みなさん、プリザーブドフラワーをご存知ですか?プリザーブドフラワーは、生花に特殊な加工を加えたもので、花の美しい時期が数年にわたって維持される奇跡の花です。今回は、このプリザーブドフラワーについてご紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
プリザーブドフラワーとは
花の美しさを長く楽しめる
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プレゼントされた記念の花や丹精込めて育てた大切な花を、少しでも長持ちさせたいと考えたことはありませんか?
実はその願望を叶えるために生まれた技術があるのです。
その技術の結晶こそが、今回ご紹介していきます「プリザーブドフラワー」です。
プリザーブドフラワーとは、ある特殊な加工を施された草花を指す単語です。
そしてこの特殊加工されたプリザーブドフラワーは、保管方法さえ間違えなければ、生花の瑞々しさ・質感・鮮やかさをそのまま数年にわたって維持することができるのです。
プリザーブドフラワーの歴史
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プリザーブドフラワーの技術は、1900年代の欧州で誕生します。
まず、花を美しい姿のまま長く保つ方法を模索し、ベルギーのブリュッセル大学とドイツのベルリン大学が中心になり、10年以上もの時間をかけて共同研究を続けます。
そうして、1987年についにこの研究が実を結び、現在のプリザーブドフラワーの先駆けとなる技術の開発に漕ぎ着けました。
その後、共同研究に参画していたフランスの企業ヴェルモント社がこの研究結果を下地に、さらに研究を重ね、改良を施します。
そして研究を重ね続けて数年が経った1991年に、現在市場に出回っている「プリザーブドフラワー」が完成、特許が取得され、フランス・パリを中心にヨーロッパ全土にその存在が広がっていったのです。
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ヨーロッパで注目を集めたプリザーブドフラワーは、開発から数年後にここ日本にも輸出されるようになります。
けれど、現在では日本でも贈り物の定番としての地位を確立しているプリザーブドフラワーも、その頃はまだまだ値段が高く、一部の愛好家の間でもてはやされる程度の人気に留まります。
もちろんヴェルモント社も、生産の場をバラの世界的産地であるエクアドルに設置し、生産の効率化やコスト削減に挑んでいました。
しかし、それでも一般に親しまれる程に価格を抑えることが不可能だったのです。
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素晴らしい技術にもかかわらず、「値段」と言う大きな壁を前に、広い支持を得られずにいたプリザーブドフラワーですが、2000年代に入ると一転して、幅広い層から支持を得るようになります。
技術の向上・他社の新規参入により、値段が大幅に下げられるようになったのが、その要因です。
こうして最大の難関である「値段」の問題をクリアしたプリザーブドフラワーは、花の1番美しい時期がいつまでも続く奇跡の花として、一躍注目を集めることになったのです。
ドライフラワーとの違い
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ここまでの流れで、「花を長く楽しむ技術」と聞き、ドライフラワーの名前が浮かんできた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かにドライフラワーも、花を長く楽しむ方法の1つですよね。
そこで、次は、ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違いについてみていきましょう。
ドライフラワーの特徴
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ドライフラワーとは、ご存知の通り、生花を乾燥させて作り上げたものです。
生花を湿気のない風通しの良い場所に吊るしておけば、2~3週間程で完成しますので、お金も手間もかけずに作ることができます。
花から水気が失せたことにより、花がカサカサとした質感になり、見た目もアンニュイな雰囲気が醸しだされるようになるのが特徴です。
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このように、簡単に作れて、他にはない独特な雰囲気を演出してくれるドライフラワーですが、少々難点も存在します。
それは、時間と共に花がどんどん色褪せていくこと。
ドライフラワーの美しさは、丁寧に管理していてもおおよそ3カ月で失われると言われていますので、そこまで長く楽しむことはできないのです。
プリザーブドフラワーの特徴
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プリザーブドフラワーもドライフラワー同様、生花を乾燥させて作ります。
しかし、ドライフラワーとは違い、生花の瑞々しさ・柔らかな質感・鮮やかな彩りが失われることはありません。
これは、プリザーブドフラワー独特の加工法が関係してます。
ドライフラワーの作成は生花をただ乾燥させるだけですが、プリザーブドフラワーの作成には幾つかの工程が必要です。
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プリザーブドフラワーは生花を乾燥させる前に、まず花の色を抜き取り、代わりに天然素材の特殊な染料を吸わせます。
こうして手を加えてから乾燥させることにより、瑞々しさ・柔らかな質感・鮮やかな彩りを再現することができるのです。
そして、ドライフラワーがおおよそ3カ月の命であるのに対し、プリザーブドフラワーの寿命は1~2年と言われています。
豊富なカラーバリエーション
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人工的に着色を行うプリザーブドフラワーは、カラーバリエーションも豊富。
自然な色合いの物の他に、蛍光色に近いネオンカラーを作ることもできれば、青いバラのような奇跡の花を作ることも可能です。
また、使用できる花も豊富で、お気に入りの花をプリザーブドフラワーに作り替えることも可能になっています。
水やりをしなくていい
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プリザーブドフラワーは、お花の世話が苦手な方にも、安心してご利用いただけます。
そう言いますのも、プリザーブドフラワーは生花と異なり、水やりの必要がないからです。
この特徴は、ついつい水やりを忘れたり、花瓶の水を取り替えることを忘れたりしてしまいがちな方にとって、かなりのプラスポイントになるのではないでしょうか?
