ベランダやウッドデッキは、施工した当初は美しくても、風雨や太陽光にさらされるため思いのほか劣化が早いものです。構造物の最大の敵と言ってもいいのは水。この水を防ぐことで、美観も強度も保つことができます。ここでは防水塗料の種類や用途をご紹介するとともに、それぞれのDIY事例もまとめます。
キレイに保ちたい!
デッキやベランダは劣化が早い
出典: www.gazon.tv
素敵なウッドデッキやベランダは安らぎの空間の一つです。画像のデッキはさながら屋根なしのリビングのよう。でもリビングとは異なり、風雨にさらされる厳しい環境にある屋外のデッキやベランダは、想像以上に劣化が早いものです。
せっかくの場がみじめな状態になってしまう前に、しっかり保全しておきませんか?
防水塗装が効果的
屋外にある風雨にさらされる構造物の劣化要因で最も大きいのが「水」です。つまり、まずは水を防ぐことができれば長持ちする、ということになります。
ここでは、防水塗料についてまとめます。
防水塗料とは?
出典: item.rakuten.co.jp
防水塗料はその名の通り、水を防ぐ塗料のことです。防水性は汚れも防ぐ効果があります。また、コンクリート壁などの風化や白化を防いで長持ちさせる効果もあります。さらに冬期には凍結防止にも役立ちます。
とても便利な塗料と言えます。
防水塗料の分類
・合成樹脂塗料の一つです
そもそも塗料にはどんなものがあるのでしょうか。
塗料は「顔料」「添加剤」「合成樹脂」の三つに分けられます。
防水塗料はこの三つのうち「合成樹脂」に分類されます。
合成樹脂は大きく分けて、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類に分類されます。
一般的には、この順に耐久性が高く、高価です。
・それぞれ水性と油性があります
4種類に分けられる合成樹脂塗料は、それぞれが水性、油性に分類されます。塗るものにもよるため一概にそうとはいえませんが、昔から一般的に、水性よりも油性の方が長持ちすると言われています。対して水性は、油性よりも臭気が少なく環境にも優しいとされています。
そのため、溶剤(油性)と比べると臭いも少なく環境に優しい塗料の「弱溶剤(油性)」タイプが開発されています。
また、水性塗料でも油性塗料に引けを取らない性能の塗料も出てきています。
・さらに1液型と2液型に分類されます
商品としてはそれぞれが1液型と2液型に分類されます。例えばシリコン塗料でも、「1液水性シリコン塗料」があれば、「2液弱溶剤(油性)シリコン塗料」のような分類の仕方です。
1液型は主剤のみで成り立ち、2液型は主剤と硬化剤を現場で混合して使います。
1液型は溶剤が蒸発し乾燥することで塗膜となります。塗料が残った場合には、保管することができます。2液型は現場でその都度混合しなければなりませんが、硬化剤の化学反応から分子の結合が密になり、塗膜と下地との密着性が良く耐久性も高くなります。
防水塗料のそれぞれの特徴
合成樹脂塗料の防水塗料について、塗料の素材別の特徴をまとめます。
アクリル樹脂塗料
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
耐久年数が5~6年と短いため、頻繁に塗りかえることができる場所に使われることが多い塗料です。最大の魅力は、何といっても価格がリーズナブルなことです。
また発色が良く、重ね塗りなどの施工性にも優れています。高温でも変色しにくく、独特のツヤ感と滑らかさを持つことも特徴です。
ウレタン樹脂塗料
出典: paint-mart.jp
耐久年数は8~10年です。シリコン樹脂塗料が開発される以前は、屋根や外壁の塗り替え用に最も普及していた塗料です。
ウレタン系樹脂を主成分とする塗料は塗膜が柔らかく密着性に優れ、価格、耐久性、機能性などにおいてバランスが良いことから万能塗料とも言われていました。
耐候性、耐水性、耐薬性に優れており、現在でも木質や塩ビ製雨樋などの細かな箇所の塗装には多く活用されています。
ウレタン塗料の耐久年数はアクリル塗料よりは優れていますが、シリコン系塗料には劣ります。また、防汚性や紫外線への抵抗力は他の塗料よりやや劣ります。変色しやすい点も短所です。
シリコン樹脂塗料
出典: www.nakayama-saiko.com
耐久年数10~12年の塗料です。コストパフォーマンスと塗装効果では他の塗料と比較して最も優れた特徴を持ち合わせており、現在主流の塗料です。
