アメリカで人気になっている定番の趣味はスクラップブッキングです。ただのスクラップではなく、いろいろな技を使ってお気に入りのものをかわいらしくスクラップする技をご紹介しています。読んだらきっとやりたくなる、スクラップブッキングを楽しみましょう!
スクラップブックとは
スクラップブックとは、思い出の写真や雑誌の切り抜きなどをかわいらしく装飾してスクラップしたアルバムのことです。日本の方でも、新聞の切り抜き記事などをスクラップして残している方もいらっしゃいますよね。
このスクラップブッキングとは、アメリカで1980年代から人気が出てきた、アルバム作りのペーパークラフトのことです。いろいろな方法や素材を使って、クラフト感覚で作っていきます。
お気に入りの写真や、子どもの成長記録、ペットの記録などを作ることが人気です。写真1枚にしてもさまざまな手法の装飾の仕方があります。すべて覚える必要はありませんが、自分が「これいいな」と思った技はぜひ実際にやってみてください。
ぶきっちょな方も、シンプルなデザインが案外ステキだったりします。まずはチャレンジしてみましょう!
お気に入りを集めたペーパークラフト
スクラップブッキングは、日本の方が考える写真の収納のアルバムとはまた違う考え方です。お気に入りの写真や旅行の思い出をスクラップブッキングして、ペーパークラフトで装飾するほか、若い子は友人との交換日記や、秘密の合言葉をスクラップブッキングして共有し、楽しむこともあります。スクラップブッキングはそうした自分自身の思い出としても残せるものです。
猫が好きなら猫でもいいですし、素敵なリボンが好きならそれをスクラップしていっても楽しいと思います。最初から完璧を求めずに、まずは自分が楽しんでみるのがいいでしょう。このペーパークラフトのスクラップブッキングは、1枚が大変な厚さになるので、あとから1枚ずつ見ていっても大変楽しいものです。そのため、思い出をしっかり残したい、という人や、写真を残したいけどアルバムではなんだか寂しい、という方にはぴったりの方法です。
アメリカではNo.1のホビー
スクラップブッキングはアメリカで1980年代から大流行し、今では文化の一つとして定着しています。子どものいるママさんから、自分の秘密の日記を残す学生さんまで、スクラップブッキングの発祥の地であるアメリカでは、大変メジャーな趣味です。
デザイン理論を知らなくても、自分の好みのものを作ることで審美眼も磨かれます。パソコンの画像加工ではけっして感じられない、手作りのペーパークラフトの楽しさがなんとも癖になります。
いろんな題材でスクラップブッキングできますので、はじめるのも簡単です。興味を持ったものについてまずはスクラップブッキングを試してみましょう。日本人の感覚でいうと、色紙にペーパークラフトするような感じです。専用の紙もありますので、まずはそこで練習してみるのもいいかもしれません。
思い出を物と言葉で残す
日本では、思い出はもののお土産や、ポストカードでそのままとっておくことが多いですよね。スクラップブッキングでは、その思い出のポストカードなどを、さらに台紙に張り付け、題名を付けて飾って残しておきます。旅行の思い出なら、帰ってきてからスクラップブッキングを作ることで、思い出して楽しめますし、そのあとスクラップを眺めることでも楽しめます。思い出をたくさん楽しめるスクラップブッキングは大変やりがいのある趣味です。
文字は英語でもいいですし、日本語でもいいと思います。自分のセンスで自由にやってみましょう。お気に入りの写真をいくつも使って、1枚のスクラップブッキングをすることもあります。私はペットの猫でやってみましたが、大変楽しい時間でした。ぜひおすすめします!
ワンちゃんや、子どもの記録用にもいいですね。
旅の思い出や成長記録に
スクラップブッキングは旅行の思い出のまとめや、子どもの成長記録にぴったりです。旅行ならみんなであとで一緒に見るのも楽しいですし、子どもの成長記録なら、大人になった子どもにプレゼントしても喜ばれるでしょう。子どもと一緒に、思い出の写真を選んでスクラップブッキングするのも思い出になりますね。
スクラップブッキングはいろんな楽しみ方があります。
あとでみるときも、子どもが大きくなって巣立っていったあとに、「あのころは自分もこんなだったな」と感慨に浸るのも楽しいと思います。ママさんも子どもと一緒に育っていますから。
旅行の思い出、子どもを妊娠されてから、出産までのおなかの写真や手作りしたものなどをスクラップブッキングしてみてはいかがでしょうか?
