住宅を新しく建てる際は、リフォームする際に重要な役割を果たしてくれるタイル。素材やどんなタイルを選ぶのかなどによって、住宅そのものの雰囲気も大きく変えるものですから、慎重に選んであげたいところです。ここでは、そんなタイルの種類や、どういった通販で購入できるのかなどについて詳しくご紹介しましょう。
種類と特徴を紹介
タイルには大きく分けて、外壁タイルと内壁タイルの2種類があります。その名の通り、外の壁に使うタイルと家の中に使うタイルです。それぞれ、素材なども変わってきますから知っておきましょう。
外装
出典: www.terravic-kyowa.co.jp
外壁タイルは、外からの見た目を大きく変えるため、どんなデザインにすべきか慎重に選びたいところです。モダンなデザインが良いのか和風が良いのか、あるいは、少し変わったデザインのものが良いのか、シンプルなタイプが良いのか、色は白・クリーム・茶・黒などか、他とは差を付けるという目的でブルーや赤などを取り入れるのかなど、自分なりに色々とイメージを浮かべてみましょう。
同時に、外壁は常に外にさらされることになるため、劣化がしにくい素材が使われているのかも重要なポイントです。とくに、雨や風などで外壁がはがれてしまうといったことも考えられますから、強度のある外壁を取り入れるようにしましょう。
タイル張りの種類は、リタイル、モザイクタイルなどがあります。
内装
出典: www.tilelife.co.jp
内装タイルを選ぶ際には、自分がその家に住んだ時にリラックスできるかどうかをイメージしながら選択するのが良いでしょう。赤のように目がちかちかするような色や、黒のように気分がどんよりとしてしまうような色よりも、白やクリーム色の壁の方が多く選ばれています。とくに、リビングのように多くの人が集まる場所は、明るめの色を採用した方が良いでしょう。
内装タイルの中には、湿気やニオイなどを削減してくれるものなどもあります。こうしたものを使用することで、見た目だけでなく体感的にも快適に暮らせるようになるでしょう。
床タイル
出典: www.tilelife.co.jp
シックな家を建てる方の中には、下にタイルを敷こうと考える方もいるかもしれません。床にタイルを敷くことで、モダンなデザインの住宅になります。他の住宅とは少し差を付けたい、といった方は、こうしたデザインを取り入れてみるのも面白いかもしれません。ただし、冬場に冷えてしまうなどの欠点もあるため、こうした問題点を解消した上で取り入れるのが良いでしょう。
浴室に敷く床タイルは水をはじきやすいタイプを選ぶのがおすすめです。どんなタイルでも基本的には水をはじくような素材にはなっていますが、なかなか乾きにくいものだと、劣化も早くなってしまいます。お風呂を長く使うためにも、こうした素材のタイルを選びましょう。また、お子さんがいるのであれば、滑りにくい素材を選ぶことも大切です。
おすすめ商品紹介
モザイクタイル
出典: www.tilelife.co.jp
モザイクタイルは、1つのタイルの面積が50ミリメートル以下のタイルのことです。小さなモザイクタイルを集めて敷き詰めていきます。基本は、ベースとなる色のタイルを一面に敷いていきますが、その中に色の異なるタイルを混ぜることで、アクセントとなって可愛らしいデザインに仕上げることができます。一つひとつのタイルが小さいので、デザインの幅も広がります。
小口平タイル
出典: www.hiromitobo.jp
小口平タイルは、1面の大きさが108ミリメートル×60ミリメートルのタイルです。外壁などに使用されることが多いのが特徴です。この小口平タイルは、もともとレンガのサイズをベースにして誕生したものと言われています。過去には60×105のサイズのものもありましたが、現在ではこのサイズのタイルは販売されていないようです。
二丁掛けタイル
出典: www.tilelife.co.jp
二丁掛けタイルは、小口平タイル(108ミリ×60ミリ)を2枚横に並べた、227ミリメートル×60ミリメートルのサイズのタイルです。厚さは、外壁の場合には5~15ミリ、内装は4~8ミリ、床用の場合には7~20ミリと幅広くなっています。
ブリックタイル
出典: www.amazon.co.jp
