家賃に食費に通信費に。毎月の支払いが大変な中でも将来や子供のための貯蓄をすることが必要です。そこで今回は「何円貯金できるかではなく、何%貯金できるか」に着目しつつ、月々の貯金を増やす方法や、現在の固定費の見直し、食費の節約方法などについて詳細にまとめました。
先取り貯金で目標金額達成へ
先取り貯金は必ず貯まる
出典: item.rakuten.co.jp
「先取り貯金」は、給料が振り込まれたらまず最初に貯金を行い、残ったお金で次のお給料まで生活する、という貯金方法であり、月々一定額確実に貯金をすることができます。
以下では、具体的な先取り貯金の方法についてご紹介します。
自動積立定期預金
出典: iknow.jp
先取り貯金の方法の一つとしてあげられるのは、まずは自動積立定期預金です。「自動積立定期よきん」とは、毎月決まった日に決まった金額を普通預金から定期預金に積立てる商品で、ほとんどの金融機関で取り扱いがあります。また、金融機関によって若干内容が異なりますが、指定した月だけ貯蓄額を増やすオプションなどが用意されています。さらに、積立日の変更ができる商品もあるので、現在の仕事の給料日や生活状況の変化に合わせてマイペースに続けることができるという点がメリットです。
そして、自動積立定期預金のメリットは定期預金とは異なり一部解除や解除ができることです。解約したことで金利が下がると言ったペナルティを受けることがないのも安心できるポイントです。
また、普通預金に比べて金利が高い点もメリットと言えます。
財形貯蓄制度を利用
次に、財形貯蓄制度を利用することが挙げられます。これは、勤労者財産形成貯蓄制度のことで、勤務先が金融機関と連携して、給料やボーナスから天引きでお金を貯める制度です。公務員や一般企業の会社員だけでなく、勤務先が認めれば契約社員、パートの方でも利用することができます。
ただし、会社役員、自営業者は対象外となります。
社内預金
次に、「社内預金」について。社内預金とは、会社が従業員のお給料の一部を給与天引きで預かり、貯蓄を行う仕組みのことを言います、一見、先ほど説明した「財形貯蓄」と似ていますが、異なるのは預け先です。
社内貯蓄は、給料から天引きされたお金を「会社」に預けるのに対し、財形貯蓄はお金を提携している金融機関に預けることとなります。
「社内預金」のメリットは、金利が高いことです。会社によって設定されている金利はさまざまですが、会社によっては1パーセント以上のところもあるので、自分の会社の社内預金の金利がどのようになっているか、ぜひ確認してみてください。
手取り25万円でも貯金できる
先取り貯金の方法を幾つか挙げてきましたが、どれもこれも手取りが多い人がやること。手取りが25万円ほどしかない我が家には無理。…なんて思っていませんか?
確かに、全体の収入が少ない場合には、貯蓄に回せるお金は少なくなります。しかし、上で説明した先取り貯金は、無理のない金額に設定をすることが可能です。月々貯蓄に充てる金額を周りと比較するのではなく、給料の何割を貯金にあてられるか、というのを意識するようにしましょう。
毎月の支出を減らすには固定費の見直し
「理想的な家計簿の黄金比率」というのをご存知でしょうか。先ほど説明したように、それぞれの家計にとって必要なお金の項目やその額は異なってきますが、それぞれの項目について理想的な割合というものが存在します。その割合を参考にしつつ、見直しのできそうな固定費について見てみましょう。
通信費を見直す
出典: weheartit.com
まず、通信費の適正割合は4%です。手取り25万円の家庭なら1万円に相当する額です。具体的に通信費を減らす方法としては、家族で利用する携帯電話の会社を統一し、さまざまなサービスを利用する、ということが挙げられます。例えば、家族でデータ通信量の容量を融通しあうサービスなどがあり、余った容量を家族で分け合えば通信量の総額を抑えることができます。他には、携帯会社の指定するインターネットブロバイダーと契約すれば月々の電話料金が数千円安くなるサービスもあります。
他には、家電量販店やスーパーなどで販売されている格安スマホを利用するという手もあります、
賃貸の場合は引越しも検討、家賃交渉も
持ち家ではなく、賃貸物件にお住いの方にとっては家賃は非常に大きい出費です。居住費の適正割合は23%、手取り25万円の家庭なら5万7500円となります。皆さんのご自宅の家賃は、23%におさまっているでしょうか?もし、大幅に上回っているという場合には、引越しを検討されることをお勧めします。もちろん、引越しとなると物件探しから荷物の運び出しまで大変な作業があり、さらに新居での敷金・礼金の支払いなども必要となる場合がありますが、適正割合を大幅に上回る家賃を支払い続けるよりは、ずっと節約への近道になります。