懐かしいな、と思うのはあっという間です。できるならその時間を全力で楽しんでおきましょう。
クロップパーティー
クロップパーティー、通称「クロパ」は、ママ友さんたちと一緒にスクラップブッキングをしたり、スクラップブッキングした作品を持ち寄ってみんなで楽しむためのパーティのことです。
みんなで材料を選んだり、意見を聞いたりしてスクラップブッキングをするのは楽しいですし、意外な方法を知ったりできるよい方法です。できあがったスクラップブッキングを見てもらうことで、お互いに刺激を与えあうことができます。
一般的には、同じスクラップブッキングの趣味の友だちや、教室などで行います。同じ趣味の友だちと会えることもすごく楽しいですよね。お互いの好きなことや子どもの成長記録を見せ合って、話し合えるのは引きこもりがちのママさんにも良いことだと思います。
子どもや大好きなペットの写真は増えてしまうもの。それをスクラップブッキングにして楽しさ3倍にしましょう!
スクラップ作りに必要な道具
スクラップブッキングにはいろいろな方法があり、そのために道具が必要になります。まずは、自分の家にあるものを使ってやってみましょう。それだけでも十分に楽しめます。
だんだんとこだわりや好みが出てきたら、自分で道具をそろえていくのがいいと思います。まずはカッターやはさみにノリがあれば十分です。私はそれでもできました。
同じ模様の紙を作るパンチや、エンボス加工のスプレーなどは、上級技なのでいきなり揃えることはありません。まずはとにかくやってみましょう。そしてスクラップブッキングの楽しさがわかったら、必要な道具にお金をかけていきましょう。
難しいことは考えず、まずは手を動かすことが、ペーパークラフトなどのDIYのコツでもあります。
アイレット
アイレットとは、「かしめ」のこと。お好きなサイズの穴をあけて、その穴にかしめをいれ、反対側からアイレットセッターという足の部分を入れ、それをつぶして固定するもの。開けた穴をスクラップブッキングの台紙に取り付けて動かせるようにしたり、ロゼッタを作って差し込んだりします。
メタルパーツとして使ってもいいのですが、今では100円ショップでプラスチックのアイレットが売っているので、それを使ってもいいでしょう。
デコレーションのために使うので、最初から買う必要はありません。自分で「使ってみたい」と思ったときにアイレットのセットを買ってみてください。
アドヘッシブ(接着剤)
アドヘッシブとは接着剤のこと。液体ののりや、ボンド、スティックのりやドットのりなど、いろんな種類があります。自分のやりたいデコレーションの種類によって変えていくのがいいと思います。
ペーパークラフトに使うならスティックのりで十分ですし、ボタンやリボンを付けたいときは、強めのボンドが向いています。
最初はスティックのりと手芸用ボンドがあれば十分に対応できますので、これも必要に応じて購入していくといいでしょう。セロハンテープも意外と役に立ちます。
はさみ
スクラップブッキングにはさみは必需品です。写真をトリミングしたり、ペーパーを切り抜いたり、リボンを切ったりするのに使います。
はさみのほかに、きれいに文字を切り抜くためにカッターがあると便利です。100円ショップのカッターでもいいですが、できればペーパークラフト用の刃を差し替えるタイプのものがあると便利です。画材店の漫画コーナーにあるスクリーントーンを切り抜くカッターが便利ですよ。
何をスクラップする?
スクラップブッキングするものは、あなたの自由です。写真でもいいですし、自分が気になる雑誌の切り抜きや、新聞記事でもいいと思います。とにかく、気になるもの、好きなものではじめるのがコツです。
自分がその写真や記事をどう思うか、それをペーパークラフトで表現するのがスクラップブッキングです。好きな洋服のコーディネートでも構わないと思います。「CUTE!」などとタイトルを付けてスクラップブッキングするだけで、あなたのお気に入りのスクラップのできあがりです。
装飾によっては、立体的になってもいいと思います。それだけ迫力がでて、素敵になります。上手に作るのではなく、自分の好きなものを組み立てるのがコツです。好きな色、好きな形で好きなものをスクラップしていくのがスクラップブッキングの楽しみでもあります。
写真
決定的な瞬間の撮影に成功!子どもにしても、ペットにしても、そんな写真は1枚や2枚ではないと思います。「面白写真撮れた!」と思ったら、スクラップブッキングの登場です。面白い写真を集めてスクラップブッキングするだけで、疲れたときにも思わず笑える鉄板のスクラップの完成です。そのスクラップは、あなたの宝物になると思います。
仕事で嫌なことがあった、最近気が晴れない、そんなときのために、お気に入りの写真をスクラップブッキングしておけば、いつでも元気が出せる魔法のアイテムの完成です。そんな風にいつでも楽しめるのがスクラップブッキングのいいところです。
特に写真は、子どもやペットのかわいい姿をいつでもみることができます。心を初心に返したいときにもぴったりです。
地図
旅行の記念のスクラップブッキングに活躍するのが地図です。本の地図でもいいですが、せっかくなので自分で行ったところの地図を書いてみましょう。「ここはきれいだった」「ここのまんじゅうがおいしかった」といった「自分情報」を載せて、地図を書いてみます。それを切り取ってスクラップブッキングすれば、世界に一つのあなただけの情報地図の完成です。