どれぐらい保つの?
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プリザーブドフラワーの寿命が1~2年と聞いて、「プリザーブドフラワーは、10年近く美しい姿を保つはずでは?」と首を傾げた方もいるかもしれません。
確かに、プリザーブドフラワーが市場に出回るようになった当初は、そのような触れ込みが掲げられていました。
しかし、これはヨーロッパで楽しむことが前提になっていたのです。
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この前提を考慮した結果、今ではプリザーブドフラワーの寿命は訂正され、1~2年と記載されるようになっています。
ただ、これは、決して日本に出回っているプリザーブドフラワーの質が悪いということではありません。
実は、プリザーブドフラワーは、高温多湿の環境が大の苦手だったのです。
そのため、高温多湿である日本の梅雨や夏の気候に耐えられず、寿命が縮まってしまっているだけ。
日本に出回っているプリザーブドフラワーも、ヨーロッパのような、年中乾いた空気の中で管理することができれば、美しい姿を10年維持することも可能なのです。
お世話の仕方
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水やりのいらないプリザーブドフラワーですが、幾つか注意しなければいけないことは存在します。
まず、高温多湿になりやすい場所に保管しないこと。高温多湿になりやすい場所で保管していると、すぐに悪くなってしまいます。
また、直射日光の当たる場所も厳禁です。色褪せの原因になりますので、窓辺に飾ることは避けておきましょう。
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長く飾っていると、どうしても花弁にホコリが溜まっていきます。
この場合、掃除機などで吸ったり、手で叩いたりしてしまうと、花弁が壊れてしまいますので注意が必要です。
プリザーブドフラワーに溜まったホコリを払う際は、チーク用のブラシなど、毛先の柔らかいブラシで優しく払うようにするのが基本です。
少し面倒に感じるかも知れませんが、たまのお世話ですので、実際には、そう負担になることはありません。
プリザーブドフラワーは作れる
プリザーブドフラワーは自宅で簡単に作れる
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さて、これまでプリザーブドフラワーの特徴についてご紹介してきましたが、今度は、プリザーブドフラワーをご自宅で作成する方法をご紹介していきます。
プリザーブドフラワーは、特殊な加工が必要とのことで、自作することができないと考える方が多いのですが、材料さえ揃えてしまえば、簡単に作成することができるのです。
しかも、その材料もドラッグストアなどで簡単に手に入れることが可能です。
プリザーブドフラワーは、開発当初よりも値段が下がったと言えど、ボックスなどに美しくアレンジされたものは、少々お高め。
そのため、節約のためにも、ぜひご自身で作成してしてみてください。
簡単な作り方
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では、簡単なプリザーブドフラワーの作り方をご紹介していきます。
まずは、以下のものを準備してください。
必要なアイテム
・新鮮な生花
・消毒用エタノール
・グリセリン
・万年筆のインク
・密封性の高い容器
・ボウル
・水
備考
・生花は新鮮であればあるほどいいです。
・万年筆のインクは、100円ショップで販売されている安価な商品でOKです。
・消毒用エタノールは、500mlで800円前後しますが、カビ対策にも使える物ですので、余っても損をするような品物ではありません。
・容器は、密封できるのであれば100円ショップで販売されているプラスチック容器でもOKです。
では、作り方を見ていきましょう。
生花の茎を水の中で切る
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早速作り方のご紹介です。
まずは、水を張ったボウルに生花の茎を浸け、花首から2~3cm離れたところを水中でカットします。
脱水、脱色する
出典: www.andrusgardensquilts.com
次に、容器にエタノールを注ぎ、生花を浸けて蓋をします。
そしてそのまま、1~2日放置してください。
これで、生花の色がアルコールに溶け出し、脱色が完了します。
また、エタノールは、生花が丸々浸かる程たっぷりと注いでください。
着色する
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続いては着色を行います。
少々やることが多いので、順番を間違えないようによくよくご注意ください。
1.まずは、グリセリンを水で割りましょう。
分量は、グリセリンが2に対し、水が1になるようにしてください。
2.次に水で割ったグリセリンに万年筆のインクを数滴垂らします。