その他には、家賃交渉という手段もあります。交渉のポイントとしては「マイナスポイント」を見つけて交渉材料とすることが必要となります。具体的には、築年数が10年程度経っている物件、最寄りの交通機関が「バス」であり地下鉄や電車などの交通機関までが遠い物件、低層階の物件などです。そして、家賃交渉には成功しやすい時期というものがあります。まず、不動産業界においてもっとも賃貸需要が発生するのは2月〜3月です。この時期には貸し手側から見れば家賃交渉に応じなくても入居者が決まる可能性の高い、忙しい時期と言え、家賃交渉には不利な時期と言えます。そして、3月以降に忙しくなるのは8月〜9月なので、4月〜8月までの4か月間は物件の動きが少なくなる時期となります。そこで、4月からの4か月間を狙って、家賃交渉を持ちかけてみましょう。貸し手としても、4か月間住む人がおらず家賃収入が入らないという事態はさけたいはずなので、4月以降の4か月の間に家賃交渉を行うことでスムーズに話が進む場合が多いのです。
習い事を再考
出典: www.totsuka.hall-info.jp
子供にかける費用の適正割合は9%です。手取り25万円の家庭なら2万5000円に相当します。この中から習い事の費用を支払っていくわけですから、できる限り習い事の費用を抑えたいところです。しかし、お子さんには好きなことや興味のあることにはどんどんチャレンジして欲しいですよね。
そこで習い事の見直しは、本当にお子さんが「やりたい」「続けたい」と思っているかという観点から行ってください。そして、どうしても続けたい、続けさせたいと思える習い事に絞ることができたら、費用の面で比較を行って先生やスクールを選択することが大切です。
保険の見直し
次に、保険の見直しです。保険料の適正割合は10%、手取り25万円の家庭なら2万5千円に相当します。見直しのポイントがいくつかありますので、詳しく説明していきます。
(1)死亡保障の適正額を知る
まず、遺族補償としてかける適正額を考えることが必要です。目安は、(年収×3)+(1000万円×子供の数)ー預金残高、です。例えば年収500万円、子供2人、貯金額500万円の家庭の場合には(500万円×3)+(1000万円×2)ー500万円=3000万円、となります。
3年分の年収を用意すれば家族が新しい仕事に就くまでの備えになり、子供の教育費として1人1000万円を想定していれば十分です。
そして、子供の成長などライフステージに合わせて必要となる金額が変化していきますので、その都度見直しを行うことが必要です。子供が生まれたばかりの時などは保障を増やす必要がありますが、ある程度の貯金ができた時や住宅を購入して団体信用生命保険に加入した時、学資保険に加入してた時などは保障を減らしても良いでしょう。
(2)国の健康保険制度や会社の福利厚生を確認する
死亡保障とセットで医療保険に入る方が多いですが、医療保険に加入する前にまずは国の健康保険制度や会社の福利厚生を確認するようにしてください。
高額療養費制度といって、思い病気で長期間入院したり治療が長引いたりする場合には、医療費の負担額が高額になりますがその際の家庭の負担を軽減し一定の金額を超えた部分が払い戻される制度があります。この制度を利用すれば平均収入の方は1か月の医療費の自己負担限度額は9万円足らずで済むことになります。
さらに、会社の健康保険組合によっては付加給付制度があり、払戻額に上乗せがあることもあります。その他、年間の医療費が10万円を超える場合には、その超える部分が医療費控除の対象にもなります。
医療用の貯蓄が200万円程度あるという方は、必ずしも医療保険に入る必要はありません。医療用の貯金がどれほどあるのか、なども具体的に計算した上で検討しましょう。
車関係の削減
出典: www.exterior-passion.com
自動車保険も、先ほどの適正割合に含まれていますので、できるだけ削減できるように見直しを行いましょう。自動車保険は通販への切り替えと補償のスリム化で節約をすることができます。
自動車保険はディーラー経由で加入すると保険料が割高になりがちです、通販型に切り替えると保険料は劇的に安くなります。SBI損保、イーデザイン損保、セゾン自動車火災保険などが候補としてあげられます。
また、補償にもメリハリをつけることが大切です。必ず「他人のための賠償保険」である対人、対物賠償の補償を無制限に設定してください。その他には「人身傷害補償保険」の検討を。これは相手がたとの示談交渉を待たずに保険金や実際にかかった損害額を受け取ることができるもので、3000万円程度のものに入っておくと安心です。