絵をかくのが苦手な人は、地図を書いてコメントを付けるだけもOK。ちゃんとスクラップブッキングすれば、思い出をいつでも思い出せる旅行地図になります。「次に行くときにはここにいきたい」とか、「ここはもう一度行きたい」というような記録を残しておけば、ふと旅行を思いついたときにスクラップブッキングから行き先を決定することもできますよ。
可能なら、イラスト付きで描いてみたいものですね。
お菓子の包み紙
友だちとシェアしたお菓子、いただいたお菓子、食べてみたらものすごくおいしかったお菓子などの包み紙をスクラップブッキングするのも素敵ですね。お菓子の包み紙は、かわいい柄やきれいな模様がついたものが多いので、そのままスクラップブッキングすると素敵な思い出になります。
「友だちとがんばって山に登ったときに食べたキャンディー、この一粒はおいしかった」というように記録しておけば、いつでもその感動を感じることができます。
その山についての地図や、名所、つらかったところなども一緒にスクラップブッキング。そうすれば、素敵な旅行記のできあがりです。もちろん、写真も一緒にスクラップブッキングしておきます。
楽しみ方は自由自在。自分が感じたことをそのまま記録に残すのが、スクラップブッキングです。
デコレーション
スクラップブッキングのデコレーションに使える素材をご紹介します。これらはあくまで素材。これをどんな風にデコレーションするかが腕の見せ所です。ボタンでオーナメントを作ったり、ペーパーを色違いで切り抜いて立体的な模様にしたり。そこがあなたのセンスが光り、かつ、オリジナリティが出てくるところです。使い方は無限大。自分好みのデコレーションをしてみましょう。
初心者さんで、「どうしたらいいかわからない」というときは、まずはいろんな人の作品を見てみましょう。「この人のスクラップブッキングが好きだな」というものが見つかったら、まずはまねをしてみましょう。最初はてこずるかもしれませんが、だんだんとできるようになっていきます。
そうしたら、だんだん自分の好みの色や形で作ってみて。お手本の中に好きなものを見つけると、上達が早いですよ。
マスキングテープ
マスキングテープは簡単にスクラップブッキングをデコレーションでき、いろんな種類があるため、大変使い勝手がよいものです。
100円ショップで自分の好みのものをいくつか買っておき、スクラップブッキングの内容に合わせて使うといいでしょう。
リボン
リボンも、子どもの成長記録などにはぜひ使いたいデコレーションです。色を決めて統一すると、スクラップブッキングに統一感がでて上手に見えます。
紙でリボンを作ることもできるので、その場合は材質感を合わせるといいと思います。
ボタン
個性的なボタンもデコレーションにはぴったりです。ボタンを使ってオーナメントを作ったり、ロゼッタを作ったりして使うとかわいいアクセントになります。
リボンと色の系統を同じにして大きさの違うものを使ってもいいですし、ボタンの色を変えて強いアクセントにしてもいいですね。
スタンプ
スタンプはちょっとしたアクセントに使うといいと思います。いろんなスタンプを用意して、このスクラップブッキングにはこのスタンプという風に使い分けるといいでしょう。
赤や黒だけでなく、カラフルなインクもあると楽しいスクラップブッキングになります。
ペーパー
ペーパーはスクラップブッキングの必需品です。文字を切り抜いて使ったり、写真をデコレーションするときには必ず必要です。たくさん用意しておきましょう。最初は色画用紙でいいと思います。カラーブロッキングやティアリングにも使えますのでとにかくたくさん用意してください。
最初は台紙の色も重要になってきます。選ぶときには気を付けてください。ペーパーでロゼッタなどをペーパークラフトすることもあります。
ステッカー
個性的なステッカーはそのまま使えるのでスクラップブッキングには便利です。旅行の思い出ならば電車の切符のステッカーを、成長記録ならば「こんなことできました」というステッカーもかわいいですね。
ステッカーを手作りすることもできます。スタンプやボタンを使ってぜひ作ってみてください。かわいいものができますよ。
ダイカット
ダイカットとは、文字や模様をパンチで切り抜いたものを言います。同じ模様をたくさん用意することや、ペーパーでできたアルファベットなどのダイカットで文字を作ることができます。おもにスクラップブッキングでは紙をパンチで切り抜く形になります。
お好きな模様のパンチを買ってしまえば、同じ形をいくらでも作れますので、スクラップブッキングに統一感が出せます。同じ模様の色違いなどのダイカットを使うとおしゃれにできます。
ラブオン
ラブオンとは、いわゆる転写シートのこと。ペーパーなどの上でラブオンをこすってペーパーに転写して使います。文字だけでなく、模様や、いろんな色のラブオンが売っています。100円ショップでも探してみてください。ラブオンは簡単に模様を付けることができるので、いろいろとおすすめです。
スクラップブックの作り方