3.その後、インクを垂らしたグリセリンを軽く混ぜ、35度前後になるよう、電子レンジや湯せんで温めます。
4.最後に花の茎部分を温めたグリセリンに浸けて放置します。
花が茎からグリセリンを吸い上げる力を使って着色するので、染まりきるまで約1日かかります。
乾燥させる
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最後は乾燥させて完成です。
日光が当たらず、高温多湿にもならない風通しの良い場所で乾かしてください。
季節にもよりますが、5~10日程度で乾くはずです。
また、すぐに乾燥させたい場合は、シリカゲルなどの乾燥剤を入れた容器に入れると○。
2~3日で乾燥します。
プリザーブドフラワーに向いている花
見栄えのする花を選ぼう
出典: sarastouch.jp
プリザーブドフラワーには、加工栄えする花としない花が存在します。
例えば、花弁が薄すぎる花は、生花のようなしっとりとした質感にはならず、カサカサとした貧相な仕上がりになります。
せっかくプリザーブドフラワーを作るのであれば、加工栄えする花を選びたいですよね。
そこで次は、加工栄えのする花々をご紹介していきます。
バラ
出典: cubicflowers.com
国内外問わず、市場に出回っているプリザーブドフラワーで1番人気の高いものと言えば、やはりバラです。
バラのプリザーブドフラワーは、贈り物として大変人気を博しているのです。
自作してみても、しっとりとした生花の質感を再現できますので、初めてプリザーブドフラワー作りにチャレンジする花としてもおすすめです。
また、加工を施した後に、アレンジを加えるにしても、非常に使い勝手がいい花ですので、ぜひ1度はバラのプリザーブドフラワー作りにチャレンジしてみてください。
カーネーション
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母の日にお馴染みのカーネーションもプリザーブドフラワー作りに適した花の1つです。
ひらひらとした花弁がキレイに色付き、柔らかそうな質感を再現できますので、こちらもぜひお試しください。
また、加工後は、時計などの装飾に使って、母の日に一風変わった贈り物を作ってみるのもおすすめです。
最近では、プリザーブドフラワーに加工されたカーネーションを母の日に贈る方が急増していますので、お店でプレゼント用を購入してみるのもいいかもしれませんね。
デンファレ
出典: www.fleuriste-glycine.jp
比較的簡単に加工が施せる花としては、ウェディング用ブーケでお馴染みのデンファレの名前が挙げられます。
シンプルなフォルムですので、プリザーブドフラワーをはじめて作る方でも簡単に作業を進めることができるはずです。
また、仕上がりも美しく、さまざまなカラーを楽しみたくなる1面も持っています。
とても可憐な花ですので、加工後はヘッドドレスやコサージュなどの身に着けられるアクセサリーにしてみるのがおすすめです。
ヒマワリ
出典: www.mi-mu.com
プリザーブドフラワー作りに慣れてきたら、ヒマワリにチャレンジしてみましょう。
少々難しい花ですが、小振りの品種なら個人でもプリザーブドフラワーに加工することが可能です。
夏の象徴とも言える、明るく愛らしい花ですので、アレンジのしがいもありますよ。
ただ、不慣れなうちは失敗しやすいので、何度も経験を積んだ後にチャレンジした方がいいでしょう。
アジサイ
出典: bonheur87.com
最後にご紹介するのは、アレンジしやすいアジサイです。
こちらの写真のように、ヘッドドレスにしたり、リースにしたりと大活躍する花ですので、フラワーアレンジ好きの方におすすめです。
質感も生花そっくりに仕上がりますので、見栄えも申し分ありません。
ただ、慣れない内は着色が上手くいかない可能性が高いので、ヒマワリ同様、何度も経験を積んだ後にチャレンジするのが無難です。
新しくてキズのない物を選ぶ
出典: 01.gatag.net
花の種類も大切ですが、プリザーブドフラワーの花選びには、もっと大切なことがあります。
以下に、花選びの際に注意すべき3つのチェックポイントをまとめましたので、こちらも併せてご確認ください。
チェックポイント
・新鮮な花であるか。
・花に傷がないか。
・花の付け根や裏側が茶色く変色していないか。
枯れた花・枯れはじめの花・傷のある花は、プリザーブドフラワーの加工に向いていません。
失敗する確率が跳ね上がりますので、花選びの際は、上記3つのポイントを必ずご確認ください。
プリザーブドフラワーアレンジメントが人気
誰でも簡単にできる
出典: www.dressmeandmykids.com
続いては、プリザーブドフラワーを使用したフラワーアレンジについてご紹介していきます。
プリザーブドフラワーは、花の美しさが長く続くため、フラワーアレンジの材料として、とても人気が高い1面を持っています。
また、簡単にさまざまな作品を作ることができるので、多くの人がプリザーブドフラワーアレンジにチャレンジしています。
みなさんも、プリザーブドフラワーを作った後は、ご自分好みの作品にアレンジしてみてはいかがでしょうか?
