浴びることによって作られる物質なのです。
オゾン層の破壊が進んで以来紫外線を有害とする考え方が浸透しましたが、近年はそれにともなうビタミンD不足が世界的な問題となっているのです。
特に日本人は日光にあたる時間が少なく、それにともなって慢性的なビタミンD不足になっているそうです。ビタミンDの欠乏はさまざまな健康被害を引き起こし、妊婦が十分なビタミンDを生成できないと胎児に影響が出る場合も。
サンルームはガラス張りの窓を開け放ち、室内にいながら適度に太陽光を浴びることができます。環境省が推奨する日光浴の時間は毎日15分〜30分。ガラス越しだとビタミンDの生成が行われないので、窓を開けることがポイントです。
温室効果でグリーンが育つ
サンルームは室内を温室のように使うこともできます。寒さに弱い植物や直射日光を避けたい植物などの育成にも最適。季節を問わず、一年中花や植物を楽しめます。また家庭菜園の場所として、野菜やフルーツを育てている家庭も多く見られます。
サンルームを温室として使う場合は、水かこぼれても差し支えない床にすることが大切。濡れても滑りにくく、お手入れしやすい床材を選びましょう。
ツヤのない種類のタイルなら種類も豊富。花や植物の生える色やデザインで、サンルームをおしゃれに彩ってください。
洗濯物が乾きやすい
サンルームなら、雨や強風などの天候に左右されず安心して洗濯物を干すことができます。天気の良い日は、太陽熱を利用して洗濯物が乾きやすくなるのも嬉しいポイント。
外に干すのとは違い、防犯面でも安全。そのうえ、花粉や大気汚染物質のPM2.5を避ける対策としても注目されています。
また、サンルーム内に給排水工事を行い洗濯機を置けば、理想的なランドリールームとして活用することもできます。
洋服や布団を直接外に干すには気が引ける…という方は少なくないと思います。ガラスで囲まれたサンルームなら、安心して洗濯物を自然乾燥させることができます。
冷暖房が効きやすくなる
住宅の一部にサンルームを設置すると、二重部屋効果で室内の冷暖房の効きが良くなります。これは二重窓と同じ原理。室内とサンルームがガラス戸や窓で仕切られている場合、サンルームが大きな空気の層となって室内の温度を保ってくれるのです。
お家がおしゃれ空間に
カフェやレストランに行かなくても、サンルームで過ごすだけでちょっとした非日常が楽しめます。
また、お友達を呼んでお茶を飲む際、サンルームに案内するととても喜ばれますよ。お家の中におしゃれな空間があることで、より一層家が好きになること間違いなしです。
防犯面での不安
サンルーム最大の特徴である「ガラス張り」。自然光が差し込む気持ちのよい部屋になりますが、カーテンやブラインドを使わないと外から部屋の中が見えてしまう可能性があります。
また、最近は防犯のための強化ガラスを使用したサンルームがほとんどですが、家の壁に比べると強度は低め。サンルームが家への侵入経路となってしまう危険性も。
サンルームを設置する場合は、それを踏まえた防犯対策が必要となってきます。
室温コントロールが難しい
一昔前まで、サンルームは「夏は暑く、冬は寒い」というイメージがありました。しかし今は、耐熱ガラスなどの登場により格段と過ごしやすいスペースに。
とは言っても、普通の外壁に囲まれた部屋より室温のコントロールが難しいのが事実。ガラス張りは外の気温を通しやすいので、天候によっては冬でも気温が上がりずらい場合もあるでしょう。
そのため、サンルーム内で過ごす際は季節に応じた冷暖房を準備しておくことをおすすめします。
開閉できないと夏は高温に
冬は日差しがあれば外よりポカポカと温かくなるサンルーム。寒ければ持ち運びができる暖房機器を使用すれば足りますが、夏はエアコンがないと高温になってしまいます。
それを避けるためにも、サンルームのガラスは開閉できるタイプを選ぶことが重要。窓が開けば風が通り抜け、夏でも気温の急上昇を防ぐことができます。
メンテナンスが大変
サンルームを設置すると、自ずと発生するメンテナンス。ガラス窓の掃除から屋根の上の雪下ろしまで、環境に応じたお手入れが必要になります。
しかし、ほうきと雑巾、掃除機があればあらかたのお掃除はできますので、あまり心配することはないでしょう。