ブリックタイルとは、古いレンガ風のタイルのことを言います。本物のレンガではなく、石などを混ぜ合わせて作られています。そのため、重さも異なり、こちらのブリックタイルのほうが軽量となっているのが特徴です。
外装に使うのが一般的なブリックタイルですが、これを内装に敷き詰めることで一気に部屋の雰囲気も変わり、趣のある様相になります。他の家とは差を付けたいといった方は、内装にブリックタイルを取り入れてみるのも良いかもしれません。
ボーダータイル
出典: www.amazon.co.jp
ボーダータイルとは、他のタイルと比べると、一つひとつが細長い形状になっているのが特徴のタイルです。高さは55ミリメートル以内と決められています。横長なタイルを敷き詰めると、モダンな雰囲気を出すことができます。近年のデザイナーズ住宅では、このボーダータイルを多く取り入れているところも少なくありません。店舗や企業などでもこのボーダータイルを使用しているところは多くあります。
施釉タイル
出典: www.shinwa-musen.co.jp
施釉タイルとは、タイルの表面に釉薬(うわぐすり)を塗ったタイルのことです。釉薬とは、素焼きの際に表面に塗る薬品のことで、これを塗ることによってガラスのような質感になり、ツヤを出すことができます。この施釉タイルは、古くから取り入れられているもののため、築年数の経っているような住宅の中でも見ることができます。
釉薬は、厚さや光沢感などを変化させることによって、さまざまな質感を出すことができるのも特徴です。最近ではモダン風にアレンジしながら取り入れている住宅も数多くあります。
無釉タイル
出典: page4.auctions.yahoo.co.jp
無釉タイルとは、施釉タイルとは反対に、釉薬が塗られていないタイルのことです。施釉タイルはツヤがあるのに対し、無釉タイルはザラっとした表面になっています。素材そのものの色や質感を残したいという場合にはこちらの無釉タイルが良いでしょう。タイルの表面は、フラット面、ブラスト面、ラフ面などさまざまな種類がありますが、無釉タイルなら、こうしたそれぞれの質感もそのまま残すことができます。
テラコッタタイル
出典: sayacafe.sub.jp
テラコッタタイルは、素焼きのタイルのことを指します。色合いなどを加工したものに比べて、素材そのものの色合いをそのままに残すことができるため、味わい深い印象になります。床タイルとして利用されることが多いです。
ただし、テラコッタタイルには傷がつきやすいというデメリットがあります。それを防ぐために、テラコッタの色合いを忠実に再現した、テラコッタ調のタイルも多く販売されています。
役物タイル
出典: titeki.exblog.jp
役物(やくもの)タイルとは、特殊な形状のタイルのことを指します。タイルを敷き詰めていくと、端まで来た時に、多少の隙間ができてしまうもの。こうした隙間を埋める役割を果たすのがこの役物タイルです。丸みのある場所には、角部分に丸みを帯びたタイルを使用して埋めることで、一つの物を仕上げることができます。この役物タイルを使わず、隙間などをそのままにしておくと、せっかく良いタイルが使われていても見た目が悪くなってしまうので注意しましょう。
湿式施工用タイル
出典: www.ic-ryowa.com
湿式施工用タイルは、コンクリートを下地にタイルを貼る工法の際に用いられるタイルです。鉄筋コンクリートの家の場合には、この湿式施工用タイルをそのまま壁に貼りつけることができます。木造住宅の場合は、木にそのまま貼ることができないため、セメントと砂を水で練ったモルタルを壁に塗り、その上から湿式施工用タイルを貼っていきます。
乾式施工用タイル
出典: www.amazon.co.jp
湿式工法のようにモルタルを塗った上にタイルを敷くのではなく、モルタルの代わりにタイル下地専用のサイディングを取り付け、その上からタイルを貼るという工法もあります。その際に使用されるのが乾式施工用タイルです。短い期間で完成できる、メンテナンスがしやすいなどのメリットがあり近年では多く取り入れられるようになった工法です。ただし、湿式工法に比べると費用が多く掛かってしまいます。
磁器質
出典: www.tilelife.co.jp
磁器質のタイルは、素地の密度が高く、透明感があるのが特徴です。耐久性に優れており、外壁のタイルに利用されることも少なくありません。吸水率は1%未満とも言われるほど非常に低いです。叩くと、金属製特有の音が鳴ります。