オリジナルの作品ができるのが魅力
出典: www.kfloweraki.com
プリザーブドフラワーアレンジは、普通のフラワーアレンジ同様、さまざまな作品を作ることが可能です。
人気の作品ですと、フラワーボックス・ブーケ・リース・アクセサリーが挙げられます。
また、こちらの作品のように、ケーキを再現するアレンジも根強い人気を誇っています。
このように、プリザーブドフラワーアレンジは、どんな作品も自由自在に作ることができますので、1度手を出すと、ヤミツキになりますよ。
フラワーアレンジが好きな方、細かな作業が好きな方、または新しいDIYにチャレンジしたい方は、ぜひプリザーブドフラワーアレンジにご注目ください。
様々な素材を合わせるのが楽しい
出典: item.rakuten.co.jp
プリザーブドフラワーアレンジは、花材だけを使用せず、さまざまなアイテムとコラボさせるアレンジ法も魅力です。
時計にプリザーブドフラワーを添えたり、ガラスドームに美しい世界を作ったりと、アレンジ方法は、まさに無限大。
自由な発想で、どんどん新しい作品を生み出してみましょう。
プリザーブドフラワーアレンジに必要な物
必須アイテムとは?
出典: homepage2.nifty.com
では、今度は、プリザーブドフラワーアレンジに必要なアイテムをご紹介していきます。
必須アイテム1:グルーガン
出典: morio-hobby.com
プリザーブドフラワーアレンジに欠かせない道具と言えば、やはりグルーガンでしょう。
グルーガンは、専用の樹脂、グルースティックを熱で溶かして対象を接着するアイテムです。
現在のDIYブームにのって、大ヒット中のアイテムの1つですので、みなさんも1度はその名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
出典: www.shirai-s.co.jp
グルーガンは、プリザーブドフラワーを器や土台などに固定するときに用いるアイテムであり、プリザーブドフラワーアレンジになくてはならないアイテムの1つです。
ただ一口にグルーガンと言っても、100円ショップで売っているような低温タイプのグルーガンではいけません。
ペーパークラフトなどであれば、低温タイプの接着力でも十分ですが、プリザーブドフラワーアレンジの場合は低温タイプの接着力では不十分。
プリザーブドフラワーを接着する場合は、接着力の高い高温用のグルーを高温タイプのグルーガンで溶かして使用するのがベターです。
出典: atelier-floria.com
器などに接着する場合は、高温タイプのグルーガンがベストですが、低温タイプのグルーガンに活躍の場がないと言う訳ではありません。
花弁の開き具合を調整する程度であれば、低温タイプのグルーガンの接着力でも十分に通用します。
イメージ通りの花がない場合は、低温タイプのグルーガンを用いて、花びらと花びらを接着し、開き具合を調整してみてください。
おすすめのグルーガン
グルーガン スイッチ付き高温タイプ
重量:213g
サイズ(奥行き×幅×高さ):13×25×12cm
タイプ:高温タイプ
電圧:100V
ワット数:20V
備考
・女性にも使いやすい計量タイプのグルーガンです。
¥2,052 (税込)
必須アイテム2:ワイヤー
出典: www.ohchi-n.co.jp
続いてのキーアイテムは、ワイヤー(針金)です。
なぜ、ワイヤーが必要なのか?