スクラップブッキングの大まかな作り方の流れをご紹介します。このままの順番でなくてもいいです。場合によっては、「文字をメインにしたい」とか、「このデコレーションをメインにしたい」という場合もあります。今回は写真をメインにスクラップブッキングするときの手順と流れでご紹介します。
初心者さんにも優しいのが写真のスクラップブッキングです。写真はそれだけで存在感がありますから、あとのデコレーションがシンプルでも、しっかり思い出になるスクラップブッキングが可能です。ぜひ写真からはじめていきましょう。
まずはお気に入りの写真を探して。「この1枚!」という写真でスクラップブッキングをしてみましょう。出し惜しみはなしで、全力で作るのが上達のコツ。お手本を見つけて、まねしながら作ってみてくださいね。
写真を選ぶ
まずはスクラップブッキングするための写真を選びましょう。スクラップブッキングのために、デジタルカメラで撮影した写真でも、何枚か、お気に入りの写真を紙焼きしておきましょう。写真は2~3枚ずつ焼いておくと、失敗してもまたやり直せるので気が楽です。
写真は初心者さんのうちは、ちょっと大きめサイズで焼いておくのがコツ。トリミングするときに切りやすいのと、万が一切り過ぎても大きいほうがスクラップブッキングしやすいです。
写真の大きさや扱いも、最初は練習のつもりで。まずは1枚スクラップブッキングを完成させることを目標にしましょう。
写真に合う台紙を選ぶ
写真を選んだら、写真に合うデザインやイメージの台紙を選びます。スクラップブッキングキットには台紙もついていますから、そのまま使えるので便利です。
スクラップブッキング用の台紙は、ネットでも買えます。もし、手軽に済ませたいなら、100円ショップで厚紙を選んで、自分で模様を描いてもいいです。模様がなくても、色でイメージを表現することもできますよ。
何でも最初は練習です。失敗してもいいや、という気持ちでやってみましょう。
クラップする
写真をクラップします。のりで貼り付けてもいいですし、形を変えて切り抜き、周りにペーパーをつけてもいいです。お手本やスクラップブッキングキットの完成例を見て、最初はまねをしてみましょう。今回は写真がメインなので、できるだけ写真が目立つように張ります。1枚でなくてもいいです。関連する写真を切り抜いて、何枚か貼ってもいいです。
そのときには、デコレーションのイメージを考えながら貼りましょう。ここにロゼットを置いて、ボタンを置くからちょっとずらして、という感じです。デコレーションは意外とかさばるものです。デコレーションの空間や、文字の空間は広めにとっておくのがコツです。
タイトルとコメントをつける
タイトル文字をコメントを付けます。タイトル文字を一番上に持っておきたい場所は、のりをつけずに下にデコレーションを入れるようにします。文字やコメントはしっかり読めるようにわかりやすくしましょう。台紙が白なのにタイトルが黄色では、タイトルが目立ちません。色をしっかり付けて、読みやすくします。コメントはペーパーを切ってその中に書いて貼るのが一般的ですが、お手本を見てまねしたいコメントがあったらそれをまねしてみましょう。
スクラップブッキングでは、文字よりも全体のイメージを大事にしていきます。文字もデコレーションのひとつです。バランスを考えて配置してください。
デコレーションする
さあデコレーションです。ロゼッタを作ったり、リボンとボタンを組み合わせたり、いろいろなデコレーションを楽しんでみましょう。写真のイメージを強調するようなデコレーションが目標です。スクラップブッキングの楽しみはこのデコレーションにあります。じっくり時間をかけて、すてきなスクラップブッキングを作ってみましょう。
最初から完成図をしっかり考えなくてもいいです。やっていくうちに、「ここになにかポイントがほしい」とか、「ここに白がほしいな」というようなアイデアが生まれてきます。それを大事にしながらデコレーションしていってください。あなたのセンスが光るDIYです。
スクラップ作りのコツ
スクラップブッキングのデコレーションの種類を覚えることで、表現が広がります。それがスクラップブッキングの上達のコツ。まねしたい作品が見つかったら、それがどんなデコレーションなのかをしっかり調べてみましょう。「これはエンボスっていうのね」とか、「これはそんな風に作るんだ」という発見をすることが、スクラップブッキング上達のコツです。まねをするにも、「学びながら」まねをしていきましょう。
デコレーションには1種類に1パターンではありません。「オーナメントのペーパークラフトとカラーブロッキングを合わせたものが好き」というように、複雑な構成になっているものもあります。上級者さんのお手本を見て、作り方の手順がわかるようになれば、あなたもスクラップブッキングの初心者さんではなくなっているはずです。
アシッドフリー
アシッドとは酸のこと。アシッドフリーの材料を使うことで、作品の酸化を防ぎ、長持ちさせることができます。材料選びのときに気を付けてみて。作品を長く楽しむために、アドヘッシブなどに使用しないようにしましょう。
エンボス
エンボスとは、よくいう「エンボス加工」のように紙や文字が浮き上がっているように見せるデコレーションのことです。ペーパーを重ねてエンボスにすることもありますし、特定の場所にエンボス加工用のスプレーをかけて浮き上がらせることもあります。
