「中古マンションを購入してリノベーションし、理想の暮らしを実現したい!」という方はどんどん増えてきています。色々な事例を見るとどれも素敵で、夢は膨らみます。ただ見落とさないでほしいのが、中古マンションによってはリノベーションが自由に行なえない「リノベーションの制約」があるということ。「せっかくマンションを買ったのに、想い通りのリノベができない…」とならないように、リノベーションのよくある制約についてリノベーションの事例で見てみましょう!
【Before】古さがにじみ出ているよくある仕様の中古マンションも・・・。
【After】リノベーションをすればこんな素敵な家になるんです!
【Before】よく見かける細かく部屋が区切られた間取りになっています。またこちらは柱で支えられているラーメン構造ですが、赤いマルの部分のような壊せない壁がある物件でした。
【After】それが、リノベで広い部屋に大きくしたことで、こんな素敵な間取りになりました!壊せない壁を上手く活用しながら、寝室・子ども部屋部分とリビングダイニング部分をエリア分けした、機能的なカッコいい間取りに仕上がりました。
様々なリノベーションの制約とその制約を上手く活用した事例
「自分も中古マンションを購入してリノベーションしたい!」という方にお伝えしたいのが、実はリノベーションが比較的自由に行える物件とそうでない物件があるということ。「折角買ったのに思い通りのリノベができない・・・」とならないよう、3つの注意点と、その制約を上手く利用した3つのリノベ事例をご紹介します!
壊せる壁と壊せない壁
ラーメン構造のマンション
マンションの壁には構造上取り払っても問題のない壁と問題のある壁があります。柱と梁という線で構成されたラーメン構造の建物なら、室内の壁はほぼ壊せる造作壁なので、間取りを自由に変えやすい特徴があります。
壁式構造のマンション
しかし壁自体が構造体となっている壁式構造の場合は、室内に壊せない壁が出てきます。そのため、壁を取り払って広々としたスペースに作り替えるといった計画には適していません。
昭和40年代頃に建てられた築古のマンションはこの壁式構造となっている場合が多く、「中古マンションを買って広々リビングを・・」と考えても実際できないこともあるので注意が必要です。
壁式構造の物件が・・・。
【Before】解体時の写真ですが、このように躯体壁に囲まれていて、間取りの変更がほとんどできない物件でした。
躯体壁を活かしたカッコいいテイストに!
【After】躯体壁を表して、無骨ですが無垢床と併せてカッコいいリノベに。
キッチンもこのように!
【After】キッチンの場所も躯体壁に囲まれていたので変更できませんでした。しかしこのように統一感のあるキッチンのテイストにしたことで、海外のコンドミニアムのような雰囲気のキッチンに。また奥まった場所にキッチンがあることも、来客が来た時もキッチンを片付ける手間はぶけるというメリットがあることもわかりました。
直床と直天井
一定数の築古マンションは、コンクリートの床スラブに直接畳や絨毯が敷いてあったり、天井のコンクリート面に直接塗装がしてあったりするケースも多く見られます。その場合、リノベーションで既存の状態より天井高を上げることが不可能になります。
直床工法は床スラブの上に、直接フローリングなどの仕上げを行う工法です。無垢のフローリング材を貼る場合は遮音対策が必要となり、4〜15センチ程度高さが高くなり、その分の天井の高さが低くなります。
直床直天井の物件も・・・。
【Before】こちらのお部屋は団地の一室ですが、天井が高く見えるのは直天井だから。これ以上天井も上げられない上に床も下げられませんでした。
【After】リビングダイニングの床はコンクリートの躯体をモルタルで仕上げることで、床を下げてに天井高を確保しました。水回りは給排水管があるため床は下げられませんでしたが、リビングダイニングと水回り部分に段差をつけることで、メリハリのある間取りを作ることができました。
水回りの位置
間取り図にある「PS」という場所。このPSは「パイプスペース」の略。最上階から1階まで給排水管が貫かれています。水回りの給排水はこの給排水管から取ってるので、PSから水回りから離れれば離れる程、床が上がってしまいます。
その理由を断面図で説明してみるとこうなります。
お風呂などの水回りは、給排水管の場所から離れれば離れる程、排水の勾配をつけるため、床が上がってしまいます。
水回りの位置の変更も・・・。
こちらの物件は元々窓側にお風呂はなかったものの、お客様たっての希望で窓側に位置を大幅に変更しました。その結果、写真にあるように配管の勾配を取るために床は上がりましたが、リビングからお風呂場への小上がりを作ったことで、リビングの床を上げずに逆にメリハリのある間取りをつくることができました。
リビングダイニングから水回りの段差が大きいですよね。
床を上げた分天井は低くなりましたが、窓から陽の光が入ってくる気持ちいいバスルームになりました。
中古を買って、リノベーション。
この他にも団地リノベをする際の注意点はたくさんあります!