それは、市販されている花材としてのプリザーブドフラワーにも、自作したプリザーブドフラワーにも茎が付いていないので、アレンジするためには、ワイヤーで人工茎を作る必要があるからです。
リースの作成であればワイヤーを使用する必要もありませんが、フローラルフォームにプリザーブドフラワーを挿したい場合やアクセサリーなどの制作時には必ず必要になってきますので、揃えておくといいでしょう。
出典: item.rakuten.co.jp
また、用意するワイヤーは、ホームセンターなどで売っている裸タイプでもOKですが、おすすめは紙が巻かれたフラワー用のワイヤーです。
なぜ、フラワー用のワイヤーがおすすめかと言えば、完成後の見栄えや接着材との相性が挙げられます。
フラワー用のワイヤーは、最近では、大手100円ショップでも取り扱っています。
低コストで手に入れることが可能ですので、ぜひこちらをお使いください。
出典: hananekoan.exblog.jp
フラワーアレンジの経験がなく、ワイヤーの使い方が分からないという方は、下のリンク先をご覧ください。
花のタイプごとにワイヤーの使い方が丁寧に解説されています。
おすすめのワイヤー
フラワー用ワイヤー
サイズ:36cm
本数:100本
備考
・国産
¥244 (税込)
必須アイテム3:フローラルテープ
出典: www.hanamonogatari.com
ワイヤーを使うのであれば、フローラルテープを忘れてはいけません。
フローラルテープをワイヤーに巻き付けると、自然な仕上がりになり、より本物の茎に近づきます。
また、プリザーブドフラワーを束ねたいときにも使用できますので、1つ持っておくと何かと便利です。
カラーもライトグリーン・モスグリーン・ブラウンなどが用意されていて、アレンジに合ったものを選ぶことができます。
出典: osatatsu.exblog.jp
フローラルテープは、このようにとても便利で頼りになるアイテムですが、中々手に入らないと言うデメリットがあります。
フローラルテープを扱っているのは、大型の手芸店や大型のホームセンターなど。
小さな店舗では、扱っていない可能性が高いアイテムです。
1つ300円前後のプチプラアイテムですので、見かけることがあれば、取り敢えず確保しておくといいでしょう。
おすすめのフローラルテープ
フローラルテープ
カラー:モスグリーン
サイズ:12.5mm×25m
¥206 (税込)
必須アイテム4:万能ばさみ
出典: www.kaneshika-tool.co.jp
ワイヤーを使用するのであれば、万能ばさみも欠かせません。
強靭な刃で、ワイヤーをスッとカットできますので、ストレスなく作業を進めることができます。
鉄腕ハサミGT PH-55
全長:160mm
刃厚:3mm
重量:120g
¥1,575 (税込)
必須アイテム5:フローラルフォーム
出典: wfb92.com
フラワーアレンジに欠かせないアイテムに、フローラルフォームというものが存在します。
フローラルフォームとは、吸水性スポンジを指し、オアシスとも呼ばれています。
そしてフローラルフォームは、プリザーブドフラワーアレンジにおいても、やはり重要なアイテムになります。
では、使い方を見てみましょう。
出典: www.hana8x8.com
フローラルフォームは花の土台として使用します。
たくさんの花をフローラルフォームに挿して、こちらの写真のようなアレンジを作って楽しむのが基本の使い方です。
生花の場合は、フローラルフォームに水を吸わせておくのですが、プリザーブドフラワーは水が苦手ですので、乾いたままの状態で使用してください。
おすすめのフローラルフォーム
セックブリック
サイズ(幅×高さ×奥行):11×8×23cm
素材:ウレタン樹脂
¥464 (税込)
あると嬉しいアイテム1:ピンセット
出典: sanwa-rc.com
続いては、なくても作業できますが、あると便利なアイテムたちをご紹介していきます。
最初にご紹介するのは、ピンセット。
ピンセットは、細かな作業をするときに重宝するアイテムです。
通常の物より、「先折れ・筋入り」のピンセットの方がベターです。
あると嬉しいアイテム2:ボンド
出典: blog.chiitsumo.com
プリザーブドフラワーアレンジに使う接着剤は、グルーガンがおすすめです。
グルーガンは接着力がある上、素早く対象を固定してくれますので、可能であればそちらを使うのが得策です。
しかし、どうしても木工用ボンドで済ませたい方は、「速乾性の」木工用ボンドを用いるといいでしょう。