初心者さんは、まずはペーパーのデコレーションで試してみましょう。
カラーブロッキング
カラーブロッキングとはペーパーを四角く切り出して組み合わせていくデコレーションの技のこと。同じ色のペーパーを切り出していくことからカラーブロッキングと呼ばれます。初心者さんにもおすすめの技です。
まずはペーパーを四角く切って、大小を組み合わせてみてください。うまくなると独特のデコレーションが作れます。
クロップ
クロップとは写真などをお好きな形やサイズにトリミングすること。画像加工でよくトリミングはしますよね。それを写真でするということです。スクラップブッキングのデコレーションに合わせて、写真を切り抜いたり、デザイン風の形にしたりします。上級者さん向けかもしれません。
ティアリング
ペーパーを手でちぎってデコレーションする技をティアリングといいます。ティアリングをすることで、スクラップブッキングがとても自然で、おしゃれな感じになるのが特徴です。スクラップブッキングの一部にぜひティアリングを使ってみましょう。角をティアリングしたペーパーで囲うだけで、いきいきした感じが出せます。
アルバムに保存
デコレーションが終わり、何枚かスクラップブッキングができたら、デコレーションを崩さないように専用のアルバムに保存します。枚数がそんなになくても、スクラップブッキングは見ているだけで楽しいので、お気に入りのスクラップブッキングを集めてアルバム作りをしてもいいですね。
スクラップブックキット
スクラップブッキングをやってみたい!自分も思い出を残してみたい!と思ったけど、いきなりこんな素敵に作るのは無理だなあ……なんて思ったら、ぜひ利用してほしいのがスクラップブッキングのキットです。
必要な材料と、完成のお手本が載っているスクラップブッキング入門編のキットは、初心者さんでも自分のイメージ通りのスクラップブッキングを作れるようになっている優れもの。デコレーションも簡単にできるものばかりです。
最初はキットを使って、デコレーションやクラップの基本を覚えてみましょう。そうしたら、今度はそれを組み合わせて自分のオリジナルを作ります。そうやってステップアップしていけば、無理なくスクラップブッキングが楽しめますよ。ぜひやってみましょう。
スクラップブックキットとは
スクラップブッキングのキットとは、自分のイメージに合ったものを選ぶだけで、そのスクラップブッキングを作る材料や作り方が載っている初心者さん用のセットのこと。いろんな会社からいろんな種類が出ているので、まずは自分で「これを作りたい!」というものを選んでみましょう。作り方も載っているので、これなら挫折しないでスクラップブッキングを続けることができます。
どうしてもなかなか自分のイメージを形にできない人にも、スクラップブッキングキットはおすすめ。セットをイメージで選んで、少しずつオリジナルの要素を入れていけば、だんだんと上達して自分で材料を揃えることができるようになります。
ぶきっちょさんやデザイン系の趣味が苦手な方でも、これなら誰でもスクラップブッキングを始めることができます。
Scrappers’ Club
ever ever ever
¥1,880 (税込)
スクラップブッキングのキット専門店。初心者さんでもできるキットがあるので安心して作れます。イメージが合うならおすすめです。入門キットを買ってまずはやってみてください。
キヤノンクリエイティブパーク
キヤノンクリエイティブパークでは、入門編から上級者さんまで使えるキットがかなりそろっています。スクラップブッキングをはじめるなら、ここからがいいかもしれません。子ども用、ペットの猫用、ウェディング用といろいろなキットが揃っています。
がくげいペーパースタジオ
がくげいペーパースタジオでは、さまざまな種類のスクラップブッキング用品を扱っています。自分の好みのものを自由に選ぶことができるのがいいところです。デザインのプリントをして素材を簡単に作れます。デザインイメージの材料が書いてあるので、それに合わせて選んでみて。
サンワサプライペーパーミュージアム
サンワサプライペーパーミュージアムでは、用途別にパーツが売っています。それを選んで、台紙を合わせればイメージ通りのスクラップブッキングができます。パーツのセットはいくつか買って、種類を合わせてもいいかも。シンプルからゴージャスまでパーツが揃っています。
スクラップブックとは、思い出の写真や雑誌の切り抜きなどをかわいらしく装飾してスクラップしたアルバムのことです。日本の方でも、新聞の切り抜き記事などをスクラップして残している方もいらっしゃいますよね。
このスクラップブッキングとは、アメリカで1980年代から人気が出てきた、アルバム作りのペーパークラフトのことです。いろいろな方法や素材を使って、クラフト感覚で作っていきます。
お気に入りの写真や、子どもの成長記録、ペットの記録などを作ることが人気です。写真1枚にしてもさまざまな手法の装飾の仕方があります。すべて覚える必要はありませんが、自分が「これいいな」と思った技はぜひ実際にやってみてください。
ぶきっちょな方も、シンプルなデザインが案外ステキだったりします。まずはチャレンジしてみましょう!
