Pod(ポッド)には、豆のサヤ、繭という意味があります。狭い空間に「こもる」感覚が、人に落ち着きと安心を与えてくれるということで、さまざまなポッド家具が作られています。今回は、ユニークなデザインで注目を集めているポッド家具をご紹介します。
HUSH(ハッシュ)
小さなテント?
こちらはイギリスの若手デザイナーである Freyja Sewell氏によるポッド家具です。一見すると、小さなテントのようですね。HUSHと名づけられたこちらの作品は、ほっこりしたぬくもりを感じさせるウールフエルトで作られています。
中に人が?
HUSHの中から手が出てきました!そうです。こちらのHUSHは、中に人が入ることができる個人的な隠れ家のようなものなんです。まさに「こもる」ことができる家具ですね。
現代社会に必要な小さな空間
HUSHのデザイナー Freyja Sewell氏は、「オフィスや公共の建物だけでなく、家の中にいてもインターネットで人々はつながりを持ちながら共存しています。それは今後ますます過密していくでしょう。休息を求めるために、平和で温かい個人的な空間を作りました」とおっしゃっています。
HUSHは10mmの厚さのウールフエルト製ですが、これは廃棄した場合も土に還元する原料です。環境にも配慮した癒し空間がHUSHです。
Abri-Boca living pod(アブリ・ボッカ・リビング・ポッド)
ドイツ人デザイナーによる作品です
ドイツのデザイナー Philipp Süssmann氏によるAbri-Bocaは、一見シンプルなマットのようです。マットは楕円形を二つ折りにしていますね。フレームのある床用クッションといった雰囲気です。
持ち運びもできるので、お部屋の中での移動も簡単です。
マットを広げると
二つ折りになっていたマットを広げると、足を伸ばして寛げるサイズになります。シンプルなフォルムが美しいですね。
オープンスペースにぴったり
Abri-bocaは「リビング・ポッド」という名前の通り、リビングに寛ぎスペースを作ることを目的としてデザインされたそうです。オープンスペースのリビングなどでも、プライベートな「居場所」として活用できます。
フレームを広げると
Abri-Boca のフレームは、ご覧のように広げることができます。まるで小さなドームのように、優しい曲線のキャノピーが出てきます。Abri-Bocaは、天蓋付きのマットレスになるんです。
完全にキャノピーを広げると
こちらは、キャノピーを完全に広げた状態です。隙間があるので、密閉状態にはなりません。この適度な空白が、落ち着きと安心を感じさせてくれるようです。
このポッド家具は、2013年のミラノ・デザインウィークに出品されました。
落ち着きのスペースに
このAbri-Bocaをデザインした Philipp Süssmann氏は、「毎日の喧騒から退避し、落ち着けるスペースを作りたかった」とおっしゃっています。オブジェとしても美しい木製のシェルに包まれて、休憩タイムを取りたくなりますね。
Wild chair(ワイルド・チェア)
ふわふわの球体に舌が!?
こちらはWild chairという名前のイスです。大きな球体は、ふわふわのフェイクファーで覆われ、まるでモンスターのようです。
このイスをデザインしたJason Goh氏は、幼いころのおばあちゃんとの思い出からインスピレーションを得たそうです。
おばあちゃんとの思い出から
子どもの頃、魚肉ボールを食事に出された際に、いつまでも食べようとせずにお箸でつついて遊んでいたJason少年に、おばあちゃんは言ったそうです。
「そうやって遊んでいると、ボールがモンスターになって反対に食べられちゃうよ!」
食べ物で遊ばずに、ちゃんと食べるようにというおばあちゃんの教えですね。その思い出を元にデザインされたのが、このWild chairです。
すっぽり包み込まれて
球形のWild chairは、中にすっぽりと体を入れると、重心がかかり、ロックされたような状態になります。ごろんごろんと転がることはないそうです。
“cocoon” chair(コクーン・チェア)
不思議なフォルム
こちらはロシア人デザイナーの Anton Ratnikov氏によるポッド家具“Cocoon” Chairです。「繭」という名前が付けられたこのイスは、ご覧の通り不思議なフォルムをしています。
植物の種のような、実のような、しゅっと細くなったトップが垂れ下がっています。ここにライトが仕込まれています。
読書にも仕事にも
上から照明が垂れ下がっているデザインなので、このイスに座りながら読書もできますし、ノートパソコンなどでのお仕事もできますね。リビングでもベッドルームでも、インテリアに違和感なく溶け込めるイスです。
前開きになっている”Cocoon chair”は、プライバシーの確保もできるようなデザインになっています。
公共の空間にも
この”Cocoon chair”は、会社や公共の空間でも活用できるようです。こちらの画像では一つずつ設置されていますが、4つを背中合わせに並べると、ちょうどぐるりと円の形になります。
COCOON(コクーン)
穴のあいた卵?