速乾性の木工用ボンドは、名前の通り素早く乾き、通常の木工用ボンドよりも数倍速く対象を固定することが可能です。
あると嬉しいアイテム3:カッター
出典: www.bridal-ange.com
フローラルフォームを多用する場合は、フォームカッターがあると助かります。
固いフローラルフォームもスッと切れますので、1つ持っておくと便利です。
ただ、プリザーブドフラワーアートを長く続けるつもりがなければ、ご家庭にある普通のカッターナイフで十分です。
また、万能ばさみの中には、ナイフ代わりに使用できるものもありますので、節約したい場合は、そちらをお求めになる方がいいかもしれません。
あると嬉しいアイテム4:両面テープ
出典: material-box.shop-pro.jp
基本的にプリザーブドフラワーアレンジの接着材は、グルーガンがおすすめです。
しかし、見えないところなどは、両面テープで楽をするのも1つの手です。
ただし、通常の両面テープでは接着力がやや頼りないので、「強力」タイプをご活用ください。
あると嬉しいアイテム5:コットン
出典: hanakabou.blog.so-net.ne.jp
バラをふっくらと開花させたい場合は、コットンを花びらと花びらの間に詰め込むと上手くいきます。
便利な技法ですので、ぜひお試しください。
プリザーブドフラワーキット
初心者さんにおすすめ
出典: www.amifa.jp
いろいろアイテムをご紹介してきましたが、はじめてフラワーアレンジに挑むんであれば、必要なものが揃ったプリザーブドフラワーキットを購入するのがおすすめです。
プリザーブドフラワーキットの多くは、初心者さん向けに作られているので、必要なアイテムが全て揃っているうえ、製作指示書も同封されています。
フラワーアレンジの知識が乏しい方は、まずはこちらで基本を学んでみましょう。
必要な物だけ入っているので経済的
出典: www.amifa.jp
プリザーブドフラワーキットには、そのアレンジに必要なアイテムが全て用意されています。
そのため買い忘れや、余分な物まで買ってしまうというトラブルを回避することができます。
プリザーブドフラワーアレンジにはじめてチャレンジする際は、あの花もこの花もと、不要な物まで買い揃えてしまいがちですので、この配慮はとても嬉しいですよね。
丁寧な説明書付き
出典: www.amifa.jp
プリザーブドフラワーキットには、説明書も付いています。
メーカーにもよりますが、大概は専門用語を避け、初心者さんでも分かりやすいように丁寧に解説されています。
そのため説明書の通りに作業していくだけで、素敵なプリザーブドフラワーアレンジを作ることも可能です。
アレンジメントの材料はどこで買える?
ianian
出典: www.ianian.jp
最後は、プリザーブドフラワーを扱うネットショップをご紹介していきたいと思います。
まずご紹介するのは、「ianian」。
「ianian」は、定番の洋風キットから、珍しい和風のキットまでさまざまなデザインのキットを販売しています。
どれもセンスに溢れたキットですので、きっと気になる商品が見つかるはずです。
プリザーブドカフェ
出典: www.hanaakari.com
続いてご紹介するのは、アレンジ教室も開いている「プリザーブドカフェ」。
今トレンドのスイーツキットを取り扱っている貴重なショップです。
プリザーブドフラワーで、おいしそうなアレンジメントを作りたい方は、ぜひこちらのショップにご注目ください。
フローリスト江美
出典: www.pre-rosa.com
次にご紹介するショップは、「フローリスト江美」です。
「フローリスト江美」では、初心者さん向けキット・中級者さん向けキット・上級者さん向けキットと、難易度別に取扱い商品を紹介してくれています。
そのためご自分の実力にあった商品を探したい場合は、こちらのショップがおすすめです。
花の美しさを長く楽しめる
出典: www.mademoiselle-dentelle.fr
プレゼントされた記念の花や丹精込めて育てた大切な花を、少しでも長持ちさせたいと考えたことはありませんか?
実はその願望を叶えるために生まれた技術があるのです。
その技術の結晶こそが、今回ご紹介していきます「プリザーブドフラワー」です。
プリザーブドフラワーの歴史
出典: 01.gatag.net
プリザーブドフラワーの技術は、1900年代の欧州で誕生します。
まず、花を美しい姿のまま長く保つ方法