シリコン樹脂塗料は塗る部分に合わせて塗料を使い分けることができ、塗装後の美しさと仕上がりを維持しやすい塗料と言えます。
シリコン樹脂は反応硬化型塗料のため強い塗膜を形成します。ガラス質の塗面は、艶や耐候性は良好ですが弾性が低く、クラック(ひび割れ)に追従する力が劣るため、他の塗料よりクラックが発生しやすい部分への使用には適さない場合があります。
フッ素樹脂塗料
出典: www.p-miwa.co.jp
耐久年数15~20年の塗料は建築用塗料としては最も耐久性が高いですが、価格も高いです。耐久性の長さからビルや橋梁の塗装に使用されることが多いです。
木造住宅では下地の劣化が起こる場合があるため、使用には注意が必要な場合があります。
航空機の塗装に使われるフッ素樹脂塗料は耐久性だけでなく外観も長期的に保つ効果があります。一度フッ素系塗料を使えば、長期的な外壁コーティング効果があるので、塗り直しの手間が軽減されます。耐熱性と耐寒性にも優れたフッ素樹脂塗料は、今後需要が高まっていくでしょう。
防水塗料を使ったDIY事例
防水塗料を使って塗装したウッドデッキやベランダなどのDIY事例をご紹介いたします。
ウッドデッキ施工後すぐに塗装
出典: kumatori.org
自宅のベランダにウッドデッキを作り、施工後すぐに、長持ちするように塗装をほどこした事例です。この事例では色つきの塗料を使用しています。
塗料の色にもよりますが、木材に近い色なら、施工直後の無塗装より、木材の良さが引き出される見栄えになることも多いです。
出典: kumatori.org
塗料を塗った直後はこのような状態です。
塗料は広い面積の場合はローラーで塗ることが多いですが、こちらはコテで塗った方がうまくいった事例です。むらなく美しく塗ることができています。
色褪せデッキを簡単塗装リノベ
出典: lawtray.blog.so-net.ne.jp
使い込んだウッドデッキに塗装施工している事例です。
ここで使っているステイン系塗料は合成樹脂ではなく顔料の一種ですが、浸透性の塗料なので木材に塗りやすく、ある程度の防水にもなりますので、DIY初心者には塗装練習としてもいいかもしれません。
さっと塗ることができてリニューアル効果が見えるのは魅力的です。
2段階でデッキをリフォーム
出典: basil305.cocolog-nifty.com
こちらは、2段階に分けてリフォームした事例です。
当初はウッドデッキに防水塗料を塗っただけのものでした。防水塗料だけでも、経年退色してはいますが、塗装していることで比較的きれいなまま保持されています。
出典: basil305.cocolog-nifty.com
階段をつけたり庭のしつらえを少し変えたりしたのと併せて、ウッドデッキに色つきの塗料を塗ってリフォームしたところです。防水塗料だけのデッキからはずいぶん雰囲気が変わりました。
防水塗料は塗装した上にも塗り重ねられるところも便利なポイントです。
ベランダの塗り替えを家族だけで
出典: blogs.yahoo.co.jp
10年ほど経ったベランダを、家族3名で塗装することにした事例です。屋根がないベランダなので、防水塗料を選ぶことにしました。
出典: blogs.yahoo.co.jp
ホームセンターで購入した塗料は、アクリル樹脂製の水性屋上防水遮熱塗料です。比較的安価で手に入りやすく、初心者にも塗りやすい施工性の良さが魅力です。
この画像は施工した後に雨が降ったところです。雨水をしっかり弾いている様子がわかります。
発色の良さも、アクリル樹脂塗料のいいところです。
余った塗料で玄関周りも防水
出典: blogs.yahoo.co.jp
上記の屋上防水をした後に塗料が余ってしまったため、玄関周りを防水塗装した事例です。雨がかりはもちろん、多くの出入りがある摩耗しやすい玄関部は、防水塗装することで劣化を防ぎ、安全面にも効果があります。
ベランダのひび割れにも効果的
出典: kajikawa.exblog.jp
集合住宅のプチリフォームの事例です。
ベランダの床がひび割れて、見栄えも悪くなってきたので、素人でもできる範囲で、とDIYを思いたちました。
出典: kajikawa.exblog.jp
見栄えを改善する目的も兼ねて防水塗装をしました。塗料はシリコン系塗料を使用しています。
ひび割れがどこにあったかもわからないほどの仕上がりになりました。
屋上防水塗装は断熱効果も考慮
出典: diy.1-east.net
屋上のリフォームで防水塗装をした事例です。防水塗料を選ぶ際に、屋上ということを勘案して、断熱効果がある塗料を選んで施工したものです。