陶器質
出典: www.satomura.net
陶器質のタイルは、石灰などの原料を約1,000度で焼き上げたタイルです。素材は柔らかめで、磁器質とは異なり、叩くと鈍い音がします。吸水性が高いのが特徴のため、外壁に利用するよりは、内装タイルに向いています。
せっ器質
出典: www.maristo.jp
せっ器質のタイルは、磁器質と陶器質のちょうど中間のようなタイプのタイルです。吸水性は磁器質よりも高く、陶器質より低めの5%以下、硬さもちょうど二つの中間程度です。陽にあたると膨張するという特性を持っているため、日差しが強い場所にはあまり向いていません。せっ器質のタイルは外部壁に利用されていることが多いです。
セラミックタイル
出典: www.kamiyalc.com
セラミックタイルとは、磁器質タイル・陶器質タイル・せっ器質タイルの3つを総称して呼ばれるものです。陶磁器質タイルとも呼びます。吸水性は非常に低く、0.01~0.06程度となっています。最近ではこのセラミックタイルも建物内に多くとりいれられるようになり、商業施設では、グレードの高い光沢感のあるセラミックタイルもしばしば用いられています。
ウッドタイル(床材)
出典: www.cameui.jp
ウッドタイルはその名の通り、木目調のタイルのことです。ウッドタイルは、床タイルとして利用されることが多いです。本物の木ではなく、木目調のタイルですから、カビなどの心配もありません。
最近では、この木目をリアルに再現できる技術が高まっており、ぱっと見ではわからないほど本物に近い質感を出せるようになりました。タイルでありながら、温かみのある雰囲気を出すことができるのが魅力です。
特殊加工が施されているものであれば、傷もつきにくく、タバコの熱などにも強いので安心て利用できます。
ランバーウッド
出典: www.jishodo.jp
ランバーウッドとは、本物の木のような質感を出したタイルのことです。木のように腐りにくいため耐久性に優れており、長く住み続ける住宅でも安心して暮らすことができます。木の質感を残しつつ機能性にも優れており、さらにデザイン性にもこだわりカラーバリエーションも豊富に取りそろえられています。木の家だと老朽化が心配だけど、木目の住宅が好きといった方にオススメです。
アヴェニュー
出典: www.amazon.co.jp
アヴェニューとは、くすんだ感じや古びた雰囲気をあえて出したタイルです。施工技術を活かして色むらや傷っぽさを出し、年季の入った素材のように見せることができます。
新築でありながら、昔に戻ったかのような雰囲気を味あわせてくれ、温かみのある住宅に見せることができます。新築住宅を建てたいけど、モダンな雰囲気よりはクラシックな雰囲気が好きといった方のおすすめです。
大理石
出典: www.tilelife.co.jp
高級住宅や商業施設などでは、大理石のタイルを取り入れているところもあります。白地のなかに美しい斑紋があり、マーブルになっているのが特徴です。大理石を床に敷くだけで、一気に高級感を出すことができます。
本物の大理石を使用すると費用がかなり掛かってしまいますが、近年では大理石調のフローリングなども多く見られます。こうした素材を使用すれば、リーズナブルな価格で高級感のある内装に仕上げることができます。
特殊タイル
出典: kensetsu.ipros.jp
特殊タイルは、他のタイルとは形状や素材などが異なるタイルのことを指します。よりオリジナリティを追求する際には、こうした特殊タイルを住宅の中に取り入れてみるのも良いでしょう。
タイルを使ったインテリア事例
事例1(特徴、おすすめポイント)
出典: www.tilelife.co.jp
新築住宅を建てる際に、ボーダータイルを使用した方の事例を取り上げましょう。
この方は、モダンな雰囲気を出したいという希望のもとに、注文住宅の依頼をしました。リビングは広めにし、シックな雰囲気を全面に出したいという希望でした。外壁には、黒のボーダータイルを使用。こうすることで、高級感のある雰囲気を出すことができました。
また、内装にもグレーのボーダータイルを敷き詰めることで、モダンな雰囲気に。
このように、現代的な住宅を建てたいという場合には、ボーダータイルを使用してみるのが良いかもしれません。