スクラップブッキングは、日本の方が考える写真の収納のアルバムとはまた違う考え方です。お気に入りの写真や旅行の思い出をスクラップブッキングして、ペーパークラフトで装飾するほか、若い子は友人との交換日記や、秘密の合言葉をスクラップブッキングして共有し、楽しむこともあります。スクラップブッキングはそうした自分自身の思い出としても残せるものです。
猫が好きなら猫でもいいですし、素敵なリボンが好きならそれをスクラップしていっても楽しいと思います。最初から完璧を求めずに、まずは自分が楽しんでみるのがいいでしょう。このペーパークラフトのスクラップブッキングは、1枚が大変な厚さになるので、あとから1枚ずつ見ていっても大変楽しいものです。そのため、思い出をしっかり残したい、という人や、写真を残したいけどアルバムではなんだか寂しい、という方にはぴったりの方法です。
スクラップブッキングはアメリカで1980年代から大流行し、今では文化の一つとして定着しています。子どものいるママさんから、自分の秘密の日記を残す学生さんまで、スクラップブッキングの発祥の地であるアメリカでは、大変メジャーな趣味です。
デザイン理論を知らなくても、自分の好みのものを作ることで審美眼も磨かれます。パソコンの画像加工ではけっして感じられない、手作りのペーパークラフトの楽しさがなんとも癖になります。
いろんな題材でスクラップブッキングできますので、はじめるのも簡単です。興味を持ったものについてまずはスクラップブッキングを試してみましょう。日本人の感覚でいうと、色紙にペーパークラフトするような感じです。専用の紙もありますので、まずはそこで練習してみるのもいいかもしれません。
日本では、思い出はもののお土産や、ポストカードでそのままとっておくことが多いですよね。スクラップブッキングでは、その思い出のポストカードなどを、さらに台紙に張り付け、題名を付けて飾って残しておきます。旅行の思い出なら、帰ってきてからスクラップブッキングを作ることで、思い出して楽しめますし、そのあとスクラップを眺めることでも楽しめます。思い出をたくさん楽しめるスクラップブッキングは大変やりがいのある趣味です。
文字は英語でもいいですし、日本語でもいいと思います。自分のセンスで自由にやってみましょう。お気に入りの写真をいくつも使って、1枚のスクラップブッキングをすることもあります。私はペットの猫でやってみましたが、大変楽しい時間でした。ぜひおすすめします!
ワンちゃんや、子どもの記録用にもいいですね。
スクラップブッキングは旅行の思い出のまとめや、子どもの成長記録にぴったりです。旅行ならみんなであとで一緒に見るのも楽しいですし、子どもの成長記録なら、大人になった子どもにプレゼントしても喜ばれるでしょう。子どもと一緒に、思い出の写真を選んでスクラップブッキングするのも思い出になりますね。
スクラップブッキングはいろんな楽しみ方があります。
あとでみるときも、子どもが大きくなって巣立っていったあとに、「あのころは自分もこんなだったな」と感慨に浸るのも楽しいと思います。ママさんも子どもと一緒に育っていますから。
旅行の思い出、子どもを妊娠されてから、出産までのおなかの写真や手作りしたものなどをスクラップブッキングしてみてはいかがでしょうか?