フランスのデザインスタジオBinomeのポッド家具は、まるで穴のあいている卵のようです。こちらは、インドアでもアウトドアでも使うことのできる小さなプレイハウス。Cocoonという名前が付けられています。
穴はふさいだり開けたり自由自在
本体に開いている穴には、ちょうどぴったりサイズのフタがついています。このフタをきゅっと差し込むと、穴は簡単にふさがります。
どの穴を開けておこうか、今日はここをふさごうか、と子どもたちの自由な発想で遊ぶことができます。子どもたちも「こもる」ことが好きですよね。お気に入りのおもちゃを持ち込んで遊んでくれそうなプレイハウスです。
そのほかのポッド家具
Igloo Chair(イグルー・チェア)
こちらはアメリカ製のIgloo Chairです。籐で編まれたユニークなフォルムが可愛いですね。子どもの読書空間、リーディング・ノックとして紹介されていました。
HIBERNATE(ハイバーネート)
AIMEE PEGRAM氏によるデザインのHIBERNATE。ロープを使って巣のような形を作り、樹脂で固定しています。ロープで作られた目は粗く、ほとんどカバーされていませんが、中に入ると不思議な安心感に包まれそうです。
The Cat Cocoon(キャット・コクーン)
こちらはご覧のようにネコさん用です。Warren Lieu氏によってデザインされました。ダンボールを重ねて作られたThe Cat Cocoon。外側は爪とぎにも使えるそうです。
ネコさんのプレイハウスとして、寛げる隠れ場所として、活躍してくれそうです。
小さなテント?
こちらはイギリスの若手デザイナーである Freyja Sewell氏によるポッド家具です。一見すると、小さなテントのようですね。HUSHと名づけられたこちらの作品は、ほっこりしたぬくもりを感じさせるウールフエルトで作られています。
中に人が?
HUSHの中から手が出てきました!そうです。こちらのHUSHは、中に人が入ることができる個人的な隠れ家のようなものなんです。まさに「こもる」ことができる家具ですね。
現代社会に必要な小さな空間
HUSHのデザイナー Freyja Sewell氏は、「オフィスや公共の建物だけでなく、家の中にいてもインターネットで人々はつながりを持ちながら共存しています。それは今後ますます過密していくでしょう。休息を求めるために、平和で温かい個人的な空間を作りました」とおっしゃっています。
HUSHは10mmの厚さのウールフエルト製ですが、これは廃棄した場合も土に還元する原料です。環境にも配慮した癒し空間がHUSHです。
ドイツ人デザイナーによる作品です
ドイツのデザイナー Philipp Süssmann氏によるAbri-Bocaは、一見シンプルなマットのようです。マットは楕円形を二つ折りにしていますね。フレームのある床用クッションといった雰囲気です。
持ち運びもできるので、お部屋の中での移動も簡単です。
マットを広げると
二つ折りになっていたマットを広げると、足を伸ばして寛げるサイズになります。シンプルなフォルムが美しいですね。
オープンスペースにぴったり
Abri-bocaは「リビング・ポッド」という名前の通り、リビングに寛ぎスペースを作ることを目的としてデザインされたそうです。オープンスペースのリビングなどでも、プライベートな「居場所」として活用できます。
フレームを広げると
Abri-Boca のフレームは、ご覧のように広げることができます。まるで小さなドームのように、優しい曲線のキャノピーが出てきます。Abri-Bocaは、天蓋付きのマットレスになるんです。
完全にキャノピーを広げると
こちらは、キャノピーを完全に広げた状態です。隙間があるので、密閉状態にはなりません。この適度な空白が、落ち着きと安心を感じさせてくれるようです。
このポッド家具は、2013年のミラノ・デザインウィークに出品されました。
落ち着きのスペースに
このAbri-Bocaをデザインした Philipp Süssmann氏は、「毎日の喧騒から退避し、落ち着けるスペースを作りたかった」とおっしゃっています。オブジェとしても美しい木製のシェルに包まれて、休憩タイムを取りたくなりますね。
ふわふわの球体に舌が!?