上手に食費を節約するコツ
1週間分の予算を決める
買い物をする際、食べたいものを好きなだけ買っていてはそのたびに高額の出費となってしまいます。
まずは1週間分の予算を設定して、その範囲内でお買い物をするように心がけましょう。
買い物は週に1回
専業主婦の方は、毎日スーパーに出かけて安いものだけを買う、という方も多いと思います。しかし、そのために使用する車のガソリン代や労力を考えると効率の良い節約と言えるかは微妙なところです。
1週間のレシピを決めて週に1度必要なものを買うようにすれば、無駄な出費を抑えることができ、時間の節約にもつながります。
1つの食材は100円と決める
出典: www.duram.jp
そして、一つの食材にかける金額は100円と決めてしまいましょう!野菜の価格が高騰している時期などには達成が難しいこともあるかもしれませんが、このように思い切って設定することでお買い物をする際の基準ができ、必要以上に高い食材に手を出してしまう可能性が低くなります。
まとめて買って冷凍保存
そして、1週間分の食材を買ったら、冷凍保存をしましょう。
肉・魚類、野菜類、ご飯・パン・麺類、とそれぞれ小分けして冷凍保存をしておけば調理の際も楽に利用でき、節約にもつながります。特に野菜は冷凍すると繊維が壊れるため火が通りやすくなり、きのこなどは旨味が凝縮されるという嬉しい効果もあります!
健康に直結するのでやりすぎ注意
当然ですが、1日3食の食事は私たちの健康にとってとても大切なものです。節約を意識しすぎて野菜が不足しがちになったり栄養の少ないものに偏って健康に影響が出ては台無しなので、くれぐれもやりすぎには注意しましょう。
ブログを利用してモチベーションアップ
自分でブログを作って節約モチベーションをあげる
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なかなか家計簿を細かくつけることができない方、節約ブログを作成して記録する方法をとってみてはいかがですか?
書くことが苦手な方も、パソコンやスマートフォンなら簡単に数字を打ち込むだけで記録することができます。また、家計簿アプリなども種類が豊富で月の支出を比較することができ、とっても便利です。
ブログに記録することで、人から見られているという良いプレッシャーがモチベーションの向上にもつながります。
家計ブログでやりくり方法を参考にする
そして、家計ブログをやっている方の中には、それぞれのやりくり方法を詳細に紹介している方も多々いらっしゃいます。
中には、驚くほど少ない食費でやりくりをしている方もいて、その方なりのさまざまな工夫や努力を発見することができるので、自分にも真似できそうなやりくり方法を習得することができます。
母子家庭、年収など自分と同じ環境のブログもチェック
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またブログではニックネームで登録することができ、匿名性が保たれている分、親しい友人などには話せないような詳細な家計のやりくりについて知ることができます。プロフィールなどで、母子家庭であるかどうか、自身の職業や旦那さんの職業、世帯年収など詳しく書いている方も多いので、自分と似た環境にある人を見つけて記事を読めば非常に参考になります。
やりくりを長続きさせるには
我慢しすぎると爆発する
やりくりを長続きさせるためには、ストレスを溜めることなく楽しく行うことが大切です。日々、どんなに節約を頑張っていても、爆発して高いブランド物のバッグを買ってしまっては意味がありません。
もちろん、高いものでも必要なものは購入して生活に役立てることは大切ですが、ストレス大爆発!の結果購入してしまった物は、きっと見るたびに切ない気持ちになる「後悔の品物」になってしまいます。
疲れた時はお金をかけずストレス発散
そこで、やりくりにもメリハリをつけて、とにかく長続きさせることを重視しましょう。大好きなカフェで500円のケーキセットを食べる。いつもより少し豪華なお弁当を作ってご家族でお出かけをする。などそれほどお金はかけなくてもいつもよりちょっぴり贅沢な時間を味わうことはできます。
ぜひ、無理をしすぎずに適度に頑張るスタイルで家計管理を行ってください。
貯金額をちょくちょく見る
出典: www.munekawa.jp
そして、モチベーションが下がらないように、定期的に通帳を確認して貯金額を見るようにすることが大切です。貯金額を見れば、今までどれほど大変な思いで節約をしてきたか、自分の頑張りが数字に表れているのでこれからも頑張ってやりくりをしていこう!という気持ちになれるはずです!