事例2(特徴、おすすめポイント)
出典: www.iocjapan.biz
子ども2人がいるファミリーが新築住宅を建てた際の事例をご紹介しましょう。
お子さんがいるということもあり、全体的に明るい雰囲気を出したいという希望がありました。その際に用いられたのがランバーウッドのタイルです。リビングに木目調のタイルを床に敷くことで、温かみのある雰囲気に包まれ、部屋全体も明るくなりました。また、普通の木の素材とは異なり、ランバーウッドのタイルは耐久性にも優れており、傷もつきにくいので、子どもが床に傷を付けてしまうといった心配もありません。
お子さんがいる家庭の場合には、家に住んでいるだけで笑顔になれるような、明るい住宅にするのが望ましいです。木目のタイルを取り入れるなどして、温かみに溢れる住宅にしましょう。
事例3(特徴、おすすめポイント)
出典: www.hicera.jp
喫茶店経営をしている方の事例をご紹介します。
この方は、昔から喫茶店を経営するという夢を抱いており、ようやく念願叶って開業に結び付きました。コンセプトは、昭和の雰囲気を出したいということ。そのため、アヴェニューのタイルを取り入れ、あえて古めかしい雰囲気の店内に仕上げました。新しいお店でありながら、まるで昔からあったような懐かしい雰囲気を味わうことができます。
喫茶店などでは、このようにアヴェニューのタイルを取り入れて、あえて古めかしい雰囲気を再現しているところも少なくありません。お店を経営する際には、こうしたコンセプトをあらかじめ定めておくことで、希望に近い店舗に仕上げることができるでしょう。
通販を賢く活用するおすすめ情報
タイルの知識を身に付ける
出典: www.floortile-diy.com
タイルは、通販でも購入することができます。通販で購入する際には、写真だけでは質感がわからないという方も多いと思いますので、それぞれの特徴をきちんと把握しておきましょう。釉薬が塗られているのかいないのかによって、質感もかなり違ってきます。実際に頼んでみたものの、思っていた感じと違った、といった失敗の内容に事前に知識を身につけておきましょう。
送料について
出典: carview.yahoo.co.jp
通販では、送料無料で販売しているところも多くあります。また、数千円以上のお買い上げで送料が無料になるといったサービスを展開している通販サイトも少なくありません。少しでも安く購入したいという方は、送料がいくらかについてもきちんと把握しておきましょう。
タイル専門の通販で
出典: www.amazon.co.jp
タイルを通販で購入するなら、タイルを専門に扱っている通販サイトを利用するのがおすすめです。さまざまな商品を販売している通販も多くありますが、やはり専門サイトの方が種類も豊富にそろっています。もし、きちんと自分好みのものを選びたいのであれば、こうした通販サイトを利用しましょう。
タイルには大きく分けて、外壁タイルと内壁タイルの2種類があります。その名の通り、外の壁に使うタイルと家の中に使うタイルです。それぞれ、素材なども変わってきますから知っておきましょう。
出典: www.terravic-kyowa.co.jp
外壁タイルは、外からの見た目を大きく変えるため、どんなデザインにすべきか慎重に選びたいところです。モダンなデザインが良いのか和風が良いのか、あるいは、少し変わったデザインのものが良いのか、シンプルなタイプが良いのか、色は白・クリーム・茶・黒などか、他とは差を付けるという目的でブルーや赤などを取り入れるのかなど、自分なりに色々とイメージを浮かべてみましょう。
同時に、外壁は常に外にさらされることになるため、劣化がしにくい素材が使われているのかも重要なポイントです。とくに、雨や風などで外壁がはがれてしまうといったことも考えられますから、強度のある外壁を取り入れるようにしましょう。
タイル張りの種類は、リタイル、モザイクタイルなどがあります。
出典: www.tilelife.co.jp
内装タイルを選ぶ際には、自分がその家に住んだ時にリラックスできるかどうかをイメージしながら選択するのが良いでしょう。赤のように目がちかちかするような色や、黒のように気分がどんよりとしてしまうような色よりも、白やクリーム色の壁の方が多く選ばれています。とくに、リビングのように多くの人が集まる場所は、明るめの色を採用した方が良いでしょう。