こちらはWild chairという名前のイスです。大きな球体は、ふわふわのフェイクファーで覆われ、まるでモンスターのようです。
このイスをデザインしたJason Goh氏は、幼いころのおばあちゃんとの思い出からインスピレーションを得たそうです。
おばあちゃんとの思い出から
子どもの頃、魚肉ボールを食事に出された際に、いつまでも食べようとせずにお箸でつついて遊んでいたJason少年に、おばあちゃんは言ったそうです。
「そうやって遊んでいると、ボールがモンスターになって反対に食べられちゃうよ!」
食べ物で遊ばずに、ちゃんと食べるようにというおばあちゃんの教えですね。その思い出を元にデザインされたのが、このWild chairです。
すっぽり包み込まれて
球形のWild chairは、中にすっぽりと体を入れると、重心がかかり、ロックされたような状態になります。ごろんごろんと転がることはないそうです。
不思議なフォルム
こちらはロシア人デザイナーの Anton Ratnikov氏によるポッド家具“Cocoon” Chairです。「繭」という名前が付けられたこのイスは、ご覧の通り不思議なフォルムをしています。
植物の種のような、実のような、しゅっと細くなったトップが垂れ下がっています。ここにライトが仕込まれています。
読書にも仕事にも
上から照明が垂れ下がっているデザインなので、このイスに座りながら読書もできますし、ノートパソコンなどでのお仕事もできますね。リビングでもベッドルームでも、インテリアに違和感なく溶け込めるイスです。
前開きになっている”Cocoon chair”は、プライバシーの確保もできるようなデザインになっています。
公共の空間にも
この”Cocoon chair”は、会社や公共の空間でも活用できるようです。こちらの画像では一つずつ設置されていますが、4つを背中合わせに並べると、ちょうどぐるりと円の形になります。
穴のあいた卵?
フランスのデザインスタジオBinomeのポッド家具は、まるで穴のあいている卵のようです。こちらは、インドアでもアウトドアでも使うことのできる小さなプレイハウス。Cocoonという名前が付けられています。
穴はふさいだり開けたり自由自在
本体に開いている穴には、ちょうどぴったりサイズのフタがついています。このフタをきゅっと差し込むと、穴は簡単にふさがります。
どの穴を開けておこうか、今日はここをふさごうか、と子どもたちの自由な発想で遊ぶことができます。子どもたちも「こもる」ことが好きですよね。お気に入りのおもちゃを持ち込んで遊んでくれそうなプレイハウスです。
Igloo Chair(イグルー・チェア)
こちらはアメリカ製のIgloo Chairです。籐で編まれたユニークなフォルムが可愛いですね。子どもの読書空間、リーディング・ノックとして紹介されていました。
HIBERNATE(ハイバーネート)
AIMEE PEGRAM氏によるデザインのHIBERNATE。ロープを使って巣のような形を作り、樹脂で固定しています。ロープで作られた目は粗く、ほとんどカバーされていませんが、中に入ると不思議な安心感に包まれそうです。
The Cat Cocoon(キャット・コクーン)
こちらはご覧のようにネコさん用です。Warren Lieu氏によってデザインされました。ダンボールを重ねて作られたThe Cat Cocoon。外側は爪とぎにも使えるそうです。
ネコさんのプレイハウスとして、寛げる隠れ場所として、活躍してくれそうです。
コツ・ポイント
いかがでしたでしょうか。
どれもユニークなフォルムが特徴的なポッド家具ですね。デザイン性に優れているポッド家具は、置いているだけで、オシャレな雰囲気になります。近未来的なデザインから、どこか懐かしいぬくもりのあるデザインまで、いろいろなポッド家具をご紹介しました。