出典: item.rakuten.co.jp
「先取り貯金」は、給料が振り込まれたらまず最初に貯金を行い、残ったお金で次のお給料まで生活する、という貯金方法であり、月々一定額確実に貯金をすることができます。
以下では、具体的な先取り貯金の方法についてご紹介します。
出典: iknow.jp
先取り貯金の方法の一つとしてあげられるのは、まずは自動積立定期預金です。「自動積立定期よきん」とは、毎月決まった日に決まった金額を普通預金から定期預金に積立てる商品で、ほとんどの金融機関で取り扱いがあります。また、金融機関によって若干内容が異なりますが、指定した月だけ貯蓄額を増やすオプションなどが用意されています。さらに、積立日の変更ができる商品もあるので、現在の仕事の給料日や生活状況の変化に合わせてマイペースに続けることができるという点がメリットです。
そして、自動積立定期預金のメリットは定期預金とは異なり一部解除や解除ができることです。解約したことで金利が下がると言ったペナルティを受けることがないのも安心できるポイントです。
また、普通預金に比べて金利が高い点もメリットと言えます。
次に、財形貯蓄制度を利用することが挙げられます。これは、勤労者財産形成貯蓄制度のことで、勤務先が金融機関と連携して、給料やボーナスから天引きでお金を貯める制度です。公務員や一般企業の会社員だけでなく、勤務先が認めれば契約社員、パートの方でも利用することができます。
ただし、会社役員、自営業者は対象外となります。
次に、「社内預金」について。社内預金とは、会社が従業員のお給料の一部を給与天引きで預かり、貯蓄を行う仕組みのことを言います、一見、先ほど説明した「財形貯蓄」と似ていますが、異なるのは預け先です。
社内貯蓄は、給料から天引きされたお金を「会社」に預けるのに対し、財形貯蓄はお金を提携している金融機関に預けることとなります。
「社内預金」のメリットは、金利が高いことです。会社によって設定されている金利はさまざまですが、会社によっては1パーセント以上のところもあるので、自分の会社の社内預金の金利がどのようになっているか、ぜひ確認してみてください。
先取り貯金の方法を幾つか挙げてきましたが、どれもこれも手取りが多い人がやること。手取りが25万円ほどしかない我が家には無理。…なんて思っていませんか?
確かに、全体の収入が少ない場合には、貯蓄に回せるお金は少なくなります。しかし、上で説明した先取り貯金は、無理のない金額に設定をすることが可能です。月々貯蓄に充てる金額を周りと比較するのではなく、給料の何割を貯金にあてられるか、というのを意識するようにしましょう。
「理想的な家計簿の黄金比率」というのをご存知でしょうか。先ほど説明したように、それぞれの家計にとって必要なお金の項目やその額は異なってきますが、それぞれの項目について理想的な割合というものが存在します。その割合を参考にしつつ、見直しのできそうな固定費について見てみましょう。
出典: weheartit.com
まず、通信費の適正割合は4%です。手取り25万円の家庭なら1万円に相当する額です。具体的に通信費を減らす方法としては、家族で利用する携帯電話の会社を統一し、さまざまなサービスを利用する、ということが挙げられます。例えば、家族でデータ通信量の容量を融通しあうサービスなどがあり、余った容量を家族で分け合えば通信量の総額を抑えることができます。他には、携帯会社の指定するインターネットブロバイダーと契約すれば月々の電話料金が数千円安くなるサービスもあります。
他には、家電量販店やスーパーなどで販売されている格安スマホを利用するという手もあります、
持ち家ではなく、賃貸物件にお住いの方にとっては家賃は非常に大きい出費です。居住費の適正割合は23%、手取り25万円の家庭なら5万7500円となります。皆さんのご自宅の家賃は、23%におさまっているでしょうか?もし、大幅に上回っているという場合には、引越しを検討されることをお勧めします。もちろん、引越しとなると物件探しから荷物の運び出しまで大変な作業があり、さらに新居での敷金・礼金の支払いなども必要となる場合がありますが、適正割合を大幅に上回る家賃を支払い続けるよりは、ずっと節約への近道になります。