カラーはライトグレーとグリーン系がラインナップされており、ここではライトグリーンを選択しました。
グレーの防水塗料と比べるとイメージが随分違います。
階段をウレタン合成樹脂で防水
出典: www.o-uccino.jp
階段を防水塗装した事例です。骨格の鉄部を下塗りした後に、速乾のウレタン合成樹脂塗料で防水塗装しました。階段は劣化してしまうと大事故につながる部分ですので、水を防ぐ塗装はとても大事です。
屋根防水はダイナミックに施工
出典: renovatedhouse.sblo.jp
中古住宅の屋根を防水塗装した事例です。
この事例では2液型のシリコン防水塗料を使っています。空の様子が反射する程美しく施工されています。
出典: renovatedhouse.sblo.jp
屋根は特に大量の雨水を受ける場所です。そのためほんの少しの隙間があればそこを縫って水がしみこんでいきます。完全に水を防がなければ防水塗装の意味が無くなってしまいますので、屋根防水に関しては、防水塗料を惜しげもなくたっぷり使って、ダイナミックに施工することがポイントです。
天然木のフェンスを防水塗装
出典: review.rakuten.co.jp
天然木のフェンスを購入してすぐに防水塗装したものです。できるだけ新しいうちに防水塗装することで、後々のメンテナンスの手間が格段に減ります。
ベランダを防水塗装してデッキに
出典: www.mituyasu.com
こちらの事例はベランダを防水塗装して、上に合板を貼ってウッドデッキベランダへとリフォームした事例です。
ベランダの場合は特に、下地や下部を防水することで、防水効果が大幅に上がります。
塗装前後の違いは歴然
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
下のデッキを塗装施工した後の様子です。塗装するだけでこれだけ明るいイメージに変わります。木材は劣化しやすく退色も早いので、安全の面からも早め早めのメンテナンスがとても大事です。
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
塗装前のウッドデッキです。根がなく周りが開けていることもあり、風雨にさらされて退色して劣化が見られます。
防水塗料を調達するには?
防水塗装をやるならまずは、適切な防水塗料を調達しなければなりません。近くにホームセンターがあれば足を運んでみるのもいいですが、店舗によっては商品の種類は限られているかもしれません。ここでは、防水塗料を販売している通販サイトをいくつかご紹介いたします。
プロも利用する通販サイト
出典: ihcmonotaro.weblogs.jp
施工用品全般を取り扱っているインターネットホームセンターの「モノタロウ」は、DIY用のみならずプロも活用する通販サイトですので、探しているものがはっきりしている場合などにはとても便利なサイトです。刷毛やローラーなどの塗装備品も充実していますので、一度のぞいてみるのもいいかもしれません。
創業100年の塗装店通販サイト
創業100年の塗装専門店が開設したウェブサイト「ペイントシティコム」です。初心者にも分かりやすいサイトには、施工動画や色見本などの情報も充実し、オーダーカラーも受け付けています。5,400円以上で送料無料なのも、専門店サイトとしてはうれしいサービスです。
DIYのニーズにこたえる
DIYに必要な塗料や品を豊富に取りそろえている「塗料屋さん.com」。関西ペイントの商品を核に、多くの商品をできるだけリーズナブルに提供しているサイトです。
日本ペイントの商品中心に販売
日本ペイントの塗料を中心に販売しているサイトです。他にもリーズナブルな価格での販売企画や、お助け情報、施工動画なども発信しています。
購入しやすく配送が早いアマゾン
塗料も豊富に取りそろえている最大の通販サイトのアマゾン。購入しやすいシステムと、配送の早さは、急に思い立ったとき、施工中に材料が足りなくなったときなどに活用するといいサイトです。
デッキやベランダは劣化が早い
出典: www.gazon.tv
素敵なウッドデッキやベランダは安らぎの空間の一つです。画像のデッキはさながら屋根なしのリビングのよう。でもリビングとは異なり、風雨にさらされる厳しい環境にある屋外のデッキやベランダは、想像以上に劣化が早いものです。
せっかくの場がみじめな状態になってしまう前に、しっかり保全しておきませんか?