内装タイルの中には、湿気やニオイなどを削減してくれるものなどもあります。こうしたものを使用することで、見た目だけでなく体感的にも快適に暮らせるようになるでしょう。
出典: www.tilelife.co.jp
シックな家を建てる方の中には、下にタイルを敷こうと考える方もいるかもしれません。床にタイルを敷くことで、モダンなデザインの住宅になります。他の住宅とは少し差を付けたい、といった方は、こうしたデザインを取り入れてみるのも面白いかもしれません。ただし、冬場に冷えてしまうなどの欠点もあるため、こうした問題点を解消した上で取り入れるのが良いでしょう。
浴室に敷く床タイルは水をはじきやすいタイプを選ぶのがおすすめです。どんなタイルでも基本的には水をはじくような素材にはなっていますが、なかなか乾きにくいものだと、劣化も早くなってしまいます。お風呂を長く使うためにも、こうした素材のタイルを選びましょう。また、お子さんがいるのであれば、滑りにくい素材を選ぶことも大切です。
出典: www.tilelife.co.jp
モザイクタイルは、1つのタイルの面積が50ミリメートル以下のタイルのことです。小さなモザイクタイルを集めて敷き詰めていきます。基本は、ベースとなる色のタイルを一面に敷いていきますが、その中に色の異なるタイルを混ぜることで、アクセントとなって可愛らしいデザインに仕上げることができます。一つひとつのタイルが小さいので、デザインの幅も広がります。
出典: www.hiromitobo.jp
小口平タイルは、1面の大きさが108ミリメートル×60ミリメートルのタイルです。外壁などに使用されることが多いのが特徴です。この小口平タイルは、もともとレンガのサイズをベースにして誕生したものと言われています。過去には60×105のサイズのものもありましたが、現在ではこのサイズのタイルは販売されていないようです。
出典: www.tilelife.co.jp
二丁掛けタイルは、小口平タイル(108ミリ×60ミリ)を2枚横に並べた、227ミリメートル×60ミリメートルのサイズのタイルです。厚さは、外壁の場合には5~15ミリ、内装は4~8ミリ、床用の場合には7~20ミリと幅広くなっています。
出典: www.amazon.co.jp
ブリックタイルとは、古いレンガ風のタイルのことを言います。本物のレンガではなく、石などを混ぜ合わせて作られています。そのため、重さも異なり、こちらのブリックタイルのほうが軽量となっているのが特徴です。
外装に使うのが一般的なブリックタイルですが、これを内装に敷き詰めることで一気に部屋の雰囲気も変わり、趣のある様相になります。他の家とは差を付けたいといった方は、内装にブリックタイルを取り入れてみるのも良いかもしれません。
出典: www.amazon.co.jp
ボーダータイルとは、他のタイルと比べると、一つひとつが細長い形状になっているのが特徴のタイルです。高さは55ミリメートル以内と決められています。横長なタイルを敷き詰めると、モダンな雰囲気を出すことができます。近年のデザイナーズ住宅では、このボーダータイルを多く取り入れているところも少なくありません。店舗や企業などでもこのボーダータイルを使用しているところは多くあります。
出典: www.shinwa-musen.co.jp
施釉タイルとは、タイルの表面に釉薬(うわぐすり)を塗ったタイルのことです。釉薬とは、素焼きの際に表面に塗る薬品のことで、これを塗ることによってガラスのような質感になり、ツヤを出すことができます。この施釉タイルは、古くから取り入れられているもののため、築年数の経っているような住宅の中でも見ることができます。
釉薬は、厚さや光沢感などを変化させることによって、さまざまな質感を出すことができるのも特徴です。最近ではモダン風にアレンジしながら取り入れている住宅も数多くあります。
出典: page4.auctions.yahoo.co.jp
無釉タイルとは、施釉タイルとは反対に、釉薬が塗られていないタイルのことです。施釉タイルはツヤがあるのに対し、無釉タイルはザラっとした表面になっています。素材そのものの色や質感を残したいという場合にはこちらの無釉タイルが良いでしょう。タイルの表面は、フラット面、ブラスト面、ラフ面などさまざまな種類がありますが、無釉タイルなら、こうしたそれぞれの質感もそのまま残すことができます。