懐かしいな、と思うのはあっという間です。できるならその時間を全力で楽しんでおきましょう。
クロップパーティー、通称「クロパ」は、ママ友さんたちと一緒にスクラップブッキングをしたり、スクラップブッキングした作品を持ち寄ってみんなで楽しむためのパーティのことです。
みんなで材料を選んだり、意見を聞いたりしてスクラップブッキングをするのは楽しいですし、意外な方法を知ったりできるよい方法です。できあがったスクラップブッキングを見てもらうことで、お互いに刺激を与えあうことができます。
一般的には、同じスクラップブッキングの趣味の友だちや、教室などで行います。同じ趣味の友だちと会えることもすごく楽しいですよね。お互いの好きなことや子どもの成長記録を見せ合って、話し合えるのは引きこもりがちのママさんにも良いことだと思います。
子どもや大好きなペットの写真は増えてしまうもの。それをスクラップブッキングにして楽しさ3倍にしましょう!
スクラップブッキングにはいろいろな方法があり、そのために道具が必要になります。まずは、自分の家にあるものを使ってやってみましょう。それだけでも十分に楽しめます。
だんだんとこだわりや好みが出てきたら、自分で道具をそろえていくのがいいと思います。まずはカッターやはさみにノリがあれば十分です。私はそれでもできました。
同じ模様の紙を作るパンチや、エンボス加工のスプレーなどは、上級技なのでいきなり揃えることはありません。まずはとにかくやってみましょう。そしてスクラップブッキングの楽しさがわかったら、必要な道具にお金をかけていきましょう。
難しいことは考えず、まずは手を動かすことが、ペーパークラフトなどのDIYのコツでもあります。
アイレットとは、「かしめ」のこと。お好きなサイズの穴をあけて、その穴にかしめをいれ、反対側からアイレットセッターという足の部分を入れ、それをつぶして固定するもの。開けた穴をスクラップブッキングの台紙に取り付けて動かせるようにしたり、ロゼッタを作って差し込んだりします。
メタルパーツとして使ってもいいのですが、今では100円ショップでプラスチックのアイレットが売っているので、それを使ってもいいでしょう。
デコレーションのために使うので、最初から買う必要はありません。自分で「使ってみたい」と思ったときにアイレットのセットを買ってみてください。
アドヘッシブとは接着剤のこと。液体ののりや、ボンド、スティックのりやドットのりなど、いろんな種類があります。自分のやりたいデコレーションの種類によって変えていくのがいいと思います。
ペーパークラフトに使うならスティックのりで十分ですし、ボタンやリボンを付けたいときは、強めのボンドが向いています。
最初はスティックのりと手芸用ボンドがあれば十分に対応できますので、これも必要に応じて購入していくといいでしょう。セロハンテープも意外と役に立ちます。
スクラップブッキングにはさみは必需品です。写真をトリミングしたり、ペーパーを切り抜いたり、リボンを切ったりするのに使います。
はさみのほかに、きれいに文字を切り抜くためにカッターがあると便利です。100円ショップのカッターでもいいですが、できればペーパークラフト用の刃を差し替えるタイプのものがあると便利です。画材店の漫画コーナーにあるスクリーントーンを切り抜くカッターが便利ですよ。
スクラップブッキングするものは、あなたの自由です。写真でもいいですし、自分が気になる雑誌の切り抜きや、新聞記事でもいいと思います。とにかく、気になるもの、好きなものではじめるのがコツです。
自分がその写真や記事をどう思うか、それをペーパークラフトで表現するのがスクラップブッキングです。好きな洋服のコーディネートでも構わないと思います。「CUTE!」などとタイトルを付けてスクラップブッキングするだけで、あなたのお気に入りのスクラップのできあがりです。
装飾によっては、立体的になってもいいと思います。それだけ迫力がでて、素敵になります。上手に作るのではなく、自分の好きなものを組み立てるのがコツです。好きな色、好きな形で好きなものをスクラップしていくのがスクラップブッキングの楽しみでもあります。
決定的な瞬間の撮影に成功!子どもにしても、ペットにしても、そんな写真は1枚や2枚ではないと思います。「面白写真撮れた!」と思ったら、スクラップブッキングの登場です。面白い写真を集めてスクラップブッキングするだけで、疲れたときにも思わず笑える鉄板のスクラップの完成です。そのスクラップは、あなたの宝物になると思います。
仕事で嫌なことがあった、最近気が晴れない、そんなときのために、お気に入りの写真をスクラップブッキングしておけば、いつでも元気が出せる魔法のアイテムの完成です。そんな風にいつでも楽しめるのがスクラップブッキングのいいところです。
特に写真は、子どもやペットのかわいい姿をいつでもみることができます。心を初心に返したいときにもぴったりです。