屋外にある風雨にさらされる構造物の劣化要因で最も大きいのが「水」です。つまり、まずは水を防ぐことができれば長持ちする、ということになります。
ここでは、防水塗料についてまとめます。
出典: item.rakuten.co.jp
防水塗料はその名の通り、水を防ぐ塗料のことです。防水性は汚れも防ぐ効果があります。また、コンクリート壁などの風化や白化を防いで長持ちさせる効果もあります。さらに冬期には凍結防止にも役立ちます。
とても便利な塗料と言えます。
そもそも塗料にはどんなものがあるのでしょうか。
塗料は「顔料」「添加剤」「合成樹脂」の三つに分けられます。
防水塗料はこの三つのうち「合成樹脂」に分類されます。
合成樹脂は大きく分けて、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素の4種類に分類されます。
一般的には、この順に耐久性が高く、高価です。
4種類に分けられる合成樹脂塗料は、それぞれが水性、油性に分類されます。塗るものにもよるため一概にそうとはいえませんが、昔から一般的に、水性よりも油性の方が長持ちすると言われています。対して水性は、油性よりも臭気が少なく環境にも優しいとされています。
そのため、溶剤(油性)と比べると臭いも少なく環境に優しい塗料の「弱溶剤(油性)」タイプが開発されています。
また、水性塗料でも油性塗料に引けを取らない性能の塗料も出てきています。
商品としてはそれぞれが1液型と2液型に分類されます。例えばシリコン塗料でも、「1液水性シリコン塗料」があれば、「2液弱溶剤(油性)シリコン塗料」のような分類の仕方です。
1液型は主剤のみで成り立ち、2液型は主剤と硬化剤を現場で混合して使います。
1液型は溶剤が蒸発し乾燥することで塗膜となります。塗料が残った場合には、保管することができます。2液型は現場でその都度混合しなければなりませんが、硬化剤の化学反応から分子の結合が密になり、塗膜と下地との密着性が良く耐久性も高くなります。
合成樹脂塗料の防水塗料について、塗料の素材別の特徴をまとめます。
アクリル樹脂塗料
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
耐久年数が5~6年と短いため、頻繁に塗りかえることができる場所に使われることが多い塗料です。最大の魅力は、何といっても価格がリーズナブルなことです。
また発色が良く、重ね塗りなどの施工性にも優れています。高温でも変色しにくく、独特のツヤ感と滑らかさを持つことも特徴です。
出典: paint-mart.jp
耐久年数は8~10年です。シリコン樹脂塗料が開発される以前は、屋根や外壁の塗り替え用に最も普及していた塗料です。
ウレタン系樹脂を主成分とする塗料は塗膜が柔らかく密着性に優れ、価格、耐久性、機能性などにおいてバランスが良いことから万能塗料とも言われていました。
耐候性、耐水性、耐薬性に優れており、現在でも木質や塩ビ製雨樋などの細かな箇所の塗装には多く活用されています。
ウレタン塗料の耐久年数はアクリル塗料よりは優れていますが、シリコン系塗料には劣ります。また、防汚性や紫外線への抵抗力は他の塗料よりやや劣ります。変色しやすい点も短所です。
出典: www.nakayama-saiko.com
耐久年数10~12年の塗料です。コストパフォーマンスと塗装効果では他の塗料と比較して最も優れた特徴を持ち合わせており、現在主流の塗料です。
シリコン樹脂塗料は塗る部分に合わせて塗料を使い分けることができ、塗装後の美しさと仕上がりを維持しやすい塗料と言えます。
シリコン樹脂は反応硬化型塗料のため強い塗膜を形成します。ガラス質の塗面は、艶や耐候性は良好ですが弾性が低く、クラック(ひび割れ)に追従する力が劣るため、他の塗料よりクラックが発生しやすい部分への使用には適さない場合があります。
出典: www.p-miwa.co.jp
耐久年数15~20年の塗料は建築用塗料としては最も耐久性が高いですが、価格も高いです。耐久性の長さからビルや橋梁の塗装に使用されることが多いです。