出典: sayacafe.sub.jp
テラコッタタイルは、素焼きのタイルのことを指します。色合いなどを加工したものに比べて、素材そのものの色合いをそのままに残すことができるため、味わい深い印象になります。床タイルとして利用されることが多いです。
ただし、テラコッタタイルには傷がつきやすいというデメリットがあります。それを防ぐために、テラコッタの色合いを忠実に再現した、テラコッタ調のタイルも多く販売されています。
出典: titeki.exblog.jp
役物(やくもの)タイルとは、特殊な形状のタイルのことを指します。タイルを敷き詰めていくと、端まで来た時に、多少の隙間ができてしまうもの。こうした隙間を埋める役割を果たすのがこの役物タイルです。丸みのある場所には、角部分に丸みを帯びたタイルを使用して埋めることで、一つの物を仕上げることができます。この役物タイルを使わず、隙間などをそのままにしておくと、せっかく良いタイルが使われていても見た目が悪くなってしまうので注意しましょう。
出典: www.ic-ryowa.com
湿式施工用タイルは、コンクリートを下地にタイルを貼る工法の際に用いられるタイルです。鉄筋コンクリートの家の場合には、この湿式施工用タイルをそのまま壁に貼りつけることができます。木造住宅の場合は、木にそのまま貼ることができないため、セメントと砂を水で練ったモルタルを壁に塗り、その上から湿式施工用タイルを貼っていきます。
出典: www.amazon.co.jp
湿式工法のようにモルタルを塗った上にタイルを敷くのではなく、モルタルの代わりにタイル下地専用のサイディングを取り付け、その上からタイルを貼るという工法もあります。その際に使用されるのが乾式施工用タイルです。短い期間で完成できる、メンテナンスがしやすいなどのメリットがあり近年では多く取り入れられるようになった工法です。ただし、湿式工法に比べると費用が多く掛かってしまいます。
出典: www.tilelife.co.jp
磁器質のタイルは、素地の密度が高く、透明感があるのが特徴です。耐久性に優れており、外壁のタイルに利用されることも少なくありません。吸水率は1%未満とも言われるほど非常に低いです。叩くと、金属製特有の音が鳴ります。
出典: www.satomura.net
陶器質のタイルは、石灰などの原料を約1,000度で焼き上げたタイルです。素材は柔らかめで、磁器質とは異なり、叩くと鈍い音がします。吸水性が高いのが特徴のため、外壁に利用するよりは、内装タイルに向いています。
出典: www.maristo.jp
せっ器質のタイルは、磁器質と陶器質のちょうど中間のようなタイプのタイルです。吸水性は磁器質よりも高く、陶器質より低めの5%以下、硬さもちょうど二つの中間程度です。陽にあたると膨張するという特性を持っているため、日差しが強い場所にはあまり向いていません。せっ器質のタイルは外部壁に利用されていることが多いです。
出典: www.kamiyalc.com
セラミックタイルとは、磁器質タイル・陶器質タイル・せっ器質タイルの3つを総称して呼ばれるものです。陶磁器質タイルとも呼びます。吸水性は非常に低く、0.01~0.06程度となっています。最近ではこのセラミックタイルも建物内に多くとりいれられるようになり、商業施設では、グレードの高い光沢感のあるセラミックタイルもしばしば用いられています。
出典: www.cameui.jp
ウッドタイルはその名の通り、木目調のタイルのことです。ウッドタイルは、床タイルとして利用されることが多いです。本物の木ではなく、木目調のタイルですから、カビなどの心配もありません。
最近では、この木目をリアルに再現できる技術が高まっており、ぱっと見ではわからないほど本物に近い質感を出せるようになりました。タイルでありながら、温かみのある雰囲気を出すことができるのが魅力です。
特殊加工が施されているものであれば、傷もつきにくく、タバコの熱などにも強いので安心て利用できます。
出典: www.jishodo.jp
