これから住宅を新築しようとなさる方の中には、お子さんの成長に沿って建て替えを考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
そんな方達が一番に考えたいのがこの「子供室」ではないでしょうか?
「この家は何のために建てるのか?」と自分に問いただした時、『子供が成長して行く時間を、共に楽しみ共有したいから。』と答える方は多いのではないでしょうか?
つまりは「子育てのための家造り」そのための大事な場所が子供室です。
でもちょっと待って!
その造り方を間違えてしまうと、とっても怖い事になってしまいます。
大切なお子さん達を決して「ひきこもり」になんかしない正しい考え方で家造りしてください。
出典: 永田
今でも住まいが3LDK、4LDKと数えられている事実を見ると、特に子供室を個室の部屋数として捕らえる風潮は、あまり変わってはいないかもしれません。
しかしながら、あなたが考えている住宅が注文住宅であるならば、決してこの窮屈な考え方に縛られる必要はありません。
もう十数年以上前から社会問題になっている「ひきこもり」。
この問題に快適で何不自由なく造ってしまった個室の子供室が、大きく関わっている事実を認識しなければなりません。
孤室(個室)にしない子供室の考え方
戦後の間違った個人主義!
出典: 永田
高度経済成長下では、大量生産、大量消費が時代の流れでした。一家に1台だったテレビは2台、3台になり、一軒に1台だったエアコンは、各部屋に付けられるようになりました。エアコンの設置は人々に窓を閉める生活の快適性を与えました。
人々はますます部屋にこもり、世の中の喧騒と離れ、自分のプライバシーだけを大切にするような生活パターンにはまっていきました。
高度経済成長が終わり、昭和が平成になり、バブルがはじけてその後始末がようやく終わろうとしている現在でさえ、この流れは変わってはいません。
子育てに脱個室主義と「間」の発想を・・・。
出典: 永田
住まいというものは、家族全員が共に生活するための器です。当然その単位である家族全員のための空間から発想すべきです。
具体的には個々人の個室の集合体にしないために、「個室の足し算」で計画しないことです。
逆に家全体をひとつの空間ととらえ、時間を含めてそれをどのように「割って使うか」という発想を持つことが大切です。
簡単に言えば、日本で昔から使われていた「間」の発想を持つことです。
可変性のある間取りで子供室を!
出典: 永田
個室の集合体では不可能なこの可変性を持つ間取りは、家全体を上下階を含めてひとつの空間ととらえ、「間」の発想で部屋を考えることによって可能になります。
建物をひとつの空間として、必要に応じて仕切って使うだけなのですから、後々不要になる壁が最初から無いのです。
もし、扉や仕切りが不要であれば外せば良いし、後で造り足すことはいくらでもできます。
新築時にムダな壁を造らない、ムダな個室を造らないということは、コストの面でも有利に働くはずです。
この時と場合に応じて変えることができるという可変性も、時代に合わせて変えられる可変性と共に大切な要素です。
出典: 永田
今でも住まいが3LDK、4LDKと数えられている事実を見ると、特に子供室を個室の部屋数として捕らえる風潮は、あまり変わってはいないかもしれません。
しかしながら、あなたが考えている住宅が注文住宅であるならば、決してこの窮屈な考え方に縛られる必要はありません。
もう十数年以上前から社会問題になっている「ひきこもり」。
この問題に快適で何不自由なく造ってしまった個室の子供室が、大きく関わっている事実を認識しなければなりません。
戦後の間違った個人主義!
出典: 永田
高度経済成長下では、大量生産、大量消費が時代の流れでした。一家に1台だったテレビは2台、3台になり、一軒に1台だったエアコンは、各部屋に付けられるようになりました。エアコンの設置は人々に窓を閉める生活の快適性を与えました。
人々はますます部屋にこもり、世の中の喧騒と離れ、自分のプライバシーだけを大切にするような生活パターンにはまっていきました。
高度経済成長が終わり、昭和が平成になり、バブルがはじけてその後始末がようやく終わろうとしている現在でさえ、この流れは変わってはいません。
子育てに脱個室主義と「間」の発想を・・・。
出典: 永田
住まいというものは、家族全員が共に生活するための器です。当然その単位である家族全員のための空間から発想すべきです。
具体的には個々人の個室の集合体にしないために、「個室の足し算」で計画しないことです。
逆に家全体をひとつの空間ととらえ、時間を含めてそれをどのように「割って使うか」という発想を持つことが大切です。
簡単に言えば、日本で昔から使われていた「間」の発想を持つことです。
可変性のある間取りで子供室を!
出典: 永田
個室の集合体では不可能なこの可変性を持つ間取りは、家全体を上下階を含めてひとつの空間ととらえ、「間」の発想で部屋を考えることによって可能になります。
建物をひとつの空間として、必要に応じて仕切って使うだけなのですから、後々不要になる壁が最初から無いのです。
もし、扉や仕切りが不要であれば外せば良いし、後で造り足すことはいくらでもできます。
新築時にムダな壁を造らない、ムダな個室を造らないということは、コストの面でも有利に働くはずです。
この時と場合に応じて変えることができるという可変性も、時代に合わせて変えられる可変性と共に大切な要素です。
コツ・ポイント
「心の病」の問題を「住まい」を通して述べてきましたが、住宅が直接問題の要因になっているということではありません。
家造りが影響を及ぼすのは、あくまでも親子や夫婦や子供どうしのコミュニケーションの方法にだけです。
どんな家に住もうとも、自分からコミュニケーションを取ろうと思えば取れます。
問題は間取りによって、無意識のうちにそれができる家とそうでない家に分かれてしまうということです。
特に子育ての期間においては、このコミュニケーションの方法が極めて重要なのです。