住宅の保証がなくなる場合も
家のリフォームの際に設置することが多いサンルーム。注意したいのは、住宅の施工会社とは異なる業者にサンルーム工事を頼むとき。
住宅に隣接するサンルームは家の一部を作り替える必要があるので、場合によっては家の保証が期間内でも適用外になってしまう可能性があります。
「サンルームを設置した部分のみ適用外」であればまだいいのですが、家全体が保証の対象外になってしまうことも。
事前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
工事費が高額
サンルームの工事費は、業者や環境、仕様、サイズなど様々な要因によって大きく変わりますが、数十万円〜数百万円かかる高い買い物です。
そのため「欲しい!」と思ってすぐに注文できるものではありません。
また、大きめのサンルームなら固定資産税が増額されて負担が増える可能性もあります。登記の変更も行わなければならない場合は、土地家屋調査士や司法書士に依頼することになるかもしれません。
高額なうえに、設置後もお金がかかるので、長い目で見た判断が必要です。
メリットもあればデメリットもあるサンルーム。しかし設置したご家庭の話を聞くと、「設置して良かった!」「デメリットを感じないほど快適!」という声を聞きます。実際に体験してしまうと、もうサンルームのない生活は考えられないとのこと。
次は、私たちの身近な日本の住宅に設置されたサンルームの施工例をご紹介します。
庭先に広がるガーデンルーム
ホワイトの洋風サンルームが素敵なこちらのお宅。庭とサンルームが自然に繋がるように工夫されたエクステリアもおしゃれです。
ガラスの折り戸で開口部が大きく、オープンエアを思い切り楽しめる作りになっていますね。
省スペースでも可能なサンルーム
お庭にもう一つ部屋ができたようなこちらのサンルーム。スペースを上手に利用していて、真似できるポイントが多いのではないでしょうか。
お庭を放ったらかしにしていて使っていないのなら、このようにサンルームを設けて家を広く大きくしてしまうのも一つのアイデアです。
多角形サンルーム
四方から光を取り込むなら、多角形のサンルームがおすすめ。こちらは外との段差を少なくして、気軽に行き来できるデザインのサンルーム。
中にあるテーブルと椅子のインテリアも素敵です。ここで朝食をとったり、午後のお茶を楽しむ光景が目に浮かびます。
こちらも自然光が入りやすい多角形のサンルーム。庭とは段差を付けたエクステリアと組み合わせていて、大雨や雪の日でも安心できそう。
2階の設置もOK
こちらは、もともとあった2階の雨よけ用の屋根とベランダに、特殊加工で窓を取り付けてサンルームを作り出した施工例。とても素敵な仕上がりです。
1階に設置できない場合は、このように2階の既存の設備を利用してサンルームを設けることも可能。
コンパクトに
サンルームを寛ぎの居住スペースとする意外にも、洗濯物を干したりアウトドア用品の収納場所とするケースもあります。その場合は広い面積を必要としないので、こちらのお宅のようにコンパクトで使い勝手を重視した空間にするのもおすすめ。
実際にサンルームを設ける場合、具体的にはどのようなことを意識すればいいのでしょうか?業者に頼む前に考えておきたいポイントをまとめました。
使用目的を明確に
サンルームを設置する前に、どのような目的で使用するかをハッキリさせておきましょう。
もう一つのリビングとして居室のように使いたい場合と、洗濯物を干すなど家事効率を高める場合とでは仕様が変わってきます。
居室として寛ぎを最優先するサンルームは、テーブルや椅子、ソファなどを置くスペースを考慮すると、それなりの広さが必要になってきます。また、開口部の仕様や外観・内装のデザインも凝ったものを選ぶことが多いようです。
家事や収納、その他特定の用途で使われるサンルームは、その目的に合った工夫が優先されます。洗濯物を干す、温室として使う、ペット用スペースとしてなど、それぞれの用途で使う素材や仕様が異なります。
サンルームを取り入れる前に、どのような目的で使う空間かをよく検討しておくと良いでしょう。