ランバーウッドとは、本物の木のような質感を出したタイルのことです。木のように腐りにくいため耐久性に優れており、長く住み続ける住宅でも安心して暮らすことができます。木の質感を残しつつ機能性にも優れており、さらにデザイン性にもこだわりカラーバリエーションも豊富に取りそろえられています。木の家だと老朽化が心配だけど、木目の住宅が好きといった方にオススメです。
出典: www.amazon.co.jp
アヴェニューとは、くすんだ感じや古びた雰囲気をあえて出したタイルです。施工技術を活かして色むらや傷っぽさを出し、年季の入った素材のように見せることができます。
新築でありながら、昔に戻ったかのような雰囲気を味あわせてくれ、温かみのある住宅に見せることができます。新築住宅を建てたいけど、モダンな雰囲気よりはクラシックな雰囲気が好きといった方のおすすめです。
出典: www.tilelife.co.jp
高級住宅や商業施設などでは、大理石のタイルを取り入れているところもあります。白地のなかに美しい斑紋があり、マーブルになっているのが特徴です。大理石を床に敷くだけで、一気に高級感を出すことができます。
本物の大理石を使用すると費用がかなり掛かってしまいますが、近年では大理石調のフローリングなども多く見られます。こうした素材を使用すれば、リーズナブルな価格で高級感のある内装に仕上げることができます。
出典: kensetsu.ipros.jp
特殊タイルは、他のタイルとは形状や素材などが異なるタイルのことを指します。よりオリジナリティを追求する際には、こうした特殊タイルを住宅の中に取り入れてみるのも良いでしょう。
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新築住宅を建てる際に、ボーダータイルを使用した方の事例を取り上げましょう。
この方は、モダンな雰囲気を出したいという希望のもとに、注文住宅の依頼をしました。リビングは広めにし、シックな雰囲気を全面に出したいという希望でした。外壁には、黒のボーダータイルを使用。こうすることで、高級感のある雰囲気を出すことができました。
また、内装にもグレーのボーダータイルを敷き詰めることで、モダンな雰囲気に。
このように、現代的な住宅を建てたいという場合には、ボーダータイルを使用してみるのが良いかもしれません。
出典: www.iocjapan.biz
子ども2人がいるファミリーが新築住宅を建てた際の事例をご紹介しましょう。
お子さんがいるということもあり、全体的に明るい雰囲気を出したいという希望がありました。その際に用いられたのがランバーウッドのタイルです。リビングに木目調のタイルを床に敷くことで、温かみのある雰囲気に包まれ、部屋全体も明るくなりました。また、普通の木の素材とは異なり、ランバーウッドのタイルは耐久性にも優れており、傷もつきにくいので、子どもが床に傷を付けてしまうといった心配もありません。
お子さんがいる家庭の場合には、家に住んでいるだけで笑顔になれるような、明るい住宅にするのが望ましいです。木目のタイルを取り入れるなどして、温かみに溢れる住宅にしましょう。
出典: www.hicera.jp
喫茶店経営をしている方の事例をご紹介します。
この方は、昔から喫茶店を経営するという夢を抱いており、ようやく念願叶って開業に結び付きました。コンセプトは、昭和の雰囲気を出したいということ。そのため、アヴェニューのタイルを取り入れ、あえて古めかしい雰囲気の店内に仕上げました。新しいお店でありながら、まるで昔からあったような懐かしい雰囲気を味わうことができます。
喫茶店などでは、このようにアヴェニューのタイルを取り入れて、あえて古めかしい雰囲気を再現しているところも少なくありません。お店を経営する際には、こうしたコンセプトをあらかじめ定めておくことで、希望に近い店舗に仕上げることができるでしょう。
出典: www.floortile-diy.com
タイルは、通販でも購入することができます。通販で購入する際には、写真だけでは質感がわからないという方も多いと思いますので、それぞれの特徴をきちんと把握しておきましょう。釉薬が塗られているのかいないのかによって、質感もかなり違ってきます。実際に頼んでみたものの、思っていた感じと違った、といった失敗の内容に事前に知識を身につけておきましょう。
出典: carview.yahoo.co.jp
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