木造住宅では下地の劣化が起こる場合があるため、使用には注意が必要な場合があります。
航空機の塗装に使われるフッ素樹脂塗料は耐久性だけでなく外観も長期的に保つ効果があります。一度フッ素系塗料を使えば、長期的な外壁コーティング効果があるので、塗り直しの手間が軽減されます。耐熱性と耐寒性にも優れたフッ素樹脂塗料は、今後需要が高まっていくでしょう。
防水塗料を使って塗装したウッドデッキやベランダなどのDIY事例をご紹介いたします。
ウッドデッキ施工後すぐに塗装
出典: kumatori.org
自宅のベランダにウッドデッキを作り、施工後すぐに、長持ちするように塗装をほどこした事例です。この事例では色つきの塗料を使用しています。
塗料の色にもよりますが、木材に近い色なら、施工直後の無塗装より、木材の良さが引き出される見栄えになることも多いです。
出典: kumatori.org
塗料を塗った直後はこのような状態です。
塗料は広い面積の場合はローラーで塗ることが多いですが、こちらはコテで塗った方がうまくいった事例です。むらなく美しく塗ることができています。
色褪せデッキを簡単塗装リノベ
出典: lawtray.blog.so-net.ne.jp
使い込んだウッドデッキに塗装施工している事例です。
ここで使っているステイン系塗料は合成樹脂ではなく顔料の一種ですが、浸透性の塗料なので木材に塗りやすく、ある程度の防水にもなりますので、DIY初心者には塗装練習としてもいいかもしれません。
さっと塗ることができてリニューアル効果が見えるのは魅力的です。
2段階でデッキをリフォーム
出典: basil305.cocolog-nifty.com
こちらは、2段階に分けてリフォームした事例です。
当初はウッドデッキに防水塗料を塗っただけのものでした。防水塗料だけでも、経年退色してはいますが、塗装していることで比較的きれいなまま保持されています。
出典: basil305.cocolog-nifty.com
階段をつけたり庭のしつらえを少し変えたりしたのと併せて、ウッドデッキに色つきの塗料を塗ってリフォームしたところです。防水塗料だけのデッキからはずいぶん雰囲気が変わりました。
防水塗料は塗装した上にも塗り重ねられるところも便利なポイントです。
ベランダの塗り替えを家族だけで
出典: blogs.yahoo.co.jp
10年ほど経ったベランダを、家族3名で塗装することにした事例です。屋根がないベランダなので、防水塗料を選ぶことにしました。
出典: blogs.yahoo.co.jp
ホームセンターで購入した塗料は、アクリル樹脂製の水性屋上防水遮熱塗料です。比較的安価で手に入りやすく、初心者にも塗りやすい施工性の良さが魅力です。
この画像は施工した後に雨が降ったところです。雨水をしっかり弾いている様子がわかります。
発色の良さも、アクリル樹脂塗料のいいところです。
余った塗料で玄関周りも防水
出典: blogs.yahoo.co.jp
上記の屋上防水をした後に塗料が余ってしまったため、玄関周りを防水塗装した事例です。雨がかりはもちろん、多くの出入りがある摩耗しやすい玄関部は、防水塗装することで劣化を防ぎ、安全面にも効果があります。
ベランダのひび割れにも効果的
出典: kajikawa.exblog.jp
集合住宅のプチリフォームの事例です。
ベランダの床がひび割れて、見栄えも悪くなってきたので、素人でもできる範囲で、とDIYを思いたちました。
出典: kajikawa.exblog.jp
見栄えを改善する目的も兼ねて防水塗装をしました。塗料はシリコン系塗料を使用しています。
ひび割れがどこにあったかもわからないほどの仕上がりになりました。
屋上防水塗装は断熱効果も考慮
出典: diy.1-east.net
屋上のリフォームで防水塗装をした事例です。防水塗料を選ぶ際に、屋上ということを勘案して、断熱効果がある塗料を選んで施工したものです。
カラーはライトグレーとグリーン系がラインナップされており、ここではライトグリーンを選択しました。