その他には、家賃交渉という手段もあります。交渉のポイントとしては「マイナスポイント」を見つけて交渉材料とすることが必要となります。具体的には、築年数が10年程度経っている物件、最寄りの交通機関が「バス」であり地下鉄や電車などの交通機関までが遠い物件、低層階の物件などです。そして、家賃交渉には成功しやすい時期というものがあります。まず、不動産業界においてもっとも賃貸需要が発生するのは2月〜3月です。この時期には貸し手側から見れば家賃交渉に応じなくても入居者が決まる可能性の高い、忙しい時期と言え、家賃交渉には不利な時期と言えます。そして、3月以降に忙しくなるのは8月〜9月なので、4月〜8月までの4か月間は物件の動きが少なくなる時期となります。そこで、4月からの4か月間を狙って、家賃交渉を持ちかけてみましょう。貸し手としても、4か月間住む人がおらず家賃収入が入らないという事態はさけたいはずなので、4月以降の4か月の間に家賃交渉を行うことでスムーズに話が進む場合が多いのです。
出典: www.totsuka.hall-info.jp
子供にかける費用の適正割合は9%です。手取り25万円の家庭なら2万5000円に相当します。この中から習い事の費用を支払っていくわけですから、できる限り習い事の費用を抑えたいところです。しかし、お子さんには好きなことや興味のあることにはどんどんチャレンジして欲しいですよね。
そこで習い事の見直しは、本当にお子さんが「やりたい」「続けたい」と思っているかという観点から行ってください。そして、どうしても続けたい、続けさせたいと思える習い事に絞ることができたら、費用の面で比較を行って先生やスクールを選択することが大切です。
次に、保険の見直しです。保険料の適正割合は10%、手取り25万円の家庭なら2万5千円に相当します。見直しのポイントがいくつかありますので、詳しく説明していきます。
(1)死亡保障の適正額を知る
まず、遺族補償としてかける適正額を考えることが必要です。目安は、(年収×3)+(1000万円×子供の数)ー預金残高、です。例えば年収500万円、子供2人、貯金額500万円の家庭の場合には(500万円×3)+(1000万円×2)ー500万円=3000万円、となります。
3年分の年収を用意すれば家族が新しい仕事に就くまでの備えになり、子供の教育費として1人1000万円を想定していれば十分です。
そして、子供の成長などライフステージに合わせて必要となる金額が変化していきますので、その都度見直しを行うことが必要です。子供が生まれたばかりの時などは保障を増やす必要がありますが、ある程度の貯金ができた時や住宅を購入して団体信用生命保険に加入した時、学資保険に加入してた時などは保障を減らしても良いでしょう。
(2)国の健康保険制度や会社の福利厚生を確認する
死亡保障とセットで医療保険に入る方が多いですが、医療保険に加入する前にまずは国の健康保険制度や会社の福利厚生を確認するようにしてください。
高額療養費制度といって、思い病気で長期間入院したり治療が長引いたりする場合には、医療費の負担額が高額になりますがその際の家庭の負担を軽減し一定の金額を超えた部分が払い戻される制度があります。この制度を利用すれば平均収入の方は1か月の医療費の自己負担限度額は9万円足らずで済むことになります。
さらに、会社の健康保険組合によっては付加給付制度があり、払戻額に上乗せがあることもあります。その他、年間の医療費が10万円を超える場合には、その超える部分が医療費控除の対象にもなります。
医療用の貯蓄が200万円程度あるという方は、必ずしも医療保険に入る必要はありません。医療用の貯金がどれほどあるのか、なども具体的に計算した上で検討しましょう。
出典: www.exterior-passion.com
自動車保険も、先ほどの適正割合に含まれていますので、できるだけ削減できるように見直しを行いましょう。自動車保険は通販への切り替えと補償のスリム化で節約をすることができます。
自動車保険はディーラー経由で加入すると保険料が割高になりがちです、通販型に切り替えると保険料は劇的に安くなります。SBI損保、イーデザイン損保、セゾン自動車火災保険などが候補としてあげられます。
また、補償にもメリハリをつけることが大切です。必ず「他人のための賠償保険」である対人、対物賠償の補償を無制限に設定してください。その他には「人身傷害補償保険」の検討を。これは相手がたとの示談交渉を待たずに保険金や実際にかかった損害額を受け取ることができるもので、3000万円程度のものに入っておくと安心です。