旅行の記念のスクラップブッキングに活躍するのが地図です。本の地図でもいいですが、せっかくなので自分で行ったところの地図を書いてみましょう。「ここはきれいだった」「ここのまんじゅうがおいしかった」といった「自分情報」を載せて、地図を書いてみます。それを切り取ってスクラップブッキングすれば、世界に一つのあなただけの情報地図の完成です。
絵をかくのが苦手な人は、地図を書いてコメントを付けるだけもOK。ちゃんとスクラップブッキングすれば、思い出をいつでも思い出せる旅行地図になります。「次に行くときにはここにいきたい」とか、「ここはもう一度行きたい」というような記録を残しておけば、ふと旅行を思いついたときにスクラップブッキングから行き先を決定することもできますよ。
可能なら、イラスト付きで描いてみたいものですね。
友だちとシェアしたお菓子、いただいたお菓子、食べてみたらものすごくおいしかったお菓子などの包み紙をスクラップブッキングするのも素敵ですね。お菓子の包み紙は、かわいい柄やきれいな模様がついたものが多いので、そのままスクラップブッキングすると素敵な思い出になります。
「友だちとがんばって山に登ったときに食べたキャンディー、この一粒はおいしかった」というように記録しておけば、いつでもその感動を感じることができます。
その山についての地図や、名所、つらかったところなども一緒にスクラップブッキング。そうすれば、素敵な旅行記のできあがりです。もちろん、写真も一緒にスクラップブッキングしておきます。
楽しみ方は自由自在。自分が感じたことをそのまま記録に残すのが、スクラップブッキングです。
スクラップブッキングのデコレーションに使える素材をご紹介します。これらはあくまで素材。これをどんな風にデコレーションするかが腕の見せ所です。ボタンでオーナメントを作ったり、ペーパーを色違いで切り抜いて立体的な模様にしたり。そこがあなたのセンスが光り、かつ、オリジナリティが出てくるところです。使い方は無限大。自分好みのデコレーションをしてみましょう。
初心者さんで、「どうしたらいいかわからない」というときは、まずはいろんな人の作品を見てみましょう。「この人のスクラップブッキングが好きだな」というものが見つかったら、まずはまねをしてみましょう。最初はてこずるかもしれませんが、だんだんとできるようになっていきます。
そうしたら、だんだん自分の好みの色や形で作ってみて。お手本の中に好きなものを見つけると、上達が早いですよ。
マスキングテープは簡単にスクラップブッキングをデコレーションでき、いろんな種類があるため、大変使い勝手がよいものです。
100円ショップで自分の好みのものをいくつか買っておき、スクラップブッキングの内容に合わせて使うといいでしょう。
リボンも、子どもの成長記録などにはぜひ使いたいデコレーションです。色を決めて統一すると、スクラップブッキングに統一感がでて上手に見えます。
紙でリボンを作ることもできるので、その場合は材質感を合わせるといいと思います。
個性的なボタンもデコレーションにはぴったりです。ボタンを使ってオーナメントを作ったり、ロゼッタを作ったりして使うとかわいいアクセントになります。
リボンと色の系統を同じにして大きさの違うものを使ってもいいですし、ボタンの色を変えて強いアクセントにしてもいいですね。
スタンプはちょっとしたアクセントに使うといいと思います。いろんなスタンプを用意して、このスクラップブッキングにはこのスタンプという風に使い分けるといいでしょう。
赤や黒だけでなく、カラフルなインクもあると楽しいスクラップブッキングになります。
ペーパーはスクラップブッキングの必需品です。文字を切り抜いて使ったり、写真をデコレーションするときには必ず必要です。たくさん用意しておきましょう。最初は色画用紙でいいと思います。カラーブロッキングやティアリングにも使えますのでとにかくたくさん用意してください。
最初は台紙の色も重要になってきます。選ぶときには気を付けてください。ペーパーでロゼッタなどをペーパークラフトすることもあります。
個性的なステッカーはそのまま使えるのでスクラップブッキングには便利です。旅行の思い出ならば電車の切符のステッカーを、成長記録ならば「こんなことできました」というステッカーもかわいいですね。
ステッカーを手作りすることもできます。スタンプやボタンを使ってぜひ作ってみてください。かわいいものができますよ。
ダイカットとは、文字や模様をパンチで切り抜いたものを言います。同じ模様をたくさん用意することや、ペーパーでできたアルファベットなどのダイカットで文字を作ることができます。おもにスクラップブッキングでは紙をパンチで切り抜く形になります。
お好きな模様のパンチを買ってしまえば、同じ形をいくらでも作れますので、スクラップブッキングに統一感が出せます。同じ模様の色違いなどのダイカットを使うとおしゃれにできます。