グレーの防水塗料と比べるとイメージが随分違います。
階段をウレタン合成樹脂で防水
出典: www.o-uccino.jp
階段を防水塗装した事例です。骨格の鉄部を下塗りした後に、速乾のウレタン合成樹脂塗料で防水塗装しました。階段は劣化してしまうと大事故につながる部分ですので、水を防ぐ塗装はとても大事です。
屋根防水はダイナミックに施工
出典: renovatedhouse.sblo.jp
中古住宅の屋根を防水塗装した事例です。
この事例では2液型のシリコン防水塗料を使っています。空の様子が反射する程美しく施工されています。
出典: renovatedhouse.sblo.jp
屋根は特に大量の雨水を受ける場所です。そのためほんの少しの隙間があればそこを縫って水がしみこんでいきます。完全に水を防がなければ防水塗装の意味が無くなってしまいますので、屋根防水に関しては、防水塗料を惜しげもなくたっぷり使って、ダイナミックに施工することがポイントです。
天然木のフェンスを防水塗装
出典: review.rakuten.co.jp
天然木のフェンスを購入してすぐに防水塗装したものです。できるだけ新しいうちに防水塗装することで、後々のメンテナンスの手間が格段に減ります。
ベランダを防水塗装してデッキに
出典: www.mituyasu.com
こちらの事例はベランダを防水塗装して、上に合板を貼ってウッドデッキベランダへとリフォームした事例です。
ベランダの場合は特に、下地や下部を防水することで、防水効果が大幅に上がります。
塗装前後の違いは歴然
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
下のデッキを塗装施工した後の様子です。塗装するだけでこれだけ明るいイメージに変わります。木材は劣化しやすく退色も早いので、安全の面からも早め早めのメンテナンスがとても大事です。
出典: store.shopping.yahoo.co.jp
塗装前のウッドデッキです。根がなく周りが開けていることもあり、風雨にさらされて退色して劣化が見られます。
防水塗装をやるならまずは、適切な防水塗料を調達しなければなりません。近くにホームセンターがあれば足を運んでみるのもいいですが、店舗によっては商品の種類は限られているかもしれません。ここでは、防水塗料を販売している通販サイトをいくつかご紹介いたします。
プロも利用する通販サイト
出典: ihcmonotaro.weblogs.jp
施工用品全般を取り扱っているインターネットホームセンターの「モノタロウ」は、DIY用のみならずプロも活用する通販サイトですので、探しているものがはっきりしている場合などにはとても便利なサイトです。刷毛やローラーなどの塗装備品も充実していますので、一度のぞいてみるのもいいかもしれません。
創業100年の塗装専門店が開設したウェブサイト「ペイントシティコム」です。初心者にも分かりやすいサイトには、施工動画や色見本などの情報も充実し、オーダーカラーも受け付けています。5,400円以上で送料無料なのも、専門店サイトとしてはうれしいサービスです。
DIYに必要な塗料や品を豊富に取りそろえている「塗料屋さん.com」。関西ペイントの商品を核に、多くの商品をできるだけリーズナブルに提供しているサイトです。
日本ペイントの塗料を中心に販売しているサイトです。他にもリーズナブルな価格での販売企画や、お助け情報、施工動画なども発信しています。
塗料も豊富に取りそろえている最大の通販サイトのアマゾン。購入しやすいシステムと、配送の早さは、急に思い立ったとき、施工中に材料が足りなくなったときなどに活用するといいサイトです。
コツ・ポイント
防水塗装は難しいのでは…と敬遠せずに、できるところからやってみませんか?最近の防水塗料の性能は素晴らしく、素人DIYでも充分に効果が実感できます。防水塗料にはアクリル、ウレタン、シリコン、フッ素と大きく分けて4種類の塗料がありますので、用途や価格を考えて適切な塗料を選ぶことをおすすめします。