買い物をする際、食べたいものを好きなだけ買っていてはそのたびに高額の出費となってしまいます。
まずは1週間分の予算を設定して、その範囲内でお買い物をするように心がけましょう。
専業主婦の方は、毎日スーパーに出かけて安いものだけを買う、という方も多いと思います。しかし、そのために使用する車のガソリン代や労力を考えると効率の良い節約と言えるかは微妙なところです。
1週間のレシピを決めて週に1度必要なものを買うようにすれば、無駄な出費を抑えることができ、時間の節約にもつながります。
出典: www.duram.jp
そして、一つの食材にかける金額は100円と決めてしまいましょう!野菜の価格が高騰している時期などには達成が難しいこともあるかもしれませんが、このように思い切って設定することでお買い物をする際の基準ができ、必要以上に高い食材に手を出してしまう可能性が低くなります。
そして、1週間分の食材を買ったら、冷凍保存をしましょう。
肉・魚類、野菜類、ご飯・パン・麺類、とそれぞれ小分けして冷凍保存をしておけば調理の際も楽に利用でき、節約にもつながります。特に野菜は冷凍すると繊維が壊れるため火が通りやすくなり、きのこなどは旨味が凝縮されるという嬉しい効果もあります!
当然ですが、1日3食の食事は私たちの健康にとってとても大切なものです。節約を意識しすぎて野菜が不足しがちになったり栄養の少ないものに偏って健康に影響が出ては台無しなので、くれぐれもやりすぎには注意しましょう。
出典: weheartit.com
なかなか家計簿を細かくつけることができない方、節約ブログを作成して記録する方法をとってみてはいかがですか?
書くことが苦手な方も、パソコンやスマートフォンなら簡単に数字を打ち込むだけで記録することができます。また、家計簿アプリなども種類が豊富で月の支出を比較することができ、とっても便利です。
ブログに記録することで、人から見られているという良いプレッシャーがモチベーションの向上にもつながります。
そして、家計ブログをやっている方の中には、それぞれのやりくり方法を詳細に紹介している方も多々いらっしゃいます。
中には、驚くほど少ない食費でやりくりをしている方もいて、その方なりのさまざまな工夫や努力を発見することができるので、自分にも真似できそうなやりくり方法を習得することができます。
出典: weheartit.com
またブログではニックネームで登録することができ、匿名性が保たれている分、親しい友人などには話せないような詳細な家計のやりくりについて知ることができます。プロフィールなどで、母子家庭であるかどうか、自身の職業や旦那さんの職業、世帯年収など詳しく書いている方も多いので、自分と似た環境にある人を見つけて記事を読めば非常に参考になります。
やりくりを長続きさせるためには、ストレスを溜めることなく楽しく行うことが大切です。日々、どんなに節約を頑張っていても、爆発して高いブランド物のバッグを買ってしまっては意味がありません。
もちろん、高いものでも必要なものは購入して生活に役立てることは大切ですが、ストレス大爆発!の結果購入してしまった物は、きっと見るたびに切ない気持ちになる「後悔の品物」になってしまいます。
そこで、やりくりにもメリハリをつけて、とにかく長続きさせることを重視しましょう。大好きなカフェで500円のケーキセットを食べる。いつもより少し豪華なお弁当を作ってご家族でお出かけをする。などそれほどお金はかけなくてもいつもよりちょっぴり贅沢な時間を味わうことはできます。
ぜひ、無理をしすぎずに適度に頑張るスタイルで家計管理を行ってください。
出典: www.munekawa.jp
そして、モチベーションが下がらないように、定期的に通帳を確認して貯金額を見るようにすることが大切です。貯金額を見れば、今までどれほど大変な思いで節約をしてきたか、自分の頑張りが数字に表れているのでこれからも頑張ってやりくりをしていこう!という気持ちになれるはずです!
コツ・ポイント
節約・貯金に関するまとめ、いかがでしたでしょうか?固定費の見直しなどを行うことによって毎月数千円でも節約することができれば、1年では大きな差となります。不要なものは削減し、本当に必要なものにはお金をかけて、無理なく貯金ができるように、ぜひこの際に家計の見直しを行ってみてはいかがでしょうか。