さらに詳しく知りたい方はEcoDeco代表の谷島の著書「中古を買って、リノベーション」を参照を!以下からクリック!
リノベーション相談室
「実際に中古マンションを購入してリノベーションをしたい!」
「でも何から、どのようなことを準備すればいいのかわからない・・」
そんな方はお気軽に以下のボタンからクリックしてお問い合わせを!
【Before】古さがにじみ出ているよくある仕様の中古マンションも・・・。
【After】リノベーションをすればこんな素敵な家になるんです!
【Before】よく見かける細かく部屋が区切られた間取りになっています。またこちらは柱で支えられているラーメン構造ですが、赤いマルの部分のような壊せない壁がある物件でした。
【After】それが、リノベで広い部屋に大きくしたことで、こんな素敵な間取りになりました!壊せない壁を上手く活用しながら、寝室・子ども部屋部分とリビングダイニング部分をエリア分けした、機能的なカッコいい間取りに仕上がりました。
「自分も中古マンションを購入してリノベーションしたい!」という方にお伝えしたいのが、実はリノベーションが比較的自由に行える物件とそうでない物件があるということ。「折角買ったのに思い通りのリノベができない・・・」とならないよう、3つの注意点と、その制約を上手く利用した3つのリノベ事例をご紹介します!
ラーメン構造のマンション
マンションの壁には構造上取り払っても問題のない壁と問題のある壁があります。柱と梁という線で構成されたラーメン構造の建物なら、室内の壁はほぼ壊せる造作壁なので、間取りを自由に変えやすい特徴があります。
壁式構造のマンション
しかし壁自体が構造体となっている壁式構造の場合は、室内に壊せない壁が出てきます。そのため、壁を取り払って広々としたスペースに作り替えるといった計画には適していません。
昭和40年代頃に建てられた築古のマンションはこの壁式構造となっている場合が多く、「中古マンションを買って広々リビングを・・」と考えても実際できないこともあるので注意が必要です。
壁式構造の物件が・・・。
【Before】解体時の写真ですが、このように躯体壁に囲まれていて、間取りの変更がほとんどできない物件でした。
躯体壁を活かしたカッコいいテイストに!
【After】躯体壁を表して、無骨ですが無垢床と併せてカッコいいリノベに。
キッチンもこのように!
【After】キッチンの場所も躯体壁に囲まれていたので変更できませんでした。しかしこのように統一感のあるキッチンのテイストにしたことで、海外のコンドミニアムのような雰囲気のキッチンに。また奥まった場所にキッチンがあることも、来客が来た時もキッチンを片付ける手間はぶけるというメリットがあることもわかりました。
一定数の築古マンションは、コンクリートの床スラブに直接畳や絨毯が敷いてあったり、天井のコンクリート面に直接塗装がしてあったりするケースも多く見られます。その場合、リノベーションで既存の状態より天井高を上げることが不可能になります。
直床工法は床スラブの上に、直接フローリングなどの仕上げを行う工法です。無垢のフローリング材を貼る場合は遮音対策が必要となり、4〜15センチ程度高さが高くなり、その分の天井の高さが低くなります。
直床直天井の物件も・・・。
【Before】こちらのお部屋は団地の一室ですが、天井が高く見えるのは直天井だから。これ以上天井も上げられない上に床も下げられませんでした。
【After】リビングダイニングの床はコンクリートの躯体をモルタルで仕上げることで、床を下げてに天井高を確保しました。水回りは給排水管があるため床は下げられませんでしたが、リビングダイニングと水回り部分に段差をつけることで、メリハリのある間取りを作ることができました。
間取り図にある「PS」という場所。このPSは「パイプスペース」の略。最上階から1階まで給排水管が貫かれています。水回りの給排水はこの給排水管から取ってるので、PSから水回りから離れれば離れる程、床が上がってしまいます。
その理由を断面図で説明してみるとこうなります。
お風呂などの水回りは、給排水管の場所から離れれば離れる程、排水の勾配をつけるため、床が上がってしまいます。
水回りの位置の変更も・・・。
こちらの物件は元々窓側にお風呂はなかったものの、お客様たっての希望で窓側に位置を大幅に変更しました。その結果、写真にあるように配管の勾配を取るために床は上がりましたが、リビングからお風呂場への小上がりを作ったことで、リビングの床を上げずに逆にメリハリのある間取りをつくることができました。
リビングダイニングから水回りの段差が大きいですよね。
床を上げた分天井は低くなりましたが、窓から陽の光が入ってくる気持ちいいバスルームになりました。
中古を買って、リノベーション。
この他にも団地リノベをする際の注意点はたくさんあります!
さらに詳しく知りたい方はEcoDeco代表の谷島の著書「中古を買って、リノベーション」を参照を!以